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魔王「今日も平和だ飯がうまい」
Part3


267 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/24(日) 22:36:26.26 ID:0ReHhxnt0
魔物「しかし魔王様も立派になったもんだね」
魔王「そうか?」
魔物「オレはあんたがちっちぇえ頃から知ってるからな。よく分かるよ」
魔王「ああ………」
魔物「先代様も、今のあんたを見れば喜んでくれるはずさ」
魔王「…そうだと、良いのだがな」

269 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/24(日) 22:42:14.51 ID:0ReHhxnt0
某国王都付近─
魔王「ふむ…静かだな」
側近「一般の住民は移住したって話だ」
魔王「では、中にいるのは」
側近「兵士と……国王だよ」
魔王「国王か………」

270 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/24(日) 22:46:38.69 ID:0ReHhxnt0
魔王「……っく」
側近「?」
魔王「く……く…ふははははははは!!!」
側近「お、おいどうした」
魔王「これが笑わずにいられるか側近よ!」

272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/24(日) 22:52:06.93 ID:0ReHhxnt0
魔王「我が復讐が!我が悲願が!目と鼻の先にあるのだぞ!!」
側近「へいへい……落ち着けよ。ったく…不安だ……」
魔王「安心しろ。ちゃんと、私の役目と皆の役目はわきまえている」
側近「本当だろうな?流石にこればっかりは、あんたに任せるしかないんだからな」
魔王「分かっている。失敗は、許されないのだから」
側近「……最後の仕上げだ。頼む」
魔王「ああ」

274 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/24(日) 22:58:46.73 ID:0ReHhxnt0
魔王「聞け!魔物達よ!!」
魔王「遂にこの日がやって来た!」
魔王「我等が目的はただ一つ!」
魔王「我等が願いはただ一つ!」
魔王「我等が誇りを汚した人間どもに死を!!」
魔王「そして………我等が誇りを取り戻すために!!」
魔王「行け!!!」
ウォオオオオオオオォオオオッ──!!

275 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/24(日) 23:03:37.70 ID:0ReHhxnt0
側近「……全面戦争の開始、か」
魔王「ああ。しかし、それもすぐ終わる。終わらせる」
側近「気をつけろよ」
魔王「任せておけ」
側近「………一緒に行ってやれなくて、すまない」
魔王「気にするな。魔物のお前を連れてはいけないからな」

277 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/24(日) 23:08:08.03 ID:0ReHhxnt0
??「た、たすけて!助けてください!」
兵士1「な!まだ住民が残っていたのか?!」
??「ま、魔物が来る!!早く中に!中に入れて下さい!!」
兵士1「待ってろ!今門を開けさせる!!」
兵士2「ま、待て早まるな!!本当にあれは人g」
王城─
魔王「ご苦労」

282 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/24(日) 23:14:59.02 ID:0ReHhxnt0
兵士29「ぐあ?!」
兵士30「ぎゃあああああ!!」
兵士31「た、たすけ」
兵士32「ひ、ひあああああああ?!!!」
魔王「………」

283 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/24(日) 23:18:41.12 ID:0ReHhxnt0
謁見の間─
ギィ……………
国王「……貴様が、魔王か」
魔王「ああ」
国王「随分と、好き勝手に……やってくれたものだな」
魔王「貴様等の罪に比べれば、生ぬるい」
国王「………」

286 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/24(日) 23:23:44.60 ID:0ReHhxnt0
魔王「さあ、国王よ。あまり貴様に時間を掛けていられないのだ。死んでもらおうか」
国王「……お前は、魔王なのだろう」
魔王「それがどうした」
国王「我が一族の力を、知らぬわけではないだろう」
魔王「………知っているとも、嫌というほどな」

290 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/24(日) 23:29:33.26 ID:0ReHhxnt0
魔王「魔物を封じる、奇跡の術」
国王「生涯に数体のみだがな……だが幸いこの老いぼれでも、お前一匹を封じるのならば、可能だ」
魔王「ふっ………くっ…くく」
国王「何がおかしい!!」
魔王「私に、その術は効かない」
国王「何?!」
魔王「嘘ではないぞ。試しに、やってみろ」
国王「舐め………るな!!」

291 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/24(日) 23:32:25.71 ID:0ReHhxnt0
国王 は 呪文 を 唱えている!
魔王「………」
魔王「………」
魔王「長かった……」
国王 は 呪文 を 解き放った!!

293 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/24(日) 23:37:01.95 ID:0ReHhxnt0
国王「な……に?」
魔王「ほら、な」
国王「な、何故だ!!何故貴様は封印できない?!!」
魔王「………」
国王「呪文は完璧だったはず!それが!何故!!」
魔王「私は…」
国王「貴様は何者だ?!」
魔王「人間だ」
国王「?!!」

295 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/24(日) 23:41:05.35 ID:0ReHhxnt0
魔王「まあ、今となっては元人間だがな」
国王「で、でたらめを言うな!人間が魔王などと!馬鹿げたことを!!」
魔王「……貴様、私の顔に覚えはないか?」
国王「は…………」
魔王「まあ…かなり昔の話故、覚えておらぬのも無理はないだろうが」
国王「…………あ」
国王「あ、あ、」

299 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/24(日) 23:42:40.97 ID:0ReHhxnt0
国王「ああああああああああああああああああああ!!!!」
ザンッ──………
魔王「ああ、全く。煩い爺だった」

302 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/24(日) 23:46:50.21 ID:0ReHhxnt0
魔王「………ここか」
地下─
魔王「このような薄暗い場所で……」
魔王「何年も、何年も………」
魔王「………」
魔王「………え、ぐ」

307 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/24(日) 23:50:29.53 ID:0ReHhxnt0
魔王「だ、駄目だ。まだ、駄目だ」
魔王「……どこだ」
魔王「どこに………ある」
魔王「………」
魔王「………」
魔王「………」
魔王「あ」
魔王「あった……宝玉」
魔王「この、中に……」

308 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/24(日) 23:54:52.26 ID:0ReHhxnt0
……───
『………』
『あ、そっきんさん!』
『………偽姫、ちゃん』
『おかえりなさい!おとーさんは?おとーさんも、かえってきたんでしょ?』
『……ん』
『え?』
『ごめん……ごめんよ………俺は…あいつの力には……』

312 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/24(日) 23:59:32.89 ID:0ReHhxnt0
『あいつはあの国王の力を知っていた』
『知っていて、俺達に隠していたんだ』
『自分で、偽姫ちゃんの復讐をしたかったんだろう』
『それがこの……ザマだ』
『すまない………』

317 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 00:03:30.76 ID:LILcjzcc0
『本気か、偽姫ちゃん』
『うん』
『いっぱい、べんきょうする』
『いっぱいがんばって、つよくなる』
『おとーさんのかわりに、ばらのおせわをする』
『わたしが、おとーさんをたすける』
『わたしが………まおうになる!』

321 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 00:07:06.68 ID:LILcjzcc0
魔王「お父さん」
魔王「私はやったよ」
魔王「お父さんの代わりに、仕事も薔薇園のお世話も……復讐も」
魔王「それにね、私ね、あんまり泣かなくなったんだよ」
魔王「強くなったんだよ、私」
魔王「だから……褒めてくれるよね」
魔王「昔みたいに」
(魔王改め)魔王の娘「よしよしって、して……くれるよね!」
魔王の娘 は 宝玉 を 砕いた!!

327 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 00:10:54.88 ID:LILcjzcc0
魔王「ここは……?」
娘「…………あ」
魔王「ん…………お前は……」
娘「あ、あ」
魔王「私の娘……か?」
娘「あ………う、う……」

333 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 00:13:32.11 ID:LILcjzcc0
魔王「いやしかし……何だか大きくはないか、お前。一体何が」
娘「うわあああああああん!!」
娘 は 魔王 に 抱きついた!
魔王「うお」
魔王 は 動揺している!!

336 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 00:15:26.99 ID:LILcjzcc0
魔王「どうした。これは一体何なのだ、何故お前が成長している」
娘「お、おとーさん………おとーさんだ。ほんものだ…」
魔王「ああ、父だ。だから、一体これは」
娘「封印されてる間のこと……知らないんだね」
魔王「ああ。全く分からない…………って、封印?何だそれは?」
娘「それでも………いい」
魔王「良くはないだろう」

341 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 00:17:28.10 ID:LILcjzcc0
側近「おーおー、片付いたようだから見に来てやったが」
魔王「ああこら泣くな。全く…大きくなっても変わらんな、お前は(ナデナデ)」
娘「ひっく………」
側近「いやー、いいね。久々の『日常』っていうのは」
魔王「おい側近…」
側近「何だ?」
魔王「三行で……頼む」
側近「ああ?三行もいらねえよ」

344 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 00:19:20.71 ID:LILcjzcc0
側近「『ハッピーエンド』。それ以外に何がある」
魔王「なるほど……?」
娘「おとーさん……」
魔王「何だ」
娘「お帰りなさい」
魔王「……ただいま」
娘「えへへー………」
【完】

346 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 00:19:35.86 ID:rmo7vTfa0
解説を・・・

353 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 00:20:25.30 ID:LILcjzcc0
長らくお付き合い下さり、ありがとうございました!
正直書くの初めてで緊張しっぱなしでした。
>>216から時代が変わっていました。
娘は頑張りました。頑張ったので強くなりました。努力です。

356 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 00:20:37.67 ID:AMqA4p+dO
乙!!!
>>216から魔王=姫だったのね
面白かった

359 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 00:21:03.85 ID:MDARdZYfO
>>216のーーーは-時は流れて-みたいな感じだろう。
作為的に作者が端折って物の見事に『してやられた』ワケだ。

376 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 00:24:09.59 ID:RkNf9VK+O
>>1乙!!
切り替え部分で騙されたけど気づいた時にニヤリとさせて貰ったよ
またスレ立てて書け…いや書いてくださいお願いします

362 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 00:21:14.84 ID:CbHpgN2QO
ちょっ、終るの早くね?!エピローグもうちょいプリーズ

369 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 00:22:35.88 ID:AbUAins+0

途中で時代が変わってたのには気づかなかった

381 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 00:25:57.29 ID:LILcjzcc0
>>362
そんなもん全く決めてないんだぜ!!
>>369
側近の『株が落ちる』発言とか、色々工夫してみましたw

382 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 00:26:02.38 ID:oUEBNKzg0
これは終盤の回想シーンまで全然気づかなかった!!
絵のない文章ならではの表現ウマス!!
面白かったよ〜 乙!
また書いてね〜

396 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 00:34:47.09 ID:LILcjzcc0
この後日談は全然考えてないけど、他にもネタは色々ストックしてあるから、またいつか書くかもしれない
その時はよろしくお願いします。全部魔王ネタだけどな!

416 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 00:49:21.25 ID:FiHFpTup0
>>1乙
ずっとROMで最初から見ていたが上手いとおもう
次はいつくらいに立てる?

419 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 00:51:56.92 ID:LILcjzcc0
>>416
全く予定は立ってないんだ…ごめん
一応、個人サイトで魔王の話延々書いてるから、見つけたら笑えるかもしれない。これの原案とか置いてる

420 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 00:53:09.80 ID:7SkKhf5KO
>>419
あるのかw
創作で探せばいつかはであえるかなー

421 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 00:53:12.59 ID:oR5pajujP
>>419
サイトうp
この流れで荒れたりとかまずないからおk

422 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 00:54:23.96 ID:7SkKhf5KO
>>421
普通身バレが嫌だと思うんだが…

423 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 00:56:11.84 ID:oR5pajujP
VIPに投下してる時点でバレもなにもないような気もするが
まぁ嫌なら無理にとは

424 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 00:59:47.43 ID:LILcjzcc0
ヒントだけ出そうかな。携帯サイトで、魔王がテーマ。
それじゃあお休みなさい!読んでくれた皆、改めてありがとう!

425 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 01:00:03.16 ID:F1yu5JBMO
個人サイトうp!!!

455 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 08:03:17.04 ID:84UcMnPvO
>>1乙!
さて読み返すかな

456 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 08:22:36.73 ID:nivcPvppO
おはようございます。1です
携帯からですが、後日談が出来たので上げていこうかと思います
需要無い?蛇足?知らんな!あとオチとかないよ!
いらない方はスルーして下さい

457 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 08:25:04.77 ID:nivcPvppO
魔王の部屋―
魔王「………ふああ」
娘「(スゥスゥ)」
魔王「……また、こいつは…」
娘「むにゃ……う」
魔王「こら、起きろ娘」
娘「ん…………おはよー、おとーさん」

459 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 08:29:38.66 ID:nivcPvppO
魔王「お前、またいつの間に入って来たのだ」
娘「お父さんが寝静まった隙に!気配は殺しました!」
魔王「全く……嫁入り前の娘がはしたない真似をするな」
娘「お父さん、私をお嫁に出したいの?」
魔王「断固拒否する」
娘「じゃあ構わないじゃない♪」
魔王(何か、違うような……)

460 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 08:29:41.19 ID:WxNS026oO
昨夜もいちおつしたのに朝からいちおつとは!
体壊さないようにね

461 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 08:36:27.65 ID:nivcPvppO
娘「それでね!並み居る軍隊を一人で蹴散らしたんだ!」
魔王「ほ、ほう……」
娘「凄いでしょ?私すっっっごく強くなったんだよ」
魔王「は…はは……それは、凄いな」
娘「えへへー…あ、そろそろ自主トレの時間だ。また後でね、お父さん」
魔王「お、おう………」

462 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 08:39:44.75 ID:nivcPvppO
魔王「おい、側近」
側近「言いたいことは分かるが、一応聞いてやる。何だ?」
魔王「あの子は………その、たくましくなったな…」
側近「そりゃ、あんたを助け出すために強くなるって努力したからな」
魔王「しかしあれは少々桁外れだろう……」
側近「元々才能あったんだろ、魔王として」
魔王「釈然とせぬな……」

464 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 08:44:35.25 ID:nivcPvppO
魔王「ところで、最近気付いたことがあるのだが」
側近「ん?」
魔王「何と言うか、ごく稀に魔物…特に雄の魔物達から妙な殺気を感じるような気がする」
側近「ああ、そりゃ娘ちゃんに惚れてる奴等だろ」
魔王「何?!!」

465 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 08:49:42.79 ID:nivcPvppO
側近「ああ、心配すんな。あいつらもう、娘ちゃんに手酷く振られてるはずだから」
魔王「な、何だ驚かせるな……しかしそやつらが、何故私を敵視する?」
側近「ああ。娘ちゃん、毎回『好きなタイプはお父さん』って言って振るんだよ」
魔王「…………」
側近「ニヤニヤするんじゃねえよ、気色悪い」

470 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 09:14:43.71 ID:nivcPvppO
娘「ふう、終わった……よ」
魔王「おお、お疲れ(モグモグ)」
娘「それ………そのケーキ」
魔王「お前が先ほど残して行った物だ………が」
娘「………楽しみに」
魔王「?!ま、待て!早まるな!!今すぐ代わりの物を用意させる!」
娘「楽しみに取っておいたのにいいい!!」

471 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 09:17:41.23 ID:nivcPvppO
娘 の 渾身の一撃!
魔王「ぐふあ」
魔王 は あっさり 力尽きてしまった!
娘「あ…!ご、ごめんなさいお父さん!ついちょっとだけ本気出しちゃった!!」
側近「うっわあ」
娘「お父さん!お父さーん!!死んでしまうとは情けないよ!」
側近「娘ちゃんが殺ったんだろ」

473 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 09:22:01.13 ID:nivcPvppO
夕食―
娘「いただきます!」
魔王「頂きます」
娘「おいしいね、お父さん」
魔王「そうだな」
娘「一緒だと、もっとおいしいね」
魔王「ああ」
娘「でもやっぱり、仕事を終えた後のご飯は格別だね!おいしいね!」
魔王「………そう、だな」

474 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 09:26:28.34 ID:nivcPvppO
魔王の部屋―
娘「今夜は堂々と参上しました!」
魔王「仕方ないな………ほら、来い」
娘「うん!」
魔王「全く………」
娘「えへへー…お父さん大好き」
魔王「よしよし……お前は変わらんな(ナデナデ)」
娘「お父さんも昔と変わらないね」
魔王「当たり前だろう」

476 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 09:28:07.51 ID:nivcPvppO
娘「お父さんがいない間ね、ここで一人で寝てたんだよ」
魔王「……ああ」
娘「寂しかったよ。いっぱい泣いたんだよ」
魔王「すまない…」
娘「ぎゅってしてくれたら、許してあげる」
魔王「分かった分かった(ギュッ)」
娘「えへへ」

477 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 09:30:07.04 ID:nivcPvppO
娘「お休みなさい、お父さん」
魔王「お休み、娘」
娘「明日も明後日も、ずっと、ずーっと一緒だよね」
魔王「勿論だ」
【終】

478 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 09:33:01.23 ID:fUHww3xf0
>>1乙
良いハッピーエンドだった
結局ニート魔王は弱いのね

479 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 09:33:18.33 ID:nivcPvppO
少なくて申し訳ないけど、これで終わりです
本当にありがとう!

491 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 10:51:49.59 ID:3dQhuWJJO
このスレが残ってたら、もしかしたら後日談を書いてくれるかも…
そんな淡い期待を抱いてしまうほど大好きだ!
凄く面白かった。>>1本当に乙!!!

511 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 17:57:42.29 ID:eyRi/GGAO
本編読み終わって感動した

512 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/25(月) 18:18:13.46 ID:nivcPvppO
まだ残ってるw嬉しいw皆ありがとう!
落ちる前に折角だから聞いとこうかな。次の三つなら、どれが読みたい?
参考までに頼みます。本当に書けるか分からんけどww

魔王破産→財産は給料未払いの魔物達に分配→魔王『納得できるか!取り戻す!』

十何周も倒されて、キレた魔王がゲーマー倒しに出てくる

勇者に殺られた魔王が転生→側近探しに→幼女………だと?
警察他に邪魔されつつ、幼女に近付こうと努力する日々