勇者「俺に従順になったハーレムパーティと魔王倒す」
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Part14
334 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/18(火) 21:26:42
9asPi9qk
妖精「今のボクは君の・・・・・ど、奴隷じゃないんだ。命令なんて聞かないよ!」
勇者「・・・」
妖精「グスッ・・・・うぅ・・・嫌だ・・・嫌だよそんなの・・・///」ポロポロ
勇者「お前っ・・!」(泣いて・・・)
妖精「嫌だ!嫌だ嫌だ!!ボクは!ボクはずっと君の傍にいたい!君の役に立ちたい!」ボコボコッ
勇者「痛っ、痛い。ぐほぉっ!」
妖精「君の奴隷でありたい・・・・!」
勇者(そんな赤面涙目で上目遣いされたら・・・・)
勇者「・・・・ッ!!」ギリッ(最ッ高に興奮するだろうがッ!!)
335 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/18(火) 21:28:29
9asPi9qk
勇者「ワガママ言うな。お前は俺等といちゃいけない種族だろうが」(いかん。心を鬼に・・・オニオニ〜食べちゃうぞ〜)
勇者「それに・・・・俺等と一緒にいたら危険だ。また魔王のやろうに」
妖精「か、関係ないよ!ボクにとって・・・・君はそれくらい・・」ギュッ!
勇者「むぅ・・・お」(なっ!?!この感触!バストがB以上あっただと)
勇者「お前の居場所はここだろうが!俺の隣なんかじゃない」
妖精「確かにそうだ!そうだけど・・・・居場所は一つなんかじゃない!」
妖精「ボクには、ボクにはそれよりも大切な居場所がある・・・・!ここが・・・」
妖精「ここがボクの大好きな場所なんだっ!」
勇者「!」
336 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/18(火) 21:32:18
9asPi9qk
妖精「今まで散々悩んできたけど・・・・・やっぱりダメだ」
妖精「君を見たせいで・・・もう我慢できないよ・・・・・」
勇者「はぁ・・・・どう説明すんだよみんなに」
妖精「それはボクからキチンというよ。って!ってことはいい・・・・・の?」
勇者「もちろんだっ」ニッ
妖精「えへへっ///」
勇者(これがコイツにとって一番の望みなら)
妖精「ふふっ」スリスリ
勇者(仕方ないよな)
337 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/18(火) 21:34:36
9asPi9qk
勇者「言っておくが。俺がお前にだけ優しく接してやってた理由がわかるか?お前が記憶を失ってたからだ」
勇者「だが、もしこれから俺と旅をするなら俺に襲われても文句言うなよな」
妖精「・・・む、むしろボクは!//」
勇者「も、もう一つ!」(こいつと姉さんは普通に受け入れてくれるタイプだからなぁ〜)
勇者「俺の命令に従うことだ」
妖精「・・・・!」
勇者「俺と旅するとき、これからは奴隷と呼ぶ。いいな?」
「うんっ!」
奴隷「だってボクは君の奴隷なんだもん!」
338 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/18(火) 21:41:09
9asPi9qk
____________________________
勇者「・・・・ったく、お前の鼻水とか涙で服がビショビショだ」(既に下半身海に浸かってるからビショビショだが)
奴隷「すぅ・・・・すぅ・・・・zZZ」ギュウッ
勇者「おわっ!?あ、あぶっ」
バシャンッ...
勇者「おい!ただでさえ濡れてたのに海水でって・・・・まぁいいか。どっちみち濡れてんだし」ビショビショ
勇者「無防備な奴だよ全く・・・」
奴隷「キス」
勇者「アイエエエエエエエ!!?」
奴隷「ボクにキスするの・・・・?」
勇者「しねぇよ!」
奴隷「・・・そ、そっか」シュン...
339 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/18(火) 21:45:28
9asPi9qk
奴隷「ボクもクリスタルのままだったらしていたんだろうね」
勇者「・・・な、なに」
奴隷「クリスタルになってしまった者の解き方。一つは暴走した者を葬ること。どんな葬り方でも良い」
奴隷「もう一つはその者の愛する輩からのキスなんだ・・・・・」
奴隷「まぁ愛するって言ったって家族愛でもいいのさ。ボクはお母さんにしてもらったけど」
勇者「お、お前のお母さん・・・・」ゴクリ(イける・・・!)
奴隷「な、なんで息を飲んだのかは聞かないでおくけどさ。ボクが聞きたいのは」スッ
奴隷「キス、したんでしょ?まほお姉ちゃんや僧侶お姉ちゃんに」ヒソヒソ
勇者「はわぁ///って人の耳を・・・!!」
340 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/18(火) 21:47:28
9asPi9qk
奴隷「ご主人様がまほお姉ちゃんや僧侶お姉ちゃんを葬るとは思えない」
奴隷「きっと最初は思いつきでもなんでもなかったんだろうけどね」
奴隷「・・・」ニコリ
勇者「してほしいのか?」
奴隷「ボクは奴隷だから頼んだりなんかしないよ?」ニコニコ
勇者「・・・・・お前は俺が今まで会ってきた女の中で一番賢い女だよ」
奴隷「えへへっ」
勇者「じゃあしない!」
奴隷「う」シュン
勇者「・・・・・」
341 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/18(火) 21:52:18
9asPi9qk
勇者「する」 奴隷「!」パァァ
勇者「しない」 奴隷「・・・」シュン
勇者「おすわり」 奴隷「ん」シュタッ
勇者「お手」 奴隷「はいっ」パッ
勇者「ち、ちんt_____
勇者「フッ、フハハハハハ!!さすが奴隷だな」チュッ
奴隷「え・・・・おでこかい・・・?」
勇者「わ、わがままいうな!いつかしてやるさ。いつか、だけどな」
奴隷「えへへ」フリフリ
勇者「し、尻尾・・・・だと・・・!」
342 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/18(火) 21:56:05
9asPi9qk
_ 次の日 ____________________________
____________________________
長老「やはりこうなってしまうのかぞ・・」
奴隷「ごめん。長老」
奴隷「みんなも・・・・ごめんなさい!」
ザワザワ ザワザワ...
魔法使い「やっぱりこうなるんですね〜」ダダダダダダダ
勇者「止めて!!指の間を杖で刺していくのやめっぎゃああぁぁぁぁ!!」ブシュウウウ
魔法使い「昨日の宴会中。海岸付近で何をしていたんですかね」
勇者「ま、真顔!?」
盗賊(よかった・・・・勇者の顔が出会った当時のような明るさだ)
僧侶「これでみんな揃ったね!!」
343 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/18(火) 21:57:53
9asPi9qk
長老「うぅ〜む止めはせんぞ。とめはしないのじゃぞ・・・」
「私達もとめないわ。貴女にとってそれが一番の幸せなら」
「勇者様!どうか娘をお願いします!」
勇者「は、はい」(あーこれ完全に婿だと思われとるな)
長老「ぞ・・・・・」ダラダラ
「長老。やはり妖精の民が人間と共に旅するのはいけないことなのでしょうか?」
長老「ち、違うのじゃぞ。ええい!勇者よ、こっちに来るのじゃぞ」ガシッ
勇者「ふげっ!?」
344 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/18(火) 22:00:52
9asPi9qk
_ 長老の家 _________________
長老「長老の長は先代からこの先読みの水を託されておるのじゃぞ」ドスン
勇者「? なんだこのツボ」
勇者「って!じいさん。今いいとこだったのにブチ壊しにするなよ」
長老「すまぬじゃぞ・・・・しかしこれを見てくれじゃぞ。ワシが妖精の未来を危惧しているのもわかるのじゃぞ」
長老「名のとおりこの水は未来が見える水なのじゃぞ」
勇者「う、うっそだぁ〜」
長老「なら見てみい!!」ガシッ!
勇者「がぼっ!?」 ジャポンッ!!
勇者「ぼ、ぼげば!!!」(こ、これは!!?)
345 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/18(火) 22:05:54
9asPi9qk
_ それからそれから ___________ 人間界・北の大陸・西部
__ 妖精界に別れを告げた俺達。異世界の魔王城を目指すべく、まず異世界に行く方法を探していた __
勇者「のだが・・・・・」
奴隷「えへへ〜///」ガッシリ 僧侶「・・・」ガッシリ
魔法使い(な、なんで僧侶さんまで・・・・)
勇者「君達ぃ胸を押し付けてくれるのはありがたい。俺のキャラ的にありがたいよ」
勇者「けどこれじゃ初代勇者のようにカニ歩きができないよ〜うへへ〜///
僧侶「・・・・・・邪魔っていいたいの?奴隷ちゃんはよくて私はダメなんだ!」ギラッ
勇者「ヒィッ!?ね、姉さんヘルプ!」
盗賊「僧侶・・・奴隷も少し離れておけ」
奴隷「あはは、ごめんごめん。久しぶりでさ」ニコニコ 僧侶「・・・・チッ」イライラ
346 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/18(火) 22:08:20
9asPi9qk
武闘家「そ、僧侶さんコッチ(人間界)に戻ってきた瞬間顔つきが変わって」
賢者「フン、人間みな性格は変わるものさ。かくいう我もあの方に合うまでは自分のことを悪魔だと信じていて」
賢者「ああっ、痛々しい!!恥ずかしい!!今の私はホーリーだというのに!///」ヤー
勇者「現在進行形で痛々しいぞ」
勇者「ん?そういやお前尻尾と羽根が消えてんな・・・・」
奴隷「えっ。ああ、あんまり出すなって言われててさ
奴隷「実は魔法で隠せるんだよ。記憶失ってた時は無意識に隠してたけどね」
魔法使い「そんな呪文が・・・・・あ。そういえば勇者様。結局勇者様は長老の家で何を見てたのですか?」
勇者「ふげっ!?」
魔法使い「出てきたとき。とっても青ざめてましたが・・・・・」
勇者「あぁ・・・・いや・・・」
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347 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/18(火) 22:10:23
9asPi9qk
_ さっき ______________ 長老の家
勇者「ぶばぁっ!?ぶへっ、ぶるるるっ」ブルルッ
長老「うむ。よく息が続いたもんじゃぞ」フキフキ
勇者「テメェ!!!」ガシッ!
長老「おぞっ!?」
勇者「俺に何を見せやがった・・・・!」
長老「怖い顔をするでないぞ。これはお主の未来なのじゃぞ?」
長老「お主が招いた結果なのじゃぞ・・・・・ワシが妖精の未来を危惧している理由もわかったぞ?」
勇者「・・・くっ。あれじゃ・・・あの未来のシナリオじゃ!」
勇者「あれじゃただの抜きゲーじゃねぇか!!!」クワッ
348 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/18(火) 22:13:12
9asPi9qk
勇者「タイトルにするなら・・・・う〜ん・・・」
勇者「『絶対勇者』〜 俺にだけ従順な仲間達 〜 ※18歳未満の方はご購入できません」
勇者「イケメン勇者様が繰り出すハートフルラブコメディ!」
勇者「13月1日発売予定!」
勇者「予約特典には俺の添い寝CD付属!」
勇者「さらに初回特典には俺の抱き枕カバー付属が付いちゃうゾ!表は服がちょっとはだけた俺!!裏は全裸の俺だ!!!」
長老「従順、という言葉は間違っているぞ」
勇者「・・・・・だよなぁ。あの未来じゃ」
349 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/18(火) 22:16:37
9asPi9qk
長老「実は妖精が人間界に迷い込んださい、妖精の未来を覗いていたんじゃぞ」
勇者「じゃ、じゃあなんで助けに来なかったんじゃぞ!」
長老「仕方ないのじゃ・・・・・ワシは足腰が弱く。他の者も怖くて行けなかったのじゃぞ・・・・」
勇者「それはいい。しかし・・・どうしてあんな・・・・未来に!」ガンッ!
勇者「嘘だ・・・・旅に出てからというものの全くナニをせず。オナ禁の毎日なのが招いたのか・・・・?」
長老「じゃが・・・・・・恐らくお主の仲間の闇を魔王が利用したのじゃぞ!」
勇者「なに?闇?アイツが?」
長老「あそこまでR18な未来を見てまでもわからないとは・・・・鈍感なのじゃぞ?」
勇者「や、やめろ!俺の唯一の主人公要素上げるのやめロッテ///」
長老「照れる意味じゃぞ・・・・・」
350 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/18(火) 22:18:15
9asPi9qk
勇者「で、か、変えられるんだろうな?今この未来を予知できたおかげで少なくとも・・・・」
長老「対処法は自分でもわかってるはずじゃぞ!」
長老「お主は既に目標であったハーレムは完成したのじゃぞ!しかしっっ!!!」
長老「すべての仲間を『従順』にしておらぬぞ!!!!!」
勇者「クッ、クソォッ!!!なんで俺は未だにタイトルが回収できてないんだ!」ガンガンッ!
勇者「そうだ。こうなったら密かに作った!『従順度がわかる魔法』を使えば」
長老「え」(人の心を覗ける部類の魔法・・・・こやつはいったい・・・・)
勇者「ちなみに100パーが限度な。ほいっ」ホワワ〜ン
351 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/18(火) 22:22:38
9asPi9qk
『ナカマノゲンザイノジュウジュンド、ハ』
魔法使い........87% 賢者.............47%
僧侶.............92% 盗賊.............78%
奴隷.............100%越え 武闘家...........39%
勇者「新人の武闘家はまだしも・・・・賢者はまだまだだな・・・・次は『俺のこと好き度』でも作るか〜」
長老「ど、どういう基準なのじゃぞ?」
勇者「あのな。これはめちゃくちゃ複雑な基準でできてんだよ。まー簡単に言うと」
勇者「95%超えたらなんでも聞いてくれるレベルかな。奴隷の場合は特別基準だが」
長老「妖精・・・・これでいいのか・・・」
勇者「しかし驚いた。まほさんと盗賊さんがめちゃくちゃ高いじゃないか!」
勇者「まぁ、まほさんは二人きりだったらなんでも文句いいながら聞いてくれそうだな。根は優しいし」
長老「鈍感でもないぞ!?」
352 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/18(火) 22:25:55
9asPi9qk
長老「ま、まぁともかく・・・・あのような未来にならぬよう。に、じゃぞ?」
勇者「・・・・わ、わかってるよ」
「勇者様〜!」
勇者「あ、ああ今から行くよ」
長老「・・・・・忘れるじゃないぞ。もしかすると人間界に戻ったとき」
_ 現在 ____________________
勇者「あ、あれれ?どんな未来だったけか・・・・・???」
魔法使い「未来?」
勇者「ああ、いやこっちの話。う〜んとあれ、あるぇ???」(なんだっけ???)
奴隷「もしかして長老の未来水の壺を覗いたのかい?」コソコソ
勇者「へっ?あ、ああ。覗いたっていうか突っ込まれたっつーか」コソコソ
奴隷「・・・・どんな未来だったかは知らないけど。あの水で見たことを覚えていられるのは妖精界でだけなんだ」コソコソ
奴隷「人間界に戻ってしまったら忘れてしまう。メモかなんかをとっておけばいいんだけど・・・・・長老に言われなかった?」コソコソ
勇者「うん」コソコソ
奴隷「・・・・ど、どうやら長老自身が忘れっぽいみたいだね」コソコソ
361 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/23(日) 00:35:50
8WbvWrDU
奴隷「困ったね。一体、どんな未来だったんだろう・・・・」
魔法使い「そこまで重要なことでもないのでしょう。なにせ、本人が危機感無しの顔面なのですし」
勇者「や、やだなぁ。俺の顔をそんな見てくれるなんてぇ///」
魔法使い「ね?」
奴隷「う、うぅ〜ん・・・・・」
武闘家「あ、あの〜。なぎゃれを変えてしまって申し訳ありませんが」
武闘家「なんだか最近・・・モンスターが全たゃく襲って来ないですよね?」
勇者「確かに」
362 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/23(日) 00:38:23
8WbvWrDU
魔法使い「北の大陸・西部。以前ここを旅したときは山ほど襲ってきたのに」
僧侶「怖がってんじゃないのー?」モグモグ
賢者「フッ、遂に我に恐れをなしたか・・・・いいい判断だ」
賢者「と、いえどそこらかしこに魔物の気配を感じるがな」チラッ
ガサッ! ....ササッ
奴隷「賢者お姉ちゃんの言うとおり。ボク達が強いっていうのもあるけど」
奴隷「さすがに天敵が7人一斉に表に出てたら怖いよね」ハハッ
勇者「確かに」