Part5
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 04:35:09.46 ID:
drur1Yid0
魔王「はい、ビール」
姫様「さんきゅー。あっ、ワインは?」
魔王「赤か白か聞き忘れたから、どっちも持ってきた」
姫様「気が利くねー、グラスは?」
魔王「後で取り入ってくるよ。・・・はい、ビール?」
町娘「・・・おう」
魔王「ん?顔赤くない?もう飲んでたの?」
町娘「ばっ・・・、赤くねーよ!さっさとよこせ!」
勇者「俺にもよこせ」
魔王「ほんと、ペース早いな。・・・僕もビールっと」
勇者「ま、味わうほど洒落たもんじゃねーからな」カシュ
姫様「乾杯しよーぜ!」カシュッ
魔王「あ、ごちそー様です。お釣りとレシート」
姫様「たらふく飲めよー」ヒラヒラ
300 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 04:41:07.14 ID:
drur1Yid0
町娘「・・・ん」カシュッ
姫様「ほい、かんぱーい!」
勇者「乾杯」
魔王「カンパーイ」
町娘「かんぱーい」
姫様「んぐっんぐっんぐっ・・・ぷはぁー!やっぱうめーな!」
勇者「そういや酒なんて久しぶりだな」ゴクゴク
町娘「あー、連日二日酔いかよ・・・」
魔王「あ、あんまり飲み過ぎないようにしないとまた・・・」
町娘「また?」
魔王「な、なんでもない」
301 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 04:46:47.49 ID:
drur1Yid0
勇者「つーか・・・、お前、話すことあんの忘れんなよ?」
魔王「あー、うん。それは大丈夫」
勇者「こうしといてなんだけどよ、まだ完全に許したわけじゃねーんだ」
勇者「・・・まぁ、許す許さないの話じゃねーけど、内容によっては叩き斬るからな」
魔王「うん・・・、肝に銘じておくよ」
姫様「勇者てめー、酒が不味くなんだろー」グリグリ
勇者「くすぐってーよ。・・・ん、まぁなんだ、とにかく飲もーぜ」
町娘「飲んでて平気なのか?魔王のこと斬るんだろ?」
勇者「はっ、酔っ払っても剣くらい振れるっての。勇者だからな」
町娘「へー、そいつは楽しみだな」
魔王「ちょ・・・!僕を斬ること前提で話が進んでる・・・!」
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 04:55:41.77 ID:
drur1Yid0
そろそろ眠いぜ・・・、テンション的には高いのに・・・。
一回寝ます。やっぱ直書き難しいな、みんなどんくらいかけるんだろ?
とりあえず今はここまで。自分でも終わりがよく見えないぜ。
ありがとうございましたーノシ
304 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 05:00:05.16 ID:A++FXfM4O
楽しみにしてる
305 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 05:05:22.25 ID:jwB7iHRv0
寝るか・・・誰か保守を・・・
306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 05:08:47.74 ID:ViBB1E9zP
これは面白いスレを見つけた 保守させてくれ
307 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 05:09:41.41 ID:0+ZpjVgcO
面白かった。
続き期待してるよー!
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 07:04:45.94 ID:L8Misb/4O
ほ
319 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 07:10:41.24 ID:DNol4ep10
さ
320 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 07:29:44.83 ID:99olpENz0
か
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 07:37:48.76 ID:AYxXnyVw0
せ
322 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 07:53:49.19 ID:ViBB1E9zP
っ
323 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 08:09:16.23 ID:tC7qYPCvO
く
324 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 08:09:52.18 ID:8OE1xxdXO
す
325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 08:11:12.43 ID:/obqWXQ+O
を
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 08:12:06.78 ID:fvYjqKq70
舘
327 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 08:15:01.18 ID:tC7qYPCvO
ぴ
328 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 08:19:08.30 ID:LwA3WLhTO
く
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 08:22:59.43 ID:mZBne5QW0
と
330 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 08:34:59.26 ID:cTxp0BeyO
ホ
331 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 08:35:32.64 ID:L2R0w2u80
モ
332 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 08:38:57.22 ID:zYCR65OwO
セ
333 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 08:49:45.81 ID:kCq8k3kR0
ッ
334 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 08:52:24.22 ID:V/brse4zO
ト
355 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 12:16:49.20 ID:
drur1Yid0
スーパー習字タイム
356 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 12:17:57.44 ID:pmlduCIJ0
ヒャア!書き初めだァーーー!!
360 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 12:48:27.10 ID:
drur1Yid0
保守どーもでした
ぼちぼち再開して行きます!
361 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 12:50:47.09 ID:UbQvOF570
キタ――(゚∀゚)――!!
363 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 12:53:27.70 ID:
drur1Yid0
勇者「んで・・・、何だっけ?ああそう、理由理由」
魔王「とんでもなくおざなりになってきたな」
姫様「えっと、私を攫って交渉しようとしたんだよな?」グビグビ
魔王「・・・うん、そう」
姫様「交渉って、父上にだよな?なんだ、金か?」
魔王「ち、違うよ。お金なんかじゃない」
勇者「そもそも交渉ってのが、なぁ。人間臭ぇぞ」
姫様「もっと魔王らしく、ずがーんとばごーんと下品に解決できなかったのか?」
魔王「そんなことしたって、勝ち目無いでしょ」
勇者「へぇ、やっぱ相当知恵あんだな。上から目線で申し訳ねーけどよ」
姫様「そうだなー、戦ってたら苦戦してたかも」パクパク
368 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 13:01:42.87 ID:
drur1Yid0
町娘「・・・こいつに苦戦?どーいうこと?」グビグビ
勇者「あー、こっちとしては、単純に突っ込んでこられたほうが、倒しやすいんだ」
姫様「そもそも魔物ってのはな、凶暴なだけで、その思考回路は単純なんだ」
町娘「へぇ」
勇者「喋れる位の知恵を持った魔物。・・・『魔人』、ってとこか」
勇者「こっちの魔物対策としてはぶん殴って黙らせるだけだが、魔人はそこを掻い潜ってく」
町娘「掻い潜る?」
勇者「作戦を立ててくんだよ。わざわざ『待ち』の状態作ったり、人攫ったり」
姫様「そうすると、単純に殴って終わんないからさ。面倒なん」グビグビ
町娘「それじゃ、コイツが『魔物にしては頭いい』、ってことなのか?」
魔王「その評価はずいぶんだなぁ」ゴクゴク
勇者「まぁ、そーいうこった。人間様はどーしても上から目線でしか評価できねーけどよ」
勇者「コイツは、相当頭がよくできてる。ドンパチやらねーあたりがな」
364 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 12:53:54.39 ID:V/brse4zO
なんで>>1は昼からPCさわれるん?
369 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 13:08:01.07 ID:
drur1Yid0
>>364
名誉のために木曜日だからと言っておこう・・・!
姫様「んじゃ、いい加減交渉の内容だけど」
魔王「ああ、うん」
勇者「もともと戦いが好かねーんだろーけど、そんなやつらが人攫いだ」
勇者「結構な理由なんか」
魔王「ん、どうだろ。僕にもそのあたりはよくわかんないんだけど」
町娘「・・・・・・・・・」ゴクゴク
魔王「・・・そうだなぁ。ここから北に歩いたところに、小さな村があるんだ」
姫様「村?そんなもんあんの?」
魔王「あるんだよ。意図的に隠してあるんだけど」
勇者「お前、それって・・・」
370 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 13:09:42.03 ID:nHPuUL3DO
>>369
特定した
371 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 13:10:41.53 ID:Hpxh2gIx0
>>369
だいたい把握
372 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 13:11:26.72 ID:6/ni3smb0
>>369
理解納得
373 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 13:15:11.92 ID:
drur1Yid0
魔王「うん、そう」
魔王「その村には、魔物―――君らが言う、魔人しか住んでない」
姫様「なっ、聞いてないぞ?魔人が、村を作るなんて・・・」
魔王「僕らが始めてなのかな?村ってほどでもないんだけど・・・」
魔王「とにかく、一箇所に集まって、暮らしてる」
勇者「・・・はぁ、んなことあんのか・・・」
町娘「・・・そんなに、めずらしいことなんか?」ゴクゴク
勇者「あん?」
町娘「こいつらも生きてんだから、集まって暮らすようになんのはフツーだと思うけど・・・」
勇者「・・・魔物、魔人ってのは、本来仲間意識が低いんだ」
姫様「だから仲間が殺されたところで泣かないし、そもそも『仲間』なんて意識、ないんだよ」
勇者「一箇所に集まって暮らすなんて、結構すげーことだ」
376 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 13:23:17.38 ID:
drur1Yid0
町娘「ふーん・・・」ゴクゴク
魔王「僕らは、意図的に魔力を隠すことが出来るんだ」
魔王「僕なんかは、他人のも隠せる位だからねー」グビグビ
町娘「・・・お前、結構優秀なんだなー」
魔王「仮にも魔王だからね。っていうか君がないがしろに扱いすぎるんじゃないかな!?」
姫様「そんなもん、コソコソ暮らさなきゃいーのに」
魔王「・・・魔人がかたまってるところだからさ、そういうわけにもいかないんだよ」
勇者「そりゃそーだ。ハンターなんかも居やがるからな」
魔王「・・・そうやって僕らは隠れながら暮らしてるんだけど、それでも・・・」
魔王「・・・それでも、たまに村の住人が殺されてるんだよね」
380 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 13:30:10.29 ID:
drur1Yid0
町娘「っ・・・」
姫様「なっ・・・!?」
勇者「・・・・・・・・・」
魔王「どっちが悪いかは、分かんない」
魔王「とにかく、『魔人が人間に殺されてる』」
魔王「これはマズいなぁ、って。隠れながら暮らすのも、時間の問題だなって」
姫様「阿呆っ!!そんな悠長な問題じゃねーだろ!?」
姫様「仲間殺されて、ヘラヘラしてんのかてめーはッ!?」バンッ
勇者「落ち着け、姫。言ったろ、こいつらは仲間って概念がねーんだ」
魔王「うん。魔人は自分のことしか考えてないから、君みたいに憤らなかった」
勇者「でも、立ち上がったのか?」
姫様「・・・っ」
魔王「・・・うん。そうしないと、『仲間が死んでく』からね」
381 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 13:36:06.54 ID:
drur1Yid0
町娘「・・・・・・・・・」
姫様「・・・・・・・・・」ギリッ
勇者「・・・んで、お前はどうした」
魔王「とにかく、認めてもらおうと思った」
魔王「僕らの中には、確かに人間を殺すやつらも居るし、これから殺すかも知れない」
魔王「・・・でも、村に関しては別。バレたら、村が潰されるのは時間の問題だし」
魔王「個人については文句言えないけど・・・」
魔王「少なくとも、何もしてないやつが死ぬのは、嫌だった」
町娘「・・・・・・・・・」
魔王「だから、まずは認めてもらおうと思ったんだ」
魔王「村がそこにあることの、無害さを」
375 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 13:21:48.98 ID:uENQh786O
「木曜 休日」で検索したら歯科医が出た…
>>1はお医者さんか…
377 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 13:23:55.50 ID:nkj5+TmJO
>>375ばっか!自宅を警備するあの人だよ
378 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 13:26:55.57 ID:6/ni3smb0
>>377
え
382 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 13:37:26.95 ID:
drur1Yid0
木曜日だからって言ってんだろぉぉぉぉぉ!!!
遅お昼食べてくるぜぇぇぇぇぇ!!!
383 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 13:39:09.59 ID:nHPuUL3DO
いってら
早く戻ってきてよね///
384 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 13:39:32.88 ID:Hpxh2gIx0
>>382
いてらー
さて楽しい保守タイムですよっと
388 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 13:48:10.14 ID:
drur1Yid0
チョコパイアイスおいしいです
389 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 13:50:42.39 ID:bpoMAdfli
>>388
じゃぁそいつを食いながら再開しようか
390 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 13:55:12.40 ID:
drur1Yid0
魔王「・・・っていっても、それこそ村がバレたら元も子もないし」
魔王「色々考えたんだけど・・・」
勇者「それで、誘拐か?」
魔王「・・・人間の魔人差別は、相当なものでしょ?」
魔王「ま、差別されるだけのことはしてるし、これからもするかもだけど」
姫様「・・・・・・・・・」ゴクゴク
魔王「だから、姫を攫おうと思った。君の国は治安も良いし、雰囲気もいいから」
勇者「・・・ちょっとまて、意味分からん。差別をなくすために、攫った?」
勇者「それって逆効果だろ?そもそもお前らの誘拐の理由は、交渉じゃねーのか?」
魔王「それもあるけど・・・、もう一つ。姫に、魔人のことを知ってもらおうと思った」
姫様「・・・私に?」
392 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 14:04:43.36 ID:
drur1Yid0
魔王「・・・交渉の内容は、僕らの村を、『国』だと認めてもらうこと」
魔王「流石に、村として引き込んでもらうのは虫が良すぎるからね」
勇者「・・・・・・・・・」
魔王「・・・そして、誘拐してきた姫様に、魔人の良さを知ってもらおうと思ってた」
魔王「そうすれば、少しは交渉が緩くなるかなぁ、って」
町娘「・・・相変わらず、甘ったるいな」
魔王「え、そう?かなり考えたんだけど・・・」
勇者「・・・魔人がやることじゃねぇよ、なぁ」
姫様「あくまで平和的に、ってこと?」
魔王「そ、そうだけど・・・」
勇者「はぁ。なーんか、拍子抜けした」
魔王「え?なんでそんなにテンション下がってんの?」
391 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 13:56:51.45 ID:S58JBOJiO
ヤバい、いま書き貯めてるSSと内容が被ってるwww
393 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 14:07:41.80 ID:6/ni3smb0
>>391
あっそ、それで?だから?
394 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 14:09:20.56 ID:
drur1Yid0
>>391
気にしないで書こうぜ!
勇者「だって・・・、なぁ?」
町娘「魔王なんだから、もっとバーッと、力で解決するもんじゃねーの?」
魔王「むむむ無理無理!そんなん、無理だって!」
勇者「お前、結構魔力は強いほうなんじゃねーの?」
魔王「そ、そうだけど・・・。殺すのも殺されるのも、嫌だし・・・」
町娘「・・・んでそんなにナヨナヨしてんだよ!びしっとしろびしっと!!」バンバン
魔王「痛い!そ、そんなこと・・・」
勇者「そもそも、誘拐ミスった時点で計画お釈迦になってんじゃねーか」
魔王「うっ・・・!それは面目ない・・・」
399 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 14:20:53.76 ID:
drur1Yid0
勇者「・・・んじゃ、これからどうすんだよ」グビグビ
魔王「どうしようかなぁ・・・」
姫様「村のことはあきらめんのか?」
魔王「あきらめないよ。・・・そうだなぁ」
魔王「このまま姫様に残って貰うのが理想的なんだけど・・・」
勇者「はぁ?置いてけってのか?」
魔王「やっぱり無理かな」
姫様「私は構わないぞ。面白そうだし」
勇者「黙ってろタコ。・・・このまま姫が攫われたほうが大問題だろ?」
町娘「なんで?」
勇者「あのなぁ。俺とお前でのこのこ帰って、『姫が攫われた』なんて言ったらどうなる」
397 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 14:17:35.36 ID:u2rtZyAUO
おいさっさと書け
夜勤だからそろそろ寝ときたいんだよ…
398 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 14:18:42.86 ID:A4hf45+Y0
>>397
あっそ、それで?だから?
400 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 14:25:16.78 ID:
drur1Yid0
>>397
頼むから寝てくれw
多分夜まではかかるからさー
町娘「?どーなんだ?」
勇者「この城に、国の兵がワラワラ集まってくんだろーが」
姫様「でも、コイツらは魔力消してるから、平気なんじゃないか?」
勇者「甘ぇよ。城から帰った俺達が、城の場所をゲロっちまう」
姫様「はー?んだよ勇者、酒の友を売ろうってのか?グビグビ
勇者「俺はともかく、問題はコイツだタコ」
町娘「あたし?」
勇者「拷問にでもかけられたら、どうする。吐く吐かねーじゃねーぞ」
勇者「そんなもん、お前に耐えられんのかよ、魔王」
魔王「!」
404 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 14:29:47.57 ID:
drur1Yid0
町娘「はぁ?お前、あたしを見くびってんのか?」
勇者「だから、そうじゃねーって・・・」
魔王「そ、それは駄目だ!」
町娘「・・・は?」
魔王「そ、そんなのよくないよ!駄目!帰っちゃ駄目!」
町娘「・・・じゃあ、村はどーすんだよ」
魔王「それは・・・」
町娘「村のことはあきらめんのか!?それこそ駄目じゃねーか!!」
魔王「でも・・・」
町娘「でもじゃねーよ!成功させたかったら、黙ってあたしを帰して、姫様をもてなせ」
町娘「何されっか分かんねーけど、ま、大丈夫だろ」
魔王「!」
町娘「お前のことは、死んでも黙っといてやっから」
406 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 14:34:20.64 ID:
drur1Yid0
魔王「そんなの・・・、駄目だって!」
町娘「はぁ?ったく聞き分けのねーやつだな!」
魔王「駄目ったら駄目だ!認めない!君は返さないからな!」
町娘「てめ・・・、じゃあ、どうすんだよ!?村は!?」
魔王「そ、それは・・・。なんとかする」
町娘「なんとかって、どーすんだよ!?」
魔王「とにかく!君は返さないよ!」
町娘「はっ!ぜってー帰ってやるからな!!」
勇者「・・・はーい」ピン
姫様「はい、勇者くん」
勇者「俺は帰ったらゲロりまーす」
町娘「あ・・・?んだと、てめぇ・・・」
410 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 14:39:11.97 ID:
drur1Yid0
勇者「だって痛いの嫌だからなー」グビグビ
町娘「てめ・・・!それでも勇者か!!」
勇者「んじゃ、魔王は俺を殺すか、この城に留めるしかねーよな」
魔王「そ、そうなるけど」
勇者「姫はこのまま人質だし、っとなるとお前は一人で帰るしかねーわけだが・・・」
町娘「・・・て、てめぇ・・・」
勇者「・・・気をつけてなー」ヒラヒラ
町娘「お前・・・!じゃあどーすんだよ?こいつらの村は・・・!」
勇者「どーしたって、今すぐなんか出来る状況じゃねーんだよ」
勇者「なんか、あるだろ。なんか」
町娘「んな悠長な・・・」
姫様「・・・・・・・・・」
412 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/08(木) 14:45:25.51 ID:
drur1Yid0
魔王「・・・あれ?」
町娘「あぁ?どうかし・・・姫、顔青くね?」
姫様「・・・ぎもぢわるい・・・」
町娘「うぇぇ!?ばっ、んなガバガバ飲むからだっ!!」
魔王「え!?が、我慢できる!?ど、どうしよ、洗面器・・・」
姫様「・・・さすが私・・・、青い顔も美し・・・、うぇ、吐きそう・・・」
町娘「ちょ・・・!もー少し我慢しろ!魔王!洗面器!!」
魔王「と、トイレのほが早いかも!!動かせる!?」
町娘「おい勇者!てめーも手伝え!!」
勇者「・・・悪ぃが俺は・・・、そろそろ眠気が・・・、限界・・・」
町娘「保護者ー!!」
魔王「揃いも揃って下戸!?」
姫様「・・・あ、姫限界」
町娘「待て、もう少しで、ちょ、おぃぃぃぃぃぃいい!!??」