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勇者「俺に従順なハーレムパーティを築く」
Part14


355 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/25(水) 01:33:46 hg92fDOs
魔法使い「勇者様・・・みんなをまとめて出て行ってください」
勇者「!!?」
魔法使い「余計なお世話なんですよ・・・・私はただ貴方という『勇者』を利用してお母様に認めてもらおうと
     仲間になっただけで・・・」
魔法使い「貴方達に特別な信頼関係も・・・・・一度もっ・・・抱いたことなんてないですし・・・」
魔法使い「貴方みたいな変態に助けてもらっても・・・嬉しくなんてないですから・・・・帰ってください」
勇者「・・・」
許嫁「うんうん。いい子だ・・」ポロツ
魔法使い「皆さん!戦闘をやめてくださいっ!!お願い・・・・します・・・!」
魔法使い「お願いします・・・!」(もう嫌だ、勇者様やみんなが傷つくすがたを見たくないよ・・)
勇者「・・・・ッ!!」ブチッ

356 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/25(水) 01:35:56 hg92fDOs
勇者「こっち向いて話せよ。うつむいてないで・・・・なんて言ってるかサッパリわからないんだけど・・・」
魔法使い「出て行ってと言ってるんです・・・私をここに置いて旅を続けてください」
勇者「こっち向けよ」
魔法使い「帰ってください!私を置いて出て行って!!」
勇者「こっち向けっつってんだよ!」
魔法使い「・・・」ポロポロ
魔法使い「勇者・・・様・・・」ポロポロ
許嫁「泣いてる・・・可哀想に、今拭き取ってあげるからね」スタスタ
              バチバチバチバチバチバチバチバチバチッ
許嫁「ぐぁっ!?て、手が・・・?」(マヒして!?)
勇者「もうちょっと俺が強ければ・・・・こんなに時間もかけず・・・・泣かせたりもしなかった・・・」
勇者「・・・ごめんな。まほさん・・・」

357 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/25(水) 01:37:09 hg92fDOs
学園長「・・・貴方、仮にも元はこの方の仲間だったのでしょう?」
勇者「あ?」(この方・・・?)ピクッ
学園長「ならば、この方の言っている事を尊重すべき___
勇者「しないね!」
勇者「俺は彼女を奪う。彼女が嫌がるなら拉致してまで連れて行く」
勇者「それがこの俺、変態で鬼畜な勇者様なんだよ!」ニヤリ
学園長「・・・低俗な」
許嫁「お母様に何を言うかと思えば・・・無礼な・・」ゴゴゴッ

358 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/25(水) 01:38:15 hg92fDOs
許嫁「凍え死ねぇぇぇぇぇっ!!!」
     パキンッ
 
              バリバリバリバリバリバリバリバリ!!!
勇者「こんな氷・・・!」
勇者「痛くも寒くもないんだよおおおおおおおおおお!!!」バコォンッ!!!
              パリンッ!!
         パラッ
 
                パラパラ
                      パラパラ
許嫁「私の渾身の氷が・・・砕かれた・・・・・そんな・・・・!?」
勇者「フィナーレだ。クソ教師」
勇者「俺が愛の魔法を教えてやるよ・・・」

359 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/25(水) 01:42:24 hg92fDOs
勇者「稲妻を・・・この手に・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
   ギュゥンッ....ギュゥンギュウンッ.....
                バチンッ  バチバチバチバチバチバチバチ
勇者「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」
 (「もっと・・・もっとがんばらないと!お母さんに認めてもらわないと!」)
 (「・・・大丈夫痛くないよ。大丈夫寂しくないよ。大丈夫だよ・・・まほ・・・大丈夫・・・うん」)
 (「もう、泣かないよ・・」)
 (「勇者・・・様・・・」ポロポロ)
勇者「おらぁっ!!!」
                バキィンッ!!!
許嫁「ぼべらぁっ!!?」ブシャァッ
許嫁「ぐッ!・・・・・・・うぐぁっ」バタンッ

360 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/25(水) 01:44:14 hg92fDOs
勇者「・・・はぁっ・・・はぁっ・・・さすがにもう魔力が・・・」ガクッ
勇者「はぁっ・・・」
 「こちらですごい音が・・・なっ!?」
            「何事だーーー!」
勇者「クソッ・・・まだ数が・・・」
学園長「下がりなさい。この問題は私一人で対処します。貴方達は職員室や各クラスの授業にお戻りなさい」
 「はい!」 「わっかりましたー!」
許嫁「うべべ」ガクガク
勇者「ベホイミ」
許嫁「あぁ・・・ヒッ?!」シュゥンッ
勇者「次に俺の前やまほさんの前に来てみろ。全身マヒの生活を送らせてやる」
許嫁「い、いやだ!いやだああああああ!!!」ダダダダッ

361 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/25(水) 01:45:44 hg92fDOs
魔法使い「ぐすっ・・・うぅっうえっ・・・ん」メソメソ
勇者「お前等も起きろ」
僧侶「んあ?」 奴隷「あれ?」ボケー
勇者「ほら、もう泣くことはないですよ。まほさん」
魔法使い「でもっ、でも私のせいで・・・みんながぁ・・・」
勇者「全部怪我したのだってまほさんを救うための代償なんですよ」ナデナデ
魔法使い「勇者様・・・ぐすっ・・・うぐ」ゴシゴシ

362 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/25(水) 01:46:51 hg92fDOs
勇者「さて」クルッ
学園長「・・・行かせはしませんよ」ツカツカ
勇者「おっと。ご婦人これは失礼、忘れていましたよ」
学園長「彼女にはまだまだ実力を積んで、この学園長を継いでもらいます」
学園長「そんな無駄な旅の一員にさせるわけにはいきません」
勇者「それがアンタが考えるまほさんの進路ってわけか。俺の母親のイメージとだいぶかけ離れてる」
勇者「旅は危険だから行かせたくないとか言うのかと思ったら・・・最後まで自分のことか・・・」
勇者「・・・本当、イケすかねぇ。親っていうのは子供を心配するものだぜ・・・」
学園長「・・・・・」

363 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/25(水) 01:48:09 hg92fDOs
魔法使い「・・・!」バッ
魔法使い「お母様・・・わ、私は・・・その・・・」
勇者「!? まほさん?」
魔法使い「ここは私に任せてください・・・最後まで迷惑をかけたくない・・・」
魔法使い「お母様!私は・・・・・私は勇者様と旅をしたいです!!」
学園長「我が一族を汚すつもりですね。代々受け継がれた業務を放棄するつもりなのですか」
学園長「貴女っていう人は・・・!」
魔法使い「私は!!」
魔法使い「私はいつまでも敷かれたレールの上を走りたくない!・・・」
魔法使い「認めてもらわなくてもいい!」
魔法使い「・・・自分のしたい通りに進みたい・・・・例え脱線してでも・・・!」ギュッ

364 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/25(水) 01:49:10 hg92fDOs
勇者「まほさん・・・」ウルウル
奴隷「お姉ちゃん。震えてる感情を押し殺してる・・・戦ってるんだ」
奴隷「・・・・・お母さんと」
僧侶「え、じゃあ応援しないとだね!ふれーふrむぎゅっ!?」  グッ
勇者「ばかっ、お前のその応援のせいで台無しだ。心の中で応援しろ」
僧侶(フレーフレー!まほちゃーーーーーん!!!)
勇者(まほさんがんばれーーー!!!うおおおおおおお!!!や、やばい!興奮しすぎてたってきた!!)ムクッ
学園長「もし私がたった今、ここで力ずくでも止めたら」
魔法使い「戦います。戦って!戦って勝ちます!!必ず・・・・!!!」グッ
学園長「・・・!」

365 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/25(水) 01:51:14 hg92fDOs
学園長「私は、私はそこの彼の言うとおり・・」
勇者「ん」
学園長「貴女に何もしていかなかったような親です。触ったのも生後まもないころだけ」
学園長「一般の家庭のような親子の会話などしたこともない。魔法も教えなかった」
学園長「食事のマナーも使用人に任せて、娘じゃないと簡単に言ってのけたり」
学園長「貴女が好きでもない異性と結婚を誓わせようとした親です」
学園長「自分に非があるのは充分に承知です。全て、全て・・・仕事が忙しいという私情で」
学園長「夫は私を恨んでるでしょうね・・・・・娘に対してこんな私を・・・」
学園長「けれど・・・私は・・・」
魔法使い「・・・お母様・・」

366 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/25(水) 01:52:06 hg92fDOs
学園長「もう二度と会えないとなるならば・・・・そのお顔を触らせてください・・・」
魔法使い「・・・はい」
          ペタッ  
学園長「暖かい・・・・あっ・・・」
学園長「これで、終わりです」
学園長「さようなら。娘よ」
魔法使い「さようなら。お母さん」
学園長「! ・・・」クルッ
学園長「次に会うときは魔王を討ち取った時です・・・勇者と旅をするならば目的を果たさない限り」ツカツカツカ
学園長「ここには立ち寄らないでください・・・」ツカツカツカ
魔法使い「・・・・・」
魔法使い「はい!」グッ

367 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/25(水) 01:53:52 hg92fDOs
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勇者「この廊下も渡るのも最後かもしれないな〜」
僧侶「不謹慎な・・・ね!結局まほちゃんのお母さんは優しいの?厳しいの?」
勇者「・・・・今、始めて死ねって思った」
僧侶「ひどい・・・」
魔法使い「少なくとも、お父さんが死ぬまでは優しい人だった気がします・・・気が」
奴隷「優しいお母さんだよ。ただ言葉と態度にあわせられないだけ」
奴隷「ボクはそう思う」
勇者「・・・・それツンデレじゃん」
魔法使い「・・・ふふっ」

368 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/25(水) 01:54:45 hg92fDOs
魔法使い「・・・えいっ!」ドンッ
勇者「うわぁっ!?とっとっとおおおおおおお!?」
               ドンガラガッシャーンッ
勇者「ほげっ・・・」ピクピク(階段から突き落とすなんて・・・)
勇者(でもそれがまほさん!)
魔法使い「これからもよろしくお願いしますね。僧侶さん、奴隷さん」
僧侶「うん!もちろん!」
奴隷「当たり前さ!」
魔法使い「それに・・・」ツカツカ
魔法使い「・・・私の」ツカツカ
魔法使い「勇者様っ!///」ニコッ

369 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/25(水) 01:56:14 hg92fDOs
_ 学園長室 _
学園長「・・・行きましたね」
学園長「・・・」
____ クラス _______
 「なぁなぁ、知ってるか?ここって魔王進軍の対策として結界を何重にも学園長が貼ったんだってさ」
 「へぇ〜すげー!何年かかるんだ?そんなの毎日やんないと無理じゃね・・・?」
 「・・・まぁ要するにここの学園でずっと過ごせば安全なんだってよ!」 「マジ!?ここにこもりてー」
 
 「おい!許嫁先生、教師辞めたんだってよ!」 「マジ!?」
 「まほ先輩もな」 「じゃあ結婚も取り消しか・・・?」 
 「そういえばここの学園ってお金ヤバいらしいよ?」 「だから大企業の息子の許嫁先生とまほ先輩を結婚させようとしたのかー」
 「その方がこの学園も潰されないしね」 「マジ!?ここにこもりたかったなー」

370 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/25(水) 01:57:23 hg92fDOs
   (「この子、大きくなるかな?」)
   (「ええ、貴方に似てとても立派なに成長するでしょう・・・」)
   (「体だけじゃなくて心も・・・きっと」)
   (「君に似て、そして僕に似て」)
   (「二人で育てていこうか。笑顔の似合う女性に」)
   (「ええ、必ず。私と貴方、どちらが死んでも何がなんでも守りきりましょう」グッ)
   (「おいおい、不謹慎だなぁ」)
学園長「彼なら、守りきれるでしょうか・・・・・」
学園長「ふふっ、きっと守れる・・・・ええ」

371 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/25(水) 02:00:54 hg92fDOs
勇者「ぶえっくしょん!誰か噂してんのかぁ?奴隷、ティッシュ」
奴隷「はい!あれ?なんだろう・・・・最近ティッシュの減りがはやいなぁ」ゴソゴソ
勇者「・・・」ギクッ
奴隷「毎回、寝る前にはあったはずなんだけど・・・」ゴソゴソ
魔法使い「・・・」ジトー
勇者「ま、まほさん?誤解だよ?」
僧侶「何がぁ〜?」
魔法使い「ふふっ、本当にどうしようもない勇者様ですねっ!」ツンツン
勇者「ああんっ!///こ、この杖のツンツン攻撃懐かしぃんッ!!///」
_____ これはとある勇者の物語
          仲間を愛しすぎた勇者の物語
              彼の旅はまだまだ続く ________

372 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/25(水) 02:05:50 5rrSAJrg
乙!

373 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/25(水) 02:06:17 hg92fDOs
書き溜めが尽きたので明日のには書けないかもです。ネタのつもりがいっちょ前にバトルし始めちゃいました
今度からもう少しスムーズな旅をさせたいなぁと思いやす
ああ、サンタさんこないかなぁ

374 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/25(水) 02:06:21 uqRCgrzY

面白かったっす
他のはともかく、階段から突き落とすのはさすがに意味不明でワロタ
しかも勇者結構消耗してたのに。本当に駄目だな魔法使い

375 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/25(水) 02:10:23 bsBc/IuU
乙ー

376 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/25(水) 02:11:52 hg92fDOs
俺も意味わかんないです。多分、彼女なりの愛なんだと思いたいです

377 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/25(水) 02:12:12 p55/SZNs
魔法使いのツンデレは学園長譲りだったかw
やっとデレが見えてきたけど、はたしてハーレムにこぎつけられるかー乙

378 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/25(水) 05:27:55 4BJ5xOv2
順調にハーレムおつ

379 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2013/12/26(木) 04:06:55 pvXOJiRA
期待してなかったけど予想以上に面白くてワロタwwww