Part7
168 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/18(水) 19:15:33
hT8rQ76g
_ 金持ち区域 _
魔法使い「チッ・・・既に買い物は終わってましたか」
勇者「は、はい・・・・・あれ、盗賊さんは?」
魔法使い「少し忘れ物をしたと行ってしまいました。道中のモンスターもいないと言っても
いいほどですし。まぁ大丈夫なんじゃないかと」
________________
____1時間後
盗賊「今戻ったぞ」シュタッ
勇者「そんな塀から入ってこなくても・・・。・・・!?」
盗賊「おっとっと」ヨロッ
バタンッ
勇者(皆さん、盗賊さんに新たなドジっ娘属性が加わりましたね。勇者的には100ポイント差し上げたいです)
169 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/18(水) 19:19:01
hT8rQ76g
勇者「フ、フヒヒッ、手貸します」スッ
盗賊「あ、ああ・・・・すまない・・・頭痛がひどくてな」
勇者(しかし派手なパンツだった・・・な・・・)
勇者「!?」
(「だが中々派手だなぁ」)
(「・・・・そういう人だったんで・・・」)
盗賊「ん。何か顔についているのか?拭いた筈だが」
勇者「あ、い、いや・・・盗賊さん、この国に思い入れなんてないって言ってたけど」
勇者「弟とかいたり・・・」
盗賊「・・・!?」ピクッ
170 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/18(水) 19:20:00
hT8rQ76g
僧侶「あーみんなー!」
奴隷「ご主人様。似合ってるかな?」
勇者「どうなんですか・・・?」
盗賊「・・・」
僧侶「え・・な、なにこの状況」
魔法使い「まぁ、それなりにシリアスな話題なのでしょうか」
奴隷「しりある?ボク、シリアル好きだよ!」
僧侶「うふふ、可愛いねぇ」ナデナデ
奴隷「うん、だって檻の中にいたときはいつもシリアルだけ食べさせてもらえたんだ!」ニコニコ
僧侶「・・・そ、そっか」
171 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/18(水) 19:21:44
hT8rQ76g
盗賊「ああ、居たな・・・」
勇者「・・・そ、それって!」
盗賊「だが殺された。全ては私の責任なんだ・・・」
盗賊「だからっ・・・・だから私は・・・ここに来た、ついてきた!」
盗賊「本当は来ることなんてないと思ってたが・・・」
盗賊「はぁっ・・・・はぁっ・・・済まないが少し一人にしてくれ」ヨロヨロ
勇者「・・・」
172 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/18(水) 20:36:48 T1/j0nx6
おつおつ
173 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/18(水) 22:32:06
hT8rQ76g
あ、終わりです
また明日書きます
そして勇者いじめてごめんなさい
174 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/18(水) 22:37:23 rncWSj2.
乙
まぁ理不尽すぎるとイラッとするからな
175 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 07:41:45 g6YEocLA
勇者めげないからなぁw
てか、みんな意外と若かったのね
乙ー
176 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 17:07:23
I0OERZAE
_ ホテル _
僧侶「え!?そうなの?」
勇者「そうそう、もしかしたら盗賊さんの弟なのかなーってよ」
魔法使い「彼はまだスラム街にいるんでしょう?会って確かめてみたらどうです」
勇者「う〜ん・・・・そういや覆面も返してないし。行くか」
奴隷「ボクも行くよ」
勇者「・・・ん。じゃあそばはなれんなよー」
魔法使い「何故か心配になってきました。奴隷さんが」
僧侶「うん・・・・何もされないよね?勇くんに」
177 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 17:08:01
I0OERZAE
_ スラム街 _
勇者「おっす」
奴隷「おっす」
空き巣「う、うお・・・娘っスか?」
勇者「いんや、奴隷だよ」ナデナデ
奴隷「えへへ、ボク奴隷、ボク奴隷」ニコニコ
空き巣「あ、あっしこれから用事あるんで」ギィィッ(ダメだ。性犯罪者と仲良くなるんじゃなかった)
ガシッ
勇者「ないよなぁ?そんな用事?」ギロッ
178 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 17:10:06
I0OERZAE
______________
________
空き巣「い、いや・・・・確かにその容姿は姉貴っスけど」
勇者「けど?」
空き巣「姉貴は死んだって兵士共が」
勇者「死んだ?」
空き巣「ええ、戦いに敗れたって・・」
勇者「戦い?ここの国の戦士ってことか」
空き巣「そうっス!俺に毎回仕送りしてくれてて・・・」
(盗賊の前は少し戦士をやっていたからな)
勇者「!」
179 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 17:10:48
I0OERZAE
奴隷「でも盗賊お姉ちゃんは弟は死んだって言ってたけど」
勇者「そうそう!」
空き巣「死んだ・・・そうか!姉貴は俺が死んだと思ってるんスね!?」
空き巣「だから・・・あ、姉貴はどこっスか!?教えてください!!」ガシッ
勇者「わ、わかったわかったから離せ!」 ブンブンッ
「敵軍だー!やっちまえーー!!」ワーワー
ドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタドタ
ゴロゴロゴロゴロ ブルルルrッ
勇者「な、なに!?なに!?」
奴隷「・・・!魔物が怯えてるよ・・・」
180 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 17:11:19
I0OERZAE
『スラム街の者達よ!家で待機しているように!』
空き巣「ここで出ると見張ってる兵士にどやされるんスけど」」
空き巣「知ったこっちゃありません!早く姉貴のとこに連れて行ってください!!」
勇者「おうっ!奴隷、背中に乗れ」スッ
奴隷「うんっ」
勇者(ダメだ。尻触ってるけどコイツを変態的嗜好でかんがえることができないっ!)
ガチャッ
バッ バッ
兵士R「家から出るんじゃない」カチャリ
勇者「・・・は、はーい」
空き巣「どけっ!」ボコッ
兵士R「ぐぁっ、貴様ァ!」
181 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 17:12:04
I0OERZAE
バババババババババッババババッバッ
勇者「チョー射ってきてんスけどーーー!?」
奴隷「あはははははははっ!ヒュンヒュン周りで音がするよー!」ニコニコ
勇者「笑っとる場合かァーー!!」
空き巣「あの穴ん中入って塞げばバレません!ささ、入った入った」
_____________
________
_ 金持ち区域 _
勇者「っしゃー・・・撒いたぜ・・・」
空き巣「姉貴っ!」
182 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 17:13:01
I0OERZAE
僧侶「聞いて聞いて!!さっき盗賊さんが兵士さんの馬車乗って戦争の城に行っちゃったの!」
空き巣「!?」
勇者「不味い・・・そこで待っててくれ!俺がい」
魔法使い「と、言うと思って馬を3匹くすねました」シタリ
ブルルルッ
勇者「さすがまほ様!!!でも俺馬乗れない!」
奴隷「ボクに任せて。お話出来るから」
勇者「なんだお前!?」
空き巣「あっしは馬上訓練を受けていましたんで」スッ
空き巣「兄貴のハーレムガールズを後ろに乗せるわけにゃいきません。あっしは先に行きます!」ヒヒーッッ ブルルッ
184 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 18:55:44
I0OERZAE
_ 道中 _
奴隷「ん?どうしたの?うんうん、分かった!」
ダニエル「ヒヒーン」
奴隷「ご主人様。ダニエルがこの先は行きたくないって」
勇者「そっか。ありがとな」サスサス
_ 戦争の城 _
= 門 =
奴隷「!」ピクッ!
勇者「どうした!?」
奴隷「匂いがするよ・・・・なんだか、盗賊お姉ちゃんに近いんだけど・・・近くないような」
奴隷「とにかく嫌な匂いだ・・・」
185 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 18:56:58
I0OERZAE
魔法使い「勇者様・・・空き巣さんが先に行ってしまいました」
僧侶「リバーマウスの兵士さん達がもう城の中に入ってっちゃって」
僧侶「でも見て・・・この死体の傷・・・」
勇者「っ」バッ
奴隷「ご主人様ー?何も見えないよー」
僧侶「見なくていいのよ・・・?ほら、モンスターにやられた傷みたい・・・」
魔法使い「恐らく例の魔物人間の仕業でしょう」
勇者「空き巣や盗賊さんが中にいるかもしれないっ!」
勇者「どっちか奴隷を見ててくれ!」
魔法使い「では私がお供しましょう」
ダダダダダッ
186 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 18:58:14
I0OERZAE
_ 戦争の城 _
兵長「」
勇者「うぷっ・・・こりゃヒドい・・・上半身裸で死んでる」
勇者「もっと早く来てれば・・・」
魔法使い「先を急ぎましょう。兵士達は3Fで戦闘中です」
魔法使い(この兵長の格好。まるでシャワー後みたい・・・)
魔法使い(下で戦闘が起きてると知ったらこんな格好ではいられないはず・・)
魔法使い(そして乾いた大量の血・・・決して1時間やそこらじゃ乾かない・・・)
魔法使い(誰かに不意打ちされた?一体誰に?いつ?)
ドカーーーンッ
ババババババッ
187 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 19:00:09
I0OERZAE
兵士「貴様等・・・勇者御一行!一体なぜここに!」
勇者「覆面の男と褐色で美人ですごくて強くて目線だけでイキそうな美人見なかったか!?」
兵士「覆面・・・?ああ、コイツのことか」グイッ
空き巣「ちょ、離せよっ!このロープ・・・あ!兄貴!」
兵士「それと・・・その美人なら奥で我々と戦っているぞ」
兵士「やっと戻ってきてくれたんだ。彼女が!」
グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!
勇者「!?」
魔法使い「い、今の鳴き声・・・っ」
188 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 19:01:22
I0OERZAE
勇者「な、なんだよあの化物・・・」
魔法使い「人の形をした・・・虎?」
グオオオオオオオオオオオオオツ!!!
ヨウカイニヒケヲトルナー! ウテーー!
ブォォォォォォォッ!!
兵士「すごいだろう。我々の隊長はタイガーとなれる。キラーパンサーと融合なされたのだ」
兵士「そしてあの女は数々のモンスターと融合した」
勇者「盗賊・・・さん?」
魔法使い「うそっ・・・!?」
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!
グシャァッ
ドゴォッ
189 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 19:02:09
I0OERZAE
空き巣「・・・」
勇者「お前・・・知ってたのか?」
空き巣「姉貴は戦士っス・・・自ら実験台になるって言ったきり・・・戻ってきませんした」
空き巣「俺は兵士共に死んだって聞いたけど・・・生きてた・・・実験に成功して・・・」
空き巣「兄貴!兄貴は姉貴と旅してたんスよね!?」ガシッ
勇者「あ、ああ」
空き巣「なんで姉貴はどっかにいっちまったんスか!?どうしてまたここに戻ってきたんスか!?」
勇者「お、落ち着けよ!俺が知るわけねぇだろ!」
魔法使い「静かに・・・。あの怪物が盗賊さんだとしたら・・・」
魔法使い「今までの疑問に決着がつきました」
190 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 19:03:37
I0OERZAE
_ ?年前 _
戦士「断る。何故、私がそんなくだらない実験に付き合わされなければならない」
戦士「聞くと、その体は魔物を食わずして生きてはいけないそうだな」
「へぇ、知ってるんですよ・・・?」
「アンタ、スラム街の弟がいるらしいじゃんか」
戦士「・・・」
「今頃どうなっているか・・・な?」
戦士「チッ・・・下衆め・・・」
戦士「手短に終わらせろ。もし、弟を殺したら・・・」
戦士「貴様等の首をひとり残らず切る」
191 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 19:04:58
I0OERZAE
_______________
________
戦士「クッ、ぐああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!」
戦士「ふぅっ・・・ぐぅ・・・あぁ」 バチッ バチバチバチ
科学者「やったぞ!やった!成功したんだ!」
助手「いろいろな魔物を配合して生きてるなんて・・・」
戦士「はぁっ・・・よ、よし。出せ、私を戦いの場に出せェッ!!!」ギロッ
______________
兵士「隊長!いっちゃってください!」
戦士「ああ」(待っていろ・・・この戦いが終われば平和になる。お前も安心した場所に住まわしてやるからな。弟よ)
戦士「行くぞ!」
192 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 19:05:49
I0OERZAE
____________
_______
戦士?「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」ブォォォッ
兵士「・・・は?お、おいどうするんだよ」
兵士「弟が既に殺されたって言われたら・・・」
戦士「・・・っ」ピクッ
兵士A「ば、ばか。今の隊長はバケモンになってるから・・・耳が良i
ブシャァァァッァァァッ!!!
ピュッ ピュッ
兵士「ヒッ、うっうわああああああああああああおぼろpげじゃぽ
ブシャッァァァァッァァッァッ!!!
戦士「・・・・シネ・・コロス・・・」
戦士「コロス・・・・・コロス・・・・」
193 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/19(木) 19:07:03
I0OERZAE
_____
盗賊リーダー「へぇ、あの国から出てきたんかい」
盗賊リーダー「もう居場所がないと。そりゃあ弟が死んだりゃないわな。仲間も殺したんじゃよ・・・」
盗賊リーダー「いいぜ、俺らと一緒に汚れようや・・・」ニヤリ
勇兄「君はここで悪さするような人間じゃないはずだ」
勇兄「母国には君を待っている人がいるかもしれない。共に旅をしよう」
勇兄「気さくがいい仲間もいるんだ。僧侶っていう名前でね」ニコッ
勇者「盗賊さーん。そんな睨んだような顔しないで。ほらほら、え・が・おぼしゃぁっ!?」ボゴォッ
僧侶「もうっ!目つきは生まれつきだよ!?」
魔法使い「それも失礼な気もしますが・・・ま。勇者様のニヤケ顔も生まれつきですかね」
勇者「まほさんの背も・・・あっ、ご、ごめっあんっあぁっ!///」