勇者「俺に従順になったハーレムパーティと魔王倒す」
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Part3
60 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/24(金) 20:29:45
KHDuFmQQ
_ 砂漠の滝・頂上 _
勇者「うわ、ここら辺水浸しだな。どうりでここまでの洞窟が水っぽいわけだ」
ゴゴゴゴゴゴゴッ バシャァンッ! ジョバジョバジョバジョバ
勇者「あー・・・・・ははーん。何かが邪魔でつっかえて流れないのか」
勇者「しっかしどうどかすか・・・・・ん?」
ロブスター「ヒヒーーンッ!!」
僧侶「」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
勇者「・・・お前のせいか・・・」
ロブスター「ヒヒンッ!ヒヒーンッ!!!」(僧侶!!おひさ!!!)
僧侶(クリスタル)「」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
61 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/24(金) 20:31:43
KHDuFmQQ
_ その頃 _
ガイド「えっ!?ツアー辞退!!?」
おばちゃん「嘘でしょ?賢者ちゃん?梅干食べる?」 おじちゃん「おにぎり持って行け・・・!」スッ
「そんな・・・・賢ちゃんがいないツアーなんて・・・・」 「ウチの孫にしたかった・・・」
賢者「うぅ・・・・すいません。わ、私・・・友達を探してて・・・・ツアーを利用してここまで」
ガイド「賢者ちゃん!」ガバッ!
ガイド「いいのよ。みんな、おじいちゃんおばあちゃん達はアナタがいたおかげでこのツアーを何十倍も楽しめたんだから」
賢者「うぅ・・・・ガイドさん・・・・」
賢者「おじいちゃん。おばあちゃん・・・・!」ウワーン
おじちゃん「これ持っていけ〜」バサッ!
賢者「へ?なにこの絨毯・・・浮きそう」
おばちゃん「これも」スッ キラーン
賢者「え?なにこの綺麗な鏡・・・真実写しそう」
62 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/24(金) 20:32:44
KHDuFmQQ
_ 砂漠の滝 _
勇者「んーっ!んーっ!!」グググッ!
勇者「ってもう夕方か・・・・・何時間たったことやら・・・・」
勇者「クソッ、めり込んで取れねー・・・・コイツ、いつまで時間かかせるつもりだよ。でも良かった・・・」ウルッ
勇者「・・・っ」ゴシゴシ
勇者「ああァッ!ったく速く元に戻れ!!」ガンガンッ!
僧侶「」
勇者「お前のせいで苦しんでる奴らがいんだよ!!さっさと元に戻れよ・・・・」グググッ
勇者「ハァッ・・・・ハァッ・・・・魔法でどかすしか・・・・」
63 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/24(金) 20:34:09
KHDuFmQQ
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_ 魔王城 _
魔王「え?なに?クリスタルの戻し方?」
姫「・・・」ビシッ!
姫「わたくしのお菓子凍らせましたのね!」
魔王「あのさ。君、人質みたいなものなんだから・・・・・」
魔王「というかそれ僕のだし。僕のだし」
側近「お姫様」ボソボソ
姫「魔法を注ぎ込めばいいのですね!」
魔王「どうして教えちゃうかなぁ・・・」
64 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/24(金) 20:35:27
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姫「んーっ!んーっ!」シュゥンッ!
姫「やった。これで食べれますの」
魔王「まぁ、思いが強いほどクリスタルは解除できるよ。簡単にね」ソレハショクヨクダケド
魔王「だが人間や魔物、動物なんかはクリスタルを解除するときは危険だよ」チラッ
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勇者「あ?なんか光って・・・」
ギュウンッ! ヒューーーーズドーンッ!
勇者「吹っ飛んだ!!?そ、僧侶!!?」
ザバァッ!! ドドドドドドドドドドドドドドド
勇者「おっとと・・・・これで水が流れたな・・・・!」
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魔王「気をつけたほうがいい。ソレは愛が強すぎると人を襲う仕組みになってるからね」ニヤッ
65 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/24(金) 20:36:33
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勇者「ったく。水浸しでいやらしくなっちゃったぜ」ビショビショ
僧侶「・・・」ユラッ...
勇者「僧侶・・・!」タッタッタ
ギュッ!
勇者「良かった・・・・戻って・・・!本当によかった・・・」ウルウル
僧侶「・・・」
勇者「ううぅっ、馬鹿!お前もここは俺を抱きしめるのがデフォ____ ゴスッ!
勇者「が・・・・はっ・・・・!!?」ブシュッ!
勇者「おえっ・・・・おろろろっ・・・・ごふっ!」ブシュッ! ドバァッ!...
僧侶「ユウクン」
66 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/24(金) 20:40:08
KHDuFmQQ
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姫「へぇ〜どうしてそんなことを?」ムシャムシャ
魔王「ちょっとしたイジワルさ。僕ってそういうの大好きなんだよ。ほら見てみ」ハァハァ
姫「可愛そうです。早く戻してあげなさい!仮にも私と同じ国の子供なのですからっ・・・・ガブッ!」
魔王「イテテ、無理だよ。僕じゃもう戻せないんだ」
魔王「彼がどう対応するか・・・・な。ヒントは愛は愛で終わるのサ」
姫「きっも」
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勇者「はぁっ・・・・・はぁっ・・・・ごぶっ!?」(胃が・・・コイツ・・・洒落にならない腹パンしやがって)
僧侶「ユウクン。ユウクン」ダダッ!
僧侶「ユウクーン・・・」ヒュッ ビュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ!
勇者「魔法!?お前・・・どうして俺に攻撃してきて・・・・」(ダメだ。頭が回らない)
67 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/24(金) 20:42:49
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勇者「バギクロス・・・」
ビュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!
勇者「こんなそよ風、おい僧侶!冗談やめろよな・・・・ぁっ!?」 ズバッ! ズバァッ! ビシッピシッ
勇者「ぐぁっ・・・・!!?」(傷が・・・・!)
勇者「ロブスター!下まで降りろ!!逃げろ!!!」
ヒヒーン! ダダッ!
勇者「はぁっ・・・・はぁっ・・・・幼馴染の顔すら忘れたのかよッ!」キィンッ!
僧侶「ユウクン」
勇者「発音がちげーんだよっ!」ガツンッ!
勇者「いきなり襲いやがって・・・・はぁっ・・・・なんで・・・なんで!」
勇者「なんでなんだよ!!!」
68 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/24(金) 20:49:44
KHDuFmQQ
僧侶「痛いよ・・・勇くん・・・・」
勇者「・・・そ、僧侶!悪い・・・・つい・・・___
僧侶「ユウクン」ガシッ!
勇者「がっ!!?」(首が・・・しまって・・・・)
僧侶「ユウクーン・・・・・ユウクーン・・・・イタイヨー・・・ユウクーン・・・・」グググ
勇者「がぁっ・・・・あ・・・ぁ」
ユウクーン ユウクン ユウクン ユウクン ユウクン ユウクーン ユウクン ユウークーン
勇者「ぁ・・・・あ・・・・ぁっ」
69 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/24(金) 20:51:57
KHDuFmQQ
ねぇ勇くん! 勇くん!勇くん!勇くん!
「うっせーな!!しつこいんだよお前!」
僧侶「えへへ。でも嫌じゃないでしょ?勇くん女の子好きなんだしさ」
勇者「ハムスター食べる女なんて好きじゃねーよ!戦闘民族星の女!」
僧侶「な、なによ!カカロットじゃないよ!」ブンブン
勇者「はぁ・・・・」チラッ
勇者(俺があげたネックレス・・・・直してまでつけて・・・・)
勇者「チッ、仕方ないな。魔法が使えんなら上出来じゃねーか。胸以外にも勇者様には役立つ要素があるみたいだな」
僧侶「む、胸以外って」
勇者「そうだ!お前、俺の仲間にならないか?」
70 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/24(金) 21:00:56
KHDuFmQQ
ユウクン ユウクン ユウクン ユウクン
僧侶「ユウクンユウクンユウクン」ググググッ!
勇者「・・・・!」グググッ.....パシッ!
ブチィッ!!
僧侶「!」
勇者「ぐべっ!?はぁっ・・・・はぁっ・・・へへっネックレスゲーット」チャラッ...
僧侶「・・・・カエセ」
勇者「返せも何も俺がお前にあげたやつだ。というかお前の物は俺の物」
勇者「お前は俺の物だ」ビシッ
僧侶「カエセ」ダダダッ!
勇者「おらっ、追ってこいよバーカバーカ!!バーカ!!」ダダッ! (コイツは僧侶だ。紛れもなく・・・・)
71 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/24(金) 21:06:08
KHDuFmQQ
勇者「・・・」ダッ!(だからどうした・・・・考えてる暇はない・・・・!)
僧侶「!?」ダッ!
ヒュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
勇者「滝からダイブなんて・・・・やってみたかったよな・・・・」ガバッ!
僧侶「ナッ・・・・!!ハナセ!カエセ!」
勇者「痛っ!・・・・離すかよ!!!」
勇者「お前は俺の物だ・・・・手放しはしない・・・・!」
勇者「覚えてるか!?このネックレスは俺が作ってお前にあげたやつだ!そしてぶっちぎった!」
勇者「お前と初めて会った時のことや。立場が逆転したときとか!覚えてるのかよ!!」
勇者「俺は覚えてる・・・・ずっと忘れない・・・・」
72 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/24(金) 21:10:11
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勇者「もしお前が忘れたなら!力ずくでも思い出させてやる!」
勇者「お前は俺の物だってなぁ!」
勇者「ち、力ずくで・・・・も・・・・」グッ
勇者「んっ!」ギュウウッ!
僧侶「んんっ!!?」
ヒュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ
バシャァンッ!!!
73 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/24(金) 21:15:41
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ロブスター「・・・」(遅いな・・・大丈夫かよおい・・・)チラッ
バシャァンッ!!!
ロブスター「!?」(今滝からなんか落ちてきて・・・)
ザバッ!
僧侶「・・・」ユラッ...ユラユラ
勇者「ぶべっ・・・・ぷはっ!?はぁっ・・・はぁっ・・・・」
勇者「どうだ僧侶驚いたか!いやぁ、心中しようかと思ったけど随分低い滝だなこりゃ。冗談だけど」
勇者「アッハッハッハ・・・・なんでキスしたんだ俺・・・」オエー
勇者「したまま落ちたら二人共歯ぁ折れてた・・・」オエー
僧侶「・・・」フラッ
バシャァンッ
74 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/24(金) 21:20:55
KHDuFmQQ
僧侶「冷たい・・・・あれ・・・・ここ・・・・どこだろ・・・・」プカプカ....パチクリ
勇者「よっ」
僧侶「うわぁっ!?」ザバッ!
僧侶「って水!?お風呂!!?いや、滝!!?」チラッ
ザバババババババババババ!!!!
僧侶「滝だ・・・どうしてここに・・・・」
バシャッバシャッバシャッバシャッバシャッ!!
ロブスター「ヒヒーン!!」(僧侶!)ペロペロ
僧侶「きゃっ!あはは、ロブスターくすぐったいよ」
勇者「おい!テメェ俺のとき舐めなかったくせに!!今なめろ!俺をなめろ!」
75 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/24(金) 21:31:36
KHDuFmQQ
僧侶「何言ってんのよ勇くん!って・・・・あれ・・・?」
僧侶「どうして勇くん泣いてるの?」
勇者「・・・え?」ポロポロ
僧侶「っていうかボロボロじゃん!きっ傷を癒せ・・・・ベホマ!」シュゥゥゥッ!
僧侶「ほら、元通り」ニコッ
ギュッ!
僧侶「へっ!!?な、なになになになに!!?!?////」
勇者「うるせー!大人しくしてろ!!あと・・・・10分くらいこのまま・・・・」グググググ
僧侶「////って痛い!痛い痛い!!だ、抱きしめすぎだよぉ!!」 ミシミシ
__ 滝の音が心地いい・・・・今じゃ水が温かく感じる・・・・
楽になるにはまだ早い・・・俺はまだまだ救わないといけないヒロインがいるのだ・・・___
勇者「ヒロインが・・・・いるのだ・・だ・・・zzzzzzz」
僧侶「自分で何言ってるの・・・ふふっ、ありがとね。勇くん」ギュッ
82 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/25(土) 22:47:42
XcUQ.BZo
_ 砂漠 _
賢者「・・・」ポツン
ニアどうぐ
きせきのつるぎ みかわしの服
E E
まほうのたて かぜのぼうし
E E
魔道書 ラーの鏡
E
賢者「とりあえずこの魔法の絨毯に乗っていくか」サファッ...
フワフワ フワフワ
賢者「梅干美味しいなぁ・・・・おにぎり(こんぶ)も・・・・たくあんも・・・・熱いお茶も」ズズズ フワフワ
83 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/25(土) 22:49:57
XcUQ.BZo
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ロブスター「・・・」ノッシノッシ...
僧侶「へぇ。このでっかい大きな穴達はカナートって言って水を集落まで運んでるんだね。勇くん見ない間に頭良くなったね!」
勇者「ああ、テストに出るから覚えとけよ。クソビッチ」
僧侶「・・・・・さっきまで私に甘えてたクセに。もっと抱きついていいよぉ〜なんちゃって///」
勇者「はい」ガッシリ!
僧侶「ひゃっ!?////ってぎゃああああああぁっ!!」ミシミシ
勇者「ソウリョーダイスキー」グググググ
僧侶「折れる折れる!!!」
勇者「じゃあこうか」モミモミ
僧侶「ど、どうしてそうなるの!////ひゃぁっ・・・あっいやっ・・ダメ・・ってぎゃぁぁぁぁぁ!!?」
勇者「母乳でないぞ・・・」チッ...
僧侶「でないよ!!!なんで逆ギレしてるの!?うぅっ・・・セクハラも成長してるし・・・」
84 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/25(土) 22:51:37
XcUQ.BZo
僧侶「・・・・うぅ」(せっかくの二人だけの旅なのに・・・ロブスターいるけど)
僧侶「あ。あれが集落?わ、私が水止めてたなんて言わないでよね!」
勇者「言わねーよ。さて、これで集落も復活かな」
_ 砂漠の集落 _
村長「水だ!水だぁーーーーー!!」バシャバシャッ
少年「ありがとうございます!ところで・・・・どうして水は止まってたのでしょうか?」
勇者「それはだなコイツg__ ガシッ!
僧侶「悪い魔物が水を汚染してて!それで私がみんなが汚染水を飲まないようにずっと戦ってたんだよ!」
少年「そ、そうですか・・・・ありがとうございます!ありがとうございます!」
85 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/25(土) 22:53:05
XcUQ.BZo
村長「これをお渡しします。代々集落のおきてで救世主にはこれを渡す仕組みになっているのです!」スッ
勇者「おお!俺勇者っぽい!なになに!?」
村長「これでございます」ドシン!
僧侶「ナニコレ・・・・・・柿の種?ピーナッツとかクルミみたいな・・・・」
勇者「おっさんか俺達は・・・」ギロッ
村長「いえいえ、守りのたね、力のたね、すばやさのたね、かしこさのたね、いのちのきのみやふしぎなたね」
村長「それぞれの名前の種を食すとその名前のステータスが上がる仕組みになっているのです!!!」
勇者「な、なんだってー!?」
僧侶「あ、おいしいこれ」バリバリ