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女勇者「コミュ症な騎士と組むことになった」
Part6


169 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 00:12:18 YXVl8Mg.
騎士「・・・・・できた!」
Mマタンゴ「何が出来たんだよ!もうタイムオーバーだぜ〜〜〜!」ゴゴゴゴッ
騎士「げっ!」(こ、ここは不味い!密封されて毒煙が充満してしまう場所にいちゃ駄目だ!)
               パリンッ!
騎士「ぐへっ・・・さ、最後のガラスをぶち破れ・・・・」ゴロゴロ
勇者「きゃっ・・・ぐぅ・・・」ゴロン
Mマタンゴ「外に逃げても無駄だあ!オレの煙はなあ、このタウンを全体を覆うぜ〜〜〜〜!!!」
        ぼふうううううううううううううううううううううううっ
白装束「タイムオーバー。ふう、また新しい町を探さないとな」

170 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 00:15:43 YXVl8Mg.
 フシュウゥ・・・・シュウウゥゥゥ・・・・・・・・・・
Mマタンゴ「ケケケ」
    マージマタンゴから放たれた毒煙が薄れていき、辺りが鮮明になっていく。
Mマタンゴ「!」
    現れたのは勇者を抱えた騎士の姿だった。鉄仮面のようなフードを被り、静かに敵を睨み据えている
      彼はそっと勇者を地面に寝かせる。
Mマタンゴ「ケケケ。だがその女はもうあと数十秒で死ぬだろーなあ!ああ〜〜〜?」
騎士「・・・・・」スッ キュポッ
白装束「ん?それは・・・」

171 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 00:17:18 YXVl8Mg.
騎士「俺は料理していたんじゃない・・・・・『調合』していたんだ。お前はソレをなんとも思わず見ていた・・・・」キュポッ トクトク
勇者「んぐ、ぐ・・・ぐ・・・」ゴクゴク
白装束「・・・!?お、おい!まさかマージマタンゴ!ソイツを止めろ!!」
Mマタンゴ「わ、解ってる!くらえマヒ&混乱アロマ!」ぼふうううっ
            【全て吸込め】
白装束「ふしゅうううううううううううううう!!!」ゴクンッ!
白装束「あ、あうあうごごごごごごごご」ビクンビクンッ
Mマタンゴ「お、おい!なにテメェ吸い込んでんだ!!?」
白装束「あひっひいーーーっひっひwwwwwwww^^」ゴロゴロゴロ ビクンビクンッ

172 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 00:19:51 YXVl8Mg.
Mマタンゴ「な、何が起こって・・・え・・・なんでこいつガスマスク外して・・・」
騎士「ケホッ、んぐ」ゴクゴク
騎士「ぷはっ、この試験管に入れた液体は・・・一か八かで作った抗体だ・・・」
騎士(お、俺の血が勇者さんの中に)フヒッ
Mマタンゴ「そ、そんなことが」
                 「ねえ?」
Mマタンゴ「ひっ」ビクッ
勇者「キノコさん。すき焼きや鍋に入ってるキノコってどうしてカサに十字架がついてるか知ってる?」シャキーン
Mマタンゴ「は、はァ?」
勇者「教えてあげようか」スタスタ

173 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 00:20:36 YXVl8Mg.
勇者「・・・・・」スタスタ
Mマタンゴ「あ、味が染み込むからだろうが!くらえ特大毒ガ_________
勇者「ぶっぶー」
                シュパァンッ!      シュパァンッ!
                    十
Mマタンゴ「あ・・・・・・・ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」ブシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ
勇者「血が染みこむからでした」ドヤァ
Mマタンゴ「あ、が、が、が・・・・・あ・・・・」バタッ
                  ドカァーーーーンッ!
 ______ 爆発を背に、血で汚れた大剣を振り落としなんかあの、なんかあの・・・えっと刀振って刀の血を地面にピシャッってする彼女は中々さまになっていた

174 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 00:21:31 YXVl8Mg.
騎士「か、勝った・・・________ヨロッ
勇者「・・・」ガシッ
騎士「zzZ」
勇者「・・・・・ふん」
白装束「まだだァ!」くらり ピクピク
白装束「この媚薬アロマでエロ同人みたいにしてやるぅ!」フシューッ
勇者「バギ」ビューッ
白装束「ああっ煙がっ」

175 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 00:26:20 YXVl8Mg.
勇者【ひざまづけ】
白装束「っ!? だ、だがな私には300にんもの部下がいる」
勇者「ウソップじゃあるま・・・いや、確かにいるか」
白装束「一応ホテルで煙を吸い込まないよう待機させてるがね」
勇者「ふーんじゃあ呼びなよ」
勇者「私は今ブチギレ中なんだ・・・老若男女構わず勇者無双してあげるからさあ・・・」
白装束「・・・いや、やっぱり私の敗けだ」(叶わない・・・こんな化物に叶うはずがない)

176 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 00:28:32 YXVl8Mg.
____________________________
騎士「ん・・・あれ・・・ここ」
勇者「モスラタウンじゃないよ。道中」スタスタ
騎士「は、はあ・・・・・えっと・・・・あの、何故」
騎士「何故俺はお姫様抱っこをされているのでしょうか?」
オマール(生きてる証拠だよ)

177 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 00:31:31 YXVl8Mg.
 _____ 幸い、全街中の人達は俺達を殺しにホテルの中に居たことで、毒煙からは逃れた
        そしてマージマタンゴが死んだことによって洗脳は解かれ、白装束は勇者さんに全国トライアスロン5週の刑に処された
         勿論俺達の活躍は誰も見てない、よってみんなから祝福を受ける訳でもない
          それでいい。俺達はそれでいいんだ
勇者「かっこいい締りなんじゃない?」
騎士「かっこつきませんよ!///」(勇者さんの胸が顔に・・・あ、小さい)
 _____ 一応言っとくと、俺は176pだ。そして勇者さんは157pらしい・・・
オマール「ヒン」(情けないカッコ恥ずかしくないの?)
騎士(うわあああああああああ今日俺大活躍だったのにいいいいいいいい)
勇者「かっこよかったけどなあ」
騎士「へ?」

178 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 00:33:26 YXVl8Mg.
勇者「助かった・・・ありがとう・・・騎士・・・」ニコリ
騎士「あ・・・///」
騎士「も、もう一回言って///」(笑顔・・・)
勇者「二度は言わないし私に命令しないで」バッ
            ドスンッ
騎士「ごふぅあっ!?こ、腰が・・・ひぃい・・・」

179 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 00:37:00 YXVl8Mg.
勇者「さ、行こう。オマール」クイッ
オマール「ヒヒーーンッ」(エンジン全開!)
        ドドドドドドドドドドドドドドド
勇者「騎士なら・・・信じられるかな・・・ねえ、オマール?」
オマール「ヒヒーン!」
騎士「ま、待ってくだっへぶっ!?」ズテンッ
 ______ 潮風が香る。それはこの大陸での冒険が終わるという合図でもある
           まだ見ぬ大陸での冒険に想いを寄せて、俺は今日も白馬に乗った彼女を追いかける
 
                                                   Ep1 完

180 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 00:45:04 YXVl8Mg.
次はそろそろ新しい仲間を出そう
EP1とかかっこつけましたがまだ書きますんで

181 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 00:48:48 ffIjK7Ow
乙、面白い

182 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 00:52:57 UXcRZ4c.
>>180 乙!
まだまだ続くんだね!
新しい仲間はどんなんだろ?
気弱で命令されるタイプか勇者と一緒に騎士をいじめるタイプか……

183 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 07:25:01 3OH/r5aI
おつ

184 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/20(水) 07:36:21 ZpflOOtI
乙乙
めっちゃ続き気になります。

189 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/21(木) 04:26:00 Yir02IWU
_______________________________________
________________________________
 ____ 現在、俺達は北の大陸に移動するために船
に乗っています 
 ザザーン  ザブンザブーン
船長「お嬢ちゃん。困るよ、船の後部に変なもんくくりつけられたら」
勇者「・・・でもチケット無かったから」
 < 回想 >
騎士「ちょ、俺のチケット買い忘れたってどういうことですか・・・!?」
    「まものなく出発しまーす。さっさとお乗りくださーい」
勇者「じゃあほら、船の後ろにこうやってロープで・・・偶然あったゴムボートにくくりつけて・・・はい」
騎士「もう既に中破状態。み、見えるぞ俺のゴムボートこれくしょん!」

190 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/21(木) 04:26:58 Yir02IWU
 < 現在 >
勇者「オマールっていう私のお馬を乗せるのにお金がかかったから仕方なく」
オマール「ヒヒン」(すいません、許してください。なんでもしますから)ペコペコ
船長「じゃあ後で警察に・・・」
勇者「チッ、くどい【降ちろ】
船長「はい」
 ヒューーーーー ジャb、ゴスッ!!
オマール「ヒン」(落ちたな)
勇者「ん、どうやら着いたみたい。北の大陸に」

191 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/21(木) 04:30:24 Yir02IWU
         ___ ==== 北大陸 ==== ___
勇者「さてと、ここは北大陸・東部だから。最寄りの町は・・・」
勇者「地図」
騎士「あ、す、すみませんっ」ガサゴソッ
騎士「最寄りの町は_麓の町_近くに有名な魔法学園があるみたいへす」
<ざっくり世界地図>   北の大陸←イマココ
     西の大陸    中央の大陸   東の大陸←スタート地点
             南の大陸

192 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/21(木) 04:31:42 Yir02IWU
勇者「ここからの魔物は東大陸の魔物より危険だから気をつけてね」
勇者「オマール。貴女が死んだら私・・・」
オマール「ヒヒン」(大丈夫だって安心しろよ〜)
騎士(俺の心配はないんだなー)
騎士「あ、そだ」
騎士「勇者さん。またこの前みたいに煙攻撃とかされないようにしな_____
勇者「あれは迂闊だっただけ。いい?」ギロッ
騎士「あ・・・はーい」

193 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/21(木) 04:32:54 Yir02IWU
勇者「言っておくけど、私の取柄はサブミッシブだけじゃないんだからね。勘違いしないでよね」
騎士「そんな真顔で言われても・・・」
 ______ ・サブミッシブとは
         命令すれば相手はなんでも聞いてしまうという超能力
          ※サブミッシブを使う時のかぎかっこは【これだから覚えとけ】
勇者「ただし」
勇者「弱点はスタミナを使うということと。魔物に効かないということ」
騎士「魔物に・・・効かない・・・え、でも俺は・・・」
勇者「ああ、貴方にも効かないんだったね。まあいいんじゃない?魔物ってことで」
騎士「俺、人間じゃなかったのか・・・」ハワワ

194 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/21(木) 04:34:33 Yir02IWU
勇者「とまあサブミッシブがなくても魔力さえあれば、重いものも持てるし」ヒョイッ
 _____ そう言って10kgはありそうな大剣を軽々しく持つ
勇者「ガッシュ・ベルで言うところのラウザルクね」
騎士(良かった・・・肉体までムキムキにならなくて・・・)
勇者「もちろん魔法も」
勇者「ルーラを応用して瞬間移動も出来る」ヒュッ ヒュッ
勇者「変身もできる」≪フレイム・プリーズ ヒーヒーヒーヒーヒー!≫

195 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/21(木) 04:35:08 Yir02IWU
 ===  モンスターが現れた ! ===
グリズリー「がおー!」
勇者「"散在する獣の骨" "尖塔・紅晶・鋼鉄の車輪" "動けば風" "止まれば空" "槍打つ音色が虚城に満ちる"」
勇者「雷魔法、ライデイン」ゴオオオオオオッ
グリズリー「」プスプス
騎士「・・・お、おー」
 _____ コミュ症はノリの良いツッコミは出来ないのだ

196 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/21(木) 04:36:14 Yir02IWU
勇者「じゃあ騎士。あとの2匹は貴方に任せるからよろしく」
オマール「ブルルッ」(はい、じゃあヨロシクゥ!)
騎士「え、ちょ」
      グリズリーB「ぐおー」  グリズリーC「がー」
騎士「あの、お、俺武器とか持ってないんだー・・・あ・・・勇者さん?」
勇者「騎士、期待してるからね」
騎士「え・・・///」ドキッ
勇者「クマと取っ組み合いしながら死んでしまう的なアレを」っカメラ
騎士「うおおおおおっ素手で勝負じゃあああ二重の極みいいいああああああ」

197 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/21(木) 04:37:16 Yir02IWU
グリズリーB「・・・」ブンッ
騎士「や、やだ服が破けちゃう・・・」シュバッ
グリズリーC「・・・」ゲシッ
騎士「あ、は、はいせめて蹴って!蹴ってください!できれば殺さないで!」
勇者「うん、いいよーいいよー」っ●REC
      ピューーールルルーーーーッ     ピューーールルルーーーーッ
勇者「・・・鳥?」

198 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/21(木) 04:38:59 Yir02IWU
            「今助けます!」
 _____ その時、空から鳥の鳴き声と少女の声
グリズリーBC「「グォアアアアアアアッ」」ビリリリリリッ
             と同時にクマ達に電流走る!
騎士「え・・・え・・?!?」
          「ケツァ!その人を掴んで!」
                  グワシッ
騎士「はぐわっ!?」

199 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/21(木) 04:39:48 Yir02IWU
ケツァ「ピェーーッ!ピェーーッ!」(ああん!?だらしねぇな)
騎士「え、あ、あれ?」
 ____ 気づいたら俺は鳥に鷲掴みされていた。辺りは・・・雲と・・・え
騎士「って上空!?空飛んでんの!?・・・・・ぎゃ、ぎゃーー!食われる!ヒナの餌にされる!」ジタバタ
???「わ、大丈夫ですか?お怪我はありませんか?」ヒョコッ
 ____ ひょこっと鳥の背中から少女が顔を出す。び、美少女だ!美少女だ!優しい美少女だ!
騎士「あ、だ、だじょぶ。うんありが、と、ありり///」ドギマギ
???「良かったぁー」ホッ

200 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/21(木) 04:40:51 Yir02IWU
騎士「えっと・・・あの、あ、は。これ、こりゃあどこに向かっておいでで?」
???「魔法学園です!」
召喚士「あ、申し遅れました。わたしは魔法学園189期生召喚科所属の7年生、召喚士です!」
騎士「・・・・・・なんて?」
 _____ 俺だったら間違いなく噛む自己紹介だった
召喚士「クラスの皆さんからは『しょーか』という愛称で呼ばれています!」ニコッ
騎士「あ、自分騎士言います・・・よろです・・・」ボソッ
召喚士「え・・・えっともう1回。あは」
騎士「きっ騎士!騎士言います!」