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勇者「俺に従順なハーレムパーティを築く」
Part15


384 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/28(土) 22:22:37 PuNA7aTU
__ 数日後  __
勇者「うぅ、今も思うと別れ惜しむクラスメイトとの別れだった」シクシク
 (「勇者君!・・・・・・行っちゃうの?」「勇者!行かないでくれよおおおおお!」)
 (「悪い。俺、勇者なんだ。また会おう!」キラッ)
魔法使い「・・・」
勇者「ま、学校の友達なんて将来会わないし。まほさんが手に入ったと思えば・・・」
魔法使い「・・・」
勇者「あ。もしかして妬いてます!?う、うひゅひゅ・・・ヒヒッ、や、妬いてるんだぁ。最後俺に告ってきた子に」
魔法使い「ハッ!?寝てました。僧侶さん、今何時でしょうか?」
僧侶「ん〜っと午後の2時くらいかな。次の拠点どうしようかー」
奴隷「ずっと山を登り下りだもんね〜。モンスターも多いし」
勇者「あ、あれぇー・・・?」

385 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/28(土) 22:29:58 PuNA7aTU
勇者「しっかし歩くなぁ。何km歩いたんだろ。100超えたんじゃねーの・・?」
魔法使い「北の大陸は5つの大陸の中で一番大きいですからね。まだまだ中間地点辺りでしょうか」
            北の大陸
  西の大陸             東の大陸
            南の大陸
勇者「東は良かった・・・春夏秋冬で・・・」
僧侶「昔さ、近所の皆で南の大陸に旅行したときあったよね!」
勇者「あー・・・・・あれはいいバカンスだった。迷子センターのお姉さんのお膝の感触は忘れない」
僧侶「それバカンス関係なくない・・?」
魔法使い「・・・」

386 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/28(土) 22:30:46 PuNA7aTU
奴隷「どうかしたの?」キョトン
魔法使い「・・・別に」
勇者「あれ乗ったよな!魔法のじゅうたん!」
僧侶「ね!嘘かと思ってたら浮くんだもん!また乗りたいなぁ」
奴隷「いいよね。ボクももっと早くご主人様に会いたかったな・・・まぁ昔の記憶はないんだけど」アハハ
魔法使い「会ったとしても何も変わりませんよ。大事なのは今なのですから」
奴隷「まほお姉ちゃんはクールだね〜」
魔法使い「・・・そうでしょうか」
魔法使い(クール!?く、クールって褒め言葉なのかな?え・・・でも寒いってことだし・・・)
魔法使い(ていうか・・・・・・いつまであの二人喋ってるの?ズルいよ、僧侶さんばっかり)

387 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/28(土) 22:39:53 PuNA7aTU
魔法使い「〜〜〜〜〜〜〜〜」ブツブツ
奴隷「お、お姉ちゃん?」
     ザザザッ
山賊「おい!食料と金を置いていけ!」シャキンッ
勇者「んあ?」
魔法使い「一人で立ち向かうとは勇敢ですね」
僧侶「お金と食料なんてこっちが欲しいくらいなのにぃ!」
奴隷「・・・・う、うん」
魔法使い「こっちが・・・・欲しいくらい・・・?」ピタリ

388 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/28(土) 22:40:45 PuNA7aTU
僧侶「この前の学園の入学費とか授業料とか制服代とか勉強道具でお金たくさん使っちゃったんだよね〜」テヘッ
勇者「だな。俺もサッカー部のユニフォーム買っちゃったよ。ボールは友達っ」
奴隷「ボクも何故か男子制服を余分に買っちゃってたみたいで・・・」
勇者「あと女子にモテると思ってバスケのユニフォームとボールも買っちゃったよ。左手は添えるだけっ」
勇者「けどどっちも入ったらイケメンしかいなくて部室入った瞬間やめました」
魔法使い「は?」
勇者「20万あったのが・・・現在2万です」
勇者「てへぺろっ」
魔法使い「・・・・ぐ」プルプル
山賊(襲っていいのか?)

389 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/28(土) 22:41:32 PuNA7aTU
魔法使い「ま、まぁ良しとしましょう。私を助けに来てくれたのだし」
魔法使い「ユニフォームも男子制服を買ったのも記憶を交換された影響ですしね」フゥ
勇者「お、怒られなかった・・・」
僧侶「よかったね・・・」
奴隷「う、うん」
魔法使い「ですが。これから金銭面でどうしていいか・・・・」
山賊「どうでもいいからその2万おいてい
                 ドゴォッ!!!
                        シュゥゥッ
山賊「ほがぁっ・・・!???」ピクピク
魔法使い「黒い魔法の玉・・・・・ドルマ!?」
 「旅のものよ。大丈夫だったかの?」

390 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/28(土) 22:43:50 PuNA7aTU
大賢者「こんな雪山で出会うとはのぉ」
勇者「大賢者・・・・い、一体どんなスゴい事をしたら大賢者モードになれるんだ・・」
奴隷「モード?」キョトン
勇者「ああ、ちなみに俺の賢者モードの時はこうだ」
 勇者「うっ!・・・あぁ、俺、何してんだろ・・・・・最低だ、俺って」ハァ
奴隷「それが賢者モードなの!?」ワクテカ
勇者「ああ、男は一人でするときは賢者になってしまうんだ」
魔法使い「・・・」ジトッ
勇者「・・・こ、こほん。それはさておき」

391 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/28(土) 22:51:21 PuNA7aTU
勇者「大賢者と・・・・そこのめんこいお嬢さんとどこに向かう途中で?」
大賢者「多分、君達と同じダーマ神殿に向かう途中じゃ。・・・それに」
大賢者「この子はワシの孫じゃよ。ちなみに賢者見習いじゃ」
賢者「何を言う!我が祖父よ、我はもう暗黒のチカラ、ドルマを使いこなしているというのに・・・」ムスッ
勇者「電波さんだったかー」ビビビ
魔法使い「さすが勇者様、同じ痛い電波同士を見るとお得意の雷魔法を駆使してお仲間の電波を感じ取れるのですね」
勇者「うん、いらないそういう設定」
大賢者「ダーマ神殿で正式にこの子を賢者にさせようと思ってな」
勇者「俺等もそこに行く途中なんスよ。俺も就職したいな。遊び人に」

392 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/28(土) 22:53:25 PuNA7aTU
魔法使い「私は戦士となり魔法戦士と・・・」(そうすれば背も伸びるよね・・・)
勇者「い、嫌だ!!!」ガシッ
勇者「まほさんはそのままでいいんだ・・・・・そのままで・・・」グッ(嫌だ!筋肉がついちゃったまほさんはやだ!!!)
魔法使い「・・・・む。勇者様がそうおっしゃるなら」
僧侶「私はぁ・・・・ん〜踊り子になりたいなぁ。それでスーパースターになるんだー!」
勇者「あっそ」
奴隷「ぼ、ボクは・・・・」モジモジ
奴隷「職業なんていらない。奴隷としてご主人様のそばで仕えていたいよ」
勇者「かあいいな〜お前は〜」ナデナデ
僧侶「私の扱いひどくない?」

393 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/28(土) 22:56:02 PuNA7aTU
勇者「ま、やっぱり俺は勇者のままでいいかなー」
大賢者「ん。君は勇者だったのかね?」
賢者「・・・・勇者?」
勇者「どう見ても勇者でしょーに!」
大賢者「ホッホッホ、それもそうじゃな」
賢者「貴様・・・・あ、あの方に似ている・・・・・!」
勇者「あの方?」

394 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/28(土) 22:57:00 PuNA7aTU
大賢者「この子はな、昔とある勇者に恋をしてしまったじゃ」
賢者「なぁっ!?こ、恋などというくだらない感情ではない!」
賢者「私はただ・・・え、えっと忠誠を誓おうと////」カァァ
大賢者「年の差もあるのにのぉ。ほっほ、その頃から賢者となろうとしていたのじゃ」
勇者「ほえー、じゃあ賢者になって俺じゃなくてその勇者のお仲間になろうと」
賢者「そ、そうだ!」
勇者「あわよくば恋仲になればいいなぁ、みたいな」
賢者「そうだ!いや、ち、違う!!///」

395 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/28(土) 22:57:33 PuNA7aTU
僧侶「こらこら、あんまりいじめちゃかわいそうだよー」
魔法使い「そうですよ、勇者様。いじめは犯罪ですよ」
勇者「人を燃やす人がよくいいますよーだ!あちゃっ!?ご、ごめんなさっ」
奴隷「その人はどんな人だったの?」
賢者「む・・・・・・し、知りたいか。我が忠誠心を誓った勇者を」スッ
奴隷「? 写真?」
賢者「うむ。彼が私の町で滞在してた時、一緒に撮ってもらった写真だ」
奴隷「へーこんなに小さい時から忠誠心を」

396 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/28(土) 22:58:50 PuNA7aTU
僧侶「どれどれー!」
魔法使い「ちょ、ちょっと。もう少し写真を下にしてですね」ピョンピョンッ
勇者「へぇ〜?どれど・・・」
賢者「今はどこにいるかわからない。もしかしたら魔王に敗れたかもしれない・・・だが我は誓う」
賢者「フフフ・・・・この暗黒の力を利用し、悪の魔王を討つのだ!」
僧侶「へぇ〜かっこいいね〜。なんか誰かに似てない?」
魔法使い「んーんー!」ピョンピョン
奴隷「え?本当だ、誰かに似てる」
奴隷「これって・・・・」
勇者「」

397 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/28(土) 22:59:56 PuNA7aTU
僧侶「勇くん?どうかしたの?」
勇者「あ゛ーあ゛ー」
大賢者「むっ!ゾンビかの!?」キョロキョロ
勇者「あ゛ーあ゛ー」
賢者「どうかしたか!?も、もしや・・・・私が14歳の時に開発したTウイルス感染者が遂に!」パァァ
勇者「・・!!」スバッ
賢者「なぜ顔を隠す?感染者は人肉を喰らう。マフラーで顔を隠していては噛めないだろう」

398 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/28(土) 23:00:58 PuNA7aTU
勇者「そ、その人の事好きなんだよね?」
賢者「なっ!?ち、違うと言ったら何度わか///」
勇者「も、もしですよ?もしその勇者に妻がいたらどうする?」アセッ
賢者「・・・・・えっ」ビクッ
勇者「ど、どうするぅ!?」
賢者「・・・・い、いやだよ」シュン
賢者「嫌だっ!そんなの嫌だ・・・!」ウルウル
大賢者「おやおや」
賢者「おじいちゃぁぁぁんどうしよぉぉぉいたらどうしよぉぉお!グスッ、嫌だ!嫌だよぉ!」ギュウ
大賢者「うんうん。嫌じゃなあ」
勇者「・・・」ダラダラ

399 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/28(土) 23:02:11 PuNA7aTU
_ 何年か前 _
勇者「そういやさ、母さん。この写真誰?母さんの何?」
母「あぁ、それ?アンタのお父さんよ。うふふ・・・」
勇者「・・・え?いたの?」
母「いたわよ!私にアンタを宿して旅立ったわ・・・・///」
母「あぁ、いつ帰ってくるのかしら。ということで今日もお母さんは息子のために食事を作るのでした」
勇者「・・・・いたんだ・・・コウノトリが俺を運んでくれたんじゃなかったのか・・」
勇者「・・・コイツが・・・・俺の父親・・・」マジマジ
母「イケメンでしょ?」
勇者「俺に似てね」
母「逆でしょうに」

400 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/28(土) 23:03:35 PuNA7aTU
勇者「・・・ご、ごめんな!変なこと聞いて!いないいない!そいつに妻なんていないし!」ダラダラ
賢者「・・・ほんと?」
勇者「うんうん!妻なんていないしお前と同じくらいの子供なんていない!!!」ダラダラ
勇者「だ、だから安心しろ。な?」ダラダラ
賢者「うん」コクッ
魔法使い「これはまた・・・・いい嘘なのか取り返しのつかない嘘なのか」コソコソ
勇者「だ、だって仕方ないじゃないですか」コソコソ
僧侶「あの嬉しそうな顔を潰せないよねぇ・・・」コソコソ
奴隷「それにしてもお父さんとご主人様ってソックリなんだねぇ」コソコソ
勇者「そ、ソックリとか言うな」コソコソ

410 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/29(日) 13:49:46 HhuYDovQ
賢者「ふんふ〜ふふ〜ん♪」テクテク
大賢者「ありがとうな。孫の恋相手、君の父親なのじゃろう?」
勇者「・・・」コ、コクッ...
大賢者「君は父親の事はどう思ってる?」
勇者「嫌いです」
大賢者「ホッ、ホアッホッホッホブハゴボォァッ!」
勇者「そんな笑わなくても・・・・」
大賢者「ゴホッ、かはっ・・・ぁっ」
勇者「おじいちゃん!?」

411 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/29(日) 13:50:43 HhuYDovQ
大賢者「ッフフッ、それはどうしてかな?」
勇者「・・・母さんと俺を残して勇者として出てったからです」
大賢者「でもそれは魔王を倒し。世をより良くするためじゃろう?」
勇者「・・・・勇者なら他にもたくさんいます。息子をもって置きながらアイツは魔王討伐を選んだんです」
勇者「好きなわけないですよ・・・・おかげで母さんは重労働です。アイツが家にいれば母さんは働かずに済んだし」
勇者「夜、たまに母さんが泣いてる時があるんです・・・父さんが死んでないかって・・・俺はそれを見て」
大賢者「・・・ふふっ、じゃあどうして君は今ここにいる?」
勇者「・・・え?」
大賢者「君も旅に出ず、母親と共に町で暮らせば良かったじゃろう?」
大賢者「そうすれば母親に心配かけず、母親が働かなくても、働けなくなっても君が働けばいい話じゃないのかの?」
勇者「・・・そ、それは」タジタジ
大賢者「フフッ、今はわからなくてもいい。いつかきっと分かる時がくるさ。その時は・・・・」
大賢者「父親を好きになれるかもしれないの」スタスタ

412 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/29(日) 13:51:46 HhuYDovQ
魔法使い「何を話してたんですか?」
勇者「へっ!?あ、いや、なんでもないですぅ。好きな女子のタイプ話してただけですぅ」
魔法使い「・・・え。ち、ちなみに勇者様の好きなタイプは」
勇者「可愛ければなんでもおっけー☆」
            ゴスッ
勇者「」
勇者(何言ってんだあのジジイ・・・・俺はただ従順なハーレムパーティを築くために旅に出ただけだ・・・)
勇者(う・・・け、けど・・・・でも母さんは強い人だし・・・・俺が居なくても・・・)
勇者(必ず戻って母さんを幸せにするし・・・?じゃ、じゃあアイツは?・・・え?くぅっ!)
勇者「あぁっ!!もうっ!違う違う違う!!!」ガンガンガンッ!
奴隷「ご、ご主人様!?」

413 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/29(日) 13:52:30 HhuYDovQ
勇者「ふぅ・・・奴隷。お前、俺に従順だよな?」
奴隷「え?あ、うん!なんでもするよ!!」
勇者「じゃ、じゃあ俺とセッ・・・」
魔法使い「はいどーーーん」 バァンッ!!
勇者「けほっ・・・ま、まほさんだって・・・俺になんでもしてくれますか?」
魔法使い「嫌です」
勇者「うぅっ、そ、僧侶!」
僧侶「んー?」モグモグ
勇者「お前は俺になんでも・・・」
僧侶「いやー」ニコー
勇者「あぁんっ」

414 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/29(日) 13:55:37 HhuYDovQ
魔法使い「・・・・私がなんでもするのは個人個人の時だけです。つ、つまり夫婦の関係だけ」
魔法使い(い、嫌だよ!だって勇者様は他の子ともしようとしてるし・・・・・)
僧侶「私も同じかなー」モグモグ(きっとまほちゃんの考えてることとも・・・ね)
僧侶(なんだか勇くんの女グセにも慣れてきちゃった私が怖い・・・)
勇者「ふぇぇ・・・」グスッ
賢者「なあ勇者よ!」グワッ
勇者「ぎゃあぁっ!?な、なんだ・・・お前か・・・」スサッ
賢者「なぜ顔を隠す?」

415 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/29(日) 14:03:42 HhuYDovQ
賢者「とある国で生まれし男性は皆、勇者になる資格を持っていると聞く」
勇者「う、うん」
賢者「なぜ目を合わさない?我はメデゥーサじゃない」
勇者「気にしないでくれ。人と目を合わせるのが苦手で・・・・」
賢者「そうか。まぁいい。貴様もその国で生まれたのであろう!?」
勇者「うん・・・・・あっ」
賢者「だとすると我が忠誠心を誓った勇者様の事、知っているんじゃないか!?」ワクワク
勇者「・・・・・」
勇者「わからない。写真からソイツの年齢を考えれば・・・・・俺が生まれる前に旅立ったんじゃないか・・・・?」
賢者「むぅ、そうか。ありがとう」
勇者「・・・・・」