勇者「俺に従順になったハーレムパーティと魔王倒す」
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Part15
363 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/23(日) 00:41:47
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武闘家「も、もう一ついいですか?」オドオド
武闘家「皆さん装備が・・・・私は素手だからいいんですけど・・・えっと・・・」
賢者「何が言いたい」
武闘家「ひっ!?そ、その・・・えっと・・・武器が安そうっていうか・・・」
賢者「あ」E.木の矢
僧侶「え、そう?お年玉全部使ったんだよ?」E.竹の槍
魔法使い「武器を整えたことがありませんでしたね」E.木の杖(魔法学校支給品)
盗賊「私は・・・・たくさんある」E.鎖鎌 E.ブーメラン E.ブロンズナイフ(双剣風に二つ)
奴隷「ボクはこれしかないや」E.ブロンズナイフ
勇者「確かに」E.銅の剣
364 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/23(日) 00:42:57
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武闘家「あのもっもう一つ!」
賢者「も、もういい。これ以上聞くと我々の浅はかさが身にしみてきて・・・」
「そうでもないぞ」
ダーマ「東西南北、4つの大陸を一回り、いや、ふた回りして生き残れるとは中々の力だ」ジョロロロロ
勇者「確かに、初期装備でストーリー後半まで縛りできる自分に惚れちゃうな」
魔法使い「あれっ!?い、いつの間にかダーマ神殿の前に・・・・・」
勇者「んー?歩くのだるいしルーラ使っちゃいましたー」
魔法使い「ルーラって・・・古代書籍に載ってた・・・え、え!!?」
勇者「え、い、いま勝手に名前命名したんだけど。なに古代書籍って」
ダーマ(この男・・・もしや・・・)
365 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/23(日) 00:46:23
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_ ダーマ神殿 __________ 宿屋
盗賊「・・・・あ」パチクリ
盗賊「おや・・・・ここは・・・・」
僧侶「ダーマ神殿だよー」
魔法使い「歩きながら寝てたんですね。あっ!と、盗賊さんが背が高いのってもしかしてよく寝ているから?」
盗賊「勇者・・・達は・・・・?」
魔法使い「かつて、勇者様のお父様のお仲間だった人たちに情報を聞いているようです」
盗賊「そうか・・・すぅzzZ」グー
魔法使い「僧侶さんはいいのですか?お父様のお仲間さんだった踊り子さんとは面識があるようですが」
僧侶「なにお父様って。まほちゃんお嫁さん気取り〜?」ニヤニヤ
魔法使い「い、いやそんなことは!///」
366 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/23(日) 00:47:25
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僧侶「私は・・・夜になったらでいいや。どうせ会うなら踊り子さんがステージで踊ったあとがいいし」アセアセ
僧侶(実はなんだか最近・・・・勇くんの近くにいると頭がおかしくなっちゃうし。独占したくなって・・・あんまり寄っちゃうとだし)
僧侶(この前だって勇くんに私・・・・う、うわああああああ!!「うわあああああああ!///」ガタッ!
魔法使い「僧侶さん?」 盗賊「む」パチッ
僧侶「な、なんでもないよっ///」
盗賊「顔が赤い。先にベットに入ったほうがいいんじゃないか・・・・?」ウトウト
僧侶「盗賊さんに言われたくないよ!」
_ 101号室 _____________
僧侶「じゃ、じゃあ先にお昼寝しとくね〜」ガチャッ
魔法使い「あっ」
僧侶「ん?」
367 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/23(日) 00:51:44
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魔法使い「いや、えっと・・・・・部屋割りは私が決めておきましたので僧侶さんは102号室に」
僧侶「そっか。真面目だね〜」ナデナデ
魔法使い「7人はさすがに1つの部屋じゃ窮屈ですからね。勇者様という獣をどこに置くかとか」
僧侶「・・・・・・ん?ちょっとその部屋割り表見して」
101号室 勇者 魔法使い 奴隷
102号室 僧侶 盗賊 武闘家 賢者
僧侶「・・・・・・」
僧侶「まほちゃん勇くんと同じ部屋じゃ危ないんじゃない?あんなに避けてるんだから違う部屋に」
魔法使い「い、いえ。私には召喚獣がいるので寝るときのガードは万全です」アセアセ
魔法使い「皆様・・・・野獣のそばでねるのは嫌だと思いますし。私が身代わりとなって」アセアセ(奴隷さんは例外だけど)
僧侶「・・・」イラッ
368 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/23(日) 00:52:52
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僧侶「別に身代わりなんていらないよ。私が代わってあげようか?」
魔法使い「け、結構です。僧侶さんの貞操は私が守りますんで」
僧侶「私は構わないよ?勇くんなら、っていうか勇くん以外ありえないから」
魔法使い「え、えぇっ!?///」(な、なに急に)
僧侶「・・・・・けどまほちゃんは違うでしょ?」ニヤッ
僧侶「あんなに勇くんのこといじめて邪険に放ってんだしね。本当は嫌なんでしょ?」
魔法使い「いやそんなこと!」
僧侶「だよねー!嫌だよねーー!!」
僧侶「じゃあ私達部屋交換ね〜」ガチャッ.......バタン!
魔法使い「・・・ぁ」
盗賊「・・・・・」
369 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/23(日) 00:54:09
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___________________________
__ その頃 ______________ よろず屋
よろず「ふふっ、たくましくなったじゃない・・・・さわさわ」ムキッ
勇者「ヒィッ!!?いつの間に!」
よろず「そんなこと言ってこ・こ・はしょうじk______ 「やめてもらえるかな」チャキッ
奴隷「・・・・・ご主人様が嫌がってるじゃないか」
よろず「あら、あらあらあら!アタシの後ろを取るだなんて!」ムキッ
よろず「可愛い忠犬さんも連れてきちゃって。もぅ、妬いちゃう!」ムキッ
踊り子「こらこら、で、なに?私達に何か話があるみたいだけど」
よろず「なんでも聞いていいわ!アタシ達を丸裸にして頂戴」ムキッ
踊り子「アンタはあっち行ってて」グイッ
370 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/23(日) 00:55:09
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踊り子「何を聞きたいかは分かってるわ。異世界へ行く方法でしょ?」
勇者「・・・」コクッ(見えそう。踊り子の服装って・・・・も、もっともっと太ももを!)
踊り子「あの時、機械の国へ行きなさいって言おうと思ったんだけど・・・・・今じゃ焼け跡だったわね」
奴隷「どうして魔王が他の、いや、違う世界にあるって思ったの?」
踊り子「そうね・・・・・」
踊り子「私が子供の時から魔王という存在は知ってたの。この世界に邪悪な魔物を解き放った者として」
踊り子「けど誰にも魔王がどこにいるかはわからない。そんな曖昧な中、貴方達勇者の末裔者は旅に出される使命を背負うのよ」
勇者「確かに曖昧っすな」(こ、この人俺の父親と同じくらいの年なんだよな・・・いいのか!いいのか俺!)
踊り子「ちゃんと聞いてる?」
371 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/23(日) 00:56:48
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踊り子「けどね、様々な昔からの書籍によると。魔王は別世界にいるっていう情報を得たの」
踊り子「そっからだったわね。貴方のお父さんが勝手にパーティから抜け出したのは」
奴隷「一人で勝手に行っちゃったんだね・・・・・」
踊り子「で、貴方はどうなの?お父さんと同じ考え?」
勇者「へっ!?ふっ、まさか」
勇者「仲間も道連れで連れてくさ」ニヤッ
_____________________________
__________________ 宿屋
勇者「ということがあってですね。結局、異世界への行き方は見つかりませんでした〜」
勇者「ちゃんちゃん♪」
372 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/23(日) 00:59:26
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盗賊「・・・・ではこの先どうすれば」
魔法使い「調べようがもうないですね。奴隷さん、妖精界で魔王についてのことは?」
奴隷「わからない。大昔の本なら読んだことがあるんだけど・・・・いきなり魔王が来たってことくらいしか」
勇者「・・・・・悩んでも仕方ない。とりあえずツイスターゲームでもしよう」バサッ
勇者「だららららららら何っ!?赤と黄色か・・・次、姉さん回してー」
盗賊「ああ」ダラララララララ
魔法使い「何をのんきに・・・・!!」
勇者「いやぁ。もう異世界転移魔法も作ってあるし。あとはみんなでMP全部消費してゲートを開くだけなんだよ」
魔法使い「だからって!・・・・・・・・・・・は?」
373 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/23(日) 01:00:58
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_ 人間界 ______________ ダーマ神殿・宿屋
賢者「なるほど!遂に異世界へ行けるのだな!!」キラキラ
勇者「ああ、だから今日は早めに寝ろよな」
武闘家「は、はい。早寝早起き!8時に寝て4時に起きます!」
勇者「おう!おやすみ〜」
勇者「ふふっ、最近真面目に勇者やっちゃってるな〜俺」ガチャッ
魔法使い「何が真面目ですか。作ったのなら最初から言ってくださいよ!」
_ 101号室 _
勇者「いやいやもっと楽な行き方もあるのかな〜って」ガチャッ
魔法使い「まったく・・・・」
奴隷「あはは」
374 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/23(日) 01:03:16
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魔法使い「さ、私達もねまs______ 「まほちゃん?」
僧侶「まほちゃんはアッチの部屋で寝るんでしょ?」
魔法使い「あ・・・・す、すいませんっ」タッタッタ バタンッ
奴隷(珍しいな。まほお姉ちゃんはいつもご主人様と同部屋にちゃっかりチェックインしてたのに)
僧侶「ふわぁ〜あ。あれ、勇くん達戻ってきたの?」
勇者「あ、どけっ!ベットでねるのは俺と奴隷だ!お前はあっちのソファで寝ろ」
僧侶「えぇ〜〜なんでこの部屋ベット二つだけなのぉ〜」
375 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/23(日) 01:04:36
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_ 深夜 ______________
勇者(結局一つのベットで3人で寝ることになりました)
奴隷「うへへ・・・・」ギュウッ
勇者「うぎゃっ!?ど、どれぃ・・・・乳首・・・・俺の乳首ちぎれるッ!」
勇者「うぐ。こっち向いて寝よ・・・・」ゴロン
僧侶「・・・」ジィ〜〜〜
勇者「ヒィッ!?な、なんだよお前起きてたのか」ツネッ
僧侶「いらいよー・・・だってなんだか眠れないんだもん・・・・」
勇者「俺もだ」
376 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/23(日) 01:06:18
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僧侶「なんだか勇くんの軽いノリで流れたけど・・・・明日異世界に行くんでしょ?」
勇者「ああ」
僧侶「魔王に近づいてるんだよね・・・・」
勇者「ああ」
僧侶「もう、ここには戻れないかもしれないんだよね・・・」ズイッ
勇者「ああ」(近い)
僧侶「だからさ・・・・奴隷ちゃんも寝てるんだし・・・ここで・・・・///」ハァハァ
勇者「ああ」
勇者「はぁっ!?む、むぐっ____
377 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/23(日) 01:07:42
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_ 102号室 _
魔法使い「・・・眠れない」ムクリッ
ヤメロッ、オ、オチツケオチツケ!!ステンバーイ...ステンバーイ....ギャアアアア
魔法使い「勇者様の部屋。騒がしいな・・・・」スタスタ
賢者「違う・・・そうじゃない・・・zzZ」
武闘家「そうですよぉ・・・zzZ」
魔法使い「寝言で会話してる・・・・起こさないようにっと・・・・」
盗賊「どこへ行く」
魔法使い「ひゃっ!?お、起こしてしまいましたか・・・?」
盗賊「いや、少し昼に寝すぎただけだ・・・・」(外は雨か。雷が降らなければいいが)
魔法使い「ちょっと隣がうるさいんで文句言おうかなーって思いまして・・・」
盗賊「・・・・・そうか」
378 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/23(日) 01:08:48
8WbvWrDU
コンコンッ コンコン
魔法使い「・・・?勇者様〜うるさいですよ〜」ガチャッ(何してるんだろ・・・・)
魔法使い「勇者様〜・・・?」ソォ〜〜
勇者「〜〜〜〜〜!!」バンバンッ
僧侶「んぅっ・・・・んん・・・・///」
僧侶「ぷはっ、も、もぅ・・・もうちょっと大人しくしてくれないとキスできないよぉ・・・・///」ニコニコ
魔法使い「!!?」バタンッ!
勇者「・・・・ぷはっ、あ?い、今ドアが閉まる音が・・・・」
僧侶「どうでもいいけど続きしようよ」
勇者「始まってもいねぇよ!!や、やめろお前妖精界の時はそんなんじゃ・・・・」
379 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/23(日) 01:13:09
8WbvWrDU
僧侶「嫌だったら抵抗すればいいじゃん。えへへ〜///」ギュウウ
勇者「してんだろ。とにかくキスはNGだ。NGNG」キュッキュッ(コイツ・・・・断ったら絶対にめんどくさいことになる・・・)
僧侶「えぇっ!?な、なんで縛るの!!」
勇者「ラリホーマ」
僧侶「ふわぁ・・・zzZZ」バタンッ
勇者「いつの間にヤンデレキャラになったんだお前は、ったく。母乳は・・・でないか」ナデナデ モミモミ モミモミ モミモミ
僧侶「・・・勇・・・くん・・・zzZ」
勇者「お前にももうちょっと構ってやるべきだったのかな。額に肉っと・・・」カキカキ
_ 102号室 _
盗賊「・・・む」パチッ(何か声が・・・)
魔法使い「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」ブツブツブツブツ
盗賊「?」(魔法詠唱の練習だろうか・・・zzZZ)
380 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/23(日) 01:15:01
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_ 魔王城 ___________
魔王「・・・・さて、分析は終わったかな?なんで勇者君がこっちへこれちゃう魔法を作れたのか」
側近「魔王様。部下の分析結果によると・・・・・・どうやら貴方様が人間界で勇者と出会ったとき」
側近「あの戦闘の際。勇者は貴方様の魔力を体内に吸収。言わばマホトラを使い。そして貴方様の魔力で」
魔王「なるほどね。困ったな・・・・あの子・・・・1ヶ月ニートとして家に篭ってたのは・・・・」
魔王「そういうことだったの」ニヤァ...
側近「そして魔王様。別件ですが魔法使いの心の闇も・・・」
魔王「うん。おっけー」
姫「キィ〜〜〜ッ!!いたいけな少女の嫉妬心を増幅させるなんて鬼畜ですの!人間じゃないですのーー!!」
魔王「いや人間じゃないし」
381 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/23(日) 01:20:32
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魔王「そうそう。四天王の彼を向かわせる作戦だけど・・・・アポは取れた?」
側近「二つ返事でOKしてくれました。数々の人間界に残った勇者を殺めた彼なら・・・・」
魔王「僕としては勇者君に勝ってほしいけどね。ま、彼を送るのは勇者君の現在の力量を測るためだけど」
姫「それってタケシのことですの?」
魔王「ん?タケシ?彼の名前は確か・・・・なんだっけ?ま、それでいっか」
側近「本人である彼さえも自分の名前を忘れてしまいまして。以前、姫様がお会いになった際。命名したそうで」
姫「なんだかガキ大将っぽかったので『タケシ』と命名しましたの!」
姫「って、タケシが勇者様を殺めようと・・・!?」
魔王「うん、そー」
姫「こ、こうしてはいられませんの!」タッタッタ
382 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/23(日) 01:23:01
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_ 人間界 __________ ダーマ神殿・宿屋
魔法使い「ナンデ・・・・ドウシテ・・・・ウソ・・・」ブツブツブツ
盗賊(何かの詠唱とは言い難いな・・・・なんだろう・・・?)
ゴロゴロピシャッ! ゴロゴロッ
盗賊「〜〜〜〜ッ!!?」バッ!!(か、雷!!)
魔法使い「マオウタオシタラ・・・・イッショニガッコウヲオカアサマカラツイデ・・・・・ソレカラ・・・・」
ピシャァンッ!
盗賊「〜〜〜!!」シャーーーーッ!
魔法使い「・・・・・・あれ?盗賊さん起きちゃいましたか?」
盗賊「・・・・ああ。か、かみ、雷の光が目を、な。一応カーテンを閉めておいた」ホッ
383 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/23(日) 01:25:18
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『タケシ!ジャイア・・・タケシ!聞こえてますの!?姫、ですの!』
タケシ「タケシ。そういやそんなあだ名付けらちょったなぁ」
『魔王のクズに内緒で通信してますの!いいですの!?勇者様を殺めちゃいかんぜよ!あ、ですの!』
タケシ「げにまっこといごっそうお姫様ぜよ」
『え、なんて?』
タケシ「殺しなんてあやかしい。ちゃがまりはしないぜよ」プツッ
『あ、こら!今通信きっちゃ___