Part9
259 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/22(金) 22:16:24
nImWdVGk
騎士「どんなに辛くても耐えて、頑張れた。心で勇者さんに悪態ついてさ」
騎士「初対面で罵倒されまくったり、ロデオされたり、置いてかれたり、リンチされてるの無視されたり、引きずられたりしたけど」
召喚士「なにがあったの」
騎士「それでもさ・・・その・・・・いや、慣れだよ」
召喚士「慣れ!?え、今、もしかして良い事言おうとして思いつかなかった?」
騎士「慣れだよ!がんばろう!」グッ
召喚士「うん!?」
勇者「なにごちゃごちゃやってるの・・・すりおろすぞ。ほら、ダーマ神殿ついたよ」
260 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/22(金) 22:17:05
nImWdVGk
〜〜〜 〜 = ダーマ神殿 = 〜 〜〜〜〜
勇者「ついたついた」
オマール「ヒーン・・・」(はえ^〜すっごい大きい・・・)
騎士「階段とか長いなあ・・・」
召喚士「あの階段の先はダーマ様の間。転職するために登らなくちゃ駄目」
召喚士「下の入り口は宿屋や酒場。他にもショッピング地で有名なんだよ」
勇者(今日、二人どちらかに罰ゲームでこの階段うさぎ跳びさせよう・・・)ニヤ
261 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/22(金) 22:18:02
nImWdVGk
____ 宿屋
勇者「・・・ふう」ぽすっ
勇者「久しぶりのベッド・・・ふかふか・・・///」ナデナデ
こんこん
勇者「うーん」
こんこん
勇者「いまむり・・・ばいばい・・・」
こんこん
勇者【うるさいやめろ消えろ失せろ邪魔するな殺すぞ潰すぞすりおろすぞ】
こんこん
勇者「!?」
262 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/22(金) 22:19:10
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勇者「騎士・・・?それともしょーか・・・?」バッ(おつかいにいかせたはずなのに)
「開けていいの?」
勇者「どうぞ・・・」ジリッ
ガチャッ
魔王「まおうだよっ!」
263 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/22(金) 22:20:16
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勇者(子供・・・)
勇者「かくれんぼならよそでやって欲しいのだけれど。その、まいうーだっけ?」
魔王「ううん、まおうだよっ。魔物の魔に王様の王!」
勇者「へえ。最近の親は子供にそんな名前つけちゃうの」
魔王「むーっ!でもお姉ちゃんの名前よりマシだと思うな!」
魔王>勇者
勇者「は?」
264 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/22(金) 22:24:35
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勇者「私の名は勇者じゃなくてユーシアよ。発音が勇者に聞こえちゃうだけ」
魔王「か、かっこいい・・・」キラキラ
勇者「いい?男や女って名前の人も実は男(アダム)女(イヴ)ってルビなの」
魔王「カッコいい!!!」
勇者「友は(ユー)幼馴染は・・・・・えっと・・・・うん、わかった?」
魔王「うん!勉強になった!」
勇者「わかったなら自分の部屋にお帰り」
魔王「楽しかった。また会おうね!」タッタタ
「わがままなお姉ちゃんっ」
勇者「我儘・・・」(ていうか何で私の名前を)
265 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/22(金) 22:28:15
nImWdVGk
今日は幼馴染のルビを考えて寝ます
266 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/22(金) 22:57:10 wtpXyh56
乙
期待してるわ
267 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/22(金) 23:02:15 2iH/iKJE
乙です
270 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/24(日) 13:02:18
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______ その頃・ショッピング地
召喚士「やっぱり冒険者たるもの学園の制服じゃあ駄目だし・・・うーん」
召喚士「騎士君は服はいいの?北大陸は寒いし、そのパーカーじゃ」
騎士「へ?ああ、大丈夫。中にエアリーシリーズの『鎧』着てるから」バッ
召喚士「・・・くっ」
____ 思わず両手で目を覆ってしまった
騎士「騎士パーカーはあと3着くらいあるし。夏用に半袖版もあるんだ。騎士の甲冑デザインは」ペラペラ
召喚士「ううっ」
____ 饒舌さを増していくのが余計に...
271 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/24(日) 13:03:28
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____ 買い物も終わり。宿に戻ろうと提案した時の事だった
???「君達、少しいいかな」
騎士「えっ、あ、でゅ、あばい」コクコク
召喚士「いいですよ〜」ニコー
曲芸師「僕の名前は曲芸師。サーカス劇員をしていてね・・・探している人がいるんだが」
曲芸師「名前を『勇者』というんだけど・・・」
=== そして宿 ===
勇者「で、連れてきたと」
曲芸師「やあ」
272 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/24(日) 13:04:15
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曲芸師「僕は曲芸師。君の親戚さ」
曲芸師「覚えているかな?子供の頃一緒に遊んだ事があるんだけど」
勇者「・・・いえ」
曲芸師「あまあ1日だけだし、君はまだ4歳だったからなあ・・・」
召喚士(あの勇者の親戚なだけあって顔はアイドル並だなあ)
騎士「幼馴染・・・遊んだ・・・イケメン・・・なにしに・・・近い・・・」ブツブツ
召喚士「騎士君!?」
273 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/24(日) 13:04:51
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曲芸師「さてと、君が伝説の勇者と魔法使いの代の最後の子孫なわけだけど」
勇者「ん・・・」
召喚士「ストップ」
召喚士「貴方今なんて言いました?伝説の勇者と魔法使いの最後の子孫?勇者が?え?は?」
曲芸師「ははっ『?』のオンパレードだね」
召喚士「爽やかに笑うとこちゃうぞ!ゆ、勇者本当なの!?」
勇者「ん。伝説の勇者とはジョナサンと承太郎の関係」
騎士(魔法学園で見た額縁・・・やっぱり勇者さんは・・・!)
274 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/24(日) 13:05:43
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曲芸師「かくいう僕も末裔でね」
_____ 曲芸師さんの話によると。伝説の勇者は6人の妻とそれぞれの6人の子供が居たけれど
魔王信者に命を狙われていたため、子孫は残せど代々一人っ子だったらしい
曲芸師「だから数は少なくてね・・・こうやって会えるのも珍しいのさ」
勇者「・・・・・・だからって、私に会う必要はないはず」
曲芸師「君は特別だ」ズイ
騎士(ああああああああ距離が近いいいいいいいいい)ギギ...
召喚士「き、騎士君が白目向いてる!」
275 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/24(日) 13:07:11
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勇者「近寄らないで獣臭い」
曲芸師「・・・伝説の勇者の妻達6人。魔法使い・僧侶・奴隷・賢者・盗賊・武闘家」
曲芸師「それぞれの代の最後の子孫はみな・・・何かしら超能力を手に入れている・・・」
曲芸師「そこの鳥・・・【入っておいで】」
_____ 彼の命令により窓の外を飛んでいた鳩が部屋に
曲芸師「僕はどんな動物でも聴従させられる。サーカス劇員になる前からね」
召喚士「す、すごい」
騎士「」()ガクガク
召喚士「騎士君が痙攣してる!?」
276 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/24(日) 13:08:14
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曲芸師「僕の先祖の奴隷さんは動物と話せるらしくてね。その名残なのかも」
勇者「そこの宿主・・・【入って来い】」
_____ 彼女の命令により、廊下を掃除していた宿主が入ってくる
宿主「・・・ハッ!す、すいません勝手に入ってしまい」
曲芸師「人間を聴従させられるのか・・・これは参ったな・・・」
勇者「貴方のさっきの説明だと・・・・・私達の他に4人も能力者がいるみたいだけど?」
曲芸師「ああ、この先の機会の国に1人いるんだけど」
曲芸師「その人と僕で他の超能力者3人を探していてね。良かったら君も手伝ってく____
勇者「嫌だ」
曲芸師「そっか!」ニコッ
277 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/24(日) 13:08:52
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曲芸師「なら仕方ないか・・・でもあの人にはでも会っておいた方がいいと思う」
曲芸師「機械の国の病院長を務めていてね。頼めば高級ホテルに泊めさせてくれるから」
勇者「ん、考えておく」
曲芸師「じゃあまた会えたら」
ガチャ......バタン
曲芸師「ふう」(能力を悪用していないかを確認するためだったけど)
曲芸師「問題はなさそうだ・・・」ホッ
278 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/24(日) 13:09:37
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== サーカス劇場 ==
曲芸師「みんなごめんごめん。リハーサルもう始まってる・・・か・・な?」
しーーーーん
曲芸師「誰もいな・・・・・ゴガッ!?」
魔王「能力使われたら困るからみんなどっかやっちゃった」ググググ....
曲芸師「か・・・あ・・・」
魔王「これで2人目・・・ちなみにお兄ちゃん・・・6人のうち1人はもうこの世にいないよ」ググッ
魔王「まおうが食べちゃったからね。ちなみにこの後6人のうち2人もいなくなっちゃうよ」グググ
279 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/24(日) 13:10:12
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曲芸師「ぐ・・・ぎ・・・ぎ・・・」
魔王「お兄ちゃんはカッコイイなあ・・・首が太くて背も高くて・・・細マッチョ?」グググッ
魔王「おかげで首が上手く締めれないなあ」グググ
曲芸師【た・・・す・・・けて】
グオオオオオオオオオオオオオッ!
魔王「あはっ、熊さん隠れてたんだ!」バッ
曲芸師「けほっ!・・・はぁっ・・・はぁっ・・・」
280 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/24(日) 13:11:13
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曲芸師「狙いは何だ!どうして僕達を殺そうと・・・!」
魔王「殺せば能力が手に入るから。能力全部で100年前の魔王が復活できるから」っメモ
魔王「だそうだよっ」ニコ
曲芸師「・・・・・勇者ちゃんには手を出させないぞ」シャキンッ
魔王「大丈夫・・・あのお姉ちゃんは最後に食べるから・・・」スタスタ
_____________________
_____________
281 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/24(日) 13:12:19
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ゴキュッ....ゴリュリュ....ブシュッ!
魔王「きゃっ・・・うう・・・かおにかかっちゃった・・・」フキフキ
魔王「久しぶりに食べるからどこを食べれば・・・いいのか・・・んっんっ」ゴチョゴチョ
ボチュッ!
魔王「ああ、これこれ・・・んっ・・・んぐぐ・・・」
魔王「ぷはっ!ごちそうさまでした」人
クマ「グ、グオ・・・」ノッソ...ノッソ...
魔王【止まれ】
クマ「・・・」ピタッ
282 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/24(日) 13:13:29
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魔王「あはっ!」
魔王【じゃあクマさんの大好きなお兄ちゃんを残さず食べてあげて】
クマ「・・・・・」ガブガブ
魔王「うんうん。いい子いい子、ねね、【おてしてお手】」
魔王「3人目は機械の国かあ」
283 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/24(日) 13:14:56
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______ = 翌日・北大陸・西部 = ______
召喚士「それでねーその殺人犯、カニバリズムだったみたいで胃の中検査したら」
召喚士「なんと被害者の指が見つかったんだって!」
勇者「・・・へー」(蟹がリズム・・・)
騎士「ひっひい・・・」ウプッ...
召喚士「怖いよねえ。殺されるなら楽な殺され方したいよね〜」
勇者「そっか・・・じゃあ絞め殺してあげる。2秒で終わるよ」
召喚士「訂正。痛くない殺され方」
284 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/24(日) 13:15:45
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勇者「そうだ、騎士は私にどんな殺され方されたい?」ズイッ
騎士「えっ・・・///」ドキッ
_____ 何故か顔を赤らめる彼。その答えは
騎士「食べられたい・・・です・・・///」
召喚士「」
_____ 絶句である。キモいどころじゃなく怖いよ
勇者「おーけー考えとくね」カキカキ
召喚士「なんでやねん!?」
285 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/24(日) 13:16:23
wxMMhNJE
召喚士「おかしいわぁ・・・精神状態おかしいわぁ・・・」
召喚士「なあ、ウチが関西弁してるからってボケるのやめよ。あ〜困るわ〜ツッコミ期待されるって」
勇者「なんで怒ってんの?」キョトン
騎士「フッwさあ・・・」
______ あざとく見えるほど可愛く首を傾げる勇者
それに対して両腕をあげ外国人のように対応する騎士
どついたろかこいつら
召喚士「それにウチ関西弁ちゃうし。独自で考えた方言やし」
勇者「うっわつまんな」
286 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/24(日) 13:18:02
wxMMhNJE
召喚士「ボケちゃうわ!その・・・説明せなあかんかぁ・・・」
召喚士「小さい頃方言が大好きで真似ただけというか・・・///」モジモジ
勇者「嫌いな食べ物なに?」
騎士「玉ねぎ」
勇者「おっけー。今度、仰向けの状態の騎士の顔の上ですりおろすから」カキカキ
召喚士「聞けや!」
_____ だいぶこの2人に慣れてきた・・・気がする
292 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/25(月) 04:35:49
f2Dz2VvY
〜〜〜 夜 〜〜〜
ホー...ホー...
召喚士「・・・」
パチパチパチッ...
_____ ふくろうと焚き火の音が重なり合う時、私はとてつもない自己満足に浸れる
召喚士「・・・ふふ」
_____ ああ、旅をしているんだなと....
召喚士「ああ・・・良い感じ」
騎士(自分の世界に行っちゃったか)
293 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/25(月) 04:36:59
f2Dz2VvY
騎士「・・・・なっ」
召喚士「ん?」
騎士「慣れたみ、みたいだね・・・召喚士さん・・・」
召喚士「ふふっ、主語が無いよ」
騎士「その・・・勇者さんに・・・」
召喚士「まあね〜」チラリ
勇者「も、モスは美味しいけど・・・ポテトは熱いよ・・・zzZ」
294 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/25(月) 04:38:13
f2Dz2VvY
召喚士「でもあの子とは騎士君みたいに仲良くなれないかなあ」
騎士「そ、そ?・・・でも召喚士さんの方が」
召喚士「あー、しょーかでいいよ。その方が可愛いし」
騎士「・・・しょーか」(え・・・なにこの子?俺の事好きなの・・・?)
召喚士「うん!そう!それでよし」ニコニコ
召喚士「昔ねー同じ孤児院だった親友がこのあだ名つけてくれてさ」
召喚士「一緒に召喚士になろうって約束したんだけど・・・なあ・・・」ウトウト
295 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/25(月) 04:39:30
f2Dz2VvY
騎士「・・・夜は冷えるから」スッ...ファサッ
召喚士「ううん・・・んん・・・zzZ」
勇者「ふわーあ。意外、てっきり貴方はそういうメスのタイプが嫌いだと思ってた」ヨタヨタ
勇者「オタクにビッチって合わなそう」
騎士「・・・・・いや、むしろ好きですよ」
騎士「だれにでも話しかけそうなタイプ」(しかも彼女は見返りを求めないときた)
騎士(俺みたいな奴でも知り合いになれそうな女子って素敵やん?)