魔王はなかまをよんだ!しかしだれもあらわれなかった!!
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Part2
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 21:49:31.70 ID:
Fecot94e0
勇者「・・・娘・・・さんか?」
魔王「・・・ああ」
勇者「・・・奥さんは」
魔王「・・・魔子が産まれてすぐに死んでしまった」
勇者「・・・」
魔王「人間達に殺されたんだ」
勇者「!」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 21:55:14.84 ID:
Fecot94e0
勇者「・・・」
魔王「美人だったろう?」
勇者「え?」
魔王「魔子さ」
勇者「・・・ああ、あの子は人間の目から見てもかなりの美人だったな」
魔王「妻に似てな、小さな頃はそりゃあもうかわいかったもんだ」
勇者「・・・」
魔王「入園式の日の歩いてる姿なんてまるで昨日のことのように覚えてる・・・」
勇者「・・・」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 21:56:14.68 ID:ch3PCS4T0
テラ父親w
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 21:57:53.02 ID:MBWl4LhpO
魔界にある幼稚園に魔王が来たら大事件だな
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 21:59:27.06 ID:
Fecot94e0
魔王「・・・最近ようやく思春期が終わったらしくてな」
魔王「久しぶりに今度一緒に買い物に行こうって約束してたんだ・・・」
勇者「・・・」
魔王「可愛がっていた娘が思春期になって父親を疎むようになることは至極当然のことだ」
魔王「しかし少なからずショックだった・・・」
魔王「・・・それで・・・最近ようやくまた一緒にいれると・・・」
魔王「・・・そう思って・・・いたんだがな」
勇者「・・・」
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 22:01:26.56 ID:ch3PCS4T0
魔王カワイソス
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 22:03:11.46 ID:
Fecot94e0
勇者「・・・娘さん」
魔王「?」
勇者「いくつなんだ?」
魔王「今年で・・・19だな・・・年のわりに少し幼いところがあるが」
勇者「19・・・来年は成人式か・・・」
魔王「・・・ふん、人、じゃないがな」
勇者「・・・・・・ユーモアのない魔王だな」
魔王「・・・ふんw貴様にだけは言われたくないなw」
勇者「・・・うるさい、お前の飯もらうぞ」
魔王「やらん、おれの飯だ」
勇者「・・・くそw」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 22:05:01.79 ID:
Fecot94e0
魔王「・・・」ガツガツ
勇者「・・・おれは諦めないからな」
魔王「・・・」ガツガツ
勇者「・・・絶対に死なない」
魔王「・・・」
魔王「・・・おれ達が死ななきゃ」
魔王「また戦争は始まるぞ」
勇者「・・・」
魔王「・・・どっちかが生き残ったとしても同じことだ」
魔王「2人を処刑する、という条約の下、戦争は終結したんだ」
魔王「・・・貴様も本当はわかってるんだろ?」
勇者「・・・」
勇者「・・・くそ・・・」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 22:05:44.23 ID:ch3PCS4T0
ちょっと仲良くなり始めたw
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 22:58:16.11 ID:Qss/Q9N60
わくわく
わくわく
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 22:59:12.83 ID:c9fUSF2s0
wktk
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 22:59:20.23 ID:
Fecot94e0
魔王「暇だな」
勇者「ああ」
魔王「昔話でも」
勇者「おれはお前みたいに家族がいるわけでもないぞ」
魔王「・・・恋人はいないのか?」
勇者「・・・いたっけな、どうだか」
魔王「・・・」
勇者「母親も、父親もいないさ」
勇者「だから勇者になって」
勇者「みんなが応援してくれると思うと今まで感じたことないような温かい気持ちになってさ・・・」
勇者「××王は父親みたくおれによくしてくれた」
魔王「・・・そうか」
勇者「・・・ユーモアのない話だろ」
魔王「・・・ふん」
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 23:02:15.48 ID:
Fecot94e0
魔王「なにしてんだ」
勇者「見て分からんのか読書だよ」
魔王「この期に及んで読書か」
勇者「暇だからな」
魔王「今更かしこさをあげてどうする」
勇者「ほっとけ」
魔王「ふん」
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 23:06:33.44 ID:
Fecot94e0
勇者「そういやお前」
魔王「あ?」
勇者「おれと戦ってるときは自分のこと『私』って言ってたよな」
魔王「・・・」
勇者「もしかして魔王らしくするためにわざと言ってたのか?」
魔王「・・・おれは形から入るんだ」
勇者「変なところで真面目なやつだな」
魔王「貴様は」
勇者「あ?」
魔王「相変わらずユーモアがないな」
勇者「・・・」
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 23:07:57.88 ID:YA/pA75YO
勇者は「ユーモアの本」を読んでるに違いない
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 23:10:57.73 ID:bZJSFShH0
wktkwktk
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 23:11:51.54 ID:
Fecot94e0
勇者「何してんだ」
魔王「見てわからんのか、朝刊を読んでるんだ」
勇者「この期に及んで朝刊か」
魔王「暇だからな」
勇者「今更世の中の情勢を知ってどうする」
魔王「ほっとけ」
勇者「ふん」
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 23:18:59.50 ID:
Fecot94e0
勇者「・・・」
勇者「・・・寝れんな」
勇者「・・・」
魔王「zzz」
勇者「・・・魔王は呑気に寝てるか・・・」
魔王「zzz・・・魔子・・・うぅ・・・zzz」
勇者「・・・」
勇者「・・・寝よう」
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 23:24:24.96 ID:
Fecot94e0
勇者「そういやあれから娘さん来ないな」
魔王「おそらく面会も禁止されたんだろうな」
勇者「え・・・」
魔王「そりゃあれだけ騒げば当然のことだ」
勇者「・・・」
魔王「仕方ないさ」
勇者「・・・」
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 23:33:22.35 ID:
Fecot94e0
魔王「もしも、だ」
勇者「あ?」
魔王「もしも、ここから出られたら・・・何をしたい?」
勇者「・・・そうだな・・・」
魔王「・・・」
勇者「・・・とりあえず酒を飲みたいな」
魔王「ふん、いいな」
勇者「それからあつあつのしもふりにくを頬張りつつ焼きたてのちからのたね入りパンをかじるんだ」
魔王「ちからのたね入りパン?」
勇者「知らないのか?今流行ってんだぞ」
魔王「ほう」
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 23:39:26.93 ID:
Fecot94e0
勇者「まもりのたねのスープもいいな」
魔王「なんだスープにも入ってんのか」
勇者「絶品だぜ?」
魔王「ほう」
勇者「あとはデザートにとろけるパンプキンパイをたらふく食べてふかふかのベッドで寝たいな」
魔王「ふん、若いくせに色気のない欲望だなw」
勇者「そういうお前こそ何がしたいんだ?」
魔王「おれは・・・」
勇者「?」
魔王「魔子と買い物をする約束があるからな」
勇者「・・・・・・そうか」
魔王「・・・ああ」
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 23:47:04.20 ID:
Fecot94e0
勇者「服買ったりするのか」
魔王「そうだな・・・靴も欲しいって言ってた」
勇者「そうか」
魔王「きっとおれは荷物持ちになるだけだろうがなw」
勇者「何か買ってあげればいいじゃねーか」
魔王「そうだな・・・アクセサリーでも買ってやろうか」
勇者「いーじゃねーか」
魔王「あとは・・・昼飯をどっかで食って夜は家に帰るんだ」
勇者「どっかでディナーじゃないのか?」
魔王「その日の夜飯は自分で作るって言っててな」
勇者「へえ・・・」
魔王「魔子の料理は絶品だぞ」
勇者「そりゃぜひ一度食べてみたいもんだ」
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 23:50:25.13 ID:
Fecot94e0
魔王「貴様と飲む酒もうまそうだ」
勇者「おれはかなり飲むぞ」
魔王「ふん、ガキがw」
勇者「うるさいな」
魔王「・・・」
勇者「・・・」
魔王「・・・妙なもんだな」
勇者「・・・ああ」
魔王「まさか貴様とこんな他愛もない会話をするようになるとは」
勇者「わかんないもんだな」
魔王「ふんw」
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/15(月) 23:58:16.66 ID:
Fecot94e0
魔王「お前に面会人は来ないんだな」
勇者「言ったろ?おれには家族もいないし特別な人がいるわけでもないんだ」
魔王「・・・」
勇者「人間全員から裏切られたんだ・・・誰も来ないさ」
魔王「・・・」
勇者「・・・」
魔王「・・・野暮な事を聞いた」
勇者「・・・別に」
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 00:01:53.97 ID:
oVlup9gr0
看守「魔王、面会だ」
魔王「!魔子!!」
魔子「おとーさん!!!」
看守「5分だからな」
魔王「お前・・・てっきり面会禁止にされたとばかり・・・」
魔子「うん、でも手下1さんがなんとかしてくれて・・・」
魔王「・・・手下1が・・・?」
魔子「うん!」
魔王「・・・そうか・・・」
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 00:04:59.56 ID:hSID82qN0
フラグか
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 00:09:23.68 ID:
oVlup9gr0
魔王「元気でやってるか?」
魔子「うん、私は大丈夫」
魔王「そうか、よかった」
魔子「・・・ほんとはね、今日お父さんに色々持ってきたんだけど・・・」
魔子「全部没収されちゃって・・・」
魔王「・・・そうか」
魔子「うん、ごめん」
魔王「いや、その気持ちだけでも十分すぎるほどだ・・・ありがとう」
魔子「・・・ぐす・・・うん・・・」
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 00:15:56.30 ID:
oVlup9gr0
魔子「・・・あれ・・・もう・・・ぐす・・・泣かないって・・・」
魔子「決めてたのに・・・ひっぐ・・・おかしいな・・・」
魔王「・・・魔子」
魔子「・・・ひっぐ・・・おとーさん・・・」
魔子「・・・私やっぱり・・・ぐす・・・やだよ・・・」
魔王「・・・」
魔子「・・・うぅ・・・ぐす・・・」
看守「面会終了だ」
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 00:18:53.93 ID:
oVlup9gr0
魔子「また、来るね」
魔王「ああ」
魔子「今度は没収されないようなもの持ってくるw」
魔王「そうかw」
魔子「またね!」
魔王「ああ」
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 00:22:48.24 ID:
oVlup9gr0
魔子「でね、ここのお店の服がすっごいかわいいの!」
魔王「でもちょっと高そうだな」
魔子「今の服はこれくらいなの!」
魔王「ふむ・・・」
魔子「だからね、ここもいこ!!」
魔王「・・・そうだな」
魔子「やったー!!」
看守「面会終了だ」
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 00:25:48.55 ID:rTBbBlufO
おとーさん・・・(´;ω;`)
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 00:26:41.28 ID:
oVlup9gr0
勇者「最近魔子ちゃんよく来るようになったな」
魔王「・・・ああ、手下1がなんとかしてくれてるらしい」
勇者「手下1ってあのおれらに偉そうに喋ってたあいつか!?」
魔王「ああ、おれの元側近だ」
勇者「・・・なんか裏があるのか・・・?」
魔王「・・・・・・いや、・・・わからん」
勇者「・・・心配だな」
魔王「・・・ああ」
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 00:27:55.18 ID:Y5U0F1az0
うわぁ・・・
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 00:32:05.87 ID:
oVlup9gr0
魔王「魔子」
魔子「ん?」
魔王「手下1に何か変なことされたりしてないか?」
魔子「へ?何言ってんのお父さんw二回目にここに来るとき以来会ってないよw」
魔王「・・・そうか」
魔子「もー変なこと聞かないでよ!!」
魔王「あ、ああ・・・すまん」
看守「面会終了だ」
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 00:34:06.20 ID:2diL+y0t0
欝展開か・・・
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 00:36:07.17 ID:ZHV7kKhU0
面白いけど寝る
頑張ってくだしあ
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 00:36:10.24 ID:
oVlup9gr0
看守「魔王、面会だ」
魔王「・・・今日は勇者も連れて行っていいか?」
勇者「・・・え!?」
看守「・・・待ってろ」
勇者「え?なんでおれも行かなきゃならないんだよ」
魔王「・・・」
看守「・・・いいだろう、だが妙な真似はするなよ」
魔王「ああ」
勇者「え?え?」
魔王「ぐずぐずするな、行くぞ」
勇者「ちょ・・・」
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 00:40:25.68 ID:rTBbBlufO
新展開wktk
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 00:41:10.34 ID:
oVlup9gr0
魔子「・・・!・・・」
勇者「・・・えーと・・・」
魔王「魔子、こいつが昨日話していた勇者だ」
魔子「・・・」
勇者「・・・・・・えーと、勇者です・・・」
魔子「・・・」
勇者「はじめまして・・・」
魔子「・・・」
魔王「・・・魔子」
勇者「・・・」
魔子「・・・あなたが・・・勇者、さん」
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 00:48:58.54 ID:
oVlup9gr0
勇者「・・・」
魔子「・・・」
魔子「・・・お父さんを殺そうとしていた敵・・・」
勇者「!」
魔子「お母さんや魔物のみんなを殺した人間のリーダー・・・」
勇者「!!」
魔王「・・・」
魔子「・・・そして・・・今はお父さんの・・・親友・・・?」
勇者「・・・!!!」
魔王「・・・親友じゃない、腐れ縁、だ」
勇者「・・・魔王・・・」
魔王「・・・ふん」
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 00:52:12.30 ID:
oVlup9gr0
魔子「ふふ、お父さんの言ってた通りの人だねw」
勇者「え」
魔子「確かにちょっとぬけてそうな感じw」
魔王「だろw」
勇者「お前・・・何言ったんだ・・・」
魔王「本当に殺し合いをしていたのか疑わしいほど阿呆なやつだって言っただけだ」
勇者「おい!」
魔子「ふふwはじめまして・・・魔子です」
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 00:57:15.73 ID:
oVlup9gr0
勇者「・・・おれのこと憎くないの」
魔子「・・・魔物だって人間に悪いことたくさんしてきました」
魔王「・・・」
魔子「・・・お母さんのことは・・・確かに人間を怨んだこともあったけど」
勇者「・・・」
魔子「それにお母さんのことで一番人間を怨んでいたのはお父さんでしたし」
勇者「!・・・」
魔王「・・・」
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 00:59:06.86 ID:
oVlup9gr0
魔子「お母さんのことがあって・・・お父さんは人間界を滅ぼそうとし始めたんです」
魔子「私は・・・怨み合ったらどちらも悲しいだけだって思ってました」
魔子「でもお父さんを止められなかった」
魔子「お父さんの過激すぎるやり方についていけない人たちが増えていくばかりで」
魔子「昔は情に厚い、すごくいい魔王だって言われてたそうです・・・」
魔王「・・・」
勇者「・・・」
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 01:05:29.48 ID:
oVlup9gr0
魔子「でも勇者さんが現れて、勇者さんと共に過ごして」
魔子「お父さんは優しさを取り戻せたと思うんです」
魔子「勇者さんのおかげで・・・」
魔子「・・・ぐす・・・」
魔子「・・・もっと・・・早くにお父さんが・・・勇者さんと仲良くなっていたら良かったのに」
魔王「・・・」
勇者「・・・」
魔子「・・・だから、私は勇者さんを怨んだりしてないです!」
勇者「・・・そうか・・・」
魔子「はい♪」
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 01:08:37.21 ID:
oVlup9gr0
看守「面会終了だ」
魔子「また来るね、お父さん」
魔王「ああ」
魔子「勇者さん、これからもお父さんと仲良くしてあげてくださいね」
勇者「えっと・・・はい・・・」
魔子「また来ます♪」
勇者「・・・」
魔王「・・・」
魔王「・・・娘はやらんぞ」
勇者「・・・」
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 01:10:12.35 ID:
oVlup9gr0
勇者「・・・」
魔王「・・・」
勇者「・・・魔子ちゃん、いい子だな」
魔王「!」
勇者「いや、そういう意味じゃなくて」
魔王「・・・・・・ふん」
勇者「・・・」
魔王「・・・」
勇者「・・・死にたくないな」
魔王「・・・・・・・・・ああ」
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/16(火) 01:19:51.73 ID:O7vMhxi6O
いいなぁ、心暖まるよ