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勇者「俺に従順なハーレムパーティを築く」
Part8


194 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 21:51:26 I0OERZAE
隊長「今は俺が隊長だ。ノコノコ戻ってきやがって・・・知ってるんだぜ?お前の仲間がホテルにいること」
隊長「今の俺は鼻が聞くんだ・・・・・お前の匂いなんてすぐわかる」
隊長「情報を盗みに来てるってこともあっちのスパイから調査済みなんだよ」
隊長「そうだ・・・・言うとおりにしろよ・・・」
隊長「さもないとお前の弟みたいになっちまうからなぁ!アヒャヒャヒャヒャヒャ!!!」
 「お姉ちゃん。魔物の匂いがするね」
 「体中に・・・匂いがするよ・・・・もしかして・・・食べたとか?」
 「いや、いいんだ。秘密にしたいならそれで」
   「ボクはご主人様が無事ならそれで」

195 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 21:52:33 I0OERZAE
______________
盗賊「グッグオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」
盗賊「くっ・・・・うぐっ!」シュゥゥンッ
盗賊「また・・・人を・・・私は・・・」
隊長「ガルルルルルルルッ!」シュゥンッ
隊長「ふぃ〜、ん。もうほとんどぶっころしただろ」
隊長「よくやったぜ?隊長どの。あ、今は俺かークククッ」
盗賊「・・・もう・・・もういいだろう。奥にいる殿は貴様が殺せ」
隊長「・・・ふん。俺がそんなことさせると思うかい?」
       プスッ

196 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 21:53:25 I0OERZAE
盗賊「ぐ・・・・裏を返せば・・・・貴様ッ!」
隊長「ああ、お前は弱い。たった今ここで処刑する」チャキッ
隊長「あの時・・・!お前は俺の夜の誘いを断りやがって!!」
隊長「無理やりヤっちまおうと思ったがしょうに合わなくて・・・」
隊長「言いたくないがお前には色々と恨みがある」
  「やめろ〜〜〜〜!」
        ボカッ
隊長「ぐぁっ!?」
  「姉貴!」
盗賊「!?」

197 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 21:54:31 I0OERZAE
勇者「おらっ、感動の場面なんだから覆面外せっ」ブンッ
空き巣「姉貴!姉貴・・・」
盗賊「お前ッ・・・生きて・・・!」
盗賊「弟よ・・・そんな・・・あはっ・・・あはは」ポロポロ
空き巣「姉貴っ、姉貴ぃっ!」ギュッ
魔法使い「さて、私達はどうしますか?」
勇者「簡単だよ、後ろで感動のシーンを忌々しそうに。そして今にも邪魔しそうな猫ちゃんを」
魔法使い「じゃらしてあげましょうっ!」ダッ
勇者「にゃあ!」
魔法使い「キモい!」

198 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 21:55:34 I0OERZAE
隊長「はい、感動のシーンおわりゃっ!?」
魔法使い「吹き飛べ!」ビュウンッ
      ピカーーーー ン
        ドカーーンッ!!!
殿「はわわわっ!娘よ!娘よー!爆発じゃ!爆発で人がこっちにきおった!」
殿「しかも敵じゃーーーー!」
娘「父上!敵が流れこんできたくらいではしたないですわ!」
娘「天下無双の剣で私が葬って差し上げましょう!」ブンッ
隊長「ジャマダッ!」バシッ
娘「あ〜〜〜〜れ〜〜〜〜」クルクル
殿「はわわわわわわ!娘ー〜〜〜!」ガシッ

199 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 21:56:55 I0OERZAE
勇者「そこの姉弟とあっぱれ親子も逃げな。兵士ども!テメーらも逃げないと巻き込むぜ」チャキンッ
盗賊「わ、私も行こう・・・!」
魔法使い「貴方は守る相手が見つかったでしょう。それに今のあなたじゃ戦闘はキツい」
盗賊「だ、だが・・・」
勇者「ふん、いつまでも姉に頼る弟もどうかと思うっスよ」
勇者「あっしは、ね・・・?」クルッ
空き巣「!」
空き巣「姉貴ッ!逃げるぜっ!」ガシッ ダダッ
盗賊「バカッ!離せッ!」
空き巣「はなすもんか!絶対に!」ダダダッ

200 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 21:58:02 I0OERZAE
勇者「行ったか」スチャッ
魔法使い「畳・・・」(燃え広がるとまずい・・・)
隊長「グオオオオオオオッ!!!」
              グオォッ!!
勇者「うおおおおっ、き、きたっ虎きたぁ!?避けてッ!」
魔法使い「ぐっ!」ヒュッ
魔法使い「守備よ上げろっ!」シュゥンッ
勇者「お、お?」シュゥンッ
勇者「もしかして俺にもしてくれたんですか!?///」ワクワク
魔法使い「さぁ?ルカニかも」

201 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 21:58:46 I0OERZAE
隊長「ヨソミをするナァァァァッ!!!」ブンッ
           カキンッ!
                       カランッカランッ
勇者「っとぉっ!剣がっ」(この力・・・持ってた剣の腕ごと吹っ飛ばされそうだった!)
勇者「けど魔法があんだよ子猫ちゃん!」ビュンッ
隊長「グガガガガアッガッ!!?」ビリビリッ
隊長「ンン〜〜〜〜ッ!」ブルブルッ
隊長「セイデンキ・・・ガルゥッ!」
                バコンッ!
                        ドシンッ!
勇者「がはっ・・・ぁっ!?ぐ・・・」バコッ

202 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 22:00:33 I0OERZAE
勇者「ふすまで助かった・・・壁じゃ骨が折れてた・・・」
                ヒュンッ
勇者「お、おっ。癒されてくぞ!んっ、あぁんっ///」シュゥン
僧侶「助けに来たよ!」
奴隷「外の盗賊お姉ちゃんに言われて来たんだ!」
僧侶「なっ!?奴隷ちゃんは一緒に逃げてって言ったじゃない!」
奴隷「う〜ん・・・でもご主人様がピンチだから」
      パリンッ     パリンッ   パリンッ
奴隷「近くのドラキーさんたちにも助けに来てもらったんだ!」
勇者「これが魔物使い・・・ほぇ」

203 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 22:03:22 I0OERZAE
隊長「グアァッァァァゥッ!コオモリどもがッ!ハナセッッ!」ブンッ ブンッ
勇者「まほさん!守備低下魔法は?」
魔法使い「ええ、限界まで引き下げました!」
勇者「っしゃあ!決めるぜぇ〜〜〜〜!」タッタッタッタ
              ヒュンッ!
隊長「グァァァォッ!!!」ブンッ!
勇者「ほげぇぇぇぇっっ!!!」 バコーンッ
僧侶「ダメじゃん・・・」
奴隷「ごっご主人様ぁー!」タッタッタ

204 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 22:04:34 I0OERZAE
奴隷「大丈夫?」サスサス
勇者「あ、ああうん・・・大丈夫・・・」
隊長「ガオッ!グルルルルル・・・・」
ドラキー「「「ピキャーーーーッ」」」 
             バタバタバタバタ
奴隷「ああっ、逃げちゃった・・・」
勇者「けど・・・いい足止めになったよ」
魔法使い「こうなったら・・・っ!」
魔法使い「みんな窓から飛んでくださいっ!!!」
勇者「へ?な、なんで」
魔法使い「私が合図したらですよ・・・あ、でも勇者様は残って」
勇者「は、はい」

205 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 22:07:22 I0OERZAE
魔法使い「奴隷さん、ドラキー達を足場にして飛び降りてください」
奴隷「うん、できるよ!」
僧侶「こっちに走ってくる・・・!」
隊長「グアアアアアアォッ!!!」ダダダダッ
魔法使い「勇者様!部屋中にメラを放って!」
勇者「ラジャー!!」ビュンッ ビュンッ ビュンッ ビュンッ ビュンッ
            ブオオオオオオォォォォォッ
                    ボオオオオオオオオオ
勇者「も、燃え広がっちゃったよ!?」アワワワ
魔法使い「いいんですよ、それでっ!」

206 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 22:08:32 I0OERZAE
隊長「グアアアアアアアアアアッ!!!ヒガァ!」メラメラ
隊長「ぐ、ぐおおおおおおっ・・・おおおおおっ」シュゥゥンッ
魔法使い「・・・1・・・・2・・・3ッ!」
勇者「みんな飛べっ!」
魔法使い「爆発しろっ!イオラッ!!」
      ピカーーーーーーーーーーーーーーン
   ドカァーーーーーーーーーーーーーンッ!!
               ドカンッ    ドカンッ ドカーーーンッ
勇者「なっ!?爆発!?」
僧侶「えっ、ちょっ、まほちゃんは!?」
奴隷「あ、誰か降ってくるよ?」

207 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 22:10:07 I0OERZAE
      ヒューーーーーッ
             キャッチ
勇者「無茶するね。お姫様」サワヤカスマイル
  ボコッ
勇者「ぐへっ」
魔法使い「おろしてください・・・」
スタッ
勇者「しっかし中々派手な・・・隊長死んだんじゃ・・・」
魔法使い「まさか。私は人間を殺しませんよ」
隊長「・・ぐ・・・あ・・・」ガラッ
魔法使い「ま、重症でしょうけど」フッ

208 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 22:11:37 I0OERZAE
_ 翌日 _
勇者「結局。こっちの国が勝ったってことか・・・」
魔法使い「・・・盗賊さん」
盗賊「・・・」
魔法使い「あの時、私を置いて城に戻ったのは、内部で事件を発生させ」
魔法使い「そしてそのうちに兵隊を突撃させる。そういう作戦だったのですね?」
盗賊「ああ・・・私は結局奴らの言うとおりになってしまった」
盗賊「コイツも、結局ひっとらえたところで何もすることはない」
隊長「くっ、殺せっ!」ビクンビクン

209 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 22:13:24 I0OERZAE
勇者「・・・夜中、勝手に出歩いたときは」
盗賊「魔物を喰らっていた。済まないな・・・」
勇者「これから・・・どうするんですか?俺等はもうあの国には戻れませんが」
奴隷「邪魔しちゃったもんね!」ニコニコ
盗賊「ふふ・・・人殺しが仲間じゃ穏やかじゃないだろう」
盗賊「 私はパーティを抜ける 」 
勇者「・・・そ、そんな!?」
僧侶「盗賊さんは盗賊さんだよ!」
盗賊「・・・ありがとう」
               ドカーーーーーンッ!!!
空き巣「はっはっはー!姉貴!研究者も記憶喪失まで殴って研究所も爆破してきてやったぜ!」
盗賊「これで誰も犠牲になる必要もないな。こっちは奴隷売り場を破壊してきた」
勇者「え」

210 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 22:14:48 I0OERZAE
盗賊「私は多くの人間を殺してきた。戦争とはいえ殺したことにはかわりない」
盗賊「その分・・・わがままだし甘いかもしれないが・・・多くの人間を救いたい!」
盗賊「飢えに苦しむもの、戦争に苦しむもの、居場所がなく苦しむもの」
奴隷「・・・」
盗賊「きっと救っても救っても殺した罪は晴れない。だがそれでも私は救う。救う旅にでる!」
空き巣「そういうことっス!」シュピーンッ
空き巣「だから兄貴、短い間だけど楽しかったっスよ!」ブゥンブゥン
盗賊「じゃあ・・・また会おう・・・」
盗賊「誇り高き勇者たちよ」
                  ブゥゥゥゥゥゥンッ

211 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 22:15:58 I0OERZAE
勇者「行っちゃった・・・はぁ・・・・」
僧侶「多分きっとどこかで会えるよ。うん!」
勇者「だな!」
勇者(この時、あぁ、従順なハーレム候補がひとり減った、と言うのはやめておいた)
勇者(言ったら殺されそうな気がした)
魔法使い「どんな人であろうと私達の仲間ですからね・・・」ニコ
魔法使い「ま、ウチの旅のリーダーも罪人(性犯罪者)ですが」
勇者「さ、さぁ〜てここも早く出ますか!」パンッ
奴隷「あ、ご主人様!ちょっと待ってて!」

212 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 22:19:20 I0OERZAE
勇者「兵士、追ってこないね〜・・・・」
魔法使い「きっと空き巣さんや盗賊さんが何かしら封じてくれてるでしょう。ゆっくりと・・・また旅を続けましょう」
勇者「うん、うん、けど何この馬車!?」
ロブスター「ヒヒーン」(ちょりーっスwwww)
勇者「ねぇコイツメス?オス?それによって俺のコンディションが変わるんだけど」
奴隷「ロブスター、オスだよ。旅には馬車が欠かせないかなって思って連れてきたんだ〜」
勇者「・・・」
僧侶「中で休めるし快適だよー」

214 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 22:27:17 I0OERZAE
勇者「・・・はぁ、まぁ最近心体共に疲れたし・・・俺も寝ようかな」
奴隷「ロブスターは勝手に道を進んでくれるから、みんな中にいても大丈夫だよ!」
勇者「いい子だ・・・じゃあ中で一緒に寝ような〜」ナデナデ
奴隷「えへへ・・・うん・・・zzzzzz」スヤァ
勇者「はやっ・・・でも・・・ろ、ロブスターは・・・海老じゃね・・・?zzzzz」
魔法使い「んん・・・・ボイル・・・zzzz」
僧侶「チーズ炙り・・・ひひっ・・・zzzzz」ジュルリ
ロブスター(ちょwwww食われるwwww)
___そう、これもまた彼の旅の序章に過ぎないのである
        出会い、そして別れが彼を成長させる_______
勇者「はぁ・・・今日のオカズは盗賊さんかな・・・心残りだし。そして姉属性があったなんて・・・」
勇者(「お姉ちゃん。今日もいい・・?///」「ああ、いいぞ勇者」 お、いいぞコレだけで1週間はネタになる)
     現在のパーティ 勇者 魔法使い 僧侶 奴隷 
                          ロブスター(馬)

222 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/21(土) 21:12:20 GfGM6z5g
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 ブルルブルルッ
奴隷「・・・・ん」パチクリ
奴隷「どうかしたの?」
ロブスター「ブルルルルッ・・・・」(疲れたんwwwww)
奴隷「そっか。ふわぁ〜あ。まだ夜中だから・・・ん」クンクン
奴隷「近くに池があると思うんだ。そこで君も休憩しなよ、雑草も生い茂ってる」
ロブスター「・・・」(おk、把握wwwww)
ロブスター(うめ、うめ、うめwwwww)ムシャムシャ
ロブスター(水、うめ、うめwwww)ゴクゴク
ロブスター(んんwwwww池に映る俺氏wwwwカッコよすぎワロロロロロンwwwwwwwwww)

223 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/21(土) 21:12:51 GfGM6z5g
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勇者「メザメルノデスユウシャ・・・・んんzzzzz」
勇者「オキテクダサイ・・・・んなzzzzz」
勇者「うふふ・・・ん・・・・ユウシャヨ・・・zzzzz」
勇者「オキテッテバ・・・・んんzzzzzz」
勇者「んあ?」パチクリ
勇者「ふわぁ〜あ」ノビノビ
勇者「ん・・・お」チラリ
勇者「こんな狭い馬車の中で男一人に女三人」

224 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/21(土) 21:13:48 GfGM6z5g
勇者(皆さん。タイトルはお忘れでありましょうか?)
勇者(従順なパーティを築く。そう、『従順』)
勇者(『旅は続ける』、『仲間を従順にする』この両方をやるというのはそうムズかしいことじゃない)
勇者「そう思ってた時期も僕にはありました」
勇者「しかし、今、僕は馬車の荷台という狭い空間に4人で寝ていたんです」
勇者「ええ、あの時は疲れていたんでそういう気分にはなれませんでしたよ、はい」
勇者「俺が・・・そう、たったいま俺が早起きしたんです誰よりも!」
勇者「まほさんのだらしない寝格好。僧侶は・・・まぁ、うん。奴隷・・・奴隷もいいんだけど・・・」