勇者「俺に従順になったハーレムパーティと魔王倒す」
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Part12
282 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/09(日) 19:07:15
t01H4216
_ 魔王城 _
魔王「魔王っていうのは人の闇に漬け込む生き物さ・・・・」
魔王「僕にかかればちょっとした闇をも膨大に膨れ上がらせることができる」「
姫「ふーん」ボリボリ
「魔王!今日こそは打ち取る!!」
魔王「あら、また来たんだ。お父さん」
勇者父「!? その水晶・・・!息子に何をした・・・!!」
魔王「いやね。ちょっとした障害物を投入したんだよ」
魔王「女の嫉妬って奴をさ」ウインクッ
283 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/09(日) 19:11:29
t01H4216
疲れてもうた。また今度書きますんで、はい
あと
魔王「いやね。ちょっとした障害物『達』を投入したんだよ」に脳内変換しておいてください
僧侶だけじゃないんで
284 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/09(日) 19:37:20 6oOM.Ylo
ヤンデレは好みだが……なぜか僧侶だけ好きになれない
なんでだろうね
個人的に奴隷大好き
285 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/09(日) 20:00:49 lut7FHQM
俺は僧侶好きだよ。
幼馴染みで、巨乳で、どんなにけなされても勇者を好きでいるし。
286 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/10(月) 01:42:27 YuGSiOnU
ツンツンの人格のほうが好き
もっと出番を増やしてほしいどす
288 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/11(火) 14:39:45
/L1MO.eY
_ 次の日 _____________________ 西の大陸・北部
勇者「・・・」(あのあと。拠点に帰ってる間ずっと手を握られてました。めっちゃいたい・・・握力パナすぎだろ・・・)
賢者「そういえば昨日の晩、僧侶を見かけなかったな」
僧侶「ちょっとトイレだよ」チラッ
勇者(嘘つけ)
盗賊(何かあったのか・・・)
武闘家「・・・」モジモジ(会話したい・・・け、けどどうやって話を広めればいいか・・・)
289 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/11(火) 14:41:32
/L1MO.eY
勇者「おっ、懐かしいな。確かこの看板に騙されたんだっけか」ポンッ
賢者「たぬきの件か」
僧侶「あの子達はもう悪さしないと思うけど。他の旅人さんがこの看板に騙さちゃうんじゃないかな」
魔法使い「そうですね。もう誰も騙されないとは思いますが・・・・燃やしておきましょう」ボッ メラメラ
盗賊「しかし・・・・・・この洞窟を通っていくのか。歩きで」
勇者「ロブスターも馬車引いてるし。6時間かかるかかからないくらいかな。まぁ気楽に行きましょうぜ姉さん」
武闘家(30分で抜けられちゃった私は・・・・・)ズーン
_ 1時間後 ________________ 海底洞窟
勇者「暇。モンスターもなんかいねーし」
勇者「まほさんしりとりしよーぜ!!!」グワッ
魔法使い「いやです」
290 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/11(火) 14:42:26
/L1MO.eY
勇者「じゃあ始めっぞー!『勇者さんはイケメンでかっこよすぎて濡れる』の『る』からスタートでーす」
魔法使い「・・・・・賢者さん。絨毯に一緒に乗らさせてもらってもよろしいですか?」
賢者「構わないぞ」
勇者「うふふ、無視するなんてすねちゃうゾ!」ピトッ
バシッ!
魔法使い「・・・・・」
勇者「うぅっと、盗賊さん一緒に」
盗賊「zZZZZ」
勇者「寝てるーーーーーーッ!仕方ない、武闘家・・・・・そ、僧侶」
291 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/11(火) 14:43:10
/L1MO.eY
武闘家「るっ、りゅb、ルビー!」 僧侶「ビール」 勇者「ルール」
武闘家「ル・・・・・留守!」オドオド 僧侶「スイカ」 勇者「スルー」
武闘家「またルですか!!?じゃ、じゃあえっと・・・・へっ・・・・・」
武闘家「ルンバ!」 僧侶「馬刺し」 勇者「シール」
武闘家「ええぇ〜〜〜!?ルッ、ル〜ルル〜るっ、るどるh・・・ルギa・・・・」アタフタ
勇者「デデーン!」 僧侶「武闘家ちゃんタイムアウトー!」
武闘家「そ・・・・そんな・・・・ルだけなんて・・・」
僧侶「よく勇くんやお兄ちゃん達にそれでいじめられたからね。耐性ついてるんだぁ」ニコニコ
勇者「ハハッ、懐かしいな。最初はよくキレてたが、あの一件以降よく泣いてたっけ」
僧侶「そうそうそれでね!」
292 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/11(火) 14:44:17
/L1MO.eY
___________________________________
________________________
僧侶「〜〜〜〜〜!」
勇者「〜〜〜!〜〜〜〜」
武闘家「負けてしましました・・・・」トボトボ
賢者「そう落ち込むことはないだろう。しりとりなんてくだらない遊びだ・・・・体たらくな・・・な」ブルブル
賢者(クッ、忌々しき記憶が蘇る!!)ゾワッ
____ 忌々しき記憶 ______
「えー、なんか賢者ちゃんいつもおかしなこと言ってて怖いからダメ」 「一人のほうが好きなんじゃなかったの?」 「ね〜!しりとりはわたしたちだけでやろ!」
「「「うん!!」」」
幼賢者「えっ・・・」
___________________
賢者「ぐっぐあああああああ!!」(違う!!私はかわいそうな子なんかじゃない!かわいそうなコナンカジャナイ!!)
盗賊「む」パチッ
293 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/11(火) 14:45:18
/L1MO.eY
賢者「ふぅ・・・・や、やはり心を乱した時は聖水が効く。闇の力を制御しなければな」グッ
魔法使い「・・・・・」イライラ
賢者「? 魔法使い。貴様も邪気眼によって」(どこを見て・・)チラッ
勇者「あーやめた!やっぱお前と話すのやめ!」(昨日のこと思い出しちまった)
僧侶「え〜なんでよー!」
魔法使い「・・ぎぎぎ」イライラ
賢者「ギギ?魔物の言葉か!かくいう私も地元では常に心の中を悟られないように脳内で自分の言語を作ったものだ」
賢者(ビガラン・ボグゲビパ・ゾンデ・ギゾバ)
盗賊「おや、武闘家。何をしてるんだ・・・・?」
武闘家「るっるから始まる言葉を検索してまひて・・・る、る・・・」
294 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/11(火) 14:46:49
/L1MO.eY
僧侶「そうだ勇くん。今日の夜も・・・」ギュッ
勇者「なに一丁前に誘ってんだクソビッチ」バシッ(クッ、こいつのこの顔・・!地味にエロいから腹立つ!!)
魔法使い「グギギ・・」(なんかいつもより二人が近い)
魔法使い「ギギ・・」(な、何を話してんだろ・・・・・)
魔法使い「ゆ、勇者様!」タッタッタ(私もしりとりしよう!)
勇者「だぁぁああぁぁぁぁ胸を寄せるな!昨日はお楽しみだったよね。みたいな顔をするな!!」
魔法使い「勇者様!」ピョンピョンッ
295 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/11(火) 14:49:05
/L1MO.eY
魔法使い「おーい!おーい!」ピョンッ
僧侶「今でもいいよ?どうせ誰もこっち見てないだろうし・・・」ズイッ
勇者「ち、近っ!?///」(コ、コイツ!)
魔法使い「なあぁ!!?//////」ガーン(なっ、何をしようとして!)
勇者「ふんっ、生意気だ!」ガンッ!
僧侶「頭突きっ!?い、イタタ」
魔法使い「勇者様ぁ・・・」
296 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/11(火) 14:51:15
/L1MO.eY
勇者「調子に乗るな。ったく・・・・・・ん?」
勇者「あら、まほさん」(やべっ、聞かれてたか!?)
魔法使い「う、嘘。私がいない間にそんな・・・・だ、だって魔王が出てくる前までそこまで・・・」ブツブツ
僧侶「あ。まほちゃん居たんだ」(知ってたけど)
勇者「まほさん。今のコイツのは誤解だから。ただのビッチだから。キスが挨拶だと思ってるビッチだから!」
僧侶「違うけど」
魔法使い「なんだ。良かったぁ。そ、そうですよね!僧侶さんみたいな美人に勇者様みたいな生きた屍が釣り合うわけ」ホッ
勇者「生きた屍・・・」
僧侶「納得しちゃう!?」(ま、まぁ別にそう思ってるならそう思ってればいいけどさ・・・)
297 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/11(火) 14:53:05
/L1MO.eY
勇者「〜〜!」 魔法使い「〜〜」 僧侶「〜〜〜〜」
盗賊「あの3人は得に仲の良い・・」
賢者「ああ。私にも近づけない距離というか・・・」
武闘家「そ、そうでもないですよ!私にとっては二人共皆さん仲の良いですし!!」アワワ
武闘家「どうせ一番孤立してるのは私ですし・・・・・」ズーン
賢者「・・・フッ」
賢者「そうか。貴様も日数が経てばすぐに慣れるさ。それにあの3人には足りないんだよ」
賢者「旅で奴等の後ろを歩いていた私にはわかる。あともう1人足りないんだ・・・・・」
賢者「勇者の右に常にいた・・・・彼女が・・・・」
298 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/11(火) 14:54:55
/L1MO.eY
__________________________________
_________________________
_ 4時間後 ______________ 北の大陸・西部
勇者「抜けたーー!!」
盗賊「絨毯さまさまだな。後半はみな魔法の絨毯の上で座っていた・・・」ニコ...(寝心地も良かった)
盗賊「ロブスターには悪いがな」ポンッ
ロブスター「!」ビクゥッ
ロブスター「ブ、ブルルッ」(そ、そーでもないっすよwwwwあっ歩くのが馬っすしw)
賢者「さて。絨毯も畳んだぞ!・・・・ん?どうした貴様等・・・・あ」
勇者「・・・・」
魔法使い「機械の国。立派なタワーが・・・・見るも無残な姿に・・・・」
僧侶「これも全部魔王が!最低だよっ!!」グスッ
武闘家「ひ、ひどい・・・・・噂には聞いてましたけど・・・こんな・・・・」
299 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/11(火) 14:56:28
/L1MO.eY
_ 機械の国・跡地 _
勇者「アイツはタワーを爆発させた・・・・近くにあった工場も爆発に巻き込まれた影響だ・・・・」
勇者「・・・・・俺があの時!」
魔法使い「勇者様のせいじゃありませんよ。大体、貴方に何ができたって言うんです」
勇者「・・・」
魔法使い「今は自分を責めないで。もっと強くなっていきましょう」ニコッ
勇者「そう・・・だよな・・・・・」
盗賊「私もここには弟と訪れた事がある。来た時は既によその村や国の兵士が死体を片していたところだがな」
僧侶「みんな。祈っておこう」
300 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/11(火) 14:57:35
/L1MO.eY
賢者「さて、気を取り直してあの森に向かうぞ!」
賢者「我が魔力によると森の中に奴隷の生命反応を感じ・・・・る・・・?」(あ、あれ?なんか・・)
勇者「よっしゃー!じゃあ手分けして探すぞー!!」
「「おー!」」
_______________________________
_ 森 _________
勇者「ほんとに奴隷がいんのかー?」ガサガサ(やっと・・・・これでみんな揃う!)
賢者「魔力によればここらだった気が・・・・・大体。彼女の魔力は先ほど確認したところ」ガサガサ
賢者「なんだか。魔力が別の場所にあるような。う〜むぅ」
魔法使い「こちらもいませんでした」ガサッ
勇者「ひっ!?」
盗賊「こちらもいなかったぞ」ぬっ
勇者「に、忍者かアンタは・・・・上から出てこないでくださいよ姉さん・・・」
武闘家「いっそのこと木を倒しましょうか?そ、その・・・お父様とよく木を倒したことがあって・・・」モジモジ
勇者「自然破壊ダメ!絶対!」
301 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/11(火) 14:59:02
/L1MO.eY
_______________________________
__________________
ロブスター「ブルルッ・・・」ノッソノッソ...
勇者「ん。お前ももう疲れたよな。悪い悪い」
ロブスター「ヒ、ヒヒーン!」グワッ(ま、まだいけるわっw!)
勇者「・・・お前が一番仲良かったのは奴隷だったよな。急ぐ気持ちもわかるが今日は休もうぜ」ナデナデ
ロブスター「ヒヒーン・・・・・」
勇者「そう落ち込むな!必ず俺が・・・・・
「人間だ!」 「やっぱ来た!!」
勇者「っ!魔物かっ!!」シャキンッ!
「刃物だ!」 「やっぱ人間は怖いよ!!」
ガサッ! ガササッ
勇者(ちょこまかと・・・・けど、この声は子供か?いやヒト語を話すモンスターもいるくらいだし・・・)
勇者(しかもいま、片方『人間は怖い』って)
302 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/11(火) 15:00:20
/L1MO.eY
勇者「誰かいるか!!?おーーい!魔物だーー!!」
「魔物だって!」 「違うのに!!」
勇者「まほさん!僧侶ーー!賢者に姉さん!!武闘家ーーー?誰もいなのか・・・?」
「あっ、この名前!」 「『お姉ちゃん』のお仲間さんだ!!」 「マジか!じゃあ連れてくゾ!」
勇者「あ?お姉さんだぁ・・・?っとうわっ!!?」
グイッ!!
「ここは妖精の世界と繋がる場所なんだよ。ずっと待ってたよ」
勇者「誰だ・・・!俺を引っ張ってんのは!!」
「ボクの声を忘れてしまったのかい?」
勇者「!!?」
ロブスター「ヒヒーン!!!」
303 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/11(火) 15:38:49
/L1MO.eY
_ 次の日 ____________ ???
勇者「ここは・・・」ガバッ
勇者「・・・・・」キョロキョロ(なんだこの部屋・・・・・偉くファンタジーな感じだな・・・・キノコのランプとか)
魔法使い「zzZZZ」 僧侶「しょうが・・・やき・・・zzzz」 盗賊「zzZZZ」 武闘家「んぅ・・zzz」
ロブスター「ZZZ」
勇者「ロブスターまで・・・・・てか部屋に入れていいのか?」
賢者「やっと起きたか」
勇者「賢者・・・・・なんだ真面目な顔しちゃってよ」
賢者「どうやら私達・・・・我等は招待されたようだ。彼女によってな。窓を見ろ」
勇者「ん?」
304 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/11(火) 15:40:03
/L1MO.eY
子妖精A「いっくよー!えいっ」ボムッ
子妖精B「えいやっ!」ボムッ
勇者「な、なんだあのガキ共・・・・スライムをサッカーボールにして・・・」(しかもあのスライム喜んでやがる)
賢者「そこじゃない。小童共の背中を見ろ。それに周りの風景もだ」
勇者「あ?・・・ん〜・・・・!!!?」
__ 子供達の背中には確かに羽根があった __
勇者「天使!?てかなんだこの世界・・・・・荒木絵か!!?」
賢者「この世界の空や大地。森の草木は常に色が変化するらしい。今日はたまたま空が橙色で草がピンクなだけだ」
305 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/02/11(火) 15:43:18
/L1MO.eY
賢者「それに天使とは少し違うらしい。羽は天使の羽のような羽毛ではなく透き通った蝶のような鮮やかな羽根」
賢者「種類は妖精だ。モンスターや動物と心を通わす心優しき種族」
勇者「お、おう。よく知ってるな」
賢者「・・・・・起きたとき。彼女が教えてくれたからな」スッ
勇者「彼女?」チラッ
ガチャッ
「やぁ。おはよう!どうやら『勇者くん』も起きたようだね」
奴隷「あはは。しばらく会ってないから久しぶりが先だったかな?」
勇者「奴隷!!?」