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女勇者「コミュ症な騎士と組むことになった」
Part4


97 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/17(日) 00:28:54 OQHH1iWg
騎士「自分の愚かさに・・・今まで逃げてきたことに・・・そうだ・・・」
 ____ 俺は、あの人に感謝しなくては。育ててはくれなくとも、生かしてくれたことに
      だから、だからこそ、あの人には第二の人生を謳歌してもらいたい。あんな男に騙されてほしくない
騎士「あの人を、母さんを助けたい!」バッ
勇者「うるせえ」バグゥンッ!
騎士「ほげばっ!!?」ヒューーーずがぁーんっ
勇者「モノローグが臭すぎる。くどい」ゲシッ
騎士「も、申し訳ございませぬッ!」ホ

98 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/17(日) 00:32:38 OQHH1iWg
勇者「ま、楽しそうだし協力してあげよっかなぁーなんて」
騎士「へ?」
勇者「あの男の顔がどう歪むか見たいの・・・・・それにいつまでもうじうじされると殺したくなるし・・・・」
騎士「・・・」
勇者「あーそうそう。でも一つ言っておくけど、あの女が助けてもらったと感じることはないと思うよ」
 ____ 貴方が助けたつもりでも、周りからみて貴方が母を助けたと感じても、母親は助けてもらったと感じることはない
騎士「いいんです。結局のところ俺がしたいのは自己満足ですから。俺は最後まであの人にとって最悪な息子でいいんだ」
勇者「ふふっまずは幸せっていうのを・・・・・・・」
勇者「壊しちゃお」

99 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/17(日) 00:53:53 OQHH1iWg
やべ寝てた
また明日書きまする

100 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/17(日) 01:19:56 5gltIEYg

こんな勇者ゾクゾクするわ

101 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/17(日) 02:17:37 Icfrqilc
おつ

102 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/17(日) 03:37:48 qjwb2Lkc

何これめっちゃ面白い

105 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 01:54:20 P/un/kiE
 = 翌日 =
義理父「ぐはっな、なんだよ急に・・・!俺がなんかしたのか・・・って」
 「どうしたもこうしたもないわよ!」   「アンタ、私達のことだましてたんでしょ!」  「浮気者!さいってーー!」
義理父「なっ!?」(浮気相手が3人も集結しているだと!)
義理父「う、うわあああああああああああ」ダダッ
_______________________________________
____ 俺達が何をしたかというと
     それは昨夜、夜の街を練り歩き、奴の浮気現場(なんと1日で3人も)を撮影したのだ
     勇者さんの能力を使えば情報は簡単に手に入る

106 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 01:55:24 P/un/kiE
新聞記者「いやあ、いい記事をどうも。情報提供者に賄賂だなんて・・・・ 内緒ですよぉ?」スッ
勇者「どうも」
新聞記者「で、お嬢さん。もしよろしかったら・・・・うちの知り合いの雑誌モデルなんかに・・・」
勇者【消えなさいマスゴミ】
騎士「はあっ・・・はあっ・・・ま、街で大声で言いふらしてきました!これでこの街の人々全員に伝わって・・・!」
         「お前等か・・・!お前等が・・・・!!」
義理父「テメェ等・・・」フーッフーッ!
勇者「ありゃりゃ 見られちった」

107 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 01:57:03 P/un/kiE
騎士「いいんですよ。これで・・・」(そのために誘導したんだ、大声で浮気こと叫んで走って、見事に釣れたよ・・・2匹)
騎士「母さん、わかっただろ。騙されてたんだよ・・・!」
騎士母「・・・・・」
義理父「チッ、テメーもいたのか・・・っつーか!つーかもうどうでもいい!!テメェ等ぶっ殺してやる!」ダッ
騎士「ヒッ、ゆ、勇者さんサブミッシブサブミッシブ!」
勇者「私に命令しないで。そして騎士ガード」
                    バキィッ!!
騎士「ぼむぎっ!?」

108 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 01:58:07 P/un/kiE
義理父「こんのクソヤロウがッ!思い上がったことしやがってこのっこのっ!!」
騎士「ぐっ、うぐっ」
勇者「ま あっちは任せておいて・・・・・で、おばさん、どう思った?」
騎士母「どう思ったも何も・・・全部知ってたわよ・・・あの人が浮気してたくらい・・・」
勇者「わお」
騎士母「全部知ってた!私が知ってたことをあの人は知らなかった!それが、その関係が良かったのに・・・どうして・・・」ドサッ

109 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 01:59:09 P/un/kiE
義理父「死ねッ死ねェッ!!」ボコッボコッ
          バシッ
義理父「何ッ!?」
騎士「おらぁっ」バキィーーーッ
義理父「ほげー」
騎士「はぁっ・・・はぁ・・・伊達に、毎日フルマラソン+殴られてねーんだよ・・・」ペッ
 〜〜〜〜〜  ここまで理想・以下現実  〜〜〜〜〜
騎士「ぶふっ、えぶっ、ちょ、やめ、痛、やっ」
義理父「このっこんのぉ〜〜〜〜〜っ!!」バキッドカッ

110 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 01:59:46 P/un/kiE
勇者「あーじゃあ聞いていい?聞くね?おばさんの幸せってなあに?」
騎士母「・・・・・あの人を愛せること・・・・あの人に愛されて無くてもそれでよかった!!」
騎士母「アンタみたいなガキにわかることはないでしょうがねぇ!どーせ、あの子がアンタを雇ったんでしょう・・・探偵なの?」
勇者「ううん、勇者よ。私は貴女の出来損ないと一緒に魔王を倒す」
騎士母「は」
勇者「ん?」
騎士母「は、はは・・・・・フッ、あ、あはははははははははははははっ」

111 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 02:00:43 P/un/kiE
義理父「勇者・・・魔王を倒すぅ・・・?・・・おっおいおいまじかお前!なあおい!?」グイッ
騎士「ぐ・・・ぅ・・・」
 ____ なんだよ、場の空気を壊すほど面白いのかよ
義理父「聞いてんだよおい!!」ガンッ
騎士「ぶふっ・・・・マジだよ・・・・俺達は魔王を倒す・・・」キリッ
 ____ いや、マジじゃないけど。そんな決心ないけれども

112 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 02:02:48 P/un/kiE
騎士母「魔王倒す・・・・ふ、ふふっ・・・ふざけんなふざけんなふざけんな!」
騎士母「ふざけたこと言ってんじゃないわよ!!人の人生壊しておいて世界救おうとか思ってんじゃないわよ!!」
勇者「おーこわ」
騎士母「〜〜〜〜〜ッ!大人をバカにするのもいい加減にッ」スッ
                  パチンッ
騎士「・・・ぐ」ヒリヒリ
勇者「ふふっ別に避けれたのに」

113 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 02:06:39 P/un/kiE
騎士「俺はただ、あなたに幸せになってもらいたかった」
騎士母「は、はあ?だからそれをアンタが!」
騎士「本当の!本当の幸せを手に掴んで欲しかった・・・愛すことが幸せならあんな奴じゃなくたっていいと思うんです」ビシッ
義理父「」ブクブク
騎士「いい人をみつけてください・・・あなたならそれができる・・・人を見極め、愛することができる・・・絶対・・・」
騎士「これは俺の自己満足な願いです。最低な、最悪な息子です、憎まれてもいい呪われてもい_____けど」
騎士「どうか・・・・・本当の幸せを手に入れてください・・・・・」
騎士母「・・・・・」

114 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 02:07:57 P/un/kiE
騎士母(こんな顔をする子だったかしら)
騎士「・・・」ジッ
騎士母(少なくとも人と目を合わす子じゃなかった。そしてこんな清らかで優しい目もしていなかった・・・)
騎士母「・・・」スタスタ
騎士「か、母さん!」
騎士母「手に入れてやるわよ」
騎士「え」

115 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 02:08:39 P/un/kiE
騎士母「アンタみたいな屑に心配されちゃうような私じゃない!」
騎士母「・・・・・だから手に入れてやる。本当の幸せを・・・偽りなんかじゃないのをね!」ゲシッ
義理父「げふっ」
騎士母「・・・・フン!」
騎士「・・・!」パアァァ
 _____ そう言って。母は俺達から背を向け、町の人混みに消えていった
       恐らくもう会うことはない。だけど見かけることはあるかもしれない
       その時、今度は母の本当の幸せを見てみたいものだ

116 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 02:09:31 P/un/kiE
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__________________________________
勇者「でもあの人、きっと幸せと絶望を繰り返すんじゃない?いい男なんて見つかるわけないもん」
 ____ なんてことを平然といってのける。台無しすぎる
騎士「だから『願い』なんです・・・あの人がいつか・・・いい人と巡り逢えるようにって」
勇者「ふうーーん。あ、そういえばあの義理父はどうやって倒したわけ?」
騎士「頭突き」
勇者「わお。わいるど」

117 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 02:11:07 P/un/kiE
騎士「そのゆ、ゆうゆゆ勇ッ・・・者ッさん!あ、あろ、あのっ」
勇者「んー?」
騎士「あの今日も昨日もありぎゃとうございましあ!」ペコリ
勇者「別に。私は楽しくてやっただけだし」
オマール「ヒン」(そうだよ)
騎士「そ、それでもお礼したくて・・・その・・・はい///」
勇者「・・・・・」

118 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 02:12:30 P/un/kiE
勇者「ねえ」
勇者「騎士にとって幸せってなに?」
騎士「へ?」

119 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 02:13:04 P/un/kiE
騎士「え・・・っと・・・えぇ・・・?」
騎士「まだ、わ、わからないです。これから見つけたいな、なんて・・・ははは」
勇者「っそ。じゃあ・・・」
勇者「貴方の幸せも見つかるといいね」...ニッ
騎士「あっ・・・うぅ・・・///」どきどき
勇者「良し。ということで精神面が回復したならもういいよね」
騎士「へ?」
_____________________
___________

120 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 02:15:46 P/un/kiE
勇者「幸せ〜ってなんだぁっけなんだぁっけぽぉんと生まれたシャボン玉」ペシペシッ
騎士「いてっててっ!?やめてくださいよ。今その歌唄うの」ノッシノッシ
勇者「幸せ〜ってなんだぁっけなんだぁっけ白いドレスとハネムーン」ガツンッガツンッ!!
騎士「・・・ゴフッ、ゴフッ!?」プシュッ(そーいやこの人・・・)
騎士(能力のおかげでなんでも手に入ったから幸せがよくわからないとか言ってたし)ブシュツブシュッ
勇者「幸せについて本気だしてかん〜がーえーてみたら」ガツンッ! ガツンッ!
騎士「・・・・・」ドバドバ
 __ そう思うと、無表情で幸せについて問う歌を歌う彼女を哀れに感じた
             誰もが羨む超能力というものも。本人からしたら虚しいものなのかもしれない

121 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 02:18:36 P/un/kiE
騎士(この子、いつも無表情だもんな)
騎士(この人が笑うのっていやらしいニヤケ顔しかしないからな・・・)
勇者「あとで答え合わせしーよぉ〜〜少しはぁああぁってるかなぁ♪」ビシバシッ
 ____ 幸せがわからない。彼女はそう言っていた
騎士「勇者さん。勇者さんも・・・・幸せ、見つかるといいですね・・・・」
勇者「・・・?」マジマジ
 ____ 彼女は不思議そうな顔で俺を見る
勇者「生意気」
 ____ そういって。彼女は俺を殴った

122 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 02:19:11 P/un/kiE
     -- その頃    魔王サイド --

123 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 02:21:17 P/un/kiE
        ____ 〜〜〜  魔王城 〜〜〜 _____
側近「魔王様・・・城に訪れた兵士達を捕らえたのはいいのですが・・・」
            「んー?」くるっ
魔王「なあに?」
側近「私一人だけで彼等の食事を運ぶのは少々厳しいかと。それに魔王様の食料まで失くなってしまいます」
魔王「それよりまおうね、今側近の似顔絵描いてるんだ〜。似てる?上手い?」
側近「いえ、全く似てませんね」
魔王「えっ」
側近「私は髪の毛ありますし。胴体は三角でもないし、私は『^^』このような目をしておりません。それに人間の手は5本です」
魔王「うっ、うぅ、うっ!うわああぁぁぁぁぁぁぁん!!」ビエー

124 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 02:23:03 P/un/kiE
魔王「側近なんて嫌い!【側近なんて____________「魔王様」
側近「そうやって『能力』を使うから城から下僕がどんどん消えていくのです」
魔王「だ、だって」
側近「もうこの城で貴女の部下は私だけなのですよ。私が消えたらごはんもおかしも食べられませんよ」
魔王「うっ、んん〜〜〜ッ!!///」ウルウル プルプル
側近「ということでおやつの時間ですね。今日はショートケーキです」
魔王「わぁーーい!」タタタッ

125 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 02:24:48 P/un/kiE
側近「・・・お口にクリームが付いていますよ」フキフキ
魔王「んむっ」
側近「魔王様。そろそろ初代勇者の末裔を抹殺すべきでは?」
魔王「めんどくさいよーいっぱいいるみたいだし。明日行こう明日」
側近「そうやって・・・いつもいつも明日明日と」
魔王「ぐちぐちうるさいなー!」むかっ
魔王「あ!そうだ、ねーねー、なんかねーみてみてこれ」スッ
側近「? それは・・・・水晶・・・?」

126 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 02:25:49 P/un/kiE
魔王「まおうね、まおうが居た家にあったからもってきたの!」
魔王「説明書もついてたけど読めないから読んでー」
側近「・・・随分ボロボロの説明書のようですが」パサッ
 ・この水晶は自分の命を狙っている者を表す
側近「ふむ、魔王様・・・・・・この水晶に何か写っていますか?何か、見えていますか・・・?」
魔王「兵隊さんたち!」
側近「それだけですか?」
魔王「それとお姉ちゃんとお兄ちゃん!」にこー

127 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 02:27:05 P/un/kiE
側近「なるほど。魔王様、その3人を魔法を使ってスケッチしてくれますか」
魔王「え、まおうはそんなの使わなくても描けるもん!」カキカキ
魔王「でっかい剣もっててー、綺麗な髪の毛飾りしててー、ティアラっていうの?あ、んで顔がお人形さんみたいなお姉ちゃん!」
側近「!!?」(もしかして・・・いやまさか・・・)
魔王「それと鎧みたいな服きた弱そうなお兄ちゃん!魔王と同じ綺麗な金髪だー!」

128 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 02:29:06 P/un/kiE
側近「・・・魔王様。もうひとりの男性に害は無さそうですが」
側近「そのお姉ちゃんというのは危険です」
魔王「え、そうなの?」
側近「彼女は初代勇者の子孫(末裔)です。恐らく子孫の中で一番手ごわい相手かと」
魔王「・・・ふーん」

129 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 02:30:34 P/un/kiE
魔王「ふーん、じゃあ殺さないと・・・・・だね」グシャッ
魔王「あ、側近!まおうね、トイレ行ってくる」むずむずっ
        たったったったったったったったった
側近「・・・」
側近「勇者。どうして貴女みたいな化物が・・・正義のヒロインなんかを・・・」
___ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 _____
勇者「くちゅっ」
勇者「・・・誰だろう。私の噂してるの、絶対殺す」イラッ

130 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 02:36:04 P/un/kiE
次はちゃんと魔物と戦わせたいな
いや本当見てくれてありがとナス
また明日書きます

131 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 07:11:38 twAsawOI
おつ

132 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 12:04:48 0MDEMeIU
いいね
支援

133 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 20:35:40 ASGcd9Yw
>>123
手が五本?

134 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/18(月) 20:55:49 cs7FwelQ
>>133
あなた手5本ねぇですか?

135 : SAGE :2014/08/18(月) 23:59:24 KfuHTQp6
>>134
指が5本だべ

136 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/19(火) 00:15:35 rJeeOR7k
こまけぇこたあいいんだよ

137 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/19(火) 03:39:19 WlugLnT2
やべぇミスった・・・エイリアンになっちゃうやばいやばい
魔王は間違って指を6本描いちゃったってことで