Part20
530 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/08(水) 00:01:44
mwEeGMDg
僧侶「・・・猪鹿蝶でーす」ドヤァ
「なっ!?このメスガキィ!野郎!コイツは絶対にイカサマしてやがる!」
僧侶「ち、違いますよ!?」
頭「やっちまいな!」
僧侶「・・・・・・・・・・・へぇ、やろうってかい?」
_ 2分後 _
勇者「ん?お前どこ行ってたんだよ」
僧侶「ちょっと勝ちすぎてVIPルーム行ってたんだ!ほら、お金増えた!」ニコニコ
勇者「あぁ?体売ってたのか?」
僧侶「違うよ!?なんでいつもそうなるかな・・・・」
勇者「てかお前血まみれじゃね?」
531 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/08(水) 00:04:48
mwEeGMDg
賢者「ふっ、フルハウスだ」ニヤリ
ディーラー「こちらはロイヤルストレートフラッシュ」
賢者「なっ!?な、なんてカッコイイ名前なんだ・・・・・」ガクッ
勇者「お前負けすぎだよ。なんだフルハウスって海外ドラマか?」モシャモシャ
賢者「貴様こそ負けすぎだ・・・・・というか何を食べてる?」
勇者「ハズレ賞のティッシュ」モシャモシャ
賢者「!? てぃっティッシュは食べるものじゃないぞ!!?」
勇者「馬鹿。このティッシュ俺らの知ってるティッシュじゃねぇぞ食ってみろ!」
賢者「むぐっ!?・・・・んぐんぐ・・・・あみゃい!んぐっ!甘いぞ!!」
勇者「だろ!!?」
ディーラー(可愛そうな子達だ)
532 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/08(水) 00:19:43
mwEeGMDg
勇者「ふぃ〜、んで。ディーラーさん、アンタ魔法使いだろ」
ディーラー「! あぁ、チャラ勇のお知り合いですか・・・」
勇者「そこbunnygirlも」
バニーA「何その発音・・・・・」
バニーB「あ、この子!酒場によく来てた子!!」
勇者「うんうん、おひさ〜おひさ〜タイツ引っ張っていい?」
バニーB「相変わらずの変態なんだね」
533 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/08(水) 00:22:14
mwEeGMDg
ディーラー「そうなんです。彼、勝手に僕が二人も手を出してるとか言い出して」
勇者「勝手に?」
ディーラー「ええ、僕は誰ともそんなやましいことしていないのに」
バニーA「そうそう!ヒドいんだよあのチャラ介!」
バニーB「人のことビッチビッチとか急にラップ風にディスり初めてさ。あのチャラ男」
勇者「うんうん。じゃあお互い話し合わないとね?」
バニーB「嫌だ。もう許さないよあんな男!」プンスカ
ディーラー「僕達も彼といがみ合っちゃって・・・・・そのままズルズルとこの町で働いて」
勇者「ほげー」
534 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/08(水) 00:24:37
mwEeGMDg
_ ホテル _
勇者「ってさ」
魔法使い「別にこの町でよくやってるならもういいじゃないですか」
僧侶「そうだねー・・・・・別に旅を続ける必要なんて」
勇者「いやいや、あのな?仮にも勇者だから」
賢者「お前も勇者だろう。あの方もだ・・・・魔王を討伐するのは他にもいくらでもいる!」
勇者「う・・・」
奴隷「ご主人様は幼馴染が悲しんでるところを見たくない、ほっときたくないんだよね」ニコッ
勇者「さすが奴隷!愛してるぅ〜〜〜」ワシャワシャワシャ
奴隷「く、くすぐったいよぉ・・・・ひゃっ!?///」ビクンッ
勇者「あっ・・・・・・・・・あ、ご、ごめん。触り過ぎた」ビクッ
535 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/08(水) 00:26:01
mwEeGMDg
勇者「ねー。さすがにクローゼットに閉じ込めるのは良くないなー」
僧侶「ダメ。奴隷ちゃんに変なことするから」
魔法使い「よしよし。もう変態ご主人様は閉じ込めましたからね」
奴隷「う、うん」
勇者「誤解だー!奴隷ー!ここから出してくれー!」
勇者「もうお尻触らないよぉ!!うっぅぅうぅぅぅ〜・・・・・無視?泣いてますよー
勇者様泣いてますよー。真っ暗で怖くて泣いてますよー」
賢者「なんなんだこのパーティは・・・」
536 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/08(水) 23:28:02 Jq1Kx2UA
チャラい
537 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/09(木) 08:53:56 QiLquhcI
可哀想な子達パーティwwww
乙
541 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/12(日) 02:45:53
/yuIL.AQ
_ 夜 _
ガチャッ!
勇者「・・・」コソコソコソ
「どこに行くつもりだ」
勇者「!? な、なんだお前か・・・」
賢者「少し眠れなくてな。コイツの寝言のせいで」ツンツン
僧侶「うへっうへっ・・・・アタシはただのカタギっすよzzzzzzz」
勇者「ちょっとした散歩だ。ついてくるかー?」
賢者「ん。う、うむ!」(夜の散歩!)ワクワク
542 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/12(日) 03:12:07
/yuIL.AQ
_ チャラ区域 _
チャラ勇「おめぇらに!この国の常識!いわばルール!教えてやるぜ!」
チャラ勇「王様!頭いい、この国作った!ん、ん、ん、んっ、けほっ!・・・あーあー」
チャラ勇「だから、城はゴツゴツ、メタリック!城の周りは住宅区!」
チャラ勇「ここらは若者ストリート!タイマンなんて当たり前デトロイト!YOYOYO」
勇者「ははぁ〜ん。んでアンドロイドダッチワイフはどこだオラァ!!」グイッ
チャラ勇「ちょっ、激オコ〜〜〜!?」
勇者「テメェのくだんねーラップ調クソ説明どうでもいいんだよ。性に飢えた男は怖いんだよ!」
賢者「ついてこなければよかった・・・・」
543 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/12(日) 03:15:52
/yuIL.AQ
チャラ勇「ここ、ここね。アダルティングだから15歳はノッツ!」
勇者「いいんだよ、そんなのお邪魔しマース」グイッ
賢者「お、おい!私の手を掴むな!」
_ アダルトショップ _
勇者「うへ、うへへ・・・・・」ウイーーン
賢者「(´∩ω∩`)」
勇者「おい、見ろよこれ!な、何に使うんだろ・・・ほら見ろよ・・・うひゅひゅ」ヴヴヴヴヴヴヴ
賢者「(´∩ω∩`)」
チャラ勇「(´∩ω∩`)」
勇者「お前もかよ!」
544 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/12(日) 03:18:08
/yuIL.AQ
勇者「2Fが人形コーナー・・・・ごくっ。んで3Fは一般公開のメイド喫茶・・・えっ」
チャラ勇「フフフ、勇者ちゃーん。勇者ちゃん昔から言ってたよね」
勇者「メイドフェチって!」
チャラ勇「俺っち、そこのオーナーって訳!」
勇者「FOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!」」
チャラ勇「FOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!」
賢者「んっんっ、こ、このドア開かないぞ!」
チャラ勇「ああ、それエレベーター。待てば開くよ」
ピコン!
ウイーーン
賢者「おお・・・・」
勇者「ダッチワイフとかどうでもいいからメイド喫茶行こ!行こ!」
545 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/12(日) 03:21:16
/yuIL.AQ
_ メイド喫茶 _
勇者「60万・・・・・魔王を倒せばきっと・・・・」
チャラ勇「あ〜〜〜〜!2名様ご案内〜〜〜〜!お嬢ちゃん達挨拶挨拶ゥ!」
メイド「「「お帰りなさいませ。ご主人様!」」」
勇者「・・・う〜ん」(ウチにはご主人様って言ってくれるのはいるしな)
チャラ勇「実は・・・・お兄ちゃんも言ってくれるヨ」コショコショ
勇者「な、なにぃ!?!!?」
メイド「お兄ちゃん!賢者様!おかえりなさい!」
勇者「はぁぁぁぁん///」
賢者「け、賢者様だと・・・?!」テレッ
546 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/12(日) 03:32:15
/yuIL.AQ
チャラ勇「ちょ、マジっスか勇者ちゃん。ふつー南、西、北の大陸って旅するでしょ」
勇者「いや、いつの間にか北に行っちゃって・・・・・」(まほさんのせいだ)
勇者「ん。ということはチャラ兄はもう大陸制覇したのか。魔王城は見つかったか?どこにあるんだ?」
チャラ勇「ちょ、ちょいちょい魔王城っつのはこの世界にないっつーの。基本中の基本じゃマイカ」
勇者「え、そうなの?」
賢者「知らなくて勇者になっていたのか・・・・・」
チャラ勇「魔王っつのは次元を行ききできるやつで、魔物をこっちに送り出した悪党でぇ」
チャラ勇「俺達勇者は魔王がいる次元に入るべく大陸を行き来し、情報を集め、魔王のいる場所に行くことが目的なんだけど」
チャラ勇「あんだすたん?」
547 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/12(日) 03:33:25
/yuIL.AQ
チャラ勇「さっすが勇者ちゃん。俺っちでも人から聞いたり本で知ったりするのに」
チャラ勇「これやらなきゃ勇者ちゃん勇者失格ヨ」
勇者「知らなかった・・・・・異世界があるなんて・・・・」
賢者「フフフ・・・我が祖父は異世界に通じるクラックを発見したのだ」
チャラ勇「!」
賢者「すぐに閉じてしまったと言っていたがな」モグモグ
チャラ勇「そ、そう。そんな感じで異世界に通じる裂け目はいつ、どこにでるかわからないのよね」
チャラ勇「だから俺っち旅の目的の意味が分かんなくなっちって」
勇者「なるほど。だからいちゃもんつけてここにいるわけだ」
チャラ勇「そゆこと〜」
548 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/12(日) 03:35:03
/yuIL.AQ
勇者「・・・そういえば、仲間はどうすんだよ。ちゃんと言わないとアイツ等可愛そうじゃん」
チャラ勇「いいのいいの。ここで楽にやってるみたいだし」
勇者「・・・・・せめて___
チャラ勇「つーかさ、勇者ちゃんにウチ等の問題関係なくない?」
勇者「いやだからあのままじゃ3人ともアンタのせいで路頭に狂うから」
チャラ勇「仲間想いだね〜〜、君以外にもこんな感じで甘ちゃんなわけ?」
賢者「む?む、むぅ、そうなのだろうか。甘いというか狂ってるというか」
チャラ勇「っそ」
549 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/12(日) 03:35:52
/yuIL.AQ
チャラ勇「俺はね、ここで店開いた方が楽っつーかさ。旅に目的なんてないんだから」
チャラ勇「仲間ほっといてもよくね?みたいな」
勇者「!」
(彼は今、一人旅をしているわ) (仲間を犠牲にしたくない。とか言っちゃって行っちゃって、本当に勝手なお・と・こ)
(ぼうやにいいことを教えてあげる)
チャラ勇「勇者ちゃんにいい事教えてあげよっか?」
チャラ勇「旅はさ、楽じゃないんだよ。誰かが死ぬなんていつ起きてもおかしくない」
550 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/12(日) 03:40:14
/yuIL.AQ
チャラ勇「だからさ、俺っちは優しくここの国に置いてやってるわけ」
ガシッッ!!
チャラ勇「おっと」
勇者「ふざけんな、だったら勇者辞めろよ・・・・見てて腹立つんだよ・・・」
勇者「仲間に何も言わないで・・・・勝手に店開いて・・・・・なんなんだよお前」
チャラ勇「・・・」
勇者「チッ・・・・・賢者、帰るぞ」グイッ
賢者「お、おい。まだオムライスに魔方陣を書ききっていない!」
ガチャンッ! からんっからんっ
メイド「行ってらっしゃいませ!」
チャラ勇「・・・・・」
551 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/12(日) 03:44:22
/yuIL.AQ
_ ホテル _
賢者「・・・」スタスタ....チラッ
勇者「・・・・・」ムスッ
賢者(こやつが怒っているところを初めて見た・・・・・いま、どんな気持ちなんだろう)
勇者(あーメイド服脱がせたかったなぁ・・・)
ガチャ
魔法使い「おそい」
勇者「・・・え」
賢者「ひっ!?ど、ドアの前に・・・・ずっと居たのか?」
魔法使い「おそい」
魔法使い「おそい」
552 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/12(日) 03:45:52
/yuIL.AQ
______________________
魔法使い「賢者さんとナニしてたんですか・・・・?」
勇者「何も・・・・た、ただメイド喫茶に」
魔法使い「へぇ・・・・メイドですか〜メイドですか〜」ギュッ
勇者「ふあぁ」
魔法使い「みんな。私の魔法でぐっすり寝てます・・・・多分、朝まで起きることはないです」
魔法使い「今なら・・・・・誰もいないから・・・いいですよ・・・」ハラリ
____________
_______
勇者「といういいところで夢が覚めてしまったので続きしてくだ___
魔法使い「オレンジスカァッシュ!」ブシューーーーッ
勇者「目がァァァッァァァアァァッァ!と、思ったが間抜けめ!俺は二度同じ技にひっかか___
魔法使い「オレンジスパァーキング!」ドバドバ
勇者「ぎゃあああああああっ、シミなるぅぅぅぅぅぅ!」
553 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/12(日) 03:47:56
/yuIL.AQ
奴隷「ごはんできたよー。はい、まほお姉ちゃん牛乳」
魔法使い「どうも・・・・・大体、私がどうして貴方みたいな野蛮人が他のじょ、女性といて嫉妬なんて」
勇者「うぅ、で、でも目が覚めて俺がいなかったから扉の前でずっといてくれたんでしょ?」
魔法使い「はぁ?それも夢でしょう?」
賢者「・・・」モグモグ(そこは現実なんだがな・・・)
賢者(あのあと必死でお互い何もしていないことを説明し、納得した魔法使いはそのまま自分のベットに行って眠りについたというのが真実だが)
奴隷「そうだ。ご主人様、もうこの国抜けるの?それとも」
勇者「抜けるよ。こんな国にいつまでも居る意味ないしな。したくしとけよー」
賢者「・・・」ジッ
554 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/12(日) 03:49:29
/yuIL.AQ
奴隷「そうそう、そういえば気になる記事を見つけたんだぁ」バサッ
勇者「なんだよ、その紙」モグモグ
奴隷「新聞って言って、昨日の出来事をまとめて今日発行する本みたいなもので毎日発行してるんだって」
勇者「さすが奴隷。情報収集はお前に任せたぞ〜」ナデナデ
奴隷「えへへ・・・・えっとこの国は毎回奇妙な見たこともないモンスターが発見されるんだって」
魔法使い「見たこともない?新種じゃないんですか?」
奴隷「この記事を書いた人は人工モンスターか異世界から来たモンスターって唱えてるね」
賢者「い、異世界」ワクワク
555 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/12(日) 03:51:20
/yuIL.AQ
勇者「さて、西の大陸までの移動はどうしようかな」
賢者「ヘリコプターだ!ヘリコプター!!」
魔法使い「無茶言わないでください。ただでさえお金がないというのに」
奴隷「まほお姉ちゃん高所恐怖症だからね」ニコニコ
奴隷「いらいいらいよおねーひゃん」 ムニー
勇者「仕方ない。地下から行くか」スタスタ
魔法使い「勇者様?どこか体調が優れないのでしょうか・・・?」
勇者「ああ、いや、別に?」
魔法使い「そうですか・・・」(なんだかいつもと違うような・・・・)
_ ホテル _
僧侶「ふわぁ〜あ。よく寝らぁー」ウーン グググ
僧侶「あれ?みんなー?どこぉー?」
561 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/14(火) 18:13:18
w7DYEp1M
魔法使い「あ、何かいつもと違うと思ったら」
魔法使い「そ、僧侶さんがいません・・・!」
_____________________
僧侶「うぇ〜〜ん、みんらどこなのぉ〜〜〜!」タッタッタ
僧侶「どこぉ〜〜〜〜!」タッタッタ
子供「あのお姉ちゃん泣きながら走ってる・・・」
「見ちゃいけません」
562 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/14(火) 18:14:22
w7DYEp1M
チャラ勇「ん。僧侶ちゃーーん!」ニカニカ
僧侶「うぅっ、ゆ、勇くん達に置いてかれてぇ」
チャラ勇「ま、マジっすかそりゃヘビーな・・・」
チャラ勇「じゃあちょっとお待ち」スゥゥゥゥ
僧侶「えっ、なになになに?いきなり目ぇつぶって」
チャラ勇「かぁーーーーーーーーーーーーっ!」バッ
僧侶「ひっ!?」
チャラ勇「この先のビル曲がったら勇者ちゃんと会えるね。んっじゃ俺急いでっから!」タッタッタ
僧侶「え、あ、ありがとー」