Part17
446 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/31(火) 16:01:48
gs3Lkhzk
_ 次の日 _
勇者「・・・ぐぅっあぁ〜〜〜っと!」ノビノビ
勇者「旅のおかげでここ数日全然寝てなかったからな。ベット入ったらすぐスリーピングだったわ」
勇者「さて、顔洗お」 モギュッ モギュッ
勇者「あぁ?なんだモギュッってもぎもぎフルーツっかってのぉ・・・ぉ!?」
僧侶「痛いよぉ・・・・うへへ・・・zzzz」
勇者「きゃああああっっ!?!!?!」アトズサリ
ドカッ
魔法使い「痛っ・・・・もぅ!・・・もぅ!・・・もぉ〜zzzz」ギュウ
勇者「ほ、ほえっ!?およよよん!?!?!?!!?!」
奴隷「んぅ・・・」モゾモゾ
勇者「こ、これが左右中央詰め・・・!?」
447 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/31(火) 16:12:45
gs3Lkhzk
勇者「両手と中央に花とはこれのことか」(僧侶に花って言うのやだけど)
勇者「んふふ・・・・半裸じゃなかっただけマシか・・・・」シュン
勇者「そしてここで3人とも起きてお決まりのビンタかな。あぁっ、夜に何があったのやら・・・」
____ ありました _____
= 深夜 =
勇者「んあ?」パチクリ
勇者「・・・・・この3人・・・一緒のベットで寝てやがる・・・俺を抜いて・・・」ゴゴゴゴゴゴ
勇者「まぁベットが二つだから仕方ないんだけど」
勇者「おーっと足が滑って・・・・」ボフンッ
____________________
______________
勇者「チッ・・・・」(俺の自演だったか)
448 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/31(火) 16:13:42
gs3Lkhzk
勇者「勇者の朝は早い。実を言うと、朝の朝食の役割は俺だ」
勇者「料理は母に負担をかけさせないように。子供の頃から作ってきた、それなりに自身はある」
勇者「料理の出来る男は好感度が高い。男女差別がなくなり、女性が社会の中心になるかもしれないとうたわれている今
家庭の仕事が出来る男は重宝される、と思う。みんなチェックしとけよな」
勇者「昼は奴隷、夜は僧侶だ。まほさんは料理ができない。これを言うと俺が火料理されてしまうので禁句」
奴隷(ご主人様。1人で何を言いながら作ってるんだろう・・・・)マジマジ
勇者「きょうは〜卵焼き〜みんな〜好きな卵焼き〜にわとり〜すぐ忘れるから卵何度も生む〜♪」
勇者「ずすちゃ、ずちゃちゃ、いぇ、いぇ、おいぇ、卵二つ黄身ありゃ大吉、雛いりゃ大凶♪」
奴隷(ご主人様は喋りながら、もしくは歌いながらじゃないと作れないっと)メモメモ
449 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/31(火) 16:14:48
gs3Lkhzk
勇者「あれ、みんな起きたんだね。お前等の寝顔、サイコーにチャーミングだったゼ☆」
魔法使い「いつになくウザさが倍増してますね・・・・」ウトウト
僧侶「ん〜、なんかここ最近の疲労が一気に取れた感じがするなぁ」ウトウト
奴隷「ああ、そういえば朝小鳥さんが教えてくれたけど。この神殿はそういう効果があるみたい」
奴隷「小鳥さんの情報によると」
(「ニンゲン!オキルト!イイユメミタイウ!)
奴隷「らしいから。みんなはいい夢見れた?」
450 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/31(火) 16:15:49
gs3Lkhzk
勇者「女体化」
魔法使い「成長」
僧侶「食べ物」
奴隷「そ、そっか・・・・いい夢なんだね。それは・・・」
勇者「そーゆーお前は何の夢見たんだよ?はい、まほさんホットミルク」
奴隷「ボク?」
魔法使い「確かに気になりますね」ズズ
僧侶「あはは、多分勇くんの夢なんじゃない?」ワタシニモミルクチョウダイヨ
勇者「ふふふ・・・まぁ奴隷の頭は俺だけだからな・・・///」ウッセーボニュウスッテロ
奴隷「ボク?残念だけどボクは何も見れなかったんだ。中々寝付けなくて・・・夢もとぎれとぎれで覚えてないだけかもだけど」
勇者「む。待て、お前夜中起きてたのか?」
奴隷「うん。だってご主人様がボク達のベットに入ってきたから」
451 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/31(火) 16:16:36
gs3Lkhzk
ダーマ「・・・・おはよう」
勇者「ロブスター、オマエノスキナメスナニ?・・・・・ヘーマツゲナガイコカー・・・ウンワカルワカル」
ロブスター「ヒヒーン!」(そ、そうそう!お前と初めて分かり合えた希ガス)
勇者「ウンソウカソウカ」
ダーマ「おい」(本当にこやつに希望を持てるのか・・・)
勇者「あ、おはようございます。で、なんですかぁ?」
ダーマ「少し自分の馬の調子を見に来ただけだ。そしたらお前さんが馬車で体育座りをしていた」
勇者「仲間にね、出てけって言われてね・・・俺、勇者なのにね・・・」
ダーマ「それは可哀想に。仮にも旅のリーダーなのだろう」
勇者「夜、一緒のベットに潜んだだけなのに・・・・・ハッ!?もしかして寝てる顔を触りまくってたから・・・?」
ダーマ「・・・」スタスタ
452 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/31(火) 16:17:53
gs3Lkhzk
勇者「さぁ〜て、出発しますか。謝ってこよーう」
「待ちなさい!」
勇者「え、だ、誰?」
踊り子「ねぇ、この子が・・・・?嘘でしょ?」
よろづ「あら、アタシの目に狂いはナッシングよ。この子は間違いなく彼の息子」 ムキッ
勇者「・・・・・父さんを知ってるのか?」ジッ
よろづ「その態度の温度差、さっきはだらけてたのに・・今は獲物を狩るような目、ゾクゾクしちゃう!」 ムキッ
踊り子「ごめんなさいね。私達は元、貴方のお父さんの仲間だったのよ。ま、ココに置いてかれちゃったんだけど」
踊り子「私は魔法使い」
よろづ「こう見えてもアタシ。戦士だったのよぉ〜〜〜」 ムキッ
勇者「こう見えてないけどな」
453 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/31(火) 16:19:32
gs3Lkhzk
踊り子「彼は今、一人旅をしているわ」
よろづ「仲間を犠牲にしたくない。とか言っちゃって行っちゃって、本当に勝手なお・と・こ」 ムキッ
勇者「・・・」
踊り子「旅に危険はつきもの。ぼうやにいいことを教えてあげる」
踊り子「お仲間さんと仲がいいみたいだけど。決して楽な旅だと思わないほうがいい」
踊り子「誰かが死ぬなんて、この世界じゃ当たり前の事なのよ」
勇者「・・・!」
よろづ「アタシ達の仲間も1人死んじゃってね。それ以来よ、あなたのお父さんが一匹ウルフになっちゃったのは」 ムキッ
よろづ「さっきも言ったけどそれでアタシ達をココに置いてどっかいっちゃったのよ」 ムキッ
勇者「・・・誰かが・・・」
454 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/31(火) 16:20:16
gs3Lkhzk
よろづ「要するに緊張感を持てってこと!」バンッ
踊り子「私達からのアドバイスって思って」
勇者「いつっ!?ん、んなの分かってんだよ!カマ野郎!!俺は誰も死なせない・・・!!」
よろづ「テメェ今なんつったァ!!!!」
勇者「ひぃっ!?」ダダダダッ
よろづ「逃げちゃったわ・・・うふっ」 ムキッ
踊り子「考えもしなかったんでしょうね。仲間の誰かが死ぬなんて事がもしかしたら起きるかもしれないなんて」
よろづ「この世界は残酷ね・・・・・15歳の子に世界を見せるなんて」
よろづ「止めもしないアタシ達も同じように残酷なんだけど・・・・さっ、アタシ仕入れしないと」ルンルン
455 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/31(火) 16:20:56
gs3Lkhzk
_________________________
_________________
僧侶「勇くん、なんかブルー入ってるね」
魔法使い「・・・反省してるんじゃないでしょうか」
僧侶「いつもなら開き直るのにね」
勇者「・・・」
奴隷「あ、あの大丈夫?お茶飲む?」
勇者「・・・」ズズズ
勇者「・・・ふぅ。良し、出発するか」
勇者(緊張感、緊張感、緊張感)ドキドキ
勇者(思い出せ。あの初々しい初めてエロ本をめくる気持ちを・・・・初心に帰るんだ・・・緊張感緊張感)ドキドキ
456 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/31(火) 16:22:34
gs3Lkhzk
_________________________
_________________
僧侶「勇くん、なんかブルー入ってるね」
魔法使い「・・・反省してるんじゃないでしょうか」
僧侶「いつもなら開き直るのにね」
勇者「・・・」
奴隷「あ、あの大丈夫?お茶飲む?」
勇者「・・・」ズズズ
勇者「・・・ふぅ。良し、出発するか」
勇者(緊張感、緊張感、緊張感)ドキドキ
勇者(思い出せ。あの初々しい初めてエロ本をめくる気持ちを・・・・初心に帰るんだ・・・緊張感緊張感)ドキドキ
457 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/31(火) 17:11:00 q5JTot86
面白い
458 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/02(木) 09:12:48 g1i3z0I6
大事なことry
夢に見るほど女体化したかったんか勇者よ…
459 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/03(金) 18:08:34 cndSaTiM
>>458
男なら一度は考え・・・・・・ないな。
460 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/03(金) 23:40:27
oUNvdufY
大賢者「おや、君達も出発かの?」
勇者「ああ、はい。俺のお母さんになってしまうかもしれない孫さんは?」
大賢者「うぅ、さっき一人で旅立ったわい。一人で行かなければ意味がないと抜かしおって」
大賢者「可愛い子には旅をさせよというが・・・・・本当の旅だからのう」
大賢者「途中でモンスターに襲われないか。途中で山賊にむにゃむにゃ、ま、そんなことにならないように」
勇者「ように?」
大賢者「孫の貞操を無理やり奪おうとする輩がいたら。その輩の股間がどかーんする呪文を作ってある」
勇者「ひぃぃ・・・・」
大賢者「だが殺されるとなると別じゃ・・・・あー・・・心配じゃのぉ心配じゃのぉ」チラッチラッ
大賢者「のう?勇者君。報酬ははずむぞい」
461 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/03(金) 23:42:30
oUNvdufY
_ 30分後 _
勇者「やぁ、賢者サン。偶然だね、道中で会うなんて」
賢者「む。まぁ同じ旅人同士当たり前だろう。道なりに進めばそうだ」
勇者「何かの縁ダー次の町まで一緒にいかないカー?」
賢者「次の町まで約60km、途中のモンスターのことも考えれば複数で行動したほうが楽だな」
勇者「ああ、だから途中だけでもいいから一緒に」
賢者「だが断る」
462 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/03(金) 23:43:29
oUNvdufY
賢者「・・・・な、なんでついてくるんだ!」
勇者「俺等もこっちから行くんだよ。ねー?」
魔法使い「ね、ねー」
賢者「森の中だぞ!?そこのポニーも歩きづらいだろう!」
奴隷「ロブスターは騎馬隊が乗っていたからね。森の中での戦闘もしたらしいし」
ロブスター(正直歩きづらいです)
賢者「くぅっ・・・・!」スタスタ
勇者「チッ、あいつがけ登ろうとしてんぞ」
僧侶「あ、落ちた」
魔法使い「泣いて走っちゃいましたね。追いましょう」
463 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/03(金) 23:44:38
oUNvdufY
_ 夜 _
賢者「・・・」モグモグ
勇者「魚食ってんぞ。川で獲った奴・・・」
魔法使い「菌や寄生虫がいるかもしれないのに・・・」
僧侶「大丈夫、あの子が釣った魚は実は私が僧侶の力で寄生虫も菌も取り除いたよ!」
賢者「・・・っ」ピクッ バッ
奴隷「あ、捨てた。せっかく手間かけて作ったのに・・・」
賢者「! ・・・ぐ」ヒョイッ モグモグ
464 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/03(金) 23:45:31
oUNvdufY
賢者「あぁもうっ!!!どうして邪魔するんだ!!!」ブンブンッ
勇者「えー邪魔ナンテシテナクナイ?」
魔法使い「ウンーシテナイシテナイー」
賢者「嘘つけ!さっきの会話全て丸聞こえだぞ!」
勇者「・・・・・お前のじいちゃんに頼まれたんだよ。孫を見ててくれってな」
魔法使い(30万で手を打って)
賢者「くっ、図々しい祖父め」ギリッ
勇者「おいおいそう言うなって、お前の事を大切に思っての事なんだ」
賢者「・・・・わ、わかった。だが私の邪魔をするなよ。戦闘も私一人で戦う」
賢者「私が本当に死にそうな時にだけだからなっ!」
勇者「はいはい」
465 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/03(金) 23:48:31
oUNvdufY
賢者「くっ、キメラの進化系か・・・!それに3体も・・・!」
メタルキメラA「キェーーーッ!」
賢者「ひっ!・・・うっ、くっ、くらえ!」ブンッ
バシッ
カキィンッ!
賢者「き、効かないか・・・だったら!闇の力よ、我が手に宿せ!」シュゥゥッ
賢者「解き放て、ドルマ!」ブゥンッ
MキメラA「グジェェッ・・・・・・」シュゥンッ バタッ
賢者「よ、良し!一体倒したってきゃぁっ!?」
MキメラB「クエッ、クエーーーー!」バサバサ
賢者「イタタ・・・・・ま、まだいるのか」
466 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/03(金) 23:49:23
oUNvdufY
勇者「・・・まほさん。バイキルトとスカラは」
魔法使い「してあります」
勇者「良し、俺は少量のホイミで徐々に回復させていく。お前等もバーハとかかけてやってくれ」
奴隷「うん!」
僧侶「しっ・・・バレないようにね」
467 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/03(金) 23:51:29
oUNvdufY
賢者「せいやーっ!」ブンッ
バシッ!
MキメラC「グエッ・・・・・」バタッ
賢者「あれ・・・さっきは効かなかったのに・・・一体なぜ?」
魔法使い「っ!」(肉体強化魔法をかけすぎた・・・!)
賢者「フッ、これが戦いの中で成長するという奴か」シタリ
魔法使い「ふぅ・・・」
468 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/03(金) 23:52:44
oUNvdufY
賢者「らんらんらんらららんらんらん♪」スキップスキップ
奴隷「少し良心が痛むね・・・」
僧侶「まぁ確かにね・・・・初めてモンスターを自分の力で倒したって思ってるらしいけど」
僧侶「私達のサポートのおかげだし・・・・・しかも何よりサポートする理由がお金のためっていうのも」
勇者「・・・」
魔法使い「問題は、私達の行動がバレたらって感じですかね」
魔法使い「・・・まぁ半分以上バレてますがね」
勇者(それ以上に問題なのは)
勇者(アイツが俺の父親を好きだっていうことなんですけど)
469 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/04(土) 01:44:54 aciu44r6
面白い
470 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/04(土) 08:33:07 nlsd3Qbc
支援
471 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/04(土) 11:21:40 hzXRU4ik
おっつ
賢者とは賢い者ではなかったのか…
472 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/04(土) 15:26:14 f5Qoo1Xc
賢者(様々な魔法が使えるもの)ってことじゃないの?
つまり知識はあっても、肝心の脳が愚者ってことだろ
473 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/01/04(土) 22:20:58 nlsd3Qbc
4円