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女勇者「コミュ症な騎士と組むことになった」
Part3


69 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/16(土) 23:43:49 30GEYA..
勇者「・・・・・」パカラパカラ
騎士「・・・・・はぁっ、はぁっ」タッタッタッタ
勇者「・・・・・」パカラパカラッ
騎士「はぁっ、はぁっ・・・はぁっ・・・」タッタッタッタ
勇者「・・・・・」パカラッパカラッ
騎士「ふぅっ、うぬぅっ、はぁっはぁっはぁっ」タッタッタッタ
勇者「ねえ何か喋ってよ。貴方のペースに合わしてるんだから」
騎士「無理ですよ!!!」

70 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/16(土) 23:45:50 30GEYA..
騎士「えっと・・・あの・・・何歳なんでゅすか・・・?」
勇者「オマールは10歳よ」
オマール(10歳。騎馬です)
騎士「あっ・・・いや、勇者さんが、です」
勇者「私は16」
騎士「じゃあ俺の方が年上なんだ。俺は18でs・・だよ」
勇者「なんでタメ口になったの?」ジッ
騎士「18歳。騎士です」

71 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/16(土) 23:49:25 30GEYA..
騎士「でも凄いなあー勇者になろうなんて考えりゅ、る、なんて」
勇者「別に。世界の支配者はこの私よ。邪魔、名の通り邪な悪魔を潰し私が天に立つ」
 ______ ああ…そういう病気なんだな
勇者「・・・・・貴方もよく家から出ようなんて思ったね」
騎士「まあ・・・色々とあって・・・」
勇者「ふうん」
勇者「ふぁ、眠い」

72 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/16(土) 23:51:39 30GEYA..
勇者「ん・・・く、くかーzzzZ」バタリ
オマール「! ・・・」ノッソノッソ
騎士「や、やっと歩いてくれた・・・寝るの速いな・・・」(にやける以外ほとんど無表情だけど。寝顔は可愛いなぁ)
騎士「体力はないのか。そうか、今までの怪力も魔法で」ブツブツ
騎士「サブ、サブウェイ?サブミッション?さぶみっち、そう サブミッシブ!サブミッシブも使うと疲れるのかな」ブツブツ
オマール「・・・」(いやー独り言キツいっす)

73 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/16(土) 23:52:50 30GEYA..
    パチパチパチッ.....
騎士(旅をしてから1週間弱が過ぎた)チラッ
勇者「すぅすぅzzZ」
騎士(この鬼畜のせいできっと俺の体はボロボロだ!)ギリギリ
勇者「くぅーzzZ」
騎士「・・・ん」

74 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/16(土) 23:55:07 30GEYA..
騎士「普通の・・・子供だよな・・・」
 ___ 産まれてから、ずっと人に命令してきたのだろうか
騎士「・・・」
 ___ 彼女は常に無表情だ。たまににやけるけど、屈託のない笑顔を見たことがない
騎士「どんな我儘も・・・・通じたんだろうな・・・」
勇者「ん〜・・・」ゴロン
騎士「はははっだが俺には効くまい」ナデナデ
勇者「・・・・・・おい」

75 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/16(土) 23:56:05 30GEYA..
= 翌日 =
 __ 俺の名前は騎士。ちょっとコミュ力がないブレイブな騎士だ __
騎士「・・・」ノッソノッソ
勇者「乗り心地悪い」ペシペシ
 __ この人は俺のご主人様の勇者様。とてもお優しく、美少女だ __
勇者「オマール。もし騎士が時速10km越えられなかったら・・・その時は騎士を貴女にくくりつけるから『引きずり』よろしく」
オマール「ヒ、ヒヒン・・・」(え、なにそれは・・・)
勇者「騎士。自己紹介が間違ってるわよ。名前を言ってみて」
 __ 訂正。俺の名は騎士なんかじゃなくて __
騎士「醜い豚です!!!」  __ 現在お仕置きを受けいている __

76 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/16(土) 23:59:11 30GEYA..
騎士(この体重に少し耐えられるようになってきた自分が憎い。1周間で10kgは痩せた気がする)
騎士「あの・・・ゆうし、ゆ、勇者、さん」ノッソノッソ
勇者「なに?」
騎士「どうしてま、魔王を倒しに行こうと思ったんれすか?」
勇者「それを勇者に聞くの?てか昨日も同じ事・・・ま、いいや会話の引き出しが少ないんだろう。私は返答してあげるのだった」
騎士「聞こえてます」
騎士「あ、いや。ま、魔王ってあんまり世界に迷惑かけてないじゃないですか」
騎士「ちょっとモンスターが凶暴になったくらいだし」
勇者「けど、世界を征服するって言ったらしいから・・・殺す。ばらまく」

77 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/17(日) 00:00:05 OQHH1iWg
騎士(実は俺。あんまり外出てなかったからわかんないんだけど)
騎士(確か・・・魔王が突如様々な国に現れ、国王に世界を征服するって宣戦布告したとか・・・)
騎士(俺の社会知識不足なだけで。本当はもっと世界は危険にさらされてるのかもしれない)
勇者「・・・」スッ  クルクルクルクル  ギュッギュッ
騎士(けど、こうやって・・・・・自分の家の中だけじゃない 世界を自然をこの目で見れたんだ)
勇者「オマール。彼を貴女の足にくくりつけたから思いっきり走って。痛かったら言ってね」シュタッ グイッ
オマール「ヒヒーン!」(やっちゃうよ?やっちゃうよ?!)パカラッパカラッ
騎士「!?」ガクンッ! ズササササササササッ
        ズサササササササササササササササササササ!!!!
騎士(ほら、世界は広い!こんなスピードで自然を見渡せるんだから!!)ズサササササササササ!!!

78 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/17(日) 00:02:16 OQHH1iWg
_ スラム街 _
勇者「・・・」スタスタ
オマール「ブルルルッ」パカパカ(はえ〜クッソ汚い町ですね・・・)
騎士「」ズササ...(背中・・・擦り剥けるどころじゃない・・・・肉が削げ落ちただろ絶対・・・)
 「お姉ちゃん。いい馬持ってるね」  「いいカラダしてんねぇ!お嬢ちゃん」 「ところでそのお馬さんが引きずってるの何?人間?」
勇者「・・・【全員ひれ伏せ】
         ピシィーーーーーーーーーーーーーッ!
 _____ 次の瞬間。勇者の周りを囲むように土下座をする老若男女の浮浪者の姿が居た
勇者「しまった。スラム街全員にサブミッシブを・・・」バタリ
騎士「そ、そですね。ざっと100人くらい・・・・・ってえ!?勇者さん!?」

79 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/17(日) 00:04:21 OQHH1iWg
勇者「はぁっ、はぁっ・・・騎士。この先に宿があるからはやくチェックインして」
騎士「は、はいぃ」(これだけのためにそんなスタミナ使うのか・・・)
_ 貴族街 _
警備A「いいだろう。通れ」    警備B「勇者、騎士、だな」カキカキ
           ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
騎士「お、おぉー・・・さっきまでのスラム街とは大違いだ。豪華な街・・・」
勇者「いいからはやく、ホテル、ベット入りたい」グイッ
騎士「む///」(ちょっと意味深)

80 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/17(日) 00:05:48 OQHH1iWg
_ ホテル _
勇者「すぅすぅzzZ」
騎士(あれだけの人数をひれ伏せさせたんだ。疲れるのも無理ないか)
騎士「魔王を手懐けることができるかもしれないこの能力・・・」
騎士「俺の存在意義って戦闘のサポートじゃなくてその他の雑用なんだろうなぁ」ぼふんっ
 __ どうして俺はコイツの言うこと聞いてんだろ __
騎士「・・・」ごろん
騎士「俺、ドMなのかなぁ」

81 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/17(日) 00:08:08 OQHH1iWg
= 次の日 =
騎士「さてと、朝ごはんは何にしようかな」スタスタ
騎士「パンもいいけど流石に毎日はな」ブツブツ
 「何あの子・・・」  「ブツブツ言ってキモイ・・・」 「髪の毛長くない?不潔ね」  「エロゲの主人公かよ」
騎士「!? 〜〜〜〜っ!!///」カァァッァ(う、うわぁ〜俺のことだ・・・!)
騎士「・・・ッ!!!///」パカッ スタタタッ
  「あ。フードかぶって逃げた」 「なにあのフード騎士のつもり?だっさ・・・」 「こっちに気づいたのかな」
騎士(や、やっぱり無理だ!俺に外出だなんて)
騎士(怖い怖い怖い・・・なんで、や、やっぱり無理なんだ・・・みんなが俺を見てる・・・)
騎士(うわ、俺なんて格好してんだ・・・みんな貴族服なのに・・・帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい!!)

82 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/17(日) 00:09:00 OQHH1iWg
   「あなた、そんなところにしゃがんでどうかしたの?」
騎士「え・・・!か、母さん!?」
騎士母「騎士!? あ、あなたどうして外に・・・!」
義理父「おや、どうかしたかい?」
騎士母「い、いえなんでもないわ。行きましょう」
 『アンタはね!!出来損ないの夫が勝手に拾ってきた子なのよ!!!』 
  『なに?お金ならあげるから邪魔をしないで』 
   『何その目は。言ったでしょ、アンタは私の子供じゃない。家族なんかじゃないの!!』
騎士「・・・」(なんだ・・・楽しくやってんだな・・・)

83 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/17(日) 00:11:04 OQHH1iWg
騎士「・・・」ポツン
 「おいなんだこの兄ちゃん女みてー!」  「ぎゃはははは!髪なげーし」   「ロボットじゃなーい?」
 _____ 憎かった。子供の頃から嫌いだった母親、だけど
 「おらっ!」ガンッ
騎士(なんだろう・・・元気そうで良かった・・・な)
 「す、すげー石頭。ビクともしねー」   「石だ!石で殴ろうぜ」   「口ん中に砂利埋めて殴ろう!どうせコイツ奴隷だし」
勇者「消えろクソ餓鬼」ギロッ
     「ひっ・・・」      「に、逃げろー!」    「うああああああ」
騎士「あ」

84 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/17(日) 00:12:28 OQHH1iWg
勇者「おや、妙に既視感があると思ったら騎士だった。きしだけに」
騎士「ゆ、勇者さん・・・もう起きたんですか・・・」
_ レストラン _
勇者「私は優しいからおごるの」カチャカチャモグモグ
騎士「あ、ありしゃす・・・//」(やっぱり優しい人なんだな・・・)
勇者「お金ならあるから」スッ
騎士「それ、俺が魔物倒して地道に貯めた金が入ってる財布・・・・・」
勇者「ああそうなの」バリバリッ

85 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/17(日) 00:13:10 OQHH1iWg
勇者「貴方、私のことドSだとか鬼畜だとか思ってるでしょ。そういう顔してる」
騎士「え、ま、まあ」
勇者「・・・・・本当は優しいから悩みを聞いてあげる」
騎士「へ?」
勇者「なんか貴方すごく悲しい顔してるから。悩み、聞いてあげる」
騎士「え、い、いいでs
勇者「いいから。速く速く」
 ___ ど、どういう根端だ???
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86 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/17(日) 00:15:32 OQHH1iWg
勇者「そう。拾い子だったから愛されずに育ったのね」モグモグ(じゃあ騎士母も義理母じゃない。紛らわしい名前表記)
勇者「で、好きな人が出来たから貴方はぽいっと」
騎士「ま、まあざっくり言うと・・・」
勇者「じゃあ私が母親を謝らせるわ。ちょっとここで待ってて」
騎士「は!?え、ちょ、いいですって!あの人別に悪く・・・ないですし・・・」
騎士「それに俺がいない方が楽しそうだし・・・第二の人生ってやつですかね」
勇者「・・・・・ふっ」ニヤ
騎士「え?」

87 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/17(日) 00:16:20 OQHH1iWg
勇者「そんなんだからいいように使われるの」プスッ
騎士「ぎゃっ、ふぉ、フォークがァァァァァァッ」ブシャアアアアア
勇者「現にほら。お会計お願いします」
    「はーい」
勇者「こうやってお金勝手に使われるし」
勇者「移動手段にされるし・・・・・乗り心地悪っ」ボソッ
騎士「・・・」ノシノシ
 「やっぱりあの人奴隷だったのね」  「奴隷制度は撤廃されたはずなのに・・・」 「どうりで不衛生なわけだわ」

88 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/17(日) 00:17:17 OQHH1iWg
勇者「私が周りから変な目で見られてる」
勇者「・・・そうだ。貴方まず髪の毛切りなよ、この長い髪の毛」グイッ
騎士「ギャッ、つ、掴まないでくださいよ!」
勇者「私に命令しないで」グイグイ
_ とこや _
店員「どうなさいましょう」
騎士「え。えっと・・・耳を出す?え、あ少しだすっ、?え?あ、あ前髪は眉毛の上、上っす」パクパク
勇者「地毛が金髪なのだし。バイオ4のレオンみたいにお願い」
騎士「はぁっ!!?」

89 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/17(日) 00:20:37 OQHH1iWg
騎士「ど、どうしてゲームキャラ・・・」
勇者「私が一番好きな男性キャラだから。あとこの飴美味ひい」っ飴ペロペロ
騎士「お、俺エージェントとか無理ですよ。あ、足とか上がらないし」
勇者「そうね、弱そうなレオン君。ファンに喧嘩うってるの?」
騎士「いや・・・・・あなたが______
勇者「けど周りを見て」
 「あれ、あの人さっきの人?!」  「なんか印象が全く違う・・・」 「けどダサイパーカー脱げよ」  
勇者「貴方、鏡を見てなかったの?顔が見えなくて気味悪かった」ペロペロ
勇者「少しマシになったね・・・」...ニッ
騎士「・・・・・あ///」ドキッ

90 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/17(日) 00:21:29 OQHH1iWg
        「君!そこの君、ちょっといいかな」
勇者「・・・なあに?」クルリ
義理父「随分可愛いね!何歳?ここの街の子?ねえ、良かったらお茶でもどうかな」
騎士「!」(コイツ母さんの新しい夫じゃなかったか?)
騎士「あ、アンタ嫁がいるんじゃない、か?」
義理父「ン?あーなんだ。俺のこと知っちゃってるわけ・・・・・ハッ、あんなのただのATMババアだよ」
義理父「適当におだてて金もらってるってわけ」
騎士「な、なっ・・・!?」

91 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/17(日) 00:22:44 OQHH1iWg
義理父「ま、こんなクズな俺だけどどうかな?顔は悪くないし一夜くらいどうだろう?」
義理父「見たところ経験無いようだし、優しくするよ?」壁ドン
勇者「・・・」っ飴ペロペロ
騎士「ど、どうして・・・しっ、し、幸せそうなんだぞ!やっと楽しく毎日が送れてそうで!」
騎士「俺みたいな・・・糞野郎の最悪な縛りもなくて・・・やっと新しい人生を・・・!!」
義理父「しつこいな。アイツのなんなんだ君は・・・・・ったく」
義理父「じゃあ言うけど。俺のおかげで楽しくアイツはやってんだろ?俺に感謝すべきじゃないのかな?」
騎士「だ、だ・・・黙れッ!!」ダッ

92 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/17(日) 00:24:28 OQHH1iWg
騎士母「・・・え?」チラッ
        ガンッ   キャーーッ  ワーワー
騎士母「な、なに。どうかしたの!?」
義理父「! ・・・わからない。彼がいきなり殴ってきて・・・」ポタポタ
騎士母「ッ!」キッ
騎士母「!? ア、アンタ騎士ね?どうして!?どうしてこんなヒドイことするの!!?」
騎士「ち、違う母さん。俺はっ」
騎士母「わかったわ!アタシのこと恨んでるんでしょう!そうなんでしょう!?」
騎士母「お金ならたくさんあげる!!お金に困ったらならあげるから!!だから・・・」

93 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/17(日) 00:25:10 OQHH1iWg
騎士母「やっと・・・・やっと見つけた私の幸せを・・・奪わないで・・・」グスッ ポロポロ
騎士母「恨んでるなら、謝るから・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」ポロポロ
騎士「あ、あぁ」
騎士「・・・・・ごめん・・・なさい・・・」...スタスタ
         「おい君!待つんだ」
義理父「なんだかわからないが・・・自分の母親は傷つけるなよ・・・」ニコッ
騎士「〜〜〜ッ!!!」ダダッ

94 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/17(日) 00:26:32 OQHH1iWg
勇者「・・・」ペロペロ.....バキィッ
勇者「またやっちゃった」ポイッ
勇者「飴は噛むものじゃない。ガムは飲み込むものじゃないのにすぐやっちゃう」スタスタ
義理父「あっ!君・・・・・っと」
騎士母「どうかしたの?」
義理父「・・・いや、なんでもないさ」(クソッ、逃げられちゃったな)

95 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/17(日) 00:27:08 OQHH1iWg
_ ホテル _
騎士「・・・」
勇者「そっちのベットは私の・・・涙とか鼻水で汚いと思うからもういいけど」
騎士「・・・ずび、ずびばせんっ」
勇者「なんで泣いてるの?」
騎士「くっぐやしくてっ、うぐっ、だって、だってあんな男に母さんが騙されてると思うとっうぐっ」
勇者「元ニートのくせに母親に同情とか」
勇者「意味がわからないのだけれど」

96 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/17(日) 00:28:06 OQHH1iWg
騎士「えぐっ」
 ____ 勇者さんの言う通りだ
      ついこの前まで、俺は母親を単なる道具にしか思ってなかった
      といっても会話はしない。毎朝母はテーブルに1万G置いてどこかに行く、それが日課だった
騎士「・・・・・」
勇者「ん?静かになった。窒息したのかな?」
 _____ 元々、10歳ぐらいの頃からあの人とのコミュニケーションは欠落していたのだ
       なんとも思わなかった。これからずっと、母が死ぬまで1日1万Gで普通に生きていける、人生は楽だ
騎士「あの人がいなくなって・・・貯金が尽きてきて・・・やっとわかった・・・そしてこうして旅をして・・・」
勇者「お 喋った」