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勇者「俺に従順になったハーレムパーティと魔王倒す」
Part8


187 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/06(木) 23:52:09 okUEyLRI
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子供「ママ〜あれ何やってるの?」
ママ「釣りザマス。エサに人間を使ってるでザマスが」
僧侶「そ〜れそれそれ大量だぁ〜〜〜」バシャバシャッ
勇者「ちょっ、さ、サメ来てる!!サメ来ちゃってる!!!」
僧侶「じゃあお得意の雷魔法使えや」
勇者「そうそう、俺の魔法でビビってね!って俺も感電するやろがーーーい」
僧侶「は?やれよ」
勇者「あ、あはは・・・・だから・・・無理、ってサメきとる!!デーデンデーデンデデデデデデデデ」
僧侶「・・・」
勇者「ごめん!ごめんなさい!!お願いしますから許してください!!!」

188 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/06(木) 23:53:40 okUEyLRI
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勇者「けほっ、・・・おぉぇっ・・・・・」ピチピチッ
僧侶「今までよくもやってくれたな」
勇者「い、いやでも結果オーライじゃん」
僧侶「なにが」
勇者「俺と仲良くなれて、サ☆」ウインクッ
             アーウソウソデスウソデスゥ! バシャバシャッ
船員「君達!ここは漁場じゃないんだぞ!」

189 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/06(木) 23:54:29 okUEyLRI
_ 午後 _
      = レストラン =
賢者「それでその有様か。潮臭いと思ったら」
勇者「いやいやいやいやいやいやいや!!!コイツがね?この二重人格ほんわかヤンキー女がね?」
僧侶「・・・」モグモグ
盗賊「何があったのかは知らないが・・・・魔法使いが戻ってくる前に仲を戻しといたほうがいいんじゃないか?」
僧侶「いやだ」
勇者「ほら!ほらこれーーこいつのこれーーー!」ビシッ ビシッ!
 「君達」
盗賊「・・・・さて、バイキングに行ってくる」ガタッ
賢者「ふむ!では我も日替わりスープをおかわりに。何故なら今日はコーンスープだからっ」ガタッ

190 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/06(木) 23:59:41 okUEyLRI
僧侶「・・・」モグモグ
勇者「なにすまし顔で飯食ってんだよ。あぁ?大体なぁ、あんときはそっちが俺をいじめてきてんだろ。倍返しだよ倍返し」
僧侶「むっ、私はほんとに心を痛めて・・・!というかそれじゃなくてそ、その・・・・・踏みにじったんじゃん!」
勇者「はぁ?何を」
 「君達!」
僧侶「ていうか今まで私は何をしてたの!!?勇くんの勘違いが無かったら今頃私はよその王子と一緒だよ!」
勇者「ありえねー。どのパラレルワールド行ってもお前は俺の傍にいるよ」
僧侶「なっ・・・・!///」
勇者「言っとくがお前の選択肢は俺ルート一択だからな。というか可愛そうだから俺が引き取ってやって」
僧侶「はぁ!!?」ガタッ!
 「君達!!」

191 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/07(金) 00:01:37 IR6rwIDw
芸術家「私の食卓を邪魔しないでくれるかな。貧相な旅人よ」
勇者「あぁん?どこをどう見て貧相っつってんだよ。え、ちょ、短小じゃねーし!」
芸術家「身なりだよ。君のそのマフラー、君のその十字架ネックレス」
芸術家「いや、センス最悪だねぇ!!」
勇者「・・・」ピクッ(た、たしかに気味悪いギリシャ文字がマフラーのそこかしこに散らばってるマフラーだけど)
僧侶「・・・」ピクッ(た、たしかに十字架にしてはちょっと12歳辺りの男子が選り好みそうなデザインだけど)
 (よくもまほさん、ちゃん、からもらった物を!)
芸術家「いや、図星かい?まぁいい。煽りもこのくらいにしとこう」ガタリ
芸術家「邪魔が入った。リポーターさん、続けて、あ、カメラはもっと私の顔アップで」
リポ「あ、はーい」

192 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/07(金) 00:07:11 IR6rwIDw
 Q._ 今回の作品の見所は?
芸術家「まぁ、最近は私も不調でしてね。そんなとき!夢に『彼女』が現れたんですよ」
 _ はっきりと?あのビジュアルで?
芸術家「ええ、天使さながらでしたよ。それですぐに知り合いの宝石商から財産を渡してあの『クリスタル』を
    買ってね・・・・」
 _ まるで『少女を氷漬け』にしたような彫刻ですが・・・・もしかして中に?
芸術家「ははっ(笑)まさか、あらかじめ作った人形を中にいれてですよ。まぁ疑われるのも仕方ないと思います(笑)」
 _ さきほど天使さながらとおっしゃいましたが、何故『魔法使いのような服装を』? 
芸術家「それは・・・・・えっと、あ、ここカットね」
芸術家「こほん、夢に出てきた彼女は杖を持っていましてね。どうせなら魔法使いの格好をさせようと」

193 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/07(金) 00:10:15 IR6rwIDw
_ オラどけッ! こほん、なぜオークションに出したのでしょう?
芸術家「それ、ですか?それ聞いちゃいますか」
芸術家「いやらしい話になっちゃうんですけどねー実は売れるんですよ。定価で売るより」
芸術家「所詮、人形をベースにクリスタルを固めたようなものですからね。簡単に言うと」
_ そんな!それでも普通の人間にはできない技ですよ
芸術家「そうですか(笑)」
芸術家「オークションの町。あそこには大富豪がわんさかと集まります。彼女のビジュアルを考えれば」
芸術家「そっち系(ロリコン)のお金持ちもたくさんいるって聞きますしね(笑)」

194 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/07(金) 00:11:07 IR6rwIDw
_ 疑いたくはないですが。作品は例の事件の被害者なのではないかと
芸術家「あーあの地上一大会の。魔王が降臨したなんて噂がある」
芸術家「違いますよ。丁度その時期に完成しましたが、完成したのは南の大陸です」
芸術家「ちゃんと証人もいますよ。私の作品を見た人がいるんですから」
_ 作品の途中経過を見た人は?
芸術家「・・・・いや、それは・・・・・こほん。私は・・・そう!完成するまで人に見せない主義だから」
_ 最後に質問です。その魔法使いのポーズを教えてくれませんか?
芸術家「そうですね。こだわったのは・・・・あの誰かに助けを求めているポーズですかねぇ」
勇者「そうですか。大変参考になりました」ニコニコ  僧侶「勇くん。調理は任せて」
芸術家「な、なんだ君たちは!!リポーター達はどうした!!?」

195 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/07(金) 00:16:20 IR6rwIDw
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賢者「さて・・・・うふっ、うふふふ・・・・・コーンスープは我の最大にして最強の回復道具であり」パカッ
賢者「おぉ〜〜〜!黄色く輝いている・・・どうしよう。パンをつけて食べようかな?サラダバー行ってドレッシング代わりに」
賢者「お、落ち着くのだ我よ。たかが汁物ごときに」
賢者「よし、最初の盛が肝心」スッ
 ヒュウウウウウウウッ
         じゃっぽんっ!
芸術家「」ピクピク
賢者「」

196 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/07(金) 00:17:51 IR6rwIDw
_ 厨房 _
コック「困りますよお客さん。勝手に入ってもらっちゃ。この海上レストランでは___ チャキッ
盗賊「いいからこのレシピを教えろ・・・・」(私もせめて料理くらいは・・・)
コック「え、こ、これはまず味の素をですね」
            ドカァアァァアンッ!!!
 「コック!何者かが勝手に・・・・!」
勇者「はい、粉つけてー!」パッパッ! 
勇者「油熱湯を準備しマース」グツグツ
芸術家「んー!んーー!!」
勇者「転がしまーす。立派なフライになれよ!」ゴロゴロ

197 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/07(金) 00:19:22 IR6rwIDw
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盗賊「私が止めなかったら・・・・・どうなっていたか」
賢者「許さぬ・・・・!貴様等コーンスープの恨みは一生許さぬ!!」ウルウル
勇者「〜〜〜♪」 僧侶「ひゅっ、すー!す〜♪」
賢者「できてないな。いいか口笛とは・・・・すー!す〜〜〜〜っ!」
芸術家「んー!んーーー!!」
盗賊「で、どうする?殺すのか?」
賢者「貴様も変わらないじゃないか・・・」

198 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/07(金) 00:21:55 IR6rwIDw
勇者「いや、情報を割り出してからだ。おい盗作野郎。俺の調教成果作品どこやった」ベリッ
僧侶「むしろされてたくせに」
芸術家「知らなかったんだ!アレが元は人間なのも!・・・・作品ができず悩んでいたところにアレが降ってきて・・・」
勇者「売ったわけか。だからどこに売ったんだよ」
芸術家「オークションの町だ!明日に西の大陸の港町に着くとして2日、ギリギリでオークションに間に合う!」
勇者「金」
芸術家「へ?」
勇者「まほさん売った金だよ。予告通りカジノでざわざわしてられっかよ!!」
芸術家「いや、その・・・・使いきっちゃったというか・・・・」
勇者「落とせ」

199 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/07(金) 00:22:50 IR6rwIDw
      _ 西の大陸 _
勇者「ここがオークションの町か。思ったより港から近かったな」
勇者「あ、あーいたた!足がつらたん!!盗賊さんおぶってぇ〜〜」
盗賊「ああ。乗れ」スッ
勇者「えへへ///」ドサッ
僧侶「・・・・・」
賢者「僧侶落ち着け!!」
勇者(あれ・・・・むしろ俺がおんぶしてあげた方が得なような・・・・)

200 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/07(金) 00:27:07 IR6rwIDw
________________ オークション会場
勇者「へぇ・・・ここg!!?」
 ドクン
勇者(俺のロリコンセンサーが発動しているだと!!?!?)
賢者(やはり魔法使いの魔力をわずかながら感じる)
僧侶(これ食べられるのかなぁ)ダラー
盗賊「それはサンプルだ」
勇者「くっ・・・収まりやがれ・・・!収まりやがれ俺のセンサー!」

201 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/07(金) 00:29:34 IR6rwIDw
少女「あのお兄ちゃんどうしたのー?」
ママ「あれは14歳特有のね?」
勇者「ハァッ!!?」バッ
少女「うわ、こっち見た」
ママ「行きましょ」 タッタッタ
勇者「ダメだ・・・年相応のビジュアルじゃダメだ・・・あぁ、まほさん」
勇者「ラブリーエンジェルまほたん。愛しのまほさぁんうへっ、うへへへぺろぺろ」
僧侶「む」(絶対私が凍ってたときはこんなこと言ってない・・!)

202 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/07(金) 00:30:41 IR6rwIDw
 「ホッホッホッ、この魔力。どこかで感じたような・・・」
賢者「・・・やはりおじいちゃ・・・・祖父か。何故ここにいる」
大賢者「・・・」ムシ(昔は1ヶ月ぶりにワシに会うたびにハグをしてきたというのに)
賢者「えぇっ!?お、おじいちゃん!私なんかヒドいことした!?」オロオロ
勇者「じじっ・・・・じいちゃんおひさー。なんでここに」
大賢者「ワシ等のふるさとは西の大陸でな。この会場にもよく孫と来たわい」
賢者「私にとって展示されている品は博物館のようであってな」
賢者「懐かしい・・・・小さい時からよく一人で来たものだ・・・」

203 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/07(金) 00:32:18 IR6rwIDw
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幼賢者「おじーちゃん!これかっこいいよ!!もーぜる?の銃!」
大賢者「ホッホ、・・・・・のぉ賢者よ?お前も女の子なんだからこっちのティアラとかどうじゃ?」
大賢者「欲しいならワシがオークションで買ってやるぞい」
幼賢者「いらない」ブンブンッ
幼賢者「こっちの懐中時計かっこいい!時間戻れるんだって!あ、こっちの携帯は555って押すとね!?」
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勇者「たしかにお前なんか雑貨好きそうだよな」
盗賊「・・・・・そういうことか」
僧侶「あーー。ま、まぁ趣味は人それぞれだよね!」
賢者「な、なんだその哀れな目は」

204 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/07(金) 00:36:35 IR6rwIDw
大賢者「さて、お主らも気づいていると思うが・・・・・というかここまで来たのは君のためじゃよ」
大賢者「勇者よ」
勇者「!」
大賢者「近々少し馴染みのある魔力が3つ、そして大勢の人間の魔力が固まった」
大賢者「皆に頼まれ人間をクリスタルから開放する策を得るべくして旅をしている」
大賢者「まぁワシが君のためにここに来たのはこの警備員を」
警備員「なんでしょう?」
大賢者「この者たちを彼女に会わせなさい」

205 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/07(金) 00:40:17 IR6rwIDw
  ギィィィィィィ
         バタン!!
勇者「なんだ・・・この暗いとこ・・・お、おぉーっとなんか手に柔らかい感触ガー」
僧侶「ひゃっ!?///」
勇者「お前かよ俺は姉さんのを・・・ぶげらっ!?」
賢者「オークション品の中で一番価値がある物を来るべき日まで保管する場だ」
賢者「今回の目玉はどうやら」
大賢者「ほれ光よ」ピカッ!!
        魔法使い(クリスタル)「」
勇者「まほさん!!」
僧侶「うそっ!!?こんな姿に・・・・でも可愛いけど・・・・あ、あれ私もこんなふうに芸術的に固まってたのかな?」
勇者「まほさん・・・・」スタスタ
僧侶「ゆ、勇くん聞いてるの?」

206 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/07(金) 00:43:28 IR6rwIDw
          「おっと。お客さん」
勇者「・・・なんだお前等。邪魔だどけ!離せッ!!」ガルルルル
オーナー「この会場のオーナーでございます。商品にはあまり触らないでもらいたい」ニコニコ
警備A「・・・」  警備B「・・・」
賢者「!?」(呪文反射・・・マホカンタを貼っている・・・これでは勇者の魔力を注げない・・・)
大賢者「むぅ・・・・・・ワシも色々問いかけたのじゃが・・・全く反応してくれなくての」
大賢者「無理やり奪う手もあるがワシの力は犯罪に使えん」
盗賊(警備が二人だけ、か。会場入口や出口付近にも同じような顔の警備がいたな)
盗賊(通気口も無し。盗むならどうするか・・)

207 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/07(金) 00:46:34 IR6rwIDw
_ 宿屋 _
勇者「・・・」
僧侶(勇くん。こんな真面目な顔しちゃって・・・よっぽどまほちゃんのことが・・・)
賢者「? 僧侶よ。何故目が潤んでいる?ゴミでも入ったか?」
僧侶「へっ!?あ、あぁいや・・・・・なんでもない」ゴシゴシ
盗賊「・・・どうする。オークションは明日だが」チラッ
勇者「わかってる」
勇者「俺に策がある。みんな聞いてくれ」ニヤリ....
僧侶「完全に悪役の顔してるけど」

208 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/07(金) 01:31:01 IR6rwIDw
      NEXT maho’s HINT!!
  魔法使い「まふらー」
魔法使い「次回は痴漢セクハラ事件・前編!一人の青年によって完全服従を強いられる女性達!」
勇者「クッ、犯人は一体誰なんだ・・・・・!そんなことするなんて絶対に許せないぜ!!」
魔法使い「ええ、犯人を見つけたら法的手段でかっさばいて死刑にしましょう」
勇者「えっ」
勇者「いや俺体触ることぐらいしかしてないって!」
魔法使い「犯人はお前だ」
   魔法使いが巨乳かどうかは脳内変更してください。見た目とか気にしてなかったんで考えます
    あと最近自分でも勇者の勢いや凄みが足りないなと反省しました。精進します

209 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/08(土) 01:45:36 pf1lPPSo

次回も期待!

210 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/08(土) 09:40:40 ataBhedU
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