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勇者「俺に従順になったハーレムパーティと魔王倒す」
Part6


140 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/02(日) 02:21:19 1XD.mrAQ
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勇者「チッ、たしかに巻き込まれちまったが・・・・自分の見てないところで知らない奴が襲われるよりマシだ」
賢者「勇者のクセに今日は真剣だな。あ、いたいっ!痛いよ!」
僧侶「この国の人たち・・・・みんな広場に集められてるね・・・・今下手に動いたら人質に取られちゃうかも」
勇者「どうすりゃいいんだ・・・・」(考えろ・・・・城はきっと盗賊さんがいるから大丈夫だと思うが・・・)
_ 王宮 _
 「この女強いぞ!!」 「クソッ、裏手も大量の兵士に囲まれてやがる・・・!」
盗賊「殺しはしない。おとなしく引くんだな・・・・ふっ、はっ!」ヒュッ ズバァァァ!!!(私はもう人殺しはしない・・・)
テロA「この女・・・どっかで・・・!」
テロB「あっ、こい、コイツ!!コイツのせいで・・・!」
テロC「私達の国を滅ぼした怪物・・・女・・・!許さない!許さないんだから・・・!」ギリッ...
盗賊「!!」(まさかこの者たちは・・・・戦争の国の民・・・?)

141 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/02(日) 02:25:54 1XD.mrAQ
テロA「どうした!急に威力が落ちてきてるぜ!」キィンッ! キィン!
盗賊「くっ・・・・!まさかこの国を乗っ取ろうとしてるのは・・・・」
首謀者「そうだ」スタスタ
首謀者「貴様によって・・・・貴様によって滅んだ居場所を再び結成するため・・・」
首謀者「生き残った兵士である私は国の民を集め、まさ再結成させた・・・殿や姫の行方も知らずだが・・・」
盗賊「クッ、だからって乗っ取らなくてもいいだろう・・・!それぞれ他の国に移住すれば・・・!」
テロB「それはおめーが言うセリフじゃねぇだろ!みんな撃て!!!」
           バババババババババババババババババ!!!
盗賊「銃撃!」キィンッキィンッ!! クルッ タタッ!
 「逃げたぞ!おえーーー!!アイツだけは殺せ!!」

142 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/02(日) 02:27:55 1XD.mrAQ
_____
盗賊「はぁっ・・・・はぁっ・・・・」(足と腕をかすった・・・・)トクトク...
盗賊「止血しなくては・・・」ヨロヨロ
盗賊「・・・あの者達は・・・・・私のせいで・・・・この国も私のせいで・・・・」
 「いたぞ!殺せ!!」 バババババッ! バンッバンッ!
盗賊「・・・!」タタッ シュバッ!
_ 王女の部屋 _
王女「・・・('A`)」
盗賊弟「もう兵士は・・・・いや、でも殺しはしないって言ってたし・・・・」
盗賊弟「王女様。狙いは貴女ッス・・・・せめて貴女だけは守らないと・・・」
王女「・・・行かないと」
盗賊弟「へっ?」

143 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/02(日) 02:29:04 1XD.mrAQ
王女「多分だけど・・・・いや、多分ウチをみんなの前で殺っちゃってさ。多分忠誠心を失わせようとしてんだよ( ´∀`)σ」
王女「みんなの前でウチを・・・・多分そうすればみんなどうでも良くなっちゃってさ。奴隷にならせやすいんじゃない?('∀`)」
盗賊弟「な、何をいって」
王女「みんなが辛い目にあっちゃうのはヤだけど。殺されちゃうよりマシじゃん?ヽ(*´∀`)ノ」
王女「あ、そういえば・・・・ウチ・・・・私の秘密を存じているのは貴方だけでしたね・・・・」
王女「ありがとう」スタスタ ガチャッ
盗賊弟「ま、待っ____!?」(体が・・・!?いつの間にロープを・・・)ギシギシッ

144 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/02(日) 02:31:36 1XD.mrAQ
_________
盗賊「おう・・・じょ・・・・?」ヨロヨロ
テロC「コイツ!私が殺す・・・!」
王女「待って!メイドさん撃ったらウチ舌噛むから!!んーーっ!!」ブシュッ!
テロB「!? や、やめろ!ここで死なれちゃ困る・・・!」(なんて女だ・・・言ってることとやってることがキチってる・・・)
首謀者「チッ、ソイツも捕らえておけ。後で、な」
勇者「ハッ!(`・ω・´)ゞ」
勇者「ヘヘッ、若いねーちゃんなんて久々だぜ・・・クヒヒッ」
テロA「だ、誰だ貴様!」
勇者「通りすがりの勇者様だ。覚えておけ!」(決まった・・・)

145 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/02(日) 02:32:46 1XD.mrAQ
首謀者「ソイツの相手はお前等に任せた・・・・」スタスタ グイッ
王女「うぐっ・・・」スタスタ
勇者「あ、待___ ガキィンッ!
テロA「お前等の相手は俺達だ・・・!」
テロB「ショットガンでブチ抜いてやる!」バァンッ!!
勇者「うおっ!?」   パァンッ!
テロC「拡散弾を避けたのね・・・けどっ!」シュッ クルクルッ!
     パシィンッ!
テロC「ムチで縛っておけば」
勇者「あふんっ、あっ・・・綺麗なお姉さんに縛られるなんて本望!///」

146 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/02(日) 02:35:17 1XD.mrAQ
盗賊「私のせいなんだ・・・・あの時だ。この者達はあの国の生き残りの民」
勇者「・・・・!?」(戦争の国、か)
盗賊「許してくれとは言わない。せめて私の命だけを奪ってくれ・・・!だからどうか・・・どうかこの国を、王女を奪うのは」
テロA「黙れ!」ドゴッ!
盗賊「ぐぁっ・・・」
テロA「もう俺達にはこれしかすることはない・・・・居場所がないなら奪えばいい。かつてのように・・・そう首謀者様はおっしゃった」
テロB「この国に恨みはないが。仕方ねーよな・・・・」カチャッ
勇者「はぁ!?お前等の国が滅んだのはお前等が弱かったからだろ。残念だっ・・・おっと」ヒュッ
テロC「黙りなさい・・・・子供だろうと容赦はしない・・・!」ギリッ...
勇者「何をそんなに怒ってるのか俺には理解ができないんだけど」

147 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/02(日) 02:39:35 1XD.mrAQ
テロA「コイツ・・・・俺達の恨みはだな!」
勇者「恨みってなんだよ。戦争なんか始めちゃった時点で何を悲劇のヒロインを演じてんだか」
勇者「俺から言わせればお前たちも姉さんも同類だよ。どっちも化物さ」ヤレヤレ
勇者「人の居場所を奪うような化物。な」スッ
テロA「がっ!?」バチバチッ バタッ...
        バタッバタッ....
盗賊「!? 勇者・・・!」
勇者「ちょっと気絶してもらっただけ。言い争う時間はないでしょうに!」ダダッ
盗賊「そうだ・・・・王女!」

148 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/02(日) 02:42:03 1XD.mrAQ
_ 広場 _
首謀者「マイクテス、マイクテス・・・あーあー」
首謀者「街中のスピーカーに入っているな。よし」
首謀者「部下がまだ来ないが・・・・まぁいい。先にこの女の処刑を行う!!!」
 ザワザワ
子供「や、やめろーー!王女様に手ぇだすなー!!」
 「黙れ」 ドスッ
       ワーワーワー ワーワー
_____________________________
僧侶「勇くん遅い・・・・も、もう見てられないよ!!私達だけで王女様を救おう!」
賢者「ああ!準備はできている・・・」フワフワ
僧侶「え・・・・えぇ〜そのダサい柄の絨毯でいくの?カッコつかないなぁ」
賢者「だ、黙れ!」

149 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/02(日) 02:43:16 1XD.mrAQ
盗賊弟「やめろぉーーーーー!」ダダッ
首謀者「チッ、捕えろ」
テロD「ハッ!」カチャッ パァンッ!
盗賊弟「ぐぇっ・・・・足が・・・!」
王女「!? し、執事さん!」
首謀者「化け皮を外したか王女・・・・貴様も民を騙す化物よ」
首謀者「覚えているか民共よ!貴様等は肌の色の差別で昔、人種差別を受けていた!」
盗賊弟「やめ・・・ろ・・・・」ズルズル
テロD「動くな!」ガンッ

150 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/02(日) 02:44:02 1XD.mrAQ
首謀者「調べたよ。かつてこの国は人種差別にあってたそうじゃないか」
首謀者「だが一人の男が立ち上がり。平和条約を結び、差別はほとんどなくなり。黒人だけの国を築いた」
首謀者「それがこの国。砂漠の国だったのだろう?王女よ」
王女「・・・」
首謀者「その男を民は国王と定め、今に至るが・・・・未だに民の白人への恨みは癒えず」
首謀者「そんな時、国王に娘ができた。それがこの王女」
盗賊弟「やめろ・・・・やめろ!!」
首謀者「貴様等はなにも思わなかったのか!?何故、国王は娘を貴様等民衆の前に姿を現さなかったのか!」
首謀者「部下よ。盗んだラーの鏡をよこせ」
テロD「ハッ!」スッ...

151 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/02(日) 02:45:30 1XD.mrAQ
僧侶「竜巻よ渦巻け!双方から・・・・バギクロス!」
 ビュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!
      ビュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!
テロE「な、なんだアイツ・・・ぐぁっ!?」ガンッ!
賢者「鍵は頂いた!貴様等、各自で腕の錠前を外せ!」
テロF「貴様!何を勝手な事を!」バンッバンッ!
賢者(あ、危ないなー・・・当たるとこだった)「随分エイムがヒドいようだが・・・・弾に頼ってるようでは・・・」ググググググ
賢者「弓矢には劣るなァ!」ヒュンッ!(あ、あれ今私カッコイイ・・・・!)
テロF「ぎゃっ!?」ブスッ!

152 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/02(日) 02:48:28 1XD.mrAQ
首謀者「今更遅いことよ。みよ!今から貴様等に本当の王女を移してやろう!」
賢者「!? 私のラーの鏡!」
首謀者「・・・さぁ、そのメイクをはがし、素顔を映し出せ」スッ 
    パァァァァァァァァァァァ
王女「!? 肌が・・・そんな・・・」
首謀者「どうだ。たとえメイクで顔ダチ、肌色を黒くしようと・・・真実を映せばイミのないことよ」
 「だ、誰だアレ・・・!」 「俺達の王女は・・・?あれなのか・・・?」
盗賊弟「王女・・・様・・・・!」
王女「・・・くっ・・・・」
首謀者「見たか!!?貴様等の王女は貴様等の嫌いな白人だったのだ!」
首謀者「貴様等を欺き!姿を貴様等に似せていた!!!」

153 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/02(日) 02:49:45 1XD.mrAQ
_ 1ヶ月前 _
盗賊弟「まぁいいや。こうやって被るッス」スッ
王女「なにやってんの?(´-`)」
盗賊弟「げっ」
王女「って・・・わ、私メイクしてない・・・!?どうやって部屋に・・?!?」
盗賊弟「あ、あれ?今朝見たとき王女はガングロだったはずじゃ・・・?あれ?誰ッスか?」
王女「なっ!?・・・・」
 「王女様!!どうなされましたか!!?」
王女「・・・」パフパフッ キュッキュッ
盗賊弟「お、おぉ・・・すげーッス。とんだ早業メイクッス・・・」
王女「こ、こいつ部屋急に入ってきたんだけド!牢屋入れちゃって!ヽ(`Д´)ノプンプン」

154 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/02(日) 02:50:57 1XD.mrAQ
_ 牢屋 _
盗賊「・・・」ムスッ
盗賊弟「す、すまねぇ・・・姉貴」
盗賊弟(けど・・・どうして王女はメイクなんか・・・)
兵士「盗賊弟。王女が貴様に話したいことがあるそうだ」
盗賊「!? 弟に何をするつもりだ・・・」ギロッ
兵士「ひっ!?い、いや命を取りはしないらしいが・・・」
盗賊「ならいい」
兵士「お前のねえちゃん怖すぎだろ」
盗賊弟「そうッスかね?」

155 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/02(日) 02:52:40 1XD.mrAQ
_ 王女の部屋 _
王女「コイツとふたりっきりで話したいからサ。どっか行ってくんない?(´・ω・`)」
兵士「し、しかし」
王女「いいからでてけぇーっとv(・ω´・+)ノ゙」バタン!
王女「・・・念のため結界も貼っておきましょう・・・誰にも悟られないためにも」スゥゥゥゥ
盗賊弟「へっ?な、なんのために・・・てか話し方変わってないッスか!?」
王女「んっ」パシャパシャッ ゴシゴシ
王女「貴方に本当の姿を見られてしまいましたからね。・・・だれにもお話は」
盗賊弟「いや、してないッスけど」
王女「・・・・ありがとうございます」

156 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/02(日) 02:54:56 1XD.mrAQ
_ 現在 _
盗賊弟「・・・ぐっ、やぁっ!」ガブッ!
テロD「ぎゃぁぁっぁっ!?!?」
盗賊弟「み、みんな・・・違うんス!王女は・・・」
 ザワザワ....ザワザワ....
  「じゃあ王女は俺達を騙してたのかよ・・・」 「嘘だろ・・・」
 「最悪だ・・・」  「ヒドイ・・・」 「なんでそんなこと・・・」 「嘘つき!だれだおまえー!」
盗賊弟「・・・っ」

157 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/02(日) 02:56:58 1XD.mrAQ
勇者「嘘だろ・・・?あれが王女なのかよ・・・」
盗賊「一足遅かったようだな・・・どうやら目的は死刑ではなかった・・・」
王女「・・・・私は」
王女「父から外には出るなと昔から言われていて・・・私の本当の姿を知る人間は彼、執事しか・・・」
王女「ですが私は!貴方達国民の心の傷に毒を塗りたくなくて・・・この姿を見せたらきっと・・・」
 「しゃべるなーー!」 「誰なんだお前は!!」 
王女「・・・っ!?」
       ワーワー ワーワー
首謀者「フフフ・・・もう民からの信頼は消えたな・・・」
勇者「おらぁっ!」ガキィンッ!
首謀者「またもや邪魔か。部下どうした」
勇者「どうしたかどうかはお前自身のカラダに教えてやるよ!!」バチバチバチッ

158 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/02(日) 02:58:33 1XD.mrAQ
王女「・・・」(終わった・・・・けど、いつまでも続くと思わなかった。いつまでも嘘をつけると思ってはいなかった)
 ワーワー! ワーワーワー! ワーワー!
首謀者「おっと」グイッ キランッ!
王女「・・!」
首謀者「勇者といったか。それ以上近づくと・・・この王女を殺す」
勇者「・・・!や、やめろ」
盗賊弟「ぐ・・・」ズルズル

159 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/02(日) 02:59:35 1XD.mrAQ
首謀者「この女も本望だろう。真実を知られた以上。この女にとって自分が生きる価値がなくなった」
王女「・・・」
首謀者「貴様等民もそうだろう?もう貴様等にとってこの女は王女じゃない。自分達を騙した敵だ」
 「・・・・」  しーん・・・
       「そ、そうだ!」
王女「!?」
 「俺達を騙してたんだ!どうせまた奴隷にするつ、つもりで!」
王女「・・・」ウルッ...
 「あ・・・・や、やっぱりだめ・・・?」 「なんか可愛そうになってきた」

160 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/02(日) 03:01:54 1XD.mrAQ
盗賊弟「たとえ王女様が白くたって・・・みんなを守ってたのは変わりはないんスよ・・・!」ズルズル
首謀者「・・・スピーカーに雑音が入るな。コイツを抑えろ」
盗賊弟「あっしは誓ったんス!必ず王女を守るって!!」
首謀者「おい!コイツを・・・を?」
勇者「もうお前一人だぜ。みんな・・・・倒れちゃってんよ」ニタァ...
 盗賊「ふぅ」シャキン
 僧侶「殺しはしないよ!」
 賢者「さて、ラーの鏡を返してもらおうか・・・おばあちゃんにもらった」
首謀者「クッ・・・・」
盗賊弟「みんな聞こえてるッスか・・・?国民のみんな・・・」