Part6
136 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/17(火) 13:46:32
NfKhce1g
_________
______
勇者「さて、俺勇者だからホテルに戻んないと。楽しかったよ」
空き巣「じゃああっしが抜け道教えるっス・・・」
空き巣「静かに行動してください・・・ここスラム街じゃ夜中に出歩くと兵隊に捕まりますからね」
勇者「なんで捕まっちまうの?」
空き巣「ここだけの話・・・・この国が敵国に勝ってるのは・・・」
空き巣「モンスターと人間を融合させて出来た兵士を使ってるからっス」
空き巣「今のところ実験に成功した改造人間は二人だけ・・・」
空き巣「でも実験には何十人もの被害者がでてるんス・・」ギリッ
137 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/17(火) 13:47:22
NfKhce1g
空き巣「最近は困った事にそのうち一人が逃げたらしいっす」
空き巣「一体誰が逃げたか・・・というかこの話は極秘中の極秘なんス」
勇者「なんでお前は知ってんだよ。っつーか!お前ナイス!」(情報が手に入ったぞ)
空き巣「そりゃあ兄貴。あっしは裏じゃ情報屋っスからねぇ〜」
勇者「ふぅん。お、この抜け道くぐりゃ戻れんのか」
空き巣「そうっス。じゃあ兄貴また今度会えたら______
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ
ブルルッ
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ
勇者「ん?なんだありゃでけー荷台連れてるな。馬さん可愛そうだ・・・」
空き巣「いや、兄貴。ありゃ中に奴隷が入ってるんス」
勇者「奴隷?」
138 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/17(火) 13:48:21
NfKhce1g
空き巣「金持ち区域は堪能しましたか?」
勇者「いや、疲れてホテル直行だな」
空き巣「金持ち区域の裏じゃ奴隷が売られてるんス」
空き巣「多分、あんなかの奴隷のうち・・・半分は市場に半分はさっき言った実験台っス」
空き巣「あ、区域に入ってった」
勇者「奴隷・・・」ピコーン(従順)
空き巣「ヒドイ話っすよね〜。奴隷っつってもあんなかの大半は敵国から拉致した奴等っすけど」
空き巣「あとは普通に別の国の奴隷市場で買った人間だとか」
勇者「・・・・・」ギリッ
139 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/17(火) 13:49:03
NfKhce1g
勇者「空き巣、スマンな。俺はこの国を滅ぼすかもしれん」ニヤリ
勇者「うっ、この穴キツイ!」
空き巣「穴キツイって何言って・・・じゃなくて!滅ぼすって・・・」
勇者「じゃあな。明日お前の家に遊びに行くぜ」
勇者「後、お前イケメンだな。その銀髪はもっとみんなに見せびらかすべきだぜ」
空き巣「えっ?あ、あれ?あっしの覆面が盗まれた!?」
空き巣「ちょ、返してくださいよーーー!」
140 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/17(火) 13:50:05
NfKhce1g
兵士B「派手な戦闘はよせ。住人を起こすのは不味い」
兵士A「二人だけでなんとかなるだろ。コイツも実験台行きだ」
ババババババババッバババババッッ!!!
覆面勇者「っておい!思いっきりウルセー銃ぶっぱなしやがって!」
覆面勇者「アナログに戦ってる連中にはこうだっ」ビュンッ!
ビビビビビビッ!!!
兵士B「おぼろろおろろっうがががががえおえろえおろおえおr」ビクンビクンッ
兵士A「お、おい!どうしたんだ!」
覆面勇者「よそ見すんなっての!」ブンッ
バキィッ!!
兵士A「がはっ・・・」
141 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/17(火) 13:52:44
NfKhce1g
勇者「ふぃ〜〜〜」ヌギッ
勇者「なんだかんだいって俺レベルあがってんだな・・・」
勇者「で、貴女達18人で運転出来る人ー」
馬「ヒヒーーンッ」
「あ、ありがとうございます!このおんは決して忘れません!」
アリガトウ!アリガトウ! アリガトウゴザイマス! アザーッス! アリアリ
勇者「うんうん。いいからいいから、で運転できるのは?」
「はい」
勇者「じゃあ君、運転して祖国に帰らさせてあげなさい」
パカラパカラッパカラッ
ブルブルゴロゴロ
142 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/17(火) 13:54:32
NfKhce1g
勇者「勇者してんなーーー俺!」
勇者「じゃなくて!俺の奴隷は!?さっき可愛い子いたのに!行かせちゃったー!!」ガクッ
勇者「ああ・・・・愛しの奴隷ライフ・・・ご主人様と言われたい・・・」
「・・・お兄ちゃん」
勇者「あ?お、おい19人もいたのか・・・今なら間に合うから乗せてもらえよ」
奴隷「ううん、ボクは元々奴隷だったから」
奴隷「あの国にも居場所なんてない」
勇者「自分の国は?よかったら___」
奴隷「ううん」フルフル
奴隷「ボクは生まれた場所も育った場所もわからないんだ」
奴隷「気づいたら捕まって、檻に入れられてここにいるんだよ」
143 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/17(火) 13:56:03
NfKhce1g
勇者「・・・」
奴隷「でもいいんだ。ここで奴隷として生きていくのも」
奴隷「だって居場所ができるもんね」
奴隷「ここの街はなんていう名前なの?お兄ちゃん」
勇者「さぁ、リバーマウスだったっけな。俺は国名なんて覚えないから金持ち区域って呼んでる」
勇者「あっちに見える国はリーフアデュ、あとは・・・」
奴隷「えへへ、色んな国があるんだね。ボクもやっと居場所ができるんだー!」ワクワク
勇者「っ・・・!」
144 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/17(火) 13:57:13
NfKhce1g
勇者「・・・お前はそれでいいのか?」
奴隷「なにがだい?あれ?お兄ちゃん、なんで怒ってるの?」
奴隷「さっきまで楽しそうだったのに」
勇者「怒ってねぇよ。心配してるの」
奴隷「ふぅん。そっか」
「銃声がしたぞ!こっちだー!!」
勇者「やっべ不味いっ!こい!」ガシッ
奴隷「わわっ」
145 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/17(火) 13:59:11
NfKhce1g
_____________
______ホテル・ロビー
勇者「ふぅ、まいたかな」
支配人「おや、勇者様。どうかなされましたか?」
勇者「ああっ、い、いえ!さっき銃声がしたもんで怖くて逃げてきたんです」
支配人「そちらの方は?」
勇者「・・・仲間です。ここに来る前に行方不明でして・・・さっき見つけたんです」
奴隷「?お兄ちゃん?」キョトン
勇者「一名追加で」
支配人「・・・・・・かしこまりました」ニコリ
146 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/17(火) 14:00:48
NfKhce1g
勇者「・・・」グイッ
奴隷「お兄ちゃん?どういうこと?」
勇者「お兄いちゃんじゃないご主人様だ」
奴隷「・・・?ご主人様?」
勇者「・・・そうだ。お前のご主人様だ」
勇者「お前は俺の旅のサポートをするんだ」
奴隷「え?でもボクは・・・」
勇者「お前の居場所はあんな城やこんな街の住人の奴隷なんかじゃあない」
勇者「お前の居場所はここだ。俺のそばにいろ」
奴隷「・・・・!」
147 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/17(火) 14:02:04
NfKhce1g
_ ホテル・自室 _
勇者「盗賊さん帰ってきてたんだ・・・みんな寝てるし・・・」
僧侶「・・・ゆうくん・・・zzzz」
勇者「うおっ、び、びびったぁ。寝言で俺の名前ゆうなし・・・揉むぞ」
勇者「っつーか今!俺無双じゃない?」
奴隷「?」
勇者「あ、お前がいるんだった」
勇者「そうだ。さっき洗った俺の服貸すよ」
勇者「そのカッコじゃさみいし」
148 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/17(火) 14:03:19
NfKhce1g
勇者「ほら、その顔隠してるローブ取れ」
奴隷「うん・・・」ヌギッ
勇者「!・・・な、なんかお前女みたいな顔してんな」
勇者(お、おい!俺はノンケだぞ!!・・・おいおいなんで兄さんの顔を思い浮かぶ)
奴隷「女みたい・・・?」ヌギヌギ
勇者「ああ、声も女みたいだし・・・手もカラダも・・・」
奴隷「全部脱いだよ。あとボク女の子だよ?」
勇者「」
ふわぁ〜〜〜あ あれ、勇者様帰ってきて・・・
うむ?・・・ああ、勇者・・・
勇くん?帰ってきたの?ていうかその子・・・
勇者「!!?!??!?!?!?!?!?!?!?!!??!?!?!?」
149 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/17(火) 14:04:11
NfKhce1g
勇者「」in棺桶
魔法使い「ふむ、彼の奴隷にされたのですか」(私より背が少し高い・・・)
奴隷「うん」
僧侶「ころすころすころすころすころすころすころす」ブツブツブツ
盗賊「死んだ者に殺すと言っても仕方がない」
勇者「死んでないよ!」ガバッ
僧侶「三度死ね!」グサッ
魔法使い「うぅ・・・っ」ノビノビセノビ
奴隷「?」
150 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/17(火) 14:06:10
NfKhce1g
勇者「_________って訳で」
僧侶「そんなことが・・・あれ?でも盗賊さんはその研究場所見てないんだ?」
盗賊「・・・・・ああ、もしかしたら地下にあったのかもな」
魔法使い「改造人間が一人・・・それは兵隊達を一人で圧倒する程の力・・・」
魔法使い「それはともかく、その奴隷さんはどうするんですか?」
奴隷「えへへ」ギュー
勇者「く、苦しいぜよ」
僧侶「だ、ダメよ?そんな男のそばにいちゃ!」
奴隷「でもボクの居場所はここだもん」
僧侶「え・・・そ、それって・・・・」
151 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/17(火) 14:10:09
NfKhce1g
勇者「あ、い、いや。お前の居場所は俺のとなりでもいんだけど・・・」
勇者「居場所は俺等のパーティだよ」
奴隷「パーティ?え・・・でもそれって解散しちゃうんでしょ?」
奴隷「だったらずっとそばにいれる方がいいな」ギュッ
僧侶「!」
勇者「うぅ・・・わかったわかった」
僧侶「わかっちゃだめだよ!あ・・・でも」
僧侶(私とゆ、勇くんが結婚したら・・・私達の子供みたいなポジションであるから・・・///)
僧侶「ま、いっか」ポンッ
154 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/17(火) 15:05:26 m7evydXk
なんだただの神スレか
155 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/17(火) 15:13:33 AEKajek2
乙
今回勇者なにも悪いことしてないのに
他の連中は何様なんですかね。とりあえず謝れよ
156 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/17(火) 15:51:24 kicJiYdQ
ごめんなさい
157 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/17(火) 23:41:10 gM7zYeY2
ごめんなさい
159 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/18(水) 00:41:34 rncWSj2.
ごめんなさい
160 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/18(水) 02:38:15 LqaMpZss
ごめんなさーい
161 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/18(水) 04:08:57 Eu7yQj0U
男の娘かと思ったらボクっ子だったか…乙
従順かどうかはともかく着々とハーレムを築いてますね勇者さん!
あ、ごめんなさい
162 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/18(水) 18:57:01
hT8rQ76g
_ 次の日 _
勇者「ダメ!俺とおそろの服着せるのー!」グイッ
奴隷「わわっ」
僧侶「違うもん!私と同じ服ー!」グイッ
奴隷「わぁっ」
勇者「それじゃ神官だろうが!奴隷、お前何が得意?」
奴隷「え、えっと」
奴隷「モンスターさんとお話ができる・・・ことかな?」
勇者「な、なにっ!?」(モンスター娘とかいるのかな・・・!)
僧侶「モンスター使いってこと?」
163 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/18(水) 18:58:59
hT8rQ76g
勇者(俺と僧侶と奴隷は買い出し)
勇者(盗賊さんとまほさんは情報を売りに行った。俺も行こうかと思ったけど断られた)
勇者「俺って頼りないかなぁ・・・」シュン
奴隷「え?そんなことないよ。ご主人様は頼りになるよ」
奴隷「ボクはそう思う」ニコッ
勇者「奴隷よぉ〜!よしよしよしよしよしよしよしよしよし」ナデナデナデナデナデナデナデ
奴隷「えへへ、くすぐったいや」
僧侶「これとこれと・・・あっとは・・・」エラビチュウ
164 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/18(水) 19:00:18
hT8rQ76g
僧侶「勇くんの服装。マフラーとか髪飾りとかマントとか・・・」
僧侶「あと私の十字架ペンダントもつけちゃお」ウフフ
僧侶「なんだか私達のこ、子供みたいだね?///」
勇者(15)「奴隷は俺等より年上だぞー」
奴隷(16)「えへへ、ボクのほうが本当はお姉さんだ」
僧侶(15)「え」
勇者「たかが1歳くらい知らんわい。あれ?でもお前歳だけは覚えてたんだな」
奴隷「うん。あと自分の特技だけね」
165 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/18(水) 19:10:44
hT8rQ76g
_ 戦争城 _
殿「なるほど・・・そのようなことが・・・」
兵長「はい、拙者のすぱいがそう告げております」
殿「仕方がない。拙者も参ろうぞ!」カチャッ
兵長「な、なぜゆえ!?」
殿「妖怪人間相手に引けを取るような拙者ではないぞ!」
兵長「ハハッ!問題の敵は一体!あ〜一体でぇございます!」
魔法使い(なんで殿の前だけ武将語・・・)
盗賊(そして最後に歌舞伎っぽくなったな・・・)
166 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/18(水) 19:13:04
hT8rQ76g
兵長「っつーわけでぇ。あいこれ」
魔法使い「イチジュウ・・・確かに受け取りました」ニヤリ
兵長「なんかチミ、借金取りみたいね」
盗賊「さて、戻るか。あのホテルもはなれんとな・・・情報を流したことに気づかれたかもしれない・・」
魔法使い「そうですね。では、兵長さん。ご健闘を」
兵長「う〜〜〜いおらいっおらいっ」
魔法使い「負けちゃえばいいのに・・・」ボソッ
盗賊「こらこら」
167 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/18(水) 19:14:31
hT8rQ76g
_ 道中 _
盗賊「・・・」ピタリ
魔法使い「・・・ん、何かありましたか?」
盗賊「すまないが先に行っててくれないか。少し忘れ物をした」
魔法使い「?一緒に行きましょうか」
盗賊「問題ない。お前も奴隷の買い物に付き合いたいだろう?」
魔法使い「・・・・ま、まあ」