Part16
416 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/29(日) 14:05:14
HhuYDovQ
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大賢者「ホッホ、中々乗り心地のいい馬車じゃな。いいお馬さんを従えてるのぉ」
ロブスター「ブルルッ」(あざーす)
奴隷「名前はロブスターっていうんだ。彼もありがとうって照れてるよ」
大賢者「ほぉ・・・・・動物と会話できるのかい」
奴隷「うん!」ニコッ
賢者「なに!?アニマルトーカー(動物と会話せし者)だと!?」グワッ
奴隷「とーかー?」
大賢者「ん。この魔力・・・・・そろそろつくかの」
417 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/29(日) 14:06:28
HhuYDovQ
勇者「あの神殿・・・・あれがダーマ神殿か?」
僧侶「わあぁ〜!湖に囲まれてていいねぇ」
賢者「フフフ・・・・・やっと真の賢者となれるのか・・・・」
賢者「そして・・・あの方を探し出し・・・・///」グッ
勇者「・・・」
_ モンスターが現れた! _
勇者「チッ・・・・せっかく奴隷が魔物が出ないように手配してくれたのに」
奴隷「ボクの忠告を聞けない悪い子みたいだね」
大魔道「ホホッ、勇者御一行のお手並み拝見と行こうかの」
418 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/29(日) 14:07:16
HhuYDovQ
勇者「必殺!・・・火炎斬り!」(決まった・・・!)キラッ
ズシャァッ
魔法使い「炎よ・・・渦巻け・・・!」
ゴォォォォォォォッ!!!
賢者「・・・・派手だ」
大賢者「うむ。あの体で相当の魔力を備えているとはなぁ。援護してる二人もタイミングも良し」
大賢者「彼も・・・・あの年で勇者となると心配はあるが。中々いい剣さばきじゃの」
419 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/29(日) 14:08:12
HhuYDovQ
賢者「フハハハハハ、まぁ、我が手を下す必要もなかったみたいだな」
勇者「当たり前だ。あんな雑魚共」ストンッ
賢者「痛いっ」
「やった!美少女に転職できたーーー!」
勇者「何っ!!!?性別を変えられるのか・・・・!?」グワッ
大賢者「まぁ、できるんじゃないかのぉ」
勇者「!!!」
魔法使い「あの階段を登らないといけないんですか・・・」
奴隷「ロブスターはここで待っててね。大丈夫、ここは魔物もでないように結界が貼ってあるみたいだし」
420 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/29(日) 14:09:44
HhuYDovQ
_ ダーマ神殿 _
勇者「おおおおおお!」
僧侶「ひろーい!」タッタッタ
大賢者「勇者達よ、孫と老いたワシを守ってくれてありがとうなぁ」
勇者「俺等より強そうな老いたおじいちゃんでしたがね」
大賢者「ホホッ、足腰はただのおじいちゃんじゃよ」カツカツ
大賢者「ほら、賢者。行くぞよ」カツカツ
賢者「う、うむ!貴様等もご苦労だったな。また会おう!ちなみに魔王を討つのは私だからなァ!」
フハハハハハ
コレ、シズカニセイ
・・・
勇者「・・・い、行ったか」
421 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/29(日) 14:10:42
HhuYDovQ
勇者「宿屋もあるし。俺等もここで寝ますか?」
魔法使い「ですね。ここまで何日歩いたことやら」
僧侶「湖も凍ってたし・・・・お風呂入れなかったしぃ」ボロッ
奴隷「うん、じゃあそうしよっか。ボク、ロブスターに伝えてくるね〜!」タッタッタ
勇者(・・・・女になれる)ゴクッ
僧侶「ねぇねぇ、勇くん。私踊り子になりたいなー!」
勇者「ふわぁ〜あ。ん・・・そういや神殿入って左が酒場だったな。踊り子ステージとかあるんじゃね?」
僧侶「ほんと!?行ってみるね!」タッタッタ
422 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/29(日) 14:19:39
HhuYDovQ
魔法使い「私は武器や防具が売っていた場所に」
勇者「はーい」
勇者「・・・」
勇者「・・・」ポツーン
勇者「一人だ。どこに行こうかしら」(閃け、俺のギャルゲー選択肢!)
1 踊り子ステージ
ニア 2 女になろう!!!!!!!!
3 武器・防具屋
4 ロブスター
勇者「良し!女になろう!」
426 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/30(月) 00:56:55
nS4klbUs
_ ? _
勇者(♀)「や、やった!胸がついた!!おっぱいおっぱい!」
勇者「やーい!まほさんより大きいぜ!4倍くらい!」バインバイン
魔法使い「悔しい・・・」
勇者「どうだ僧侶!お前より美乳だぜ!!黒ずんでないし乳輪もでかくない!」
僧侶「見たこともないのに言わないでよ!ピンクだしでかくないもん!」
勇者「さて、母乳は出るのかな。奴隷、飲んでいいよ」
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__________________
勇者「あ〜〜っ、そ、そんなに吸っちゃらめぇ〜〜〜〜zzzz」
勇者「うひっ、うひゅっんふふ・・・・zzzz」
宿屋「・・・・可哀想に。もしかしてモンスターに襲われたショックで・・・」
427 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/30(月) 00:57:40
nS4klbUs
_ よろづ屋 _
よろづ「いらっしゃい。ウチには武器も防具もコスメアイテムもあるわよ〜」 ムキッ
魔法使い「・・・あの」
よろづ「あら?いたの?気づかなかったわぁ〜」 ムキッ
魔法使い「・・・あ、あの」
よろづ「なぁにぃ〜〜?あらっ、お嬢ちゃん可愛い顔してるわね!食べちゃいたい!」 ムキッ
魔法使い「自分を助けてくれたお・・・・・お礼にプレゼントをしたいんですけど・・・」
よろづ「あらっ!!チャーミング!任せなさい。アタシの店は最新ファッションも取り備えてるんだから!」 ムキッ
魔法使い(この人どう考えても男の人だよね・・・)
428 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/30(月) 00:59:55
nS4klbUs
よろづ「おっぱいでかいこはこれがいいんじゃない?僧侶なんだし十字架ネックレス」 ムキッ
魔法使い「はい。彼女にとっても似合いそう・・・じゃあデザインはこれで・・・」パァァ
よろづ「魔物使いのボーイッシュなその子には・・・・・う〜ん、動物を触るとことあって動物を傷つけないグローブのこれとかいいんじゃない?
戦う時も剣を滑らすこともないわよ」 ムキッ
魔法使い「はい。彼女は心の優しい子だからこの色で。この人の色とお揃いにしてあげよう」
よろづ「ん〜と写真の・・・・・・あらっ!!!誰このイケメン!可愛い顔してるじゃない!」 ムキッ
魔法使い「私のゆ・・・。あ、勇者様です。私達の旅のリーダーというか」
よろづ「勇者・・・・」
魔法使い「?」
よろづ「あ、いや。なんでもないの」
魔法使い「? はい。やっぱり彼にはこのマフラーがいいと思うんです・・!」グッ
よろづ「そうね〜〜〜・・・・マフラーがよく似合う子・・・」
429 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/30(月) 01:00:39
nS4klbUs
_ 酒場 _
踊り子「なぁに?わたし、忙しいんだけど。これから夜舞台なのよ」
僧侶「わ、私!私昔から踊り子という職業に夢がありまして!」ハキハキ
踊り子「あっそ。見た目からしてアンタ今僧侶でしょ」
僧侶「はい!けど踊り子に・・・」
踊り子「やめなさい。踊れても戦えはしないわ。さらに戦闘で足でまといになるだけよ」
僧侶「さらにって・・・・・うぅ、じゃあやめようかなぁ」シュン
僧侶「・・・・勇くんが踊り子好きって言ってたから」
430 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/30(月) 01:02:15
nS4klbUs
踊り子「勇くん?あら、それって想い人?ふふっ」
僧侶「・・・はい。小さい頃から・・・・あ、今は一緒に旅してて・・・・彼は勇者なんです」
踊り子「・・・・勇者」
僧侶「?」
踊り子「ううん。なんでもないわ・・・・仕方ないわね、まだステージまで時間もあるし、たしなむ程度の踊りくらい教えてあげる」
僧侶「やったー!」
踊り子「1時間だけよ。全くもう・・・」
431 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/30(月) 01:04:08
nS4klbUs
_ ダーマ神殿 _
= 転職場 =
ダーマ「なれん」
勇者「え」
ダーマ「なれん」
勇者「え」
ダーマ「なれんと何回言えばいいのだ!!!それでも勇者か!!」
奴隷「ご主人様。無茶があるよ・・・」
勇者「じゃ、じゃあさっきの美少女は!?」
ダーマ「あぁ、言葉じゃ美少女になれたと言っておったが逆じゃ。心を自分で勝手に性転換しただけ」
ダーマ「元から美少女が自分を勝手に男と思っただけだ」
勇者「そんなぁ・・・・」
ちゃんちゃん
432 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/30(月) 01:05:06
nS4klbUs
勇者「ちゃんちゃんじゃねぇよっ!!ゃ抜いて、ちんちん外したかったぁぁぁぁぁ!!!」
奴隷「・・・あ、あの。ご主人様」
勇者「あん?んだよ・・・・」トボトボ
奴隷「ボク、本当の魔物使いになりたいんだ。あ。で、でも奴隷をやめるつもりはないよ?」
勇者「・・・・・いいよ。全然、お前がそれを望むならそうすればいいさ」ポンッ
奴隷「えへへっ、ありがとう・・・」
ダーマ「お前さん、既に魔物使いだがな」スゥゥ
奴隷「え?」
ダーマ「それも極めておる・・・!魔物と会話できるレベルだぞい」
奴隷「えっ?」
433 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/30(月) 01:06:20
nS4klbUs
よろず屋なのによろづ屋になってるのは気にしないでくらさい
434 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/30(月) 01:07:54
nS4klbUs
勇者「あははっ、良かったなぁ。お前元々魔物使いだったんだよ」
奴隷「ボク、魔物使いだったんだね・・・」
勇者「・・どうだ?これで少し記憶が」
奴隷「ううん」フルフル
勇者「そうか。けど見つかるといいな、本当の居場所・・・っとうわぁっ!」
奴隷「ボクの居場所はここだよ・・?」ギュウ
奴隷「ご主人様、君がそう言ったんだから・・・・・ずっとここに居るよ・・・」
勇者「お、おう・・・」
しーーーーーん
勇者「なっなんか恥ずかしいから離せっ!」
435 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/30(月) 01:09:29
nS4klbUs
魔法使い「・・・おや」
僧侶「あ」クルクルクルクルクル
僧侶「まほちゃん!」シュバッ
魔法使い「なんですか?それ・・・バギの応用編近接技ですか?」
僧侶「ち、違うよ!ダンスだよ、ダンス」ズッダン ズッズッダン
魔法使い「・・・あ。僧侶さんこれ・・・んっんっーっしょっと」スッ
スチャンッ
僧侶「わざわざ背伸びして首にかけてくれてありがと・・・なにこれネックレ・・・」
僧侶「」
魔法使い「・・・・あ、あれ。嫌でしたか・・・」タジタジ
436 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/30(月) 01:10:46
nS4klbUs
僧侶「きゃあああああああああああああああああ!!!!//////」
魔法使い「ひっ!?」
ギュッ!
魔法使い「ぐべっ!?」
僧侶「違うよ!嬉しいんだよぉぉぉぉ!!!ありがとおおおおお!ずっと大切にする!形見にする!家宝にする!ずっとつけてる!」ギュウウウウウウウ
魔法使い「ぐ、ぐるじぃ」
僧侶「大好きいいいいいいいいいいいいい!まほちゃん愛してるよおおおおおお!」ギュウウウウウウウウウ
魔法使い「おぼぉっ・・・ぼぼぼぼ・・・ぉ」
魔法使い「」
僧侶「あれ?まほちゃん?まほちゃん!?」
437 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/30(月) 01:11:32
nS4klbUs
魔法使い「私のお小遣い。といっても・・・旅の資金に加えれば良かったんですけど・・・どうしてもお礼がしたくて」
魔法使い「改めて有難う御座います・・・」
僧侶「いえいえ、どうもどうも」
僧侶「うふふ、やったぁ」キラキラ
魔法使い(良かった・・・・・よろこでんもらえて・・・)
_ 宿屋 _
魔法使い「奴隷さん。どうぞ」
奴隷「このグローブ・・・・・・ぼ、ボクにくれるの?」
魔法使い「はい。サイズは合うと思うんですが・・・・」
奴隷「うん!すっごく合うよ!嬉しい・・・・大切にする!ずっとつけるね!!」パァァ
魔法使い「そう言ってくれて嬉しいです。いや、ずっとつけちゃダメだと思いますが・・」
438 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/30(月) 01:12:43
nS4klbUs
ウフフ キャッキャ マホオネエチャンダイスキ!!
ワタシモデスヨ ウフフ
アハハハハハ
勇者|ω・`)(・・・・楽しそう)
勇者|ω・`)(俺も仲間に入れてくれないかな。女子三人に入れてもらいたいな)
勇者|ω・`)(女の子になりたかったな。それでお互いの胸揉み合ったり好きな子聞いたりチューの練習とかしちゃうんだ)
トントン
魔法使い「勇者様っ」
勇者「な、なにィ!?い・・いつの間に俺の背後に・・・!?」
魔法使い「サプライズは大切にですからね」フフン
勇者(あれ、小さくて俺の横通ったの気づかなかったっていう感じなのに。ま、いっか)
439 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/30(月) 01:14:48
nS4klbUs
魔法使い(どうやって渡そうかな・・・)
魔法使い「か、かがんでください」
勇者「え?あ、はいお姫様」スクッ...
スッ、クルクル
勇者「こ、これ・・・・・・・は?」ポロポロ
勇者「マフラー・・・ま、マフラーだあぁ・・・///」ポロポロ
魔法使い「なっなんで泣くんですか。も・・・もしかして嫌でしたか?」
勇者「俺ェ、ご、ごれ大切にしまず、家宝にしまず、形見にしまずぅ」ボロボロ
魔法使い「・・・ず、ずっとつけてるは?」
勇者「いや、このマフラー捨てられないんで。1日交互につけます」キリッ
魔法使い「・・・そ、そうですよね・・・あ・・2人ともそう言っていたのでつい・・・」
僧侶「ぐぎぎ・・・!」ギリッ(あの男・・・・・元々持ってたマフラーがおばさんの手編みだからって・・・!)ギリギリ
440 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/30(月) 01:16:46
nS4klbUs
勇者「あはは〜マフラーあったかーい。波紋ながせそー」ホンワカ
僧侶「私の十字架も、吸血鬼とか倒せそー」ホンワカ
奴隷「ボクのグローブも触り心地がいいんだ〜」
勇者「マジ?俺のほっぺ触ってみて」
奴隷「はいっ」スリスリ
勇者「あぁん」
僧侶「えっ、私も私も〜」
僧侶「喜んでもらえて良かった・・・・・///」
441 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/30(月) 01:17:48
nS4klbUs
_ ダーマ神殿 _
= 会議室 =
ダーマ「私の元を訪れた勇者、今日の彼を含めて18名になったな」
大賢者「旅に出たのが彼を含めて21名と聞くが・・・死者は13名、4名は行方不明、2名は旅を継続中、1人は足を怪我して
旅を断念したそうじゃのぉ」
大賢者「いや、3名継続中だったの。あの子は面白い奴じゃよ。ホッホッホ」
ダーマ「・・・・・面白く、楽しく、希望が持てる勇者ほど命をなくす」
大賢者「そういうでない。・・・・・・で」
大賢者「4名のうちのワシの孫の想い人は見つかったかの?そうそう、その彼の父親でもあるぞよ」
ダーマ「なんと!」
442 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/30(月) 01:19:10
nS4klbUs
大賢者「行方不明となっているらしいの。だが魔力は消えてはいない。まだ生きておる」
ダーマ「やはり、人間界とは別の異次元の世界に・・・・」
大賢者「かもしれんの。もし行方不明者の勇者達が生きていて、旅を継続してるとなると」
大賢者「今、ワシ達が希望を持つ勇者は7名となるの」
ダーマ「賭けるしかないのか・・・・・精霊の加護を持つ勇者の子孫達に・・・」
ギィ....
賢者「んぁ?おじいちゃん・・・・寝ないの?・・・」ウトウト
大賢者「もう話も時期に終わる。宿に戻ってカオスイビルアークデーモンハーフエンンジェルと寝てなさい」
賢者「うん」 バタン
ダーマ「カオスなんとかとはなんぞ?」
大賢者「孫のぬいぐるみじゃ。あれがないと寝れん」
ダーマ「お前さんの孫は旅ができるのか・・・・」
443 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/30(月) 01:21:26
nS4klbUs
終わりです。今後、盗賊姉弟と残りの6名の勇者を出していけたらいいなと思います
ではまた明日書きます
444 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/30(月) 01:58:24 5tIbuVlU
おつ
445 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/30(月) 11:41:44 zfZ.YQkk
おつーん
ほのぼのしたなぁ