Part15
456 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 16:52:06
CoNnfh2k
= 3年前 =
----- 主にリストラされた私は職を失くし...家族に報告出来る事もできず人間界を彷徨っていました...
伊布「・・・」キーコ...キーコ...
「おじさん、昼間からブランコですか?」
召喚士「えへへっ私、召喚士って言うんですけど」
----- こんな醜い中年に声をかけてくれた
召喚士「契約金1万G!私と契約して私の召喚獣になりませんか!?」ニコニコ
== 現在 ==
勇者「援交みたいな出会いね」
騎士「しーっ!」
457 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 16:54:05
CoNnfh2k
召喚士「い、嫌だ・・・なんで・・・」
伊布「もう悔いはありません・・・息子の大学合格の通知も来たので・・・」
____ やめて
伊布「さようなら」
____ 伊布さんが死んだら.....私はまた....もっと....
賢者「召喚獣が死ぬか愚か者!」
召喚士「!?」
458 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 16:56:09
CoNnfh2k
召喚士「こ、ここは?私、さ、さっきまで」キョロキョロ
賢者「お前の精神世界だ。バトル漫画でこういう展開あるだろ察しろ」
召喚士「賢者様・・・」
賢者「先程から見ていれば貴様は我に似て臆病な娘だな」
召喚士「う・・・」
賢者「貴様が召喚士になったのは何故だ?ノリか?ノリでなったのか?」
賢者「違うだろう」
____ ここは孤児院の近くにあった病院....ああ...
459 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 16:58:12
CoNnfh2k
召喚士「いやだっ死んじゃいや」
「しょーか・・・泣かないでよ・・・みんな我慢してるんだぜ?」
召喚士「ううっ・・・やだやだやだ!」
「それに死ぬのはまだ先だよ・・・ケホッ、治らない病気だし・・・」
_______________
召喚士「あれは・・・私・・・」
____ そこにいたのは親友のベットにすがりつく幼き私の姿
賢者「不治の病だったらしいな」
460 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 16:59:02
CoNnfh2k
「しょーか。僕が死んでもお前はS級・・・えっと召喚士になるんだよ?っていうかなれ」
召喚士「やだ!一緒になるって言うたやん!」
「我儘な子だな・・・お前は魔物と仲良く慣れるんだ・・・簡単じゃないか・・・」
召喚士「だから一緒に!一緒がええもん!」
「一緒は無理だ。だからこそなってほしい・・・なって悪い奴等を倒そうって」
召喚士「・・・・うう」
「わかってくれたか?」
_______________
召喚士「・・・・・私、私は」
461 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 16:59:38
CoNnfh2k
賢者「・・・・・たかが鉄くずで出来たガラクタに怯んでどうするのだ」
賢者「救えなかったのは確かに貴様が臆病だから、しかし」
賢者「後悔してるのは貴様だけじゃない、騎士や勇者だって同じだ」
召喚士「・・・はい」
賢者「それでもあの二人は乗り越えて今を生きている」
賢者「怯むな・・・恐れるな・・・いつまで立ち止まっていると救える命も救えんぞ」
「そうだぜ、しょーか」
召喚士「!」
462 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:00:34
CoNnfh2k
「僕達はお前をいつでも見守ってるさ」
召喚士「・・・っ」ウルッ
「見せてくれよな、S級になってる姿を」
召喚士「うん・・・!わかった・・・がんばる」ポロポロ
賢者「・・・フッ」
賢者「さて、行け!誇り高き我が夫、勇者とこの神聖なる我の血統よ!」
召喚士「はい!」
召喚士「ン?は・・・い・・・?!」
463 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:01:29
CoNnfh2k
=========================
召喚士「・・・」ユラリ
騎士「お、起きた!」タッタッタッタ
召喚士「ここは・・・なにここスマブラの終点みたい・・・」キョロキョロ
騎士「それさっき俺が言った!」タッタッタッ
騎士「ディアボロスとは勇者さんが戦ってる!いきなり気絶したから・・・いま逃げてて・・・!」タッタッタッタ
召喚士「ありがと。よっと」シュタッ
騎士「? な・・・なんか付き物が落ちた感じだけど・・・」
召喚士「せやろせやろ」フフン
464 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:02:38
CoNnfh2k
召喚士「もう迷わないから」
召喚士「私は伝説の召喚獣を手に入れてS級召喚士になる!」どんっ
騎士「!」ビクッ
____ 海賊王になる並の気迫を見せつける
伊布「よ、良かった・・・お嬢様・・・」
召喚士「息子さん、今度は就職活動を応援しなきゃね」
ぼふんっ
召喚士「良しっ行こうか!」キッ
465 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:03:26
CoNnfh2k
ディアボロス「中々面白い人間も居たものだ・・・地上に出るのも悪くない・・・」
ディアボロス「滅びれば・・・いや、滅ぼしてしまうのもな・・・」
勇者「自己中心的な発言はやめてくれない?」
勇者「中心は私なんだから」ビシッ
「勇者ーーーー!」
勇者「! ・・・しょーか」
召喚士「はあっ・・・はあっ・・・もうコイツと戦わなくて大丈夫・・・」ゼェゼェ
ディアボロス「なに?」
466 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:04:21
CoNnfh2k
召喚士「ここからは私が戦うから・・・大丈夫・・・」
勇者「? ・・・ふん、まあ疲れたしチェンジ」パシッ
ディアボロス「気が狂ったか小娘」
召喚士「ええ、狂ったかもしれません」
召喚士「最近スランプに陥ってましたからね。ランプだけに」ドヤア
勇者「つまんな」
騎士「しーっ、勇者さん!ドヤ顔の人にそんなこと言っちゃ駄目ですよ!」
____ 騎士君。君が一番人を傷つけているんだよ?
467 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:05:48
CoNnfh2k
ディアボロス「ほう・・・たった今、貴様の過去を閲覧したが・・・無様だな」
召喚士「便利な魔法ですね〜教えてもらえませんか」
ディアボロス「親も居ず。そして愛しき男を失い。呪いとも言える夢のため、自らを隠し学園生活・・・
そして目の前で救えぬ同族を見て激しい自己嫌悪に襲われる」
召喚士「・・・・・」
ディアボロス「貴様は生かしておくとするか。貴様の前でまた人間を殺めてやろう」ニヤッ
召喚士「そんな事させませんよ」ニコッ
468 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:07:31
CoNnfh2k
ディアボロス「させまいといくら努力しようと・・・無駄だ」
召喚士「無駄じゃないです」ニコニコ
ディアボロス「無駄だ。自分の力量もわからんのか」
召喚士「無駄じゃありませんってば〜」ニコニコ
ディアボロス「無駄だと言っている。無駄無駄無駄」
召喚士「無駄でも無駄でも無駄でも無駄でもありませんって!もお〜!」ニコニコ
ディアボロス「だからむ________
召喚士「うっとうしいわ!無駄ちゃう言うとるやろがこんっっんのクソカスがァッ!!!」クワッ
ディアボロス「!?」ビクッ
469 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:08:38
CoNnfh2k
召喚士「くどいねん。くどいねん。くっどいわ!無駄無駄言うてええんわジョルノだけや!」
ディアボロス「我にたてつくか・・・愚かな人間が・・・」
召喚士「閉じこもったままのヒッキーがえっらそうに・・・」
ディアボロス「黙れよ。一瞬で消し炭にするぞ・・・貴様とて偉そうに語るなよ・・・
何がきっかけで吹っ切れたかは知らぬが、うざったいな・・・」
召喚士「うざったいのはおどれや」
騎士「・・・あ、会ったばかりの時のしょーかだ。いや、それ以上・・・・・」
470 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:09:41
CoNnfh2k
ディアボロス「貴様は吹っ切れたつもりでも、所詮人間など進化が止まった生物」
「 変われはしない 」
召喚士「・・・確かに」
召喚士「この目で死んでもうた人達を引きずるし、夢にも出てきてまうやろな」
召喚士「けど人は変われますよ」
ディアボロス「ハッ.......もはや話す時間すら惜しい」キュイーーーーンッ....ジジジッ
召喚士「進化すら出来ないのはディアボロス・・・貴方だ・・・」スッ
召喚士「こんな暗い場所にいつまでも閉じこもったまま・・・何もわからないくせに他人を見下すんだから・・・」
召喚士「そんな貴方の一番の弱点は闇だ」
____ 私がディアボロスより先に放った魔法は『ブライン』
敵を暗闇状態にし、錯乱させる魔法。こんな魔法は雑魚にしか効かないのが常識だが
471 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:12:39
CoNnfh2k
ディアボロス「ぐっ、見えぬ!何も見えぬぞ!」ブンッブンッ
ディアボロス「何故だ!何故こんな下級魔法が我に!!」
召喚士「暗いところに居て闇になれたつもりだった?」
召喚士「独りな自分には闇がお似合いだと思った?」
ディアボロス「ぐああああああっ見えない!何故だ!見えないウウッ、グアアアア!」
召喚士「これは人にも言えるけど・・・」
召喚士「そんな人間が一番恐れてるのは結局の所・・・闇なんだよ・・・」
騎士(俺もそうだった・・・)
472 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:13:13
CoNnfh2k
召喚士「私と一緒に来よう」スッ
ディアボロス「うぐっ・・・うああ・・・あ」
召喚士「外はイラつほど、むかつくほど光りに包まれてるけど・・・変われるよ」
ディアボロス「黙れ!女神にでもなったつ・・・うぐっ・・・出てこいデビル達!」
____ 彼は自らの闇で作った傀儡を無限に発生させる
召喚士「・・・・・」
ディアボロス「そこの人間共も只では済むまいっ・・・・ぐ・・・うう・・・」
473 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:15:21
CoNnfh2k
勇者「くっ・・・ギガデインッ」
バチィンッ! バババババババッ
騎士「ぎゃああああっ噛むッコイツ噛んでくる・・・このっ!」ドカッ バキッ
キシャーッ シネーッ キエローッ ニンゲンメーッ ニンゲンコロセーッ ウキキキキッ キエーッ
召喚士「すうぅーーーーっ!」
____ 出来ればこの力を使うと今までのシーンが調子乗ってるみたいに思われるから...
召喚士(あまり使いたくなかったんだけどね)
召喚士【静まれええええええええええええええええええええっ!!!】
「「「 ! ? 」」」
474 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:17:22
CoNnfh2k
騎士「静まった・・・今の声圧・・・」
勇者「まさか・・・!」
召喚士「今のサブミッシブじゃダンブルドアみたいかな?あはは・・・」
____ 伝説の勇者と賢者の代.召喚士。能力は魔物を聴従させること
ディアボロス「・・・ばか、な」
召喚士「出来れば使いたくなかったよ。貴方とは話し合いで召喚獣にさせたかった・・・」
ディアボロス「クッ・・・従うしか選択肢が無いか」
ディアボロス「いいだろう。人間。サインはシャーペンでもいいか」
召喚士「出来ればペンで」
475 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:18:34
CoNnfh2k
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魔王「あ!戻ってきた!」
召喚士「ただいまっ」
勇者「・・・」 騎士「ただいま」
勇者「言っておくけど能力持ってるからって調子に乗らないこと。いい?」コソッ
召喚士「はいはい」
____ こうして.....私の目的に終止符がうたれた
夢は叶い、悩みも消え.....私の物語は全て終わっていた....
476 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:20:03
CoNnfh2k
魔王「〜〜〜♪」モグモグ
騎士「何を食べてるの?」
魔王「うんっお腹すいてたからサラダ食べてるの」
____ 彼女は真っ赤なレタスを頬張りながらキュートに微笑む
召喚士「・・・なんかトマト多すぎじゃない?」
騎士「トマトドレッシング使ったんじゃないかな」
勇者「!」
477 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:20:54
CoNnfh2k
パカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッ
勇者「はあっ・・・はあっ・・・」
『念の為に明日も会いましょう。場所はまたここ』
勇者「オマール!急いで!」クイッ
オマール「ヒン!」(シュバルゴ!)
『わかった。もし俺が居なかったら死んだと思ってくれてもいい』
勇者(まさか・・・ますお・・・私達をランプを入れて時間稼ぎに・・・)
478 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:21:28
CoNnfh2k
___ カレー屋GOGO壱 ____
勇者「っはあ・・・【ここに巨漢な男は来た?】」
店員「はい」
勇者【何処に行った】
店員「外に居た子を見つけてどこかに。そこからはわかりません」
....... 街中でサブミッシブを乱用する
「裏手に行くのを見ました」 「あちらです」
勇者「・・・・・ここにバトマスが」
479 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:22:53
CoNnfh2k
勇者「__________」
...... 彼女は考える。仮説として、もし、殺すことによって能力を奪えるのなら
勇者「きっと死体をバトマスの力によってバトマスの遺体を細胞から細かに消す筈・・・」
...... 能力者に能力は効かない。だが死んで奪われたのなら...それはもはやただの一般人...能力は効く
勇者「完全犯罪・・・いや、私の親戚なら何かしら残す筈・・・」
オマール「ヒ〜ン?ブルルッ」チャリンッ(なんだこれは〜証拠物件として押収するからな〜)
勇者「オマール?何それ・・・あ・・・」
...... オマールは首の長さを利用しで木に引っかかった写真付きペンダントを取る
勇者「ありがとうオマール・・・私の身長じゃ気付かなかったよ・・・」ナデナデ
オマール「ヒーン」(いや、そんな・・・///)
480 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:23:30
CoNnfh2k
勇者「この写真・・・」
...... 写真には中華服を着た童顔な少年が写っていた
勇者「ファイター・・・ね。間違いない」ギュッ
勇者「バトマス・・・・・貴方は・・・・・」
..... 風が吹き、砂利が巻き上がる
しかしそれは砂利だけでなく、バトマスの肉片も混ざっている
勇者「ごめんなさい・・・・・貴方を土に埋めるには時間がかかるどころじゃないから」
勇者「だけどかたきはうつよ」
481 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:24:06
CoNnfh2k
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パイロット「航空機の準備が出来ました!これで貴方達を西大陸に連れて行けるであります!」
勇者「・・・・・さようなら」
騎士「俺は・・・パートナー役だけどついてかなくていいの、かな」
魔王「ええーっお姉ちゃん行っちゃうの?」
_____ 私が魔王討伐まで参加することはない。このまま飛行機で魔法学園まで行けば旅は終了
無事に私はS級召喚士になり、夢を叶えられることになる
召喚士(それで終わりなんて嫌だ)
召喚士「わ、私も行くよ!」
召喚士「私も魔王討伐に参加する!」
482 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/09/01(月) 17:24:42
CoNnfh2k
召喚士「私も勇者や騎士君の役に立ちたい!いい・・・かな」
勇者「もしかして帰ろうとしていたの?」
勇者「貴女は私の奴隷なんだからついてくるのは当たり前よ」
召喚士「な・・・なんやその言い方!ありがとくらい言えや!」
勇者「私に命令しないで」
召喚士「この〜っ騎士君もなんとか言えや!」
騎士「あはは」
召喚士「何があははや!コミュ症!」