Part4
80 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/13(金) 00:41:42
jPUb26FY
魔法使い「デイン。雷の魔法・・・書物では見かけましたが・・」
魔法使い「教えてください。今すぐにっ!」グワッ
勇者「えーどっしよっかなー」ニヤニヤ
魔法使い「お し え な さ い!!!」ギロッ
勇者「え、あの・・・想像してたら出来た・・・っつーかなんつーか」
「おい、勇者!」
勇者「ん?どうした兄さん」
勇兄「お、お前に話がある・・・」
81 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/13(金) 00:43:42
jPUb26FY
勇兄「このとおり俺は足に患いができてしまった」
勇者「どんとまいーん」
勇兄「旅を続ける事は困難かもしれない。というか旅は諦めようと思う」
勇兄「やっぱり俺は勇者になるより街で親父の店の手伝いしてたほうがしょうにあうんだ」
勇者「そっかぁ。ま、たまに顔出すよ」
勇兄「けど、それは彼女達の旅を止めさせる理由にはならない」
勇兄「頼む。彼女達を仲間に入れてやってくれないだろうか!」
勇者「えっ・・・」
勇者「マジッ!!?」グワッ
82 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/13(金) 00:44:58
jPUb26FY
僧侶「ちょ、ちょっとお兄ちゃん!それじゃ私達のルールはどうするの・・・?」
勇兄「俺、実は許嫁がいるんだ。もう・・・いいんだ・・・」
僧侶「そんな・・・っ」
勇者(ハッ、くそヤリチンだなコイツ。僧侶はなんでお前なんかに・・・)
魔法使い「多分。貴方が考えてることと違いますよ」
勇者「え?」
勇兄「俺は、この思いを伝えたい・・・僧侶いいか?」
僧侶「うん・・・いいよ・・・」
勇兄「・・・すぅ〜〜勇者!」
勇者「え?俺?」
83 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/13(金) 00:46:30 Oj8gf23g
ゴクリ
84 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/13(金) 00:48:08
jPUb26FY
勇兄「ずっと!俺はお前が!好きだった!!!」
勇者「そっか・・・」
勇者「・・・」
勇者「・・・」
勇者「・・・」
勇者「・・・」タラー
勇者「は?」
85 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/13(金) 00:48:42 jtq75/2g
ホモォ…
86 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/13(金) 00:49:14 PtxSN0rI
く、くるのか
87 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/13(金) 00:49:27
jPUb26FY
_ 旅立ちの時 _
僧侶「そっか・・・うん!いいよ!」
勇兄「いいのか?」
僧侶「うん・・・私達はライバルだもんね・・・勇くんが好きな・・・」
僧侶「いいよ。お兄ちゃんが出てっちゃったら私が勇くん独占してずるいもんね」
僧侶「私も行くよ!」
勇兄「ありがとう・・・!」
88 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/13(金) 00:50:22
jPUb26FY
勇者「」
勇兄「返事はいいんだ・・・この想いを打ち明けられただけで俺はっ・・・俺は・・・」
勇者「」
僧侶「行っちゃうの・・・?」
勇兄「ああ!次会うときは魔王を倒した時にだからな・・・!」
勇者「」
勇兄「じゃあ、な・・・」ザッザッ
僧侶「じゃあね〜〜!お兄ちゃ〜〜ん!」
勇者「」
89 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/13(金) 00:52:56
jPUb26FY
勇者「」
盗賊「・・・大丈夫か?」
魔法使い「えっと・・・モテますね」
勇者「」
勇者「・・・あっ」
勇者「いや・・・あの、出発・・・しようか・・・」
僧侶「お話しながら行こうよ!」(え、えっと勇くんは鈍感だから私のことはバレてないよね)
勇者「いや、あの・・・俺、喋んないんで・・・はい・・・」
勇者「新しく仲間できたんで自己紹介とかしててください・・・はい・・・あ、俺勇者なんで・・・はい」
勇者「・・・はぁ・・・」ヨロヨロ
__彼の冒険は始まったばかりである
現在のパーティ 勇者 魔法使い 僧侶 盗賊
90 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/13(金) 00:54:08 Oj8gf23g
わろたww
91 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/13(金) 11:39:11 I5csIUQg
もう少し引っぱるかと思いきや潔く玉砕したお兄ちゃんには涙を禁じえない…wwww
いやぁモテモテでよかったなー勇者
92 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/14(土) 00:49:12 AH0VNFns
はよ
93 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/14(土) 10:40:00 J6wiMpa2
乙
個人的に盗賊ちゃんがどう落ちてくれるのかが気になりましたです
94 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/15(日) 16:54:47
KBE1guu.
_________
____
勇者「・・・」ボー
僧侶「まほちゃん。勇くんったらずっとあんな感じだったの?」
魔法使い「い、いえ。私にちょっかいばかりだしてきましたが」
盗賊「わりと告白がまんざらでもないんじゃないだろうか」
勇者「違うよ!!!」グワッ
僧侶「うわっ、復活した」
勇者「あなたわかるかわかりますか!?今まで共に仲良く同性の友達として遊んできた仲間が!」
勇者「ソッチ系の人だったなんて!ああ・・・・思えばいくつか怪しい言動があった・・・」ガクガク
95 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/15(日) 16:55:32
KBE1guu.
魔法使い「さ。喋ったことだし自己紹介をしましょう」
勇者「歩きながらねー。あ、スライムベス」 ピキーッ ジャキッ
勇者「俺は勇者。見た目通りの純情さを兼ね備えている。時にドラマチックに!時に賢く!時につy」
魔法使い「私は魔法使いです」
魔法使い「たまたま彼に勧誘してもらい
好きと言われいやいやパーティに参加しました
ケースバイケースな彼との旅ですが
手を取り合って頑張りましょう」
僧侶「・・・」スチャッ 盗賊「・・・」カチャリ
勇者「えっ、今の文でどうして俺に武器を向ける?」
魔法使い(みんなはわかったかな?)
96 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/15(日) 16:58:11
KBE1guu.
僧侶「え、えっと、僧侶です!」
僧侶「回復とか皆のサポートを務めるんで、これからよろしくお願いします!」
僧侶「って、初対面はまほちゃんだけなんだけどね。あはは・・・」
勇者「あ、もういいんで次よろしく」
僧侶「え、えぇっ!?」
盗賊「盗賊だ・・・。スラム街出身、宝などの匂いなどをかぎわけられる」
盗賊「あとは・・・・隠密行動が得意だ」
勇者「おぉぉぉ!!!すげーーーーっ!!!」
僧侶「・・・・・」
97 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/15(日) 16:58:53
KBE1guu.
魔法使い「さて、目の前に洞窟」
魔法使い「ですが横には普通の道」
魔法使い「目的地につくなら洞窟のほうが早くつきますね」
僧侶「安全な道のほうがいいと思うなぁ。ね、怪我とかしたくないし」
勇者「だな〜」
盗賊「・・・・洞窟のほうがいいんじゃないか?」
勇者「そ、そっすよねぇ!俺もそー思います!」
僧侶「・・・・・」
魔法使い「ではあいだをとってどちらでもない方に行きましょう」スタスタ
勇者「ど、洞窟行きましょう!洞窟!」(絶対に迷う!)
98 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/15(日) 17:00:31 ZsR63/mU
僧侶はバカな真似したからね。
あんな理由で人との約束破ったんだからなぁ
この自己満足女め!盗賊は別にいらないや
魔法使いは落ち着け
99 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/15(日) 17:07:54
KBE1guu.
_ マミーが現れた! _
勇者「マミー・・・母さん・・・」シュン
魔法使い(思ったのだけれど、この人はマザコンなんじゃないのかしら)
僧侶「マミーっていうとさ!あの飲み物思い出すよねぇ。えいっ!」
ゴスッ
6のダメージ
僧侶「うっ、あまり効かないよぉ!」
勇者「チッ、盗賊さん行っちゃってください!」
盗賊「ふっ!」
ズバァッ
マミーを倒した!
100 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/15(日) 17:24:29
KBE1guu.
盗賊「私が先陣をとろう。暗い道は慣れている」スタスタ
僧侶「頼りになるなぁ」
勇者「まほさん。俺はいま猛烈に欲情しています」コショコショ
魔法使い「んぁっ、ちょ、耳に汚い息吹きかけないでください!」
勇者「いや、なんともミントな口臭でしょうが!はぁ〜〜〜〜〜〜っ」
魔法使い「そ、僧侶さぁん」ウルウル
僧侶「バギ!」
ビュービュービューッ
勇者「か・・・・はっ・・・」ガクッ
魔法使い「ふん」
101 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/15(日) 17:25:12
KBE1guu.
僧侶「でもさ、どこからマミーとか来るのかわからなくて怖いよねぇ」ギュッ
勇者「お、おい。胸があた・・・っ?!」
勇者(待てよ。俺、今までの目的を忘れてしまっていた・・・・題名にもなっているというのに・・・・)
勇者(これじゃ奇妙な冒険なのに冒険してない!魔法少女なのに最後まで主人公が変身しないあれじゃないか!)
勇者(いかん!皆の期待に応えなくては!!従順な仲間に調教をしないと意味がない!!!)
勇者「こほん。僧侶、もっと強く俺に抱きつけ」
僧侶「うん・・・え、えっ!!?」
勇者「いいから。はやく、俺が守ってやるから」
僧侶「・・・む。わかってるよ。暗くてよくわからないけどニヤけてる勇くんの顔が」
勇者「チッ・・・・」
102 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/15(日) 17:26:18
KBE1guu.
盗賊「・・・」スタスタ
勇者(僧侶は昔からこうだからな。これだから幼馴染キャラは・・・)
僧侶「昔から勇くんはそうだよね。えっちなことばかり考えてさ!」プンスカ
勇者(その反応。まさにベタな王道を逝く幼馴染そのものなんだよ)
勇者「え、あ、いや。ちょっと待てよ・・・だとしたら」
勇者「僧侶。お前ってもしかして俺のこと・・・・」
魔法使い「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?!??!!?!?!」
勇者「ひっ!?」
盗賊「どうかしたか?」
103 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/15(日) 17:27:08
KBE1guu.
魔法使い「カエル!カエルですぅ!」
僧侶「あははっ、カエルなんて怖くないってば」
魔法使い「だ、だってコイツはジャンプ力もあるし・・・・ううわぁぁぁぁっ!」
魔法使い「飛びました!コイツ飛んだぁぁぁぁぁぁぁっ!!」ギュゥッ
盗賊「おっと、おいおい、安心しろ・・・」
盗賊「毒もないし人間を襲うモンスターカエルでもないさ」スッ
勇者(羨ましい。妬ましい。盗賊さんに抱きつくまほさんが、まほさんに抱きつかれる盗賊さんが)
勇者「ってあれ、またなんか忘れちゃったなぁ」キョトン
104 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/15(日) 17:27:57
KBE1guu.
勇者「ま、いいや。ではまほさん!」
勇者「肩車を・・・」スッ
魔法使い「・・・・」プルプル
勇者(ああ、きっと炎に包まれるか杖で刺されるんだろうなぁ・・・)
ギュッ
勇者「!!?」
魔法使い「立ってください!そうすればカエルもこの距離までジャンプしないはず・・・ですし」
勇者「あ、ひゃ、ひゃい!」スクッ
勇者(肩車。服が邪魔しているが、俺は今、まほさんの股間と俺の後頭部がくっついているのである)
勇者「こ、ここっ、これはもうっ、ど、どうしようか、あ、あくぁwかわいふふぇあk」
105 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/15(日) 17:31:13
KBE1guu.
_______
____
盗賊「ふぅ・・・・やっと抜けれた」
僧侶「以外と敵も強いモンスターじゃなくてよかったねぇ」
勇者「・・・」キリッ
魔法使い「すぅ・・・・すぅ・・・」ギュウッ
勇者「・・・はぅわっ!?」
勇者「ア、アヒヒ・・・・ヒヒッ・・・うひっ・・・あへ」
僧侶「ゆ、勇くん!」
106 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/15(日) 17:32:24
KBE1guu.
_ 夜 _
勇者「ん?まほさんと盗賊さんは?」
僧侶「海を真水に魔法で変えてお風呂作ってるよ」
勇者「ど、どうしてそこまで・・・・」
僧侶「勇者様にくっついてしまったので除菌、だってさ」
勇者「じゃ、じゃあふたりは今お風呂にいるんだな!?」
グッ
僧侶「って、言うと思って私が勇くんのみはりばーん」ニコニコ
勇者「そんなぁ・・・」
107 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/15(日) 17:33:27 ZsR63/mU
除菌とかふざけてんじゃねえぞああんんん!!!?
勇者かわいそう
108 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/15(日) 17:46:11
KBE1guu.
勇者「そういや、お前は俺等より先に盗賊さんに会ってたんだよな?」
僧侶「ん?そうだよー」
勇者「酒場にいたのをスカウトしたのか?俺が確認してた時はチェックリストに見当たらなかったが」
僧侶「うわ・・・ま、まぁうん。彼女とは始まりの街で会ったの」
僧侶「それでお兄ちゃんがもしよかったらってことでスカウトしたんだよ」
勇者「ほえー」
僧侶「なぁに?今度は盗賊さんを狙ってるの?」ギロッ
勇者「あの銀髪のショートに褐色肌・・・・きりっとした眼差しで二回くらいイったわ」
僧侶「死んじゃえばいいのに」
109 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/15(日) 18:19:33
KBE1guu.
勇者「なんだよなんだよ!別にいいじゃないか!」
僧侶「はぁ、性的な目でしか女性を見れないのー?」
勇者「は、はぁ!?いやそんなことねーし!」
僧侶「勇くんは昔からそうだよね・・・・私にだけ冷たいし・・あ」
僧侶「ていうか最近は特に冷たいよ!どうしてそんなに・・」
勇者「だって約束破ったから」ムスッ
僧侶「いやだってそれはお兄ちゃんのことを思って・・・」
勇者「え?なにそれ」
僧侶「あれ、言ってなかった?お兄ちゃん」
勇者「い、いや・・・・ショックが強すぎて・・・」