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僧侶「ひのきのぼう……?」
Part9


397 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 00:17:18.53 ID:UW5dTRYB0
衛兵B「さぁ、そろそろこの町からおさらばの時間だ」
僧侶「あのう、最後に墓地に行ってもいいですか? 神父さんにお別れの挨拶がしたいです」
衛兵A「だめだ。烙印が押された以上、この町に長居することは許されん」
衛兵B「それになんのかんの口実つけて、町に雲隠れするかもしれんしな!」
僧侶「そんな。僕はそんなことしません」
 
盗賊「お。ここがオレの新しい住まいか!」
僧侶「!」
衛兵A「何だお前は。ああ、幸運な方の男か」
僧侶「新しい住まいって?」
盗賊「む、お前か。……この権利書を見ろ。今日よりこの小屋の主はオレだ」
盗賊「例の件で疑いをかけた謝罪にと、国王直々に永住権を与えてもらったのだ!」
盗賊「この国まで足を運んだ甲斐があった。ここには俺も活躍できるギルドもある」
盗賊「オレは今までのことからは足を洗って、これからはまっとうに生活していくんだ」
僧侶「ちょっと待って」

400 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 00:18:02.94 ID:tA9QuMLr0
覚醒フラグ

404 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 00:18:22.87 ID:/P/EBFpX0
盗賊死ねええええええええええええええええええ

408 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 00:18:41.21 ID:UW5dTRYB0
僧侶「ここは僕の家であると同時に、勇者の家でもあるんだけど」
僧侶「勇者の帰る場所はどうなっちゃうの? もし勇者がここに戻ってきたら――」
衛兵A「なんだ、お前知らないのか? 勇者様には、すでに立派な家が用意されている」
僧侶「えっ?」
衛兵A「何といっても世界を救うのだ、国がそのくらいの支援をするのは当然だろう」
衛兵B「お前、本気で勇者様をこんなボロ小屋に住まわせるつもりだったのか?」
盗賊「ボロ小屋で悪かったな!」
僧侶「……なあんだ。それなら、よかった。勇者の帰るところは、ちゃんとあるんだ」
衛兵B「ふん。納得したなら行くぞ」
僧侶「あのう。勇者の思い出が詰まった家、大事に使ってください」
盗賊「ふん、そうさせてもらうさ。俺はこれからまっとうに生きるんだ」
盗賊「……いいか。恨むなら、こんな世の中と、不運だった自分を恨むんだな」ボソボソ
僧侶「? 何を恨むというの? それより、あなたがまっとうに生きられる道が開けて、よかった」
衛兵B「おい、もう行くぞ!」
僧侶「では、さようなら。さようなら、神父さんの小屋――」

411 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 00:19:08.87 ID:m/t10cX30
俺男だけど僧侶抱きしめたい

412 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 00:19:10.35 ID:m6Z58BnlO
魔王、この世界滅ぼしていいよ?

414 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 00:19:45.49 ID:iaOODT0Y0
この僧侶人が良すぎだろ・・・

415 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 00:19:57.00 ID:tA9QuMLr0
神の子やでー

416 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 00:20:00.93 ID:6Tz4x5X80
案外盗賊が心を入れ替えてくんねぇかなこれ

417 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 00:20:03.29 ID:UW5dTRYB0
【北の城>城下町>出入り口】
衛兵A「――では、ここでお別れだ」
衛兵B「我々はお前がここを離れるのを、最後まで見届ける義務がある」
僧侶「はい。ありがとうございました」
衛兵A「さぁ、行け!」
僧侶「はい。では」
 
僧侶(……この町には、生まれた日からずっとお世話になってきたけど)
僧侶(もう帰れないんだなぁ。小屋も、他の人の家になっちゃったし)
僧侶(でも、勇者が帰る場所が別にあってよかった)
僧侶(故郷に戻ってきて、自分の帰る家がなかったら、寂しいもんね)
僧侶(僕はこれからどうしようかな。とりあえず、どこか住める場所を探さなきゃ)
僧侶(もう東側は大体歩いてきたから、西側に向かってみようかな)
僧侶(うん、勇者たちは時計回りで進んでるはずだから、もしかしたらばったり会えるかも)
僧侶(そうと決まれば、あの雪山に向かってみよう――)

432 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 00:23:15.48 ID:UW5dTRYB0
――――――――――――――――――――
【雪山】
勇者のこうげき! 
魔物を たおした! ▼
勇者「ふう。終わったね」
商人「欠かさずゴールドを多めに回収……へぶしっ」
賢者「勇者様、キズの手当てを」
勇者「ありがとう!」
賢者「以前に比べて、格段に腕が上がっているようですね」
勇者「うん。なんだか、最近あった心のモヤモヤが段々晴れてきてるんだ」
勇者「今、頭の中は魔王を倒すことでいっぱい。一刻も早く世界を平和にしてみせるよ!」
商人「さ、さすがは勇者様ですな……この寒さでよくもそんなに元気で……しぶへっ!」
戦士「今度は寒さで風邪を引かなければいいがな」
勇者「ボク、風邪なんて引かないよ! もし引いたとしても――」
勇者「賢者さんが治してくれるもんね!」
賢者「信頼して頂き光栄です。万が一の際は、是非おまかせを」

434 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 00:23:59.53 ID:/P/EBFpX0
くっそ
賢者くっそ

438 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 00:24:39.36 ID:UW5dTRYB0
商人「いやあしかし、この寒さで皆さんよく体力が続きますなぁ」
商人「ワシは寒さに弱い上に、山道も苦手でもうヘトヘトで」
戦士「戦士たるもの屈強でなければならない。環境で左右される者は二流だ」
勇者「戦士さんはすごいなぁ。ボク、実は『いのちのゆびわ』を装備してるから平気なんだ」
勇者「装備して歩くだけでキズが回復! もし良かったら、商人さんに貸そうか?」
商人「エ! いえいえ、とんでもない。だってそれは、賢者殿とおそろいではないですか」
賢者「ふっ、お見通しでしたか」
勇者「えっ、き、気付かなかった! ボクいつ渡したっけ?」
賢者「西の町での装備分配の際に、体力に劣る私にと、その手で渡してくれたではありませんか」
勇者「そうだっけ? って賢者さん、ななな、なんで左手の薬指にはめてるの!?」
賢者「どの指に装備しようとも私の勝手、では困りますか?」
勇者「こ、困るよ! 恥ずかしいからやめてよ、もう!」
賢者「いいえ。やめません」
戦士(……賢者の奴め、白々しい真似を。だが勇者が浮ついている間に、俺は伝説の剣を……)
商人(いいぞ……もし勇者様と賢者殿が結ばれれば、その挙式で多くの収益が見込める……)

440 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 00:24:49.29 ID:A/U81iRNO
僧侶絶望フラグきたか

441 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 00:24:52.68 ID:A8fgcHuB0
僧侶がいい人すぎて読むのが辛い。。

443 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 00:25:27.89 ID:UW5dTRYB0
――
戦士「ふうんっ!」
戦士の こうげき! 
かいしんの いちげき!
魔物に 大ダメージを あたえた!
魔物を たおした! ▼
勇者「す、すごい戦士さん。気合いが伝わってくるよ」
戦士「この程度は朝飯前だ」
賢者「戦士殿も、私が加入した頃に比べれば、格段に強くなりましたね」
戦士「……強くなったと思っていた」
賢者「?」
戦士「だが、西の町の道場で……俺は生まれて初めて、人間相手に苦戦した」
勇者「で、でも、勝ったんでしょ?」
戦士「……ああ。まあ……な……」
戦士(相手の、戦いに対する心構えが甘かったおかげでな)
戦士(あの師範を実力勝負で打ち破ることができたなら、今ごろは楽に剣も抜けているだろうに……)

448 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 00:26:44.94 ID:UW5dTRYB0
――
商人「ひふみよ……いむなや……」ジャラジャラ
勇者「商人さんのおかげで、ボクたちの稼いだお金がすぐに分かるね」
商人「なんの。経済事情の把握は初歩の初歩ですぞ」
賢者「いつもゴールドとアイテムの管理、感謝いたします」
商人「なんの、商人としてパーティーに迎えられたのなら、当然の義務です」
勇者「商人さんがいなければ、この旅はきっともっと苦労していただろうね」
戦士「とはいえ、危険な長旅によくついてくる気になったな」
商人「そりゃあ、勇者様について共に魔王を倒したとなれば、その知名度は馬鹿になりませんからな」
商人「自分自身の存在だけでも、大いに宣伝になるのです。これほど商売しやすいことはない」
勇者「やっぱり、お金のために魔王を倒すんだね」
商人「そ、そうですとも! ここは薄情とも意地汚いとも言われたとて、譲りませんぞ!」
勇者「いいと思うよ。それも一つの価値観だろうし、何だかんだでお金は大事なものだし」
勇者「それに魔王を倒すっていう共通の目的があるなら、ボクはそれで十分だよ」
商人「ああ、勇者様……この商人、打倒魔王に向けて全力を尽くしますぞ!」

455 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 00:27:56.71 ID:UW5dTRYB0
――
賢者「まもなく山頂ですね」
勇者「かなり登ったけど……まだ魔王城に攻め入る手がかりは見つからないね」
戦士「無駄足に終わる可能性もあるというのだな」
商人「そんなこたぁありません。ここの魔物はなかなかG稼ぎに打ってつけですぞ」
賢者「それに経験値も豊富に得ました。我々はまた一回り鍛えられたでしょうね」
勇者「うん。それにどうせ旅をするなら、色んなところを見て回りたいしね」
戦士「のん気なものだな。これでは……これでは、物見遊山ではないか。なぁ商人よ」
商人「はい? ああ、まあ、そうかもしれませんなあ」
賢者「……今ごろは僧侶殿も、城下町で安穏と過ごしていることでしょうね」
賢者「いや運が悪ければ、別れたあの日のうちにはすでに魔物に――」
戦士「それはない。愚鈍とはいえ、ああ見えて恐ろしくしぶとい奴だったからな」
勇者「ねえ何の話?」
賢者「いつかの民家にあった冒険譚の話ですよ。今度聞かせて差し上げましょう」
商人「賢者殿……ごまかし方も上達していってますな……」

468 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 00:32:06.86 ID:UW5dTRYB0
――
【雪山>山頂】
勇者「うわぁ、見晴らしいいね」
賢者「前方は北の城、後方は西の町が一望できますね」
戦士「そして横には魔王城、か……」
商人「ふむ。あの海の真ん中にそびえ立つ大陸が、我々の終着点ですな」
勇者「すごく切り立った山で囲まれてるね。どうやって乗り込めばいいんだろう……」
賢者「理想は空路。次点で陸路。……大穴で海路ですか」
戦士「正直、あの山は登れないこともない。が、このパーティーと装備ではとても無理だな」
商人「魔王との戦いを控えながら、丸腰で登頂するわけにもいきませんしなあ」
勇者「とにかく情報収集しておいて損はないね。このまま予定通り北の城に向かおう」
勇者「旅をしてから結構経つし、きっと何か手がかりが生まれてるかもしれない」
賢者「ええ」
戦士「……ん……天気が悪くなってきたな」
商人「うひゃあ、こりゃ大変だ! もし吹雪いて来たら、ルーラで退散しましょう!」

473 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 00:33:47.15 ID:UW5dTRYB0
勇者「……ちょっと待って」
賢者「? どうしました?」
戦士「む。あれは……」
商人「すわ、前から魔物がやってきますぞ! 迎撃準備じゃ!」
勇者「待って。あれは魔物じゃない……」
―― ―― ―― ―― ――
僧侶(もうちょっとで山頂かな。ふう、疲れた)
僧侶(ここの魔物は強いからなぁ。逃げきるのが精一杯だよ。おかげで登るのは早かったけど)
僧侶(でも天気も悪くなってきたし、そろそろ逃げきるのも難しくなってくるのかなぁ)
僧侶(ん?)
僧侶(うわぁ、言ってるそばから魔物の群れだ。また逃げ切れるかな……)
僧侶(……ん? ちょっと待てよ? 魔物じゃない……?)
僧侶「んん?」
僧侶「あっ!」

474 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 00:34:27.60 ID:FDXbchyl0
うああああ僧侶あああ

475 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 00:34:35.30 ID:UW5dTRYB0
僧侶「勇者!」
勇者「? えっ?」
戦士「僧侶!」
商人「な、なんと僧侶か!」
賢者「……!!」
僧侶「うわあ、久しぶりだね。僕だよ、僧侶だよ」
勇者「えっ? えっ??」
戦士「……僧侶。こんなところで何をしている」
僧侶「えっと。実は北の城で――」
商人「ああっ、お前のその額の紋章は!?」
賢者「……追放者の烙印。自力では決して消えない傷痕……」
戦士「お前、追放されたのか。何をやらかしたのだ」
僧侶「それが、ちょっとオーブを盗んだ犯人に間違えられて」
商人「国宝を!? また大それたマネを!」
僧侶「僕は盗んだりしてないけど、もう判決が出ちゃったから、仕方ないんです」

476 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 00:35:16.65 ID:A/U81iRNO
会っちまったな…

477 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 00:35:42.99 ID:xjrvNJFd0
あーあ出会っちまったか

478 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 00:35:45.90 ID:UW5dTRYB0
僧侶「そうそう勇者、それでね。色々あって、もう小屋には住めなくなっちゃったんだ」
勇者「え……小屋に……?」
僧侶「でも安心して。国が、勇者に新しい家を用意してくれたんだって」
賢者「まぁそのくらいの支援は当然でしょう」
商人「ふむ。その家の規模によって、王の信頼の度合いが図れますな」
戦士「ふん、どんな家だろうが住めば都だろう。あるだけマシだ」
僧侶「神父さんの小屋も、家主が代わっただけで、なくなった訳じゃないから――」
勇者「神父さん?」
勇者「ねえ、君、なんで神父さんのこと知ってるの?」
僧侶「えっ? やだなぁ、僕と勇者が、一番お世話になった人じゃないか」
勇者「ボクと……君が?」
賢者(まずい! 過去の記憶が倒錯しては、勇者様に悪影響を及ぼす可能性も――)
賢者「勇者様!」
勇者「?」
賢者「お下がりください。これ以上この者に関わってはいけません」

479 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 00:35:52.75 ID:zs7tYvNR0
(アカン)

481 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 00:36:29.29 ID:wUEabc/10
賢者・・・

482 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 00:36:39.45 ID:UW5dTRYB0
賢者「商人殿、勇者様を離れた場所へ!」
商人「えっ、ワ、ワシ? はぁ、賢者殿がおっしゃるなら」
勇者「え、ちょっと何? この人は誰? ちょっと――」
商人「まぁまぁほらほらさぁさぁ」
 
僧侶「……えっ? 『誰?』ってどういうこと?」
戦士「俺は立ち合わせてもらうぞ」
賢者「構いませんよ」
僧侶「戦士さん、賢者さん。勇者はどうしちゃったの?」
賢者「僧侶殿。いや、僧侶よ。残念ながら」
賢者「勇者様は、二度とお前のことを思い出すことはない」
僧侶「えっ? どうして?」
賢者「私が勇者様の、お前に関する一切の記憶を消したからだ。もう、戻らない」
戦士「……」
僧侶「……。どうして、そんなことをしたんですか?」

483 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 00:36:51.78 ID:A/U81iRNO
賢者マジでシネ

486 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 00:37:22.70 ID:UW5dTRYB0
賢者「……勇者は、お前の事をいつも気にかけていた」
賢者「魔王討伐に支障が出るほどに、だ」
賢者「だから記憶を消した。おかげで旅は順調になった」
賢者「これで納得できるか?」
戦士「……」
僧侶「……」
僧侶「そっかぁ」
僧侶「勇者は僕のことを、そんなに気にかけてくれてたんだ」
賢者「! ……だが、もう二度と思い起こすことはない」
僧侶「良かった」
賢者「!?」
僧侶「僕なんかのために魔王退治が難航してちゃ、申し訳が立たないし」
僧侶「勇者が無事に魔王を倒せるなら、僕が持つものなら何でも差し出すよ」
賢者「……別に、お前からなにか受け取った訳ではない。一方的に消したのだ」
賢者「私は、お前が恨むべき存在になったのだぞ」

489 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 00:38:12.02 ID:/P/EBFpX0
うわああああああああああああああああ

490 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/27(火) 00:38:16.04 ID:f16r/75+0
この僧侶、僧侶というより聖人じゃね?