勇者「俺に従順になったハーレムパーティと魔王倒す」
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Part24
574 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/16(日) 23:07:10
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_ 魔物の町 _____ 市場
( 『サイクロプス「食材買出しお願いします」』 )
勇者「はぁ〜重いィ〜〜〜なんでこんな人数いるんだよ。誰だよ人数増やしたの」
側近「あら?」
勇者「あ!」
_ レストラン ___________________
側近「そう。お仲間さんに疑われているのね」
勇者「そうなんスよ!急に信用なくされて」
側近「また宿屋から離れたら疑われちゃうんじゃない?いっそのこと疑われること、しちゃう?」
勇者「や、やめてくださいよ・・・こっ子供をからかわないでくださいよ。えへへ」
575 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/16(日) 23:09:42
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側近「ふふっ、楽しかったわ。またね」フリフリ
勇者「あ、は、はい」フリフリ(ふぅ・・・)
勇者(16)「大人の女性っていいなぁ。けどからかわれてそう・・・///」ドキドキ
__________________________________
_ 博物館 __
盗賊(19)「くしゅっ」ズズ...
奴隷(17)「はい、ティッシュ。ちょっとここ冷房効きすぎだよねぇ」スッ
賢者(17)「わぁ〜これがティラノの骨かぁ・・・・///」キラキラ
僧侶(16)「食べ物がいい〜!食べ物博物館じゃないじゃ〜ん!」
魔法使い(16)「あるわけないでしょう。相変わらず飢えてますね」
武闘家(17)「喧嘩はやめてくださぁい!」
576 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/16(日) 23:11:04
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=昼=____________ 宿屋
勇者「ぐすん。博物館楽しかったですか。こちらペペロンチーノです」カタリ
サイクロプス「勇者サンすごいんですよ!料理の腕前はシェフなみですよ」カタリ
いただきます いただきまーす カチャカチャ....モグモグ ズルズルズル
勇者「・・・」 サイクロプス「・・・」
クルクル...モグモグ パクパク ズズズズズ... クッチャクッチャ
勇者「そ、そうそう隠し味に・・・!______
魔法使い「ごちそうさまでした」カチャン
ごちそうさま ごちそうさまー
_ 厨房 _
勇者「・・・ぐすっ、うっ、うぅ。おれが、おれが何をしたっていうんだぁ」ポロポロ
サイクロプス「勇者サン。涙じゃ食器を洗えませんよ」
577 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/16(日) 23:14:02
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勇者「はぁ・・・」キュッキュッ
サイクロプス「・・・・・。もし辛いのなら私がやりますが」
勇者「いやいいよ。あ〜はやく夜になんないかなぁ〜//」ワクワクッ
サイクロプス「? 夜に何かお楽しみが?」
勇者「いや、なんでもねー。ちょっと寝るのが楽しみなんだ。明晰夢って知ってるか?」
____________________________________________
奴隷(・・・やっぱり夜に何かあるみたいだね)
奴隷(恐らくこの前お昼に出会ったあの女の魔物さんと関係があるみたいだけど)
奴隷「・・・」チラッ(いや、やっぱりボク一人で行こう。今のお姉ちゃん達だと浮気相手を殺しかねない)
578 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/16(日) 23:16:11
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= 夜 = ____________________
勇者「がぁーzzZ」
魔法使い「起きませんね」
賢者「むぅ、夜に何かあると思ったのだが。もしかして気づかれたとか?」
奴隷「・・・まさか。なんともなかったのがオチなんじゃないかな」(いや、このご主人様は幻覚だ。鼻が効くボクならわかる)
奴隷「ふわぁーあ。ちょっとトイレに行ってくるね」
______________________________
勇者「くっ、俺の夜の憩いの邪魔はさせねぇ」タッタッタ(身代わりを置いてきて正解だったな)
奴隷「・・・・・やっぱり、ね」コソリ
579 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/16(日) 23:22:31
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_______________ 魔物の酒場
側近「・・・・・そう、そんなことが」
勇者「なんでここに来て・・・俺もうどうしたらいいかわからなくて・・・・話しても無視されるし・・・」
側近「じゃあ勇者辞めてここに残っちゃう?」
勇者「えっ」
側近「冗談よ。フフッ・・」
勇者「ま、魔王の奴を殺すのは変わりませんよ。俺は・・・」(俺、今・・・それでもいいかもって・・・)
吸血鬼「こんなこと思いもしませんでしたが。魔王様が消えれば、私達はどうなるのでしょうね」
側近「・・・・なにも変わらないと思うわ。ただ単にこの世界の大きな権力が消えるだけ、魔界が消えるわけでもないし」
580 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/16(日) 23:25:58
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側近「仮にそうなるとして。ここに残るのは退屈ね。ねぇ、もしそうなった時は、私を人間界に連れて行ってくれる?」
勇者「・・・・っ////」カァァ
勇者「い、いいっすけど。俺・・・・他に仲間が・・・・・」
側近「もしかして重婚とか。君の仲間達と一緒に?それは嫌だな〜」
勇者「うぐっ」
______________________________________
______________________________
勇者「じゃあ俺はこれで。もう5時だし」ガタッ
側近「またね」フリフリ
吸血鬼「ありがとうございましたー」
581 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/16(日) 23:29:18
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側近「・・・・・」
吸血鬼「中々堕ちないな。かつてのサキュバスの名が聞いて呆れる」フキフキ
側近「黙りなさい。私は淫魔ではないの」
吸血鬼「よく言う奴だ。異性だろうが同性だろうが騙すのが大好きなクセに」フキフキ
「・・・あ、あの今日はもう終わりでしょうか」 「エキストラも楽じゃねーな」
「じゃああっしらはこれで」 ぞろぞろ
吸血鬼「魔王様の最後のイタズラはハニートラップ。かつてのお前なら1日で落とせるはずなのにな」フキフキ
奴隷「ご主人様は硬派なところがあるからね」
側近「そうね・・・もう少しパーティの仲に亀裂さえ走れば・・・・え?」
「「 ! ? 」」
582 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/16(日) 23:32:24
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吸血鬼「い、いつの間に_______ ガクンッ!
奴隷「動くな」カチャッ
奴隷「ここの店のお酒、全部もらおうか・・・いいお酒ほど燃えるのかな・・・」キュポンッ...ドバドバ....
吸血鬼「むぐっ、んーんーっ!!?」
側近「へぇ、忠犬の割に獰猛なのね。水晶で見た可愛らしい子犬はどこに行ったのかしら」
奴隷「当たり前だろ。ご主人様を騙すどころかボク達の仲を潰そうとしてるんだもん」
側近「・・・魔王様が貴女を危惧する理由がわかったわ」パシィンッ!
奴隷「危惧。どんな?」ジリッ...(ムチ、か。1対1だとしても仮に相手は魔王の側近・・・・)
側近「魔王様は貴女を初めて見たとき、一番厄介になる子だって言ってたの」
583 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/16(日) 23:36:29
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奴隷「ま、言われて悪い気持ちにはならないね。彼のパーティーの仲で一番厄介になるのはこのボクだ」
側近「大人しく勇者の鎖に繋げられてればいいものの!」パシィンッ!
奴隷「その鎖を断ち切ろうとしている者に牙を剥くのは当然だろ」ズバッ(良し、思ったより簡単に相手のムチは破壊しt
側近「ムチ達よ、絡みつけ」スッ...
シュルルルルルルルッ!
奴隷「あぅっ!?」グググググッ!
側近「1人で来るのが間違いだったようね・・・ふふっ、少し昔の私が蘇ってきちゃった・・・」
側近「女の子の体で遊ぶのも嫌いじゃないの」
奴隷「うぐっ・・・//」にゅるるっ
584 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/16(日) 23:39:16
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奴隷「ギ・・・ラ・・!」
ボオオオオオオオオッ!
パリンパリンッ! パリンッ! ジュワッ...ボオオオオオオオオオオオッ!!!
側近「!? 周りに酒が・・・いつの間に・・・!」
奴隷「ぐぁっ、最初にい、言ったよね。この店を燃やすって・・・いや、爆発かな」
ドカァッッンッ!!!
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_________________________________
勇者「ったく、なんだよ〜ふわぁ・・・どっかで爆発オチかぁ?」
魔法使い「むにゃ・・・西の方角から・・・音が・・・」
武闘家「あれ、奴隷さんが・・・いない・・・?」キョロキョロ
585 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/16(日) 23:43:06
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________________________ 酒場跡地
勇者「側近さん!」タッタッタ!!
側近「ケホッ、ケホッ・・・・ぐぅ・・・」(部下達を肉盾としていなかったら・・・)
僧侶「だ、誰この人?」 賢者「よく生きていたな・・・」
勇者「いいから治療を。みんな手伝ってくれ!」
魔法使い「この爆発は一体・・・ひどい。酒場もろとも他の住宅まで・・・」
盗賊「肉片が転がっている。犠牲者も少なくはなさそうだ」
「・・・・み・・・んな・・・そい・・・つ・・・は」ヨロヨロ
武闘家「ど、奴隷さんっ!!?」
奴隷(危なかった・・・あの時、自分の魔法でカバーしてなかったら・・今g____
奴隷「・・・」バタリ
586 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/16(日) 23:45:09
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____________________ 宿屋 滞在5日目
サイクロプス「私、アイス買ってきます!アイス!」ダダッ ゴスッ! ドスンドスンッ! バキィッ
僧侶「取り敢えずこの人は無事かな。けど奴隷ちゃんは・・・一応やけどの跡も消えるくらいまで治したけれど・・・」
賢者「意識がない。あれだけの重症を追ったんだ・・・・・起きるのを待つしかないが」
側近「・・・あ、ありがとう」(生きてたなんて。しぶとい、さすが幸運ね)
勇者「誰だ。こんなことする奴は・・・!」ギリッ
側近「それは_____
「勇者様」
魔法使い「この女。信用できませんね」スッ...
魔法使い「状況を最初から説明しなさい。あの大爆発で何故貴女がそんな軽傷で生き残ったのか」
側近「・・・・・え?」
587 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/16(日) 23:49:49
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魔法使い「なぜ魔王の手下とわかるのか、なぜ襲われたのか?説明してくれるんですか?」
側近「そ・・れは・・・」(不味い・・・爆発の影響でまだ脳が・・・)
盗賊「・・・・・どうした。目が泳いでいるぞ」 賢者「クロ、だな。さぁ、吐け」
僧侶「たしかに、なんかビッチっぽい顔してる!」 武闘家「え、それどういう顔ですか?」
勇者「や、やめろって!側近さんはそんなんじゃない・・・!!」サッ
勇者「どうしたんだよ、みんな。仮にも怪我人だぞ?もしかしてみんな魔王に・・・・」
魔法使い「魔王?そうじゃなくてこの女が魔王の手先だと言っているんです」
側近「・・・違う。私はただ・・・・」
勇者「・・・・っ!」
588 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/16(日) 23:54:13
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魔法使い「いい加減にしてください。勇者様を騙すどころか奴隷さんにまで!さっきから隙を見ているのだってわかるんです」
魔法使い「・・・・どうせなら。ここで殺したっていいんですy___パチンッ!
魔法使い「痛っ、えっ・・・え・・・/」ヒリヒリ
勇者「い、いい加減にしろ!!」
勇者「なんの証拠もなしに決め付けるな!信用できないのはお前等の方なんだよ!!」ガンッ!
ガシャァンッ!
魔法使い「ひっ」
勇者「あーもう!ああああああ!もうっうんざりなんだよ・・・もう・・・最初からこうすればよかった・・・」
勇者「仲間なんて・・・いらなかったのかもしれねぇ・・・」
勇者「行こう。側近さん、家に案内できる?」スタスタ...
589 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/16(日) 23:56:13
/zPfuCkI
僧侶「・・・ちょ・・・ちょっと勇くん・・・!待ってよ!」
勇者「ついてくるな」ギロッ
勇者「明日になったら人間界までのゲート開いてやる。今はもう顔もみたくない」ガチャッ スタスタ
バタンッ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
僧侶「そ、そんな・・・うっ、うぅ。なんで、どうしてっ」グスッ
魔法使い「痛い・・・いたいよ・・・うっ、うわっ、うわあぁぁぁぁん///」ビエー
賢者「な、なくな。二人共。そ、そうだ!私達も少しおかしかったのかもしれない・・・明日になったら・・・」
武闘家「さ、三人共泣かないでくださぁい」ウワーン
盗賊「・・・・・」
590 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/16(日) 23:58:19
/zPfuCkI
ガチャッ
サイクロプス「いやぁ、クリームにしようかシャーベットにしようかそれともトルコアイスとか!」
サイクロプス「どれか迷いまして全部買っちゃ・・・た・・・・あ、あれ・・・?」
魔法使い「うわあぁぁぁああぁん。勇者様に叩かれたぁあぁぁあう、うぅっ、ああああぁぁ///」ビエーー
僧侶「うええぇぇえぇん///」ヒッグ、グス
賢者「・・・・・うぅ」タイクズワリ
武闘家「こ、これからどうすれば・・・ど、どうすれば・・・」
サイクロプス「な、なにこれは」
盗賊「色々あってな。取り敢えず私が受け取っておこう」
サイクロプス「はい。こ・・・これです」スッ(さすが仲間の中でも年長者だなぁ。対応がちが______
ストン!グシャッ...
サイクロプス「あ、あの盗賊さん。落としてますが」
591 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/17(月) 00:01:37
n2fdLu06
____________________ 側近の家
側近「よかったの?あの子達を突き放して」
側近「けど・・・・・ありがとう。信用してくれて」
勇者「・・・」
側近「本当は疑ってるんでしょう?私のこと・・・」
勇者「・・・わからない。魔王に心が支配されてるとはいえ、勝手に側近さんを犯人にするのは」
勇者「良くない、と思うし」
側近(最愛の仲間を叩かせるまでに・・・)
側近(この男はもう私に取り込まれた。魔王様、任務達成でございます)フフッ
596 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/17(月) 18:05:29
n2fdLu06
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_ 次の日 _______ 宿屋 滞在6日目
サイクロプス「・・・あ、あの。皆サンご飯食べましょ?」
「「「「「・・・・・・」」」」」
サイクロプス(おかしいな。見た感じだと勇者サン≪≪≪≪≪≪仲間達の主従関係かと)
サイクロプス(まぁ、仲のいいいじられキャラが急にキレたらなぁ)
奴隷「み・・・んな」ヨロリ
僧侶「奴隷ちゃん!も、もう動けるの・・・?」
奴隷「・・・・・何を、して、るの?ご主人様、は・・・?」
奴隷「なんでそんなに暗い・・・の?」
597 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/03/17(月) 18:07:04
n2fdLu06
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僧侶「やっぱり敵だったんだ!怪しいと思ったんだよあのビッチ!」
奴隷「・・・そう。ご主人様は取り込まれちゃったんだね。あの魔物はオスを虜にするらしいから」ズキッ(まだ痛むな・・・)
奴隷「みんないじけてる場合じゃない。行こう、ご主人様のところに・・・」ヨロリ
魔法使い「そ、そっそうです!うぅっ、えぐっ、ゆ、許さないんですからあの変態勇者!!次会ったら燃やして・・・」
サイクロプス「あ、みなさん。勇者サン達来ましたよー」
魔法使い「え」
勇者「・・・・・」スッ...くぱぁ
勇者「ゲート開いとくから帰ってていいよ。賢者にルーラ覚えさせたから各自地元に帰るべし」
勇者「じゃあね」フイッ 側近「・・・」ペコリ
魔法使い「・・・・・」
魔法使い「うぅぁ///」じわぁ