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26 ：ピザオタ ◆NV92d4W1y2n/：2014/04/24(木) 20:32:38.08 ID:xIuLsOxc0
ーー
魔術師「はぁはぁ」
隠者「逃げ切れた、ようだな」ﾌｩ
魔術師「でも……剣士が……」ｳｳｯ
隠者「……そう言えば奴もおらんな」
魔術師「あんな奴知らないわよ」ｷﾞﾘｨ
隠者「まあ我らより先に逃げおおせたのだろう」
27 ：ピザオタ ◆NV92d4W1y2n/：2014/04/24(木) 20:48:19.66 ID:xIuLsOxc0
ーー
剣士「こひゅーこひゅー！」ｶﾞｸｶﾞｸ
ドラゴン『ゴルルルルル……』
剣士（も、もう立っているのもキツイ……！）
剣士（だけど皆は無事逃げられたみたいだ）ﾎｯ
ドラゴン『ゴアアアアアッ！』ｶﾞﾊﾟｧ!
剣士（父さん、母さん……生きて帰るって約束。守れそうにないや）ﾌﾗｯ
28 ：ピザオタ ◆NV92d4W1y2n/：2014/04/24(木) 20:53:13.21 ID:xIuLsOxc0
剣士（ーーあれ？ ドラゴンの動きがスローに見える……もしかしてこれが走馬灯って奴かな？）
剣士（思い返せば僕は今まで誰かの為にしか闘ってきたことがなかったな）ｸｽｯ
剣士（そう、あの時もーー）
勇者『( 0w0) ウェーイ！ トドメは貰ったぜぇ！』
剣士（あの時もーー）
勇者『皆のモノはオレのモノ。オレのモノはオレのモノ』
剣士（…………）
勇者『m9(^Д^)プギャーｗｗｗ剣士空振ってるｗｗｗ』
剣士「ーーーー」
勇者『お前がやられる隙に倒してやるぜぇ！ あっひゃっひゃっひゃっひゃ！』
剣士「」ﾌﾞﾁ
29 ：ピザオタ ◆NV92d4W1y2n/：2014/04/24(木) 20:57:42.80 ID:xIuLsOxc0
ドラゴン「」ｶﾞﾌﾞｯ!
剣士「ふざけんなぁああああああああああああああ！」ﾌﾞﾁﾌﾞﾁﾌﾞﾁ
ドラゴン『ギャウウウウウウッ！？』口裂
剣士「いつもいつもいつもいつもいつもいつもイツモーーーーいつも！ オイシイ所だけ持っていきやがった!!」ｻﾞﾝ!ｻﾞﾝ!ｻﾞﾝ!ｻﾞﾝ!
ドラゴン『グォオオオオオオオッ！！』ﾌﾞｼｭ! ｻﾞｸｯ! ﾄﾞｼｭｯ! ｽﾞﾊﾞｯ!
剣士「僕だって…………我慢の限界ってものがあるんだーーッ！」ﾌﾞｵﾝｯ!!
ドラゴン『ガァアアアア、アーー』ｸﾞﾗﾘ
ドラゴン『』ｽﾞﾄﾞﾝｯ!
30 ：ピザオタ ◆NV92d4W1y2n/：2014/04/24(木) 21:00:43.92 ID:xIuLsOxc0
剣士「ってーーあ、あれ？」ﾊｧﾊｧ
剣士「こ、これは僕がやったのか！？ けど何故……」
剣士「それに体の傷もいつの間にか治っている」
勇者「世話の焼ける奴だぜ」
剣士「勇者！！ ってなぜ君がここにいるんだ！？」
勇者「何故って、アンタに死なれるとオレが楽出来ないからさ」
剣士「何を言って……ま、まさか！ この僕の状態は君が！？」
勇者「そう。仲間を極限まで苛つかせ、且つ鬱憤を溜めさせることで限界以上の能力を引き出す技」
勇者「それこそがオレの必殺技ーー大樹陰寄（タリキホンガン）だ！！」ｶｯ!
31 ：ピザオタ ◆NV92d4W1y2n/：2014/04/24(木) 21:01:42.83 ID:xIuLsOxc0
今日はここまで
まあなんとショボイ必殺技なんでしょう
けど所詮スキルが人任せなので、こんなもんでしょうｗ
32 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします：2014/04/24(木) 21:09:49.86 ID:BTg1LiSpo
全く歯が立たなかった相手を瞬殺とかどこがショボイんだよ
33 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします：2014/04/24(木) 21:45:19.71 ID:Kn8xOXWRP
回復までついてるしな
34 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします：2014/04/24(木) 22:00:51.78 ID:PuQvKsY3o
潜在能力を活性化させる補助魔法しかも99
35 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします：2014/04/24(木) 22:46:48.74 ID:ZRMerv4SO
首尾よく平和取り戻して王位継承した後に積もり積もった恨みで刺されそうな能力だｗｗ
36 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします2014/04/24(木) 22:54:54.86 ID:Ck2ajUz70
ドラクエでいうところのテンション上げて解放そりゃ強い
37 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします：2014/04/25(金) 06:18:05.09 ID:MIq/0BbRo
どちらかというとFF4の続編の覚醒かな？
HP全快だし
38 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします：2014/04/25(金) 07:53:20.33 ID:/TQZHix+o
HP全快はつええな
39 ：ピザオタ ◆NV92d4W1y2n/：2014/04/25(金) 23:53:11.31 ID:P7S132VQ0
おまた！
今日も書くよ！
40 ：ピザオタ ◆NV92d4W1y2n/：2014/04/25(金) 23:57:13.12 ID:P7S132VQ0
勇者「けどこの技には欠点があってな……」
勇者「発動条件が一月以上嫌われないと効果が出ないんだ」翳
剣士「も、もしかして僕らに嫌われるためにわざとあんな態度を？」
勇者「いや？ 戦いたくないのはマジだけど？」
剣士「」
勇者「あと死にかけないと発動しないみたいだな」
剣士「なんて嫌な発動条件だ！」
勇者（けど一瞬で死んだらどうなるんだろ？ ま、いっかｗｗｗ）
41 ：ピザオタ ◆NV92d4W1y2n/：2014/04/26(土) 00:00:01.67 ID:edM4mWbf0
ーー
魔術師「剣士！？ 無事だったの！？」ﾀｯﾀｯﾀｯ!
剣士「ああ、何とかーー」
勇者「オレのお蔭だ」ﾄﾞﾔｧ
魔術師「せいっ！」拳
勇者「ぎゃひっ！？」ﾒｷｨ
魔術師「良くノコノコ顔出せたわね」ﾊﾟｷﾊﾟｷ
勇者「ま、待つんだジョー！」ﾜﾀﾜﾀ
剣士「待ってくれ、本当に勇者のお蔭なんだ」
隠者「何……？」
魔術師「え！？」ﾋﾟﾀ
勇者（たった３行進んだだけで１０発殴られた……）ﾎﾞﾛｯ
42 ：ピザオタ ◆NV92d4W1y2n/：2014/04/26(土) 00:30:24.71 ID:edM4mWbf0
剣士「実はーー」
カクカクシカジカ 四角いキューブ♪
隠者「なんと！」
魔術師「信じられない！」
勇者「崇めよ」ﾄﾞﾔｧ
魔術師「」ｽｩ
勇者「ちょ！ 無言で拳振り上げんなし！」
剣士「確かに信じられないかもしれないけど、事実だよ」
隠者「しかし、死の淵に立たないと発動しないか……」
隠者「尋ねるがもし万が一一撃で死んでしまったら、その場合は発動するのか？」
勇者「解らね」鼻ﾎｼﾞﾎｼﾞ
魔術師「何だか使い勝手悪いわね」拳
勇者「ぐわぁあああああ！？ 指が鼻の奥にぃいいいいいっ！」ｽﾞﾎﾞｯ!
43 ：ピザオタ ◆NV92d4W1y2n/：2014/04/26(土) 00:35:01.23 ID:edM4mWbf0
剣士「まああまり頼ってはいけないかもしれないね」
隠者「そうだな。しかし今後もあの強さの魔物と戦うとなると危険だな」
魔術師「でもここってまだグンマーでしょ？ 魔王城があるウドィーカッホまではかなりの距離よ」
剣士「つまり予想以上に困難な訳だ」
勇者「……なら伝説の武具を探してみねぇ？」
剣士「伝説の武具？」
勇者「確か兄貴たちが昔そんな話をしていた気がすんだよ」
隠者「それがどこにあるのか解るのか？」
魔術師「知らないとか言ったら殺すわよ」
勇者（この人、マジで怖い）ｶﾞｸｶﾞｸ
勇者「丁度このグンマーに１つあるような事を言ってたと思う」
剣士「なら探すだけ探してみよう」
44 ：ピザオタ ◆NV92d4W1y2n/：2014/04/26(土) 00:42:09.05 ID:edM4mWbf0
ーー神殿トサイニーー
剣士「ーーあった」
魔術師「……本当にあるなんて」
勇者「冗談かと思ったぜｗ」
魔術師「早速どんなものか見てみましょう！」肘
勇者（無言でエルボーすんなや……）ｶﾞｸｯ
隠者「これは……！」
三角木馬＜ﾄﾞｰﾓｰ
剣魔隠「「「…………」」」
勇者「どうみても拷問プレーー」
魔術師「シャッ！」裏拳
勇者「ぎゃおんっ！」ﾒｷｨｯ!
剣士「」ｿｯﾄｼﾞ
隠者「見なかった事にしよう……」
魔術師「結局無駄足だったわねぇ」ﾊｧ
その後も各地を回ってみたが、どれも拷問器具しかなかったのだった。
45 ：ピザオタ ◆NV92d4W1y2n/：2014/04/26(土) 00:43:09.60 ID:edM4mWbf0
今日はこれにてお休み
ぶっちゃけ彼の遺産はこれしかないと思った
46 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします：2014/04/30(水) 21:25:20.62 ID:sSon0WGto
おつ
47 ：ピザオタ ◆NV92d4W1y2n/：2014/05/02(金) 21:28:47.17 ID:lJPgCeJq0
時間が空いたので少しだけ書きます。
ーー
魔術師「……やっぱりアンタの御先祖様名だけはあるわね」
剣士「そんな事はないよ。女王様は国民にとても愛されているし、聡明なお方だ」
隠者「しかし、この器具は……」
濃硫酸鞭＜ﾁｬｰｽ
無限蝋燭＜ｵﾅｼｬｽ
激荒おろし金＜ﾏｶｾﾝｼｬｲ
金剛球針＜ｷｮﾀﾞｲｳﾆﾁｬｳﾜｯ!
超振動性具＜ﾏﾝﾏﾀﾞｾﾞｨ
勇者「流石のオレも引くわー」
48 ：ピザオタ ◆NV92d4W1y2n/：2014/05/02(金) 21:42:23.17 ID:lJPgCeJq0
剣士「いったいこれのどこが伝説の武具なんだ？」
勇者「ご先祖様は何のためにこれを使っていたんだ？ っていやまあ、何となくは解るけど……」
魔術師「こんなの装備できるわけないじゃない」
隠者「しかもところどころカピカピしているな」
剣士「取り敢えず……聖ムエド麗に送ろう」
魔術師「本当に無駄足でしかなかったわね」ｷﾞﾛｯ!
勇者「さ、流石のオレもご先祖様の性癖は解らねえよ！」ｱﾀﾌﾀ
49 ：ピザオタ ◆NV92d4W1y2n/：2014/05/02(金) 21:53:35.30 ID:lJPgCeJq0
勇者「こうなったら仕方ない。オレの新たな能力を披露するか！」
隠者「どうせ碌でもないのだろう」
勇者「ふっふっふ。それはどうかな？」
剣士「……はっ！ まさか別のスキルを！？」
勇者「そう！ 当然このスキルも極めてあるぜ！！」
魔術師「使えなかったらぶっ殺すからね」
勇者「あ〜あ、見せる気無くなったわぁ〜。んなこと言われると例え使える技だったとしても披露したくなくなるわぁ〜」ﾎｼﾞﾎｼﾞ
魔術師「なら今死ぬ？」ﾒﾗﾒﾗ
剣士「まあまあ。とりあえず見せて貰おうよ」
隠者「どの道使えなくとも今までと変わらぬからな」
魔術師「そうね。肉壁くらいは役立つわよね」
勇者（今だに気付いていない様だけど、オレの人任せスキルって極めると絶対に自分が攻撃対象にならないんだよなぁｗｗｗ）
勇者（後、何故か相手を不快にさせてしまうｗｗｗ）ﾌﾋｯ!
50 ：ピザオタ ◆NV92d4W1y2n/：2014/05/02(金) 22:28:35.71 ID:lJPgCeJq0
今日はここまで
勇者のスキルが使い辛くてなかなかエンディングが決まらない……ドゥフｗｗｗ
51 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします：2014/05/02(金) 22:53:34.16 ID:hXdZxp5Lo
おつ
53 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします：2014/05/03(土) 12:49:32.46 ID:9bfmFZDyo
狙われ率0%化とかヒーラーやアイテムシューターなら喉から手が出るほど欲しいパッシブスキルだな
54 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします：2014/05/03(土) 13:31:57.63 ID:LToYhnZMo
範囲攻撃に巻き込まれるだろ
55 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします：2014/05/03(土) 18:08:24.56 ID:0Wvmw8QSO
鞭は普通に武器として有用、無限蝋燭は松明いらず
けっこう使えそうな気が
56 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします：2014/05/03(土) 18:14:05.29 ID:7NxnrpaDo
勝手な想像だが
鞭＝当たると痛いがダメージは入らない
蝋燭＝やたら重い
とかで冒険者用の装備としては不適なんだろう
57 ：ピザオタ ◆NV92d4W1y2n/：2014/05/07(水) 23:52:36.80 ID:EM6Yv3rb0
今日も書きに来ますた
>>54
何のための「背後を守る」があると思っている
>>55
鞭は持つところがありませんｗ
蝋燭は明るくはなく、熱いのがずっと垂れているだけですｗｗｗ
58 ：ピザオタ ◆NV92d4W1y2n/：2014/05/08(木) 00:00:30.33 ID:CpiCNEb60
勇者 スキル：人任せ・NEO９９
【特技】
応援団招来・背後へ消える・一夜城実況ドーム・責任転嫁（オレシラネーシ）・手揉揉（シャショ〜ゥ）・屈せぬ心（デアルクニート）・《不働勇者（ハタライタラマケ）》
勇者「」ﾄﾞﾔｧ
剣士「……これは」
魔術師「前と何が違うか解らない」
隠者「いや、酷くなっているだろう」
勇者「きっと見たらびっくりするぜ」ﾌﾌﾝｯ
剣士「期待して、良いのかな？」
勇者「いいともー！」
魔術師「まあ期待しないでおきましょうよ」腹パン
勇者（無防備な鳩尾攻めんなや……）ﾄﾞｻｯ