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勇者「俺に従順になったハーレムパーティと魔王倒す」
Part1

勇者「俺に従順になったハーレムパーティと魔王倒す」
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1390045151/

1 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/18(土) 20:39:11 azuyanRA
勇者「俺に従順なハーレムパーティを築く」の続きものです
冷たい目で見てください

8 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/19(日) 16:13:39 W6nunwcQ
_ 前回までのあらすじ 
勇者「旅に出た勇者は・・・・まずとても可愛い魔法使いを手に入れました・・・・」カキカキ
勇者「彼女はツンツンで・・・・デレるまで時間がかかりました・・・・」カキカキ
勇者「次に僧侶という幼馴染を仲間にしました・・・・盗賊さんも仲間になったけどとある国で離脱しました・・・」カキカキ
勇者「そのとある国で奴隷を仲間にしました・・・・俺に忠実な子でした・・・」カキカキ
勇者「それからまほさんが途中離脱したけど連れ戻したり・・・幼馴染のチャラい勇者とであったり・・・」カキカキ
勇者「それから・・・それから・・・大会に出て・・・・出て・・・」カキカ...ビクッ!
 「勇者〜朝ごはん作ったんだけど」コンコン
勇者「・・・・・いらない」
 「けど食べないと・・・」
勇者「いらないって言ってんだよ!!!」

9 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/19(日) 16:14:45 W6nunwcQ
勇者「・・・」
_ あれから1ヶ月が経った。俺はまだ彼女達を見つける準備もしていない _
 _ それどころか行こうとも思わなかった _
勇者「助けて・・・どうするんだよ・・・・・何ができんだよ・・・・」
勇者「はぁ・・・・」(今日も寝よう)
_ 怪我はもう母さんが治してくれた。だが治らないのは
勇者「・・・!」ビクッ
勇者「ひっ!?あっ、あぁっ!!母さん!!!母さん!!!」
母「ど、どうかしたの?」
勇者「魔王が魔王がいる!!殺される・・・あぁっ・・・ああ!」バタバタ
母「だ、大丈夫!何もいないから・・・何もいないわよ・・・!」

10 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/19(日) 16:16:19 W6nunwcQ
_ 市場 _
母「ふぅ・・・これとこれとあとは・・・・」
 「あれ、おばさん。なんだか最近買う量が増えましたね?」
母「へっ?あ、ああうんそうそう。この年になって大食いになっちゃって・・・」
勇兄「そうですか。そういえば馬も飼ったと聞きましたが・・・・立派な白い馬ですね〜」
母「そ、そうそう。お買い物にあっちの町まで行くのに馬はかかせないから。ほら、腰が痛くて・・・」
勇兄「へぇ」
 「旦那様、ゴキブリが!ゴキブリがでました!」
母「ふふっ、あら奥さん?」
勇兄「ええ。最初はお互い仲が悪かったんですが・・・・///」ポリポリ
母(良かった・・・・・この前までウチの子が好きだったからどうしようかと・・・・)

11 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/19(日) 16:17:23 W6nunwcQ
母「アナタ・・・・名前は?はい、ニンジン」
ロブスター「・・・ブルルッ」(ロブスターです。エビじゃないです)
母「そう。シュナイダーっていうのね・・・」
ロブスター「!?」
母「そういえば馬車の荷物整理してなかったわね・・・整理しないと・・・」
母(あの子、仲間は死んでないって言ってたけど・・・・・僧侶ちゃんは大丈夫なのかしら・・・・)
母(だとしてたら神父様に僧侶ちゃんの事を話さないと・・・・その前に勇者をどうにか・・・)ガサゴソ
母「これ・・・写真?いや、魔法で念力を使ったのね・・・」スッ
母「勇者に僧侶ちゃんはわかるけど・・・・あとの女の子3人は・・・?」

12 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/19(日) 16:18:20 W6nunwcQ
 _ 夜 _
勇者「・・・」モグモグ
母「あのね、勇者。もし僧侶ちゃんに何かあったのならあの子のお父さんお母さん。神父様やシスターさんにお話しないと」
勇者「おい僧侶!俺の飯横取りすんなよな」
母「・・・・え?」
勇者「ったく、いてっ!?あつっ!!?まほさん!!熱いから!熱いから!」
勇者「・・・・ん?なんだ奴隷分けてくれんのか?ありがとな」ナデナデ
母「勇者・・・」

13 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/19(日) 16:18:58 W6nunwcQ
_ 次の日 _
 ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!
母「!?」タッタタ
母「勇者!」ガチャッ!
勇者「アイツが見てる・・・アイツが見てるんだ・・・!ずっと・・・ずっと俺のこと!」
勇者「母さん!母さん・・・・うわっうわあああああっ!!!」
母「・・・勇者。大丈夫、大丈夫だから、ね?」

14 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/19(日) 16:19:50 W6nunwcQ
爺「おくさん・・・・ありゃ、息子帰ってきたのかい?なんだか声が聞こえるような・・・」
母「い、いえ。多分聞き違いなんじゃ」
爺「そうかねぇ・・・・耳悪いから・・・・う〜ん、わしゃあの子が恋しいのかね。あの子の笑い顔はいい顔だったわい」
爺「僧侶ちゃんやチャラ勇君も・・・そういや、おくさんの旦那もいい笑顔じゃった・・・」ヨボヨボ...
母「・・・」
  ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!
母「!? 勇者・・・!」タッタッタ
勇兄「やっぱりか」

15 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/19(日) 16:20:55 W6nunwcQ
_________________________
勇者「・・・」スヤァ
母「はぁっ・・・はぁっ・・・息子を魔法で無理やり寝かせるなんて・・・・」
母「私は・・・私はもう・・・!」ポロポロ
 スッ...
勇兄「勝手に上がってごめんなさいおばさん。これで涙拭いて・・・」
母「勇兄君・・・・ごめんなさい・・・私・・・」
勇兄「大丈夫です。ここからは俺に任せてください」
勇兄「勇者、起きろ」(ザメハ)シュゥゥンッ
勇者「ん・・・」パチッ

16 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/19(日) 16:21:57 W6nunwcQ
勇者「兄さん・・・・」
勇兄「・・・どうしてお前がここにいる」
勇者「・・・俺は、なんで・・・?ここに・・・?」
勇兄「何があったんだ」ガシッ
勇兄「僧侶や魔法使いさんはどうした?何があったんだ!!」
勇者「・・・」ビクッ
勇者「・・・・・飛ばされた・・・・クリスタルになって・・・どっかに飛ばされた・・・」ブルブル
母「クリスタル・・・」
勇者「俺は・・・俺はなんにもできなかった・・・・もう・・・もう嫌だ・・・出たくない」ブルブル
勇兄「・・・そんなことが」

17 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/19(日) 16:23:00 W6nunwcQ
勇兄「じゃあ探しに行こう。別に死んではないんだろう」
勇者「黙れよ・・・・・クリスタルから戻す術もない!!何ができるんだ!!!」
勇者「魔王は強いなんてもんじゃない!!!お前なんかに!!!」
勇兄「それがどうしたんだ」
勇兄「お前の仲間を探しに行くんだ。戻す術も後から探せばいい!!」
勇者「黙れ・・・・途中で足壊してここにのこのこ戻ってきた野郎が何がわかんだよ!あァ!?」
勇者「・・・・・悪い。言い過ぎた、もうかえってく__ ボゴォッ!!
勇者「かはっ!・・・・」バァンッ! ゴロゴロ...

18 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/19(日) 16:23:38 W6nunwcQ
母「勇者!」
勇兄「止めないでくれおばさん・・・・悪いな勇者。俺はもう妻がいる」
勇兄「そして旅の危険さもわからない奴だ。けどこれだけはわかる!」
勇者「はぁっ・・・・はぁっ・・・」
勇兄「理由がどうであれ仲間を見捨てる理由はないだろ!」
勇者「・・・!」
勇兄「今もどこかでお前の事を待っているかもしれない・・・・クリスタルになっても・・・」
勇者「・・・」

19 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/19(日) 16:24:26 W6nunwcQ
妻「あぁ〜!ここにいた旦那様ァ!」ギュウ
勇兄「おっとと・・・・・雰囲気ぶち壊しだなぁ・・・」
妻「玉ねぎが!玉ねぎ切ったら涙がぁ・・・!」ボロボロ
勇兄「大丈夫、後で俺が切ってあげるから。ゆ、勇者、明日も来るからな!」
勇者「・・・」
母「勇者、少しは考えも・・・」
       タッタッタ...バタン!
母「・・・」

20 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/19(日) 16:26:13 W6nunwcQ
_ 東の大陸 _
      _ むら村 _
子供「でね!その勇者が僕をかばってキメラをビリビリィって!!」
 「そうか・・・」
村人「確かあっちの方角から来たんじゃなかったかな?俺達はまだあの子に礼も言ってなくて」
村人「賢者様。もし会ったらここに来るように言ってくれませんかね?おもてなしがしたくて」
賢者「ああ、必ずさせるぞ」
 「そんで賢者様はどうして一人なんだい?」 「仲間はどうした?」
賢者「フッ、わ、わっ我は一人で充分なのだ!」バァーン

21 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/19(日) 16:27:16 W6nunwcQ
_ 1ヶ月前 _
賢者「・・・勇者達は一体どこに・・・」
西マスター「おいアンタ、いい加減仲間選んだらどうなんだ?」
賢者「へ?あ、ああ」
戦士♂「チッ・・・・女かよ」モホッ
魔法使い♂「うぅ・・・・腰が痛くてかなわん・・・ごほっ」ヨボヨボ
武闘家♂「いやぁ〜!賢者ちゃんチョリーッス!俺はけっこーけっこー強いんで安心して仲間にしていいんだゼ!」チャラチャラ
バトルマスター♀「イヒヒッ!アタシ!アタシメンドくさい女だけどいいの!?ん?ん?」キャッキャ
賢者「あ・・・いや・・・・結構です。はい」

22 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/19(日) 16:27:48 W6nunwcQ
賢者「ふぅ・・・やっぱり自分で探すしか・・・・・」
 「おーい!こっちの人を運べー!後で神父様に見てもらおう」
賢者「クリスタルになった人達・・・」(あのあとどんなに探しても奴らのクリスタルはなかった)
賢者「師範代だけが・・・・勇者達はどこに・・・・」
賢者「!」
賢者「べ、別に一緒に探してもらおうと思っているわけではないぞ」
賢者「ただ・・・・・・私はまださよならも言っていない・・・・・」
___________________________________
_ 現在 _
賢者「必ず探し出す!・・・くしゅっ」

23 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/19(日) 16:29:05 W6nunwcQ
_ 西の大陸 _
弟子A「あ、姉貴!俺達も行くぜ!」
武闘家「い、いやっあの・・・・・私だけでいいんでふ・・・・あ、いいんです」
弟子B「・・・」
武闘家「結晶となったお父様を救う方法を探すのは私だけで・・・!」
武闘家「じゃ、じゃあ!」タッタッタ
武闘家(は、走っちゃったけどこれからどうしよう・・・!)
武闘家(取り敢えず南に行こう!うん!)

24 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/19(日) 16:30:50 W6nunwcQ
少なくてもすいません。
スレ分けたのは前編後編で分けたかったからです。こんなのが長く続いちゃってごめんなさい
ではまた明日書きます

25 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/19(日) 18:40:30 9s1RZgT2
乙!楽しみにしてる!

26 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/20(月) 01:14:30 D2HNrD2U
面白いから自由にやりたまえ

27 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/20(月) 01:26:53 xN4O5rZk
この話好きだから存分に続けてくれ

28 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/20(月) 02:11:28 pLza1/3U
期待してる

29 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/20(月) 20:58:53 LnB8GIsY
_ 勇者の国 _
       = 自宅 = _ 5日後 _
勇者「・・・」ゴロン
_ 兄さんのおかげでだいぶ心が楽になった。あれから毎日兄さんが説得しに来るおかげで _
勇者「だが・・・・俺は・・・」ゾクッ!
       チューチューッ! ガリガリガリ
勇者「・・・・・!?」
勇者「アスミン・・・・お前なのか・・・?死んだというか食われた筈じゃ・・・」
勇者「ていうかハムスターだから寿命なんじゃ・・・」
アスミン「・・・」ジェスチャー
勇者「なになに?何年も生きてたら魔物になっちゃった・・・・人間に危害はないよ・・・」

30 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/20(月) 21:01:12 LnB8GIsY
 「チューチュー...」テッテッテ
アスミン「チュー!」
勇者「お前・・・・メスだったのか?・・・そうか、夫ができたんだな・・・・良かった良かった・・・」
勇者「僧侶に悪いことしたな・・・・・」ゴロン
勇者(俺は何をしているんだろう・・・・飼い主の元を離れて何年も生き抜いたハムスターに励まされてるなんてな)
勇者「アスミン・・・・もっと長生きしろよな・・・・」ナデナデ
勇者「俺も・・・巣立ちの時か・・・俺はまだ旅なんてしてなかったんだ・・・ただの遠足だ・・・」
勇者「いつまでも母親に心配されてちゃ・・・・ダメだよな・・・」ファサッ...キュッキュッ
勇者「まほさんのマフラー・・・」(暖かい。あの子の炎を感じるようだ・・・)
勇者「熱ッ!!?」ガタッ!

31 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/20(月) 21:02:24 LnB8GIsY
 ゴトン
勇者「ん?何か落ちて・・・・これ・・・・父さんと母さんの写真か・・・」スッ
勇者「俺もいる・・・まだ赤ん坊だけど・・・・」
      ギュウウウウウウウウンッ!!!
勇者「!?」(なんだ!?何かが頭に流れ込んで・・・!)
_________________________________
勇者父「たかいたかーい!あははは」
母「・・・」ウルウル
 「 勇者ちゃーん!行くわよー! 」
勇者父「ああ、戦士さん。少しまってくれないか?」
勇者父「妻や子供に行ってきますを言っていないんだ」

32 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/20(月) 21:04:52 LnB8GIsY
母「・・・」
勇者父「そんな顔しないでくれよ・・・すぐ戻ってくるさ」
勇者父「勇者が立てるくらいになったら戻ってくるかな?」
勇者「んあー!あぁ」
勇者父「いてっいてっ!パンチするなこのっ・・・・アハハハ!」
勇者父「母さんを泣かすなって怒ってるみたいだ。なぁ?」
母「うぅっ・・・うぐ・・・・」ポロポロ
勇者父「大丈夫。俺は死なないさ。必ず世界が安心できる世界にしてみせる」
勇者「あー!あーー!」
勇者父「行ってきます」ニコッ