魔王「今度の勇者は女の子か……可愛いな……ぐふふふ」
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Part2
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 15:41:42.47 ID:
vWd6TAgz0
……
使い魔「呼んできました」
ドラゴン「ドラドラァwwwwwwwゴエーwwww」
側近「……うむ、不安は残るが実力派折り紙つきだ」
使い魔「知能が足りてませんが」
側近「そのほうがかえってよい。こいつは獲物に対して情などもたない冷酷な殺戮モンスター」
側近「勇者め……この爪と牙の餌食となるがいい」
ドラゴン「ンンwwwwwwwwwwwwww」ギラン
使い魔「うまくいくと良いのですが。勇者はそこそこに武装をととのえ、レベルもあがってきています」
側近「大丈夫だ。まだなんとかなる」
使い魔(どうだかなー。呑気なことしてる暇ないとおもうんだけど)
側近「今年度予算案の修正はいまさらできん。手持ちの戦力で叩き潰すしかほかあるまい」
使い魔「はい……」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 15:47:18.83 ID:
vWd6TAgz0
側近「魔王様」
魔王様「なんじゃ話かけるなワシはいま忙しい」
側近「ほう、勇者を透視するのがそんなに忙しいですか」
魔王「……かわええのぅ、なんという天真爛漫さじゃ」
魔王「笑顔につつまれた清らかな心が伝わってくるようじゃわい」
魔王「たくさん愛されて育ったんじゃなぁ、いいことじゃ」
側近「その天使のような勇者にゴーレムが負けましたが」
魔王「おお、おお。気高さと強さも兼ね揃えておるんじゃなぁ……ウットリ」
側近「だめだこの人……」
魔王「ワシがたーっぷり可愛がってやるからのぅ」
側近「……敵対国家の最重要案件ですよ」
魔王「……うふふふふ」
側近(もうだめだ。この人の時代は終わった。私がなんとかするしかない……)
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 15:51:15.75 ID:
vWd6TAgz0
ーーーー
ドラゴン「ンンwwwwwwwゴアーwwwwwwwww」
勇者「ちょーうけるっwwwww」
魔法使い「ドラゴンじゃん! 間近で見たらきもっ!」
戦士「皮膚やばくない? まじ悪寒ダッシュなんですけどー」
僧侶「はぁー……もっとイケメンとかいないわけー?」
ドラゴン「……」
勇者「あんたさぁ、まじいけてないよ?」
ドラゴン「……」
勇者「言葉わかる? まじきもいよ?」
ドラゴン「……ゴ、ゴアー」
僧侶「声もやばくない? どうやったらそんなきもくなれんの? 病気?」
ドラゴン「……」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 15:54:28.95 ID:
vWd6TAgz0
戦士「ぎゃははっ、イジメカワイソー」
勇者「なにしにきたの? もしかしてあたしら殺しにきた?」
ドラゴン「……」
魔法使い「だまってちゃわかんないんだけどぉ? なぁ?」
ドラゴン「……ご、ゴア」
勇者「魔王の手先だよね? じゃあご愁傷様ぁ〜☆」
ドラゴン「……」フルフルフルフル
戦士「あ、違うの?」
ドラゴン「ご、ごあ……」
勇者「何、違うの?」
ドラゴン「……」
勇者「はっきろ答えろよきめーなテメェはよ!!!!」
ドラゴン「ゴゴゴゴゴ、ガアアーッゴアー! (T0T)」
戦士「勇者勘弁してあげなよ泣いてるじゃん」
僧侶「あんた顔は可愛いけど気迫やばすぎーwwwww」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 15:58:26.71 ID:
vWd6TAgz0
勇者「もういいじゃんいつもどおりバラそうよきもいし」
ドラゴン「……シクシク」
戦士「えー、よくみりゃかわいーしー」
勇者「かわいくねーよwwwwwwこいつの態度みてるだけでイライラするんだけど」
僧侶「びびらすからじゃーんwwww」
魔法使い「よしよし、いい子だねー」
ドラゴン「キュゥーン、キュゥーン……」
魔法使い「なでなでなでなでメラミ!」
ドラゴン「キュピュウウウウウ」
勇者「うわっ、さいてー」
魔法使い「あんたがいうのwwww」
勇者「あ、じゃあもうやっちゃおか」
魔法使い「めんどくさいしこいつ喋れないっぽいし殺そー」
戦士「おっけー、日もくれるしパパっとバラすよー」
僧侶「きゃははははは」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 16:01:25.52 ID:
vWd6TAgz0
ザシュ ザシューーーー
キャハハハハハ 血の色マジヤバクナイwwwww
ウケルwwwwwwwwww
\ゴアーーーー!!!/
使い魔「な……ッ!!」
勇者「きゃははっはははははははははは」
魔法使い「ひーひひひひっひひいひひひwwwww」
僧侶「ホイミ! ホイミ! ホイミ! ぎゃははははは」
戦士「おらいっぱーつ! にはーつ! さんはーつ! ぎゃががははあああ!!!」
ドラゴン「ギャアアアアアアア」
使い魔「あ、悪魔だ…………ッ!! あいつらこそ……ひ、ひ……ぃ」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 16:06:18.09 ID:
vWd6TAgz0
勇者「あ?」
使い魔「!!」
戦士「どうしたの? 陣痛でもはじまったwww?」
勇者「ちがうしーwwwてかまだヤってないしーwwww」
戦士「バージン勇者とかきもくねーwwwwww」
勇者「そうじゃなくてぇ。聞いてよー。
なんかさー、すんごい遠くにこっち見てる奴がいるっぽいんだけどー」
使い魔(なっ、馬鹿なっ! 軽く1キロメートルは離れてるんだぞッ)
僧侶「また女の勘ってやつー?www」
勇者「勘っていうかー、シックスセンスみたいなー?ww」
戦士「あんたそういうのすごいよねー」
勇者「あー、まじうぜぇちょこまかしやがって、いままでずっとつけてたのこいつっぽい」
戦士「逃したらめんどくさー」
勇者「うーん……あ、そっか☆ こうすればいいんだ」ミシミシ
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 16:10:15.48 ID:
vWd6TAgz0
ブチッ
勇者「えいっ」ビュオッ
使い魔(何かを投げた……!?)
使い魔(ままっま、まずいまずいこっち向かってくるまずい)
使い魔「ギャアアア」
ザシュ
使い魔「ガッ、これ……鱗!? ドラゴ……!?」
使い魔「なn……だと……」
勇者「撃墜したっぽいwwwwwwww」
魔法使い「あたしらいらないじゃんまじでwwwww」
勇者「えーいるよー友達じゃーんwww」
戦士「友達とかまじきめぇよー」
僧侶「ドラゴンさんブーメラン最強じゃんwwwww」
勇者「死体も結構役に立つねー」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 16:12:43.40 ID:mAxz6u7C0
なまじスペック高いとシャレにならないな…
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 16:17:09.13 ID:
vWd6TAgz0
……
使い魔「はぁ……ハァ……魔王様、いや側近様に伝えねば……」
使い魔「やつらは化物だ…………今の軍備じゃ……城にたどりつく……ッ」
使い魔「ぐっ、あああぁあ」
使い魔「いまの光景をみてくれているといいが……なにぶん向こうは深夜……」
使い魔「まずいですぞ……」
使い魔「なんとか、城まで……這ってでも。港へたどりつけば……まだ……」
使い魔「ぐぅ……痛いぃ……痛イィ……助けて、おかーさん……」
使い魔「化物だ、怖い……」
使い魔「笑いながら……あいつら……ぼくらのこと殺すんだ……う……」
勇者「やっぱまだ生きてた! あはぁ☆」
使い魔(こんな……ふうにーーーーッーーーー) グシャ
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 16:17:25.84 ID:ddacMchS0
魔王はそりゃあもう勇者達がびっくりするあまり5km後方まで満遍なく糞尿撒き散らすくらい強い奴であってほしい
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 16:18:45.44 ID:bNej32Gc0
なんという展開……
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 16:23:25.69 ID:
vWd6TAgz0
……
戦士「うわー、ぐろー」
僧侶「一人で走っていったと思ったらwwwww」
魔法使い「命中精度まだまだって感じ?ww」
勇者「しかたないじゃーんwwwドラゴンの鱗なげるのなんてはじめてなんだしwww」
戦士「あーあー、もっといたぶって殺してぇなー」
僧侶「魔王の国にいけばそれこそやりほうだいじゃねwww」
魔法使い「今でも相当自由にやってんじゃんwwwwww」
勇者「勇者一行の特権だよねーwwwwまじおいしいし」
戦士「ストレス解消してお金と感謝がいただけるなんてうますぎwwwwww」
勇者「このペースだとあと一月くらいでたどりつけるかなぁ?」
僧侶「余裕じゃねwwww」
魔法使い「もうちょっと遊んで回りたい気もするけどw」
勇者「温泉とか入りたーい」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 16:23:34.31 ID:duB0hYDe0
こんな勇者いやだよぅ…
魔王かわいそすぎ泣いた
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 16:28:25.47 ID:
vWd6TAgz0
ーーーーーーーー
魔王「さて、今日も勇者ちゃんを眺める一日がはじまるぞい」
側近「……」
魔王「どうしたんじゃい。ええじゃろまだ三時間のこっとるんじゃから」
側近「いえ……」
側近(おかしいな、使い魔のやつ……どうした?)
側近(ドラゴンと共に敗れたか? いやいやありえん、そんなヤワな鍛えかたしてないはず)
側近(あいつは過去の大戦で聖騎士団の分隊を一人で壊滅させた古豪、ゆえに俺の右腕)
側近(……しかし、不安がよぎる)
側近(この水晶玉に映る遥か遠方の少女たちの笑顔が、妙に恐ろしく感じるのは私だけだろうか)
魔王「おふぉっwwwお風呂じゃぞ!! お風呂じゃ!!」
側近「む……! いけませんよそれは」
魔王「なんでじゃ!! あ、さては貴様勇者ちゃんたちのお風呂シーン独り占めする気じゃなヘンタイめ!!」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 16:29:35.31 ID:xr+RAjtO0
魔王・・・目を覚ませ><
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 16:30:38.94 ID:MYKrqKdJ0
側近は女だと思ってたのに。。。。。
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 16:34:45.75 ID:
vWd6TAgz0
魔王「……僧侶ちゃん>戦士ちゃん>勇者ちゃん>魔法使いちゃん」
魔王「と、いったところか……」
側近「は?」
魔王「ゴホン、ひとりごとじゃムフフ」
側近「どこ見てるんですかなぁ!! あんた人間の娘っ子の裸みて何が嬉しいんですか」
魔王「うるさいわ!! お主もどうせワシから没収しとる間チラ見しとるんじゃろう!」
側近「ええしてますとも! 迎え撃つ傾向と対策のためにね!!」
魔王「そういうの世間ではのぞきっていうんじゃぞ!!」
側近「いわねーよ! あんたがいまやってることがまさしくそうだよ!」
魔王「まったく!! はぁ……よみがえるのぅ……」ホクホク
側近「よみがえらなくていいから早く老衰で逝けよ」
魔王「最近カリカリしとるぞ、どうしたんじゃ」
側近「部下がてひどい目のあってるんですよ。そりゃあ上司として頭かかえますって」
魔王「お主が行けばいいじゃろうが」
側近「俺が……私が行けば政がはかどらないでしょうに」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 16:40:04.55 ID:
vWd6TAgz0
魔王「人生たのしんどるか?」
側近「あんたはいいよな、ほんとそう思いますよ、国の未来とか案じる年齢じゃないし」
魔王「ええじゃろう? 羨ましいか?w」
側近(……くそ、最近マジで殺したくなってきたぞ)
魔王「まぁ冗談はおいといてじゃ。堅物くんには通じんみたいじゃからのう」
側近「……」
魔王「次はワシの部下を向かわせよう」
側近「魔王様直属の部下ですか? ……ということは」
デーモン「俺だ」ヌッ
側近「うわっ、お前か」
デーモン「そう邪険にするな。俺とお前の古い仲だろう?」
側近「いつの間に魔王様にとりいった。お前は権力争いに敗れて地方に飛ばされたはず」
デーモン「あぁ、てめぇのせいでな」ゴゴゴg
側近「……」ゴゴゴゴ
魔王様「け、ケンカはやめるんじゃ……」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 16:44:27.22 ID:
vWd6TAgz0
デーモン「とにかく。この娘っ子の首を俺がひねればそれで文句ないんだろう?」
側近「……あぁ」
魔王「ちゃうわい!! 殺してはならんぞ!!!」
デーモン「はて?」
魔王「勇者ちゃんは絶対ワシのもとにつれてくるんじゃ!!」
デーモン「ではさらって来ればいいのですかな?」
側近「いやだめだ。それだと政府が手引きしたように見える」
デーモン「その後殺せばなんの問題もないのでは?」
側近「卑劣な手段を使うと国際法に抵触するだろ」
デーモン「じゃあ何をすればいいのだ? 俺を指名しておいてまさか偵察などというくだらない任務を」
魔王「……わかった」
側近「おお、魔王様、ようやく腰をすえられましたか」
魔王「勇者ちゃんを殺すことは許さん。だがその取り巻きはかまわんぞ」
デーモン「ほぅ……」
側近(え……)
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 16:49:53.09 ID:
vWd6TAgz0
デーモン「かしこまりました。戦士、魔法使い、僧侶をしまつすればいいのですね」
魔王「ううむ……仕方ない……勇者ちゃんは悲しむじゃろうが……心を鬼にするわい」
側近(鬼どころかあんた魔王だろ……)
デーモン「ひとひねりにしてくれますよ。頭蓋骨くらいはもって帰りましょう」
側近「頼んだぞ」
デーモン「貴様の命をうけるわけではない」
側近「チッ。いい気になるなよ」
デーモン「ふん、貴様こそ、成り上がりの小僧が」
側近「……気を付けろよ。腹心の使い魔も連絡をたった、もしもがあればすぐに引き返せ」
デーモン「誰に言っている。俺は邪悪なるデーモン様だぞ」
魔王「ゆくのだデーモンよ!! 勇者一行を皆殺しにせい!(久しぶりに決まったのぅ)」
デーモン「朗報をおまちください魔王様……クックック」
バサバサ…
側近「行ったか……これで片付くといいが……」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 16:57:10.29 ID:
vWd6TAgz0
魔王「……行ったか。さてお風呂の続きじゃ」
側近「あのねぇ……」
魔王「にしても可愛いのぅ。まるで聖女、いや、天使、いや、神!!!」
側近「叩き割りますよこれ」
魔王「やめんか、まじでやめて老い先短い哀れな老人から楽しみを奪わないで」
側近「そういうのズルイですって、ピンピンしてるじゃないですか」
魔王「はぁ〜〜次の魔王は誰を推そうかのぉ〜?」
側近「ウグ……クソジジイ」
魔王「あ゛〜〜ワイバーンなんか知的でええのぅ。ライオネックも品があってええのう」
側近「おい、全部私より格下じゃないですか」
魔王「小うるさい奴が魔王になったら国民も苦労するじゃろうなぁ〜〜カワイソカワイソ」
側近「……わかりましたよ。もう少しお付き合いします」
魔王「ほんとか! じゃあ貴様、好きな順番にならべかえてみぃ!」
側近「は?」
魔王「この子らじゃ! 気に入ってる順に言ってみろ!! おっぱいの大きさで決めてもええんじゃぞ」