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女勇者「コミュ症な騎士と組むことになった」
Part2


33 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/14(木) 22:00:45 e0io3acI
 = 3日後 = 
騎士「あ、あれ〜?こんなにむら村って遠かったかな・・・」
騎士(それにしもて・・・この荷物全部俺が持つのか。馬に持たせろよ・・・)ヨロヨロ
騎士「あの、道間違えてんさゃないdすかw?」
勇者「・・・・は?」
騎士「あ、な、なんでもないないです」
      カァーーーッ  キキーッ
騎士「あ!? まっ魔物だッ」

34 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/14(木) 22:01:58 e0io3acI
勇者「倒して」
騎士「は、はい!おりゃーーっ」
おおがらす「カァーーッ」
      ドカドカ   キィンキィンッ   ジャキッ
騎士「ぐふっ・・・ゆ、勇者さんも・・・手伝ってください・・・よぉ・・・」ヨロヨロ
勇者「私に命令しないで」ジャキンッ
騎士「ヒッ、た、大剣・・・」(な、なんだその始解残月みたいな大剣は・・・)

35 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/14(木) 22:06:36 e0io3acI
勇者「・・・」ツンツン
騎士「ちょ、いた、痛いそれ地味に痛い」
勇者「ん・・・・貴方、ちょっと耳が尖ってるのね。男の癖にヒゲとか生えてないし」
勇者「気持ち悪い」
騎士「今そんなこと気にしなくていいですから!魔物!魔物!」
勇者「私に命令しないで」ガンッ
騎士「」

36 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/14(木) 22:07:16 e0io3acI
騎士「」
勇者「やべっ、ベホイミ」
騎士「おっおっカラダが・・・!俺は一体・・・あ、ありしゃす!」ヒュウゥン
勇者「これくらいの魔物に手こずるなんて・・・」ヒュッ
 ___ その時、彼女が大剣を振り回した時
         確かに俺は見たんだ。ドラキーと共に空間までもが割けるところを
勇者「ぼーっとしないで。ほら、村だよ」

37 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/14(木) 22:09:35 e0io3acI
_ むら村 ____
勇者「ねえ、そのパーカーはなに?横を歩いてて私まで恥ずかしいんだけど」
勇者「10m後ろに下がって」
騎士「あっこれは・・・・えっと鎧買うお金無かったから・・・騎士パーカーって言ってフードかぶると・・・」バサッ
騎士「フードが鉄仮面みたいになるんです!」ドヤァ
勇者「へえ」ブンッ
騎士「おべばッ!?」バキィッ!
勇者「あれれ、鉄仮面なのにやわらかいのね」
騎士「これはフードだからっ、布で、布で出来てるんですよぉ・・・!」ポタポタ

38 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/14(木) 22:11:27 e0io3acI
_ 宿屋 _
勇者「ここね」ガチャッ
騎士(同じ部屋でいいってことは・・・・・・よほど俺、下に見られてるんだろうな・・・)
勇者「そういえば目的地だけれど。魔王城は最近突如海から出現した中央の大陸にあるみたい」
<ざっくり世界地図> ※一大陸面積はオーストラリア並
             北の大陸
     西の大陸    中央の大陸   東の大陸←イマココ
             南の大陸
勇者「ここから船で行ってもいいけど石垣やら荒潮やら台風が邪魔してるみたいだから」
騎士「えっと・・・・・あ、確か西の大陸からなら行けるんでしたっけ」
勇者「そうよ。貴方は先に泳いで行っててもいいけれど」

39 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/14(木) 22:14:33 e0io3acI
= 次の日 =
騎士「お、起きてください勇者さん。勇者さん」ユサユサ(や、やべぇww・・・女の子に触っちゃったよ・・・肩だけど)
騎士「おきてくだぶびゃばッ!?____ドギャァァッ
勇者「むにゃ・・・うるさい・・・zzZ」
勇者「うぅん・・・今日はもうずっと寝てるから・・・zzZ」
騎士「ええっ!?」
勇者「オマールにぃ・・・・んう、餌あげてきて・・・」

40 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/14(木) 22:16:17 e0io3acI
騎士「おまたせ!ほし草しかなかったけどいいかな?」
オマール「・・・」ムシャムシャ(ちょっと遅いんちゃう?)
子供「わあ、お馬さん」
騎士「・・・・・ぉう?だだり(誰)?」クルリ
子供「お兄ちゃん、お馬さんに乗ってきたの?」
騎士「え、いや・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うん」
子供「すっごーーい!」

41 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/14(木) 22:17:47 e0io3acI
子供「ぼくたちはこの宿まで歩いてきたんだ!パパとママとね」
騎士「へ、へぇ・・・」(落ち着け落ち着け俺ステンバーイ。話題を、話題を提供・・・)
騎士「疲れない?」ニ、ニコリ
子供「ううん。パパとママがおぶってくれるから!」にこー
騎士「ほ、ほぉん・・・そっかぁー・・・あぁー・・・・・」
 ____ 家族か。俺はおぶってくれたことも手も繋いでくれたこともなかったっけ

42 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/14(木) 22:19:50 e0io3acI
       「こら、すいませんね、うちのこが〜もぉ〜」
騎士「いぃーいいんですー!いいんですばい!」アタフタ
子供「ばいばいお兄ちゃん。ぼうけん、がんばってね!」
騎士「うん、がんばる、と思うっ」
オマール「ブル」(何だお前根性なしだな)
           __ 〜〜〜 夜 〜〜〜 __
 ワーワー  ウワーワー  ワーワー
騎士「んん?騒がしいな」パチクリ
騎士「わっやべ、馬小屋で寝てた!」

43 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/14(木) 22:20:45 e0io3acI
山賊頭「ギャハハハハハ。女共は拐え!一応子供だろうと男女問わずひっとらえろ!」
山賊頭「どこかの奴に需要はあると思うからなぁ!!」
山賊A「さっすが頭!大人の男共はどうしましょう」
山賊頭「全員まとめてから殺せ!ギャハハハハハ」
           キャーーッ  タスケテー  ワーワー  ギャーーーーッ
騎士「あわわわわ。テンプレ山賊が村を襲ってんじゃん・・・」ガクガク
オマール(おっ、やべぇ、110番だな!)

44 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/14(木) 22:22:19 e0io3acI
騎士「そ、そうだ勇者さんは・・・・・・まだ宿屋に?」
山賊B「ギャハッ、次は宿屋だ。客がいるかもしれねぇ・・・」
山賊C「行くぞお前等ーーー!」
山賊A「うひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ」
騎士「ま、まずい!このままじゃ・・・・や、やあぁぁめぇぇぇろおぉぉぉぉ!!」ダダダッ
オマール「ブルッ!?」(おい、待てゐ!三人に勝てるわけないだろ!)

51 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 22:25:03 oYo9IsCU
______________________
山賊頭「何がなんでもこの宿屋を守りたいらしいなぁ、えぇ?誰か居るのかよ」ゲシゲシッ
騎士「うぐ・・・ッ。ぐあっ」(クソッ、こんなことなら逃げときゃ良かった・・・)
山賊A「なんだァ、お前。顔真っ赤で睨んできやがって」
山賊B「何か言えやおらァッこのロン毛むしろとっぞアア!?」ガンッ
騎士「ごはぁッ」
騎士(あ、あの宿屋には、あの性悪女勇者と、あの子がいるんだ・・・)
騎士「ぜってぇ・・・・行かせないぃッ・・・!」(カッコいいなあ、今の
俺。最後くらい・・・カッコつけたって)

52 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 22:26:36 oYo9IsCU
山賊頭「なんだか知らんがコイツは俺が縛っておく。お前等は宿屋に行きな」
            「「「 はい! 」」」
騎士「や、やめろおおっ」ガシッ
山賊A「なっなんだ離せっ!!コイツッ!」ガンッ!ガンッ!
山賊B「ん?お、おい!あれ見ろよ!」
山賊B「宿屋の2階の窓!なんかニヤニヤしながらこっち見てる子がいるぞー」
勇者「あ、もう終わりなの。んん・・・・ふわぁーあ」ニヤニヤ
騎士(あ、あの野郎ッ)

53 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 22:27:31 oYo9IsCU
勇者「ほっ」タンッ
        シュタッ
勇者「きゃーなんてひどいことをゆるせなーい」
騎士(な、なんてやつだ・・・・・眺めてたくせに・・・てかそれより・・・眺めてる暇会ったら・・・ここに来るより_____)
騎士「に、逃げ・・・逃げてください・・・!」ヨロッ
勇者「・・・ん」

54 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 22:28:35 oYo9IsCU
山賊頭「ほお、こりゃ可愛らしい嬢さんだ。カネになるぜェ」
山賊頭「野郎共!怪我のないようにひっとらえなァ!!」
       「「「イィーーーッ!!」」」
騎士「なっ!?ゆ、勇者さん逃げゴボラフッ!!?」ドギャアアッ
勇者「私に命令しないで」
騎士「」

55 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 22:29:56 oYo9IsCU
勇者「さてと。よくも私のどr・・・・騎士を・・・許せる・・・」
山賊A「許せるの!?」
勇者「はい、じゃあ【おすわり】」
山賊ABC「「「!!!」」」ビシィーーーッ
山賊頭「え」
山賊頭「な、なにこの小娘の言うこと聞いてんだテメェ等!」

56 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 22:31:37 oYo9IsCU
山賊A「け、けど頭!」ビシーッ
山賊B「体がかってに・・・何故か・・・」ビシーッ
山賊C「おすわりしてるんだよォ!」ビシーッ
 _____ それはなんとも綺麗な体制の『おすわり』だった。イヌと張り合えるんじゃないかってくらい
山賊頭「ま・・・魔術か?妖術か?一体ウチの子分に何をしやがった!!」
勇者「ふ、ふ、ふ」
勇者「別に魔術でも妖術でもないけどね」
騎士「凄い・・・」

57 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 22:33:14 oYo9IsCU
勇者「『超能力』みたいなものかな」
勇者「産まれながらにしての支配者。私に従わない人間は居ない」
山賊頭「な・・・・」
勇者「あ、前言撤回」
勇者「このナイト君を殺せば前言撤回を撤回できるんだけどな」ジャキンッ
騎士「ひっ!?」
騎士(ってことは俺には効かないってことか・・・?)

58 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 22:35:05 oYo9IsCU
勇者「さあ、聴従しなさい。私の言葉全てに・・・・・」ビシーン
 _____ そう言って何やらポーズを決める勇者。彼女にとってキメ台詞なのだろうか
勇者(決まった・・・)ムフッ
山賊頭「こ、このやろおおおおおおお!」ダダッ
勇者【ころべ】
山賊頭「ほげーーーーーっ」ビターーーン
勇者「山賊、海賊、空族とあるけどさ。中でも貴方達が一番汚いよね」
勇者「ということで」
勇者【その汚れた体を仲間同士でなめ合いなさい】

59 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 22:36:06 oYo9IsCU
= 次の日 =
 レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ
村人「ありがとうございます。おかげで村は救われました」
村人「魔王が現れる時。勇者も共に現れると聞きますが・・・・・ふむ、貴女は真の勇者です。貴女なら魔王を倒せる・・・・!」
 レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ
勇者「いつまで舐め合ってるの【森にお帰り】
    「「「「・・・・・はい・・・・・」」」」
村人「え、か、返してしまうのですか!?」
勇者「うん。きっともう、あの4人はこの後首吊って死ぬか更生して真人間になると思うから大丈夫」
騎士(いやいやいやいや)

60 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 22:39:06 oYo9IsCU
村人「お礼をしたいのですが」
勇者「いらない」
村人「し、しかし」
勇者「いらないったらいらない。二度も言わせないで【きえて】
騎士「え・・・あ、お礼、いらないんですか・・・?」スタタッ
勇者「こんな汚い村の『お礼』なんてたかが知れてるし」スタスタ
騎士「・・・そんな」(勇者といったらお礼でもてなされるのがデフォなのに)

61 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 22:41:04 oYo9IsCU
騎士「あのー・・・えっと、昨夜の勇者さんの超能力って・・・」
騎士「俺にはきくぁ、き、効かないんですよね?」
勇者「名づけて『サブミッシブ』、意味は従順。聴従はフォーリングアドバイスだけど
   どう略称しようともかっこよくなさそうなの。フォアドだとメアドみたいだし、リンバイだと中国の街名みたい」
騎士「はあ」(話を逸らした・・・て、ってことはコイツの弱点は俺ってわけか。フヒッw)
勇者「ん。なんかイヤなこと考えてそう」

62 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 22:42:44 oYo9IsCU
勇者「さ、行こうかオマール。次の街まで」
オマール「ヒヒーン!」(エンジン全開!)
騎士「く・・・え、ちょ、まさかまた走るつもりじゃ・・・」
勇者「そうね、可愛そうだからヒモにくくってあげてもいいけれど」
騎士「喜んで走らせて頂きます!」
           「待って!お兄ちゃん」
騎士「へ?え、あ、おっ」キョロキョロ
子供「こっちこっち」

63 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 22:43:45 oYo9IsCU
 ____ え、な、なんだ。ちょ、勇者行っちゃってるのに
子供「ありがとう。見てたよ、お兄ちゃん、お姉ちゃん、ぼくたち守ってくれたんだよね」
騎士「あ・・・う、うん・・・」
子供「ありがとう!すっごいかっこよかったよ!」ニコー
 ____ その後、俺の勇姿?を見ていた人達が俺を称えまくるので
      俺は恥ずかしくて逃げたのだった
騎士「____ッ!///」ダダッ
 ____ 人に褒められるなんて久々すぎる。恥ずい、ヤバい
勇者「なっ!? オマールのスピードについてこれるなんて・・・」
オマール「!?」

64 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 22:45:00 oYo9IsCU
勇者「お オマール。スピードをあげて」
オマール「! ヒ、ヒヒーンッ」(いくぞおおおおおおお!)パカラッ パカラッ
騎士「え、ちょ、まっ、う、うおおおおおお!」ダダダッ
 ____ もしかしたらだけど
      この勇者も恥ずかしいのかもしれない
      人から褒められる、尊敬されるのが・・・・・ただ、恥ずかしかっただけなのかもしれない

65 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 22:49:50 oYo9IsCU
また明日
あと勇者が能力使う時には
【 】
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66 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 23:04:56 gpdSvElw
乙ですー

67 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/15(金) 23:59:01 B.JJkzLk
中国の街名で笑ってもーたw

68 : 以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/16(土) 13:38:29 B/0UsjRA
続きが楽しみ