Part13
394 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/28(木) 21:11:46
M5GItBDA
=== 宿 ===
____ 久しぶりにみんなに語れる気がする。騎士です
騎士「・・・」
魔王「〜〜〜♪」
____ 勇者さんとしょーかがデートをするなか、俺は幼女とふたりきりであった
騎士「・・・」ジッ
____ 無邪気な顔、バタバタさせる小さく柔らかそうな足
なんだよみんなその顔は...事案だって言いたいのか?
395 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/28(木) 21:12:39
M5GItBDA
_____ まってくれ これは決して視姦などではない
『騎士、まゆゆから目を離さないこと』
騎士(そうだ、俺は勇者さんに頼まれたから目を離さないだけ離さないだけ離さないだけ離さないだけ離さないだけ離さないだけ)ジー
魔王「あついー」メクリメクリ
騎士「ああ!_?」
魔王「!?」ビクッ
騎士「あ、ご、ごめん。驚かせて・・・アイス買ってくるよ」
_____ 思わず女性が苦手な声優さんみたいな発狂の仕方をしてしまった
魔王「あっまおうもいくー!」
396 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/28(木) 21:13:54
M5GItBDA
騎士「なにがいい?かき氷系かクリーム系がシャーベット系か棒系か棒系か棒系か」
魔王「お兄ちゃんのおまかせでいいよ」
_____ 迷わずジャージー牛乳アイス棒を選択
魔王「お兄ちゃんは食べないの?」ペロペロ
騎士「・・・・・」ジー
魔王「? お兄ちゃん?あ・・・溶けちゃう。あむっ」ハムッ
騎士「あぁ・・・あ、俺はいいや。見てるだけで」
397 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/28(木) 21:14:53
M5GItBDA
_____ 髪の色と眼の色は俺と同じだ...耳の形状も...しかし性格や顔つきも違うし...まあ異性だし当たり前か
魔王「〜〜〜♪」レロレロ
騎士「はあ・・・はあ・・・」
_____ 俺の知っている両親は本当の両親ではない
母が言うに俺は父が川で拾い、勝手に自分に押し付けてどっかに言った、みたいな
魔王「・・・・・」
_____ さっきから彼女は俺に話しかけてくれても目を合わせてくれない
もう!人と目を合して話すのは常識ですよ常識!ははは、まあまだ小さいから仕方ないね
398 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/28(木) 21:17:41
M5GItBDA
騎士(・・・俺の事苦手なのかな。俺はこんなに気に入ってるのに、しゃぶりつk・・・妹にしたいくらいもう大好きなのに)
騎士(駄目だ、何故か見ている秒数のぶんだけ愛情が湧いてきちゃう)
騎士(なんで下をみるんだい?)
騎士(ひどいよ)
騎士(こんなに愛してるのに君はそうやって)
騎士(ねえ、なんで、なんで、ねえ!なんで!?)
399 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/28(木) 21:18:56
M5GItBDA
魔王「・・・・・」
...... 思い出す記憶は母との記憶
『まおう、あなたは優しくなりなさい。名前とあなたの父親にとらわれてはだめ』
魔王「・・・・・う〜」
騎士「!? だ、大丈夫?」
..... 彼、騎士の優しい顔を見ると思い出してしまう母親の顔
『 まおう あなたは優しいくなれる 』
魔王「だ、大丈夫・・・ちょっと・・・ね・・・」
400 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/28(木) 21:19:54
M5GItBDA
騎士「ごめん、こんな気持ち悪いお兄ちゃん嫌だよね・・・勇者さん・・・あと少しで帰ってくるから」スタスタ...
魔王「え?そ、そんなことないよ!お兄ちゃんは大好きだよ!」
騎士「ほんとう!?」クルッ!
魔王「ほんとう!」バンザイ!
騎士「嘘だ!?」ビシッ!
魔王「嘘じゃないよ!マジだよ!」ウデブンブン!
騎士「マジで!?」クワッ
魔王「まじまじ!まーじまじまじーろ!えいっ」ダキッ ギューッ
騎士「よっしゃあ!」ガッツポーズ!
_____ 俺に妹が出来ました
401 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/28(木) 21:31:21
M5GItBDA
### 可能性としてのBADEND 1 ###
騎士「彼女は俺の妹なんです」
騎士「えw?だから・・・だから大事な妹なんで不埒なことなんてしてませんよ」
騎士「それより俺の妹は?どこなんですか」
騎士「わかった。アンタ俺の妹を隠してるんだ!」
騎士「警部さん!いいから出してくれよ!俺の妹は!?出せッ出せよ!」
また明日書きます。色々と申し訳ありませんでした
402 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/28(木) 22:01:17 xXX/FS3w
乙乙!
騎士ェ…
403 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/28(木) 23:42:28 8gXHmn3A
騎士の変態度がノンストップ上昇中wwwしかし嫌いにはなれないんだよな…ww
404 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/29(金) 01:01:14 18H4XajA
マージマジマジーロとか懐かしすぎワロタ
405 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:20:57
gucS4GNc
____ 市場街 _____
召喚士「・・・ひっぐ・・・えぐ・・・うう・・・」ヨチヨチ
勇者「騎士はもっと速く走れた」
召喚士「降りてよぉ・・・・うう・・・」ヨチヨチ
???「おい。やめてやれ」
勇者「あ?」
406 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:21:49
gucS4GNc
???「お前が伝説の勇者と魔法使いの代か」
勇者(野次馬が・・・)
勇者【消えろ】
しーーーーーーん
召喚士「あれ・・・効いてないよ?」
???「能力者同士は効かないんだ。知らなかったか」
勇者「!?」
407 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:23:01
gucS4GNc
勇者「!」チャキッ
召喚士「勇者!この人!」バッ
バトマス「・・・・・俺は伝説の勇者と盗賊の代。お前の事は新聞で見たので声をかけてみた」
勇者「名前は」
バトマス「バトルマスター」
_____ まるで一昔前のジャンプ主人公のような筋肉つき、身長は2Mはあるかのような巨体
そして冷めた目つき、勇者にそっくりだった
召喚士(きっと私を見下しているのだろう・・・なぜなら私は今ブタの耳としっぽを装着している)
召喚士「っていつの間に!?」
408 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:24:14
gucS4GNc
騎士「へえ、で、貴方はなにか能力が使えるのかしら」
バトマス【成長しろ】
_____ 彼は近くの花屋に命令した.....すると
ニョキニョキニョキニョキニョキニョキ!
召喚士「!? チューリップが!」
バトマス「俺は植物などを従えられる。もちろん限度があるがな」
バトマス「今のでチューリップは土の栄誉や水を吸い尽くしてしまった。残り3分も満たずに枯れるだろう」
勇者「・・・・・・」
409 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:26:03
gucS4GNc
勇者「ダウト。本当は植物以外も命令できるんじゃない」
召喚士「えっ植物以外って???」
バトマス「フッ・・・バレたか。そうだ、俺は様々なものを聴従できる」
子供「〜〜〜♪」タッタッタ
____ 風船を持った子供が私達の横を楽しそうに口ずさみながら通りすがる
バトマス【破裂しろ】
パァンッ!
子供「!? ふ、風船が割れちゃった」ビクッ
410 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:26:52
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子供「うわあああああんんぼくの風船がああああああ」ビエー
召喚士「! ちょ、ちょっと可哀想やろ!」
バトマス「わかってる。泣くなクソガキ、100円でヘリウム入った方を買いな」チャリンッ
子供「え・・・あ・・・うん。ありがと」タッタッタ
バトマス「それに植物屋の店員にも後でチューリップ代は払う」
_____ 強面の顔だが根は優男みたいだった
411 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:29:09
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勇者「原子や分子・・・科学はよくわからないけれど、そこら辺かな」
バトマス「ああ、さすがに怖くて思うように聴従させられないがな」
_____ 元素記号表。水兵リーベ僕の船でお馴染みのあれ
彼はそれを全て従えられてしまうらしい・・・恐ろしすぎる
勇者「こわい身内もいたものね」
バトマス「お前は人間を従えられるんだろう。似たものさ」
勇者・バトマス「ふふっ、はははははは」
召喚士「なにこの人達・・・」
412 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:35:06
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____ カレー屋GOGO壱 ____
____ 立ち話もなんなので近くのお店に入り
『伝説の勇者と武闘家の代』ファイターの話を聞くことに
バトマス「ああ、ファイターと俺は親友だった・・・」
勇者「そのファイターは一体なんの能力を?」
バトマス「アイツは自分を従えられる。簡単にいえば完璧な自己暗示能力だ」
勇者「自分を従わせる・・・」
ほわわーん
413 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:36:01
gucS4GNc
(例)
男(うう・・・この女殺したいけど決心がつかないよ・・・)
そんな時には!
男【アイツを殺せ!俺!】
女「ん?ぎゃっ、く・・・首が締ま・・・」
男「フーッフーッ!死ねッ死ね死ね死ね死ね死ね死ね」ググググッ
女「」チーン
男「や、やっちゃった・・・体が命令通りに・・・はっはは・・・あーっはっはっは!!」
恥ずかしがり屋や、決心があまりつけられない貴方!
この超能力さえあれば体が勝手に行動してくれるぞ!脳にも命令できるので性格イメチェンも可能!
414 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:39:10
gucS4GNc
勇者(こんな感じかな)
バトマス「あ、ああ・・・」
バトマス「しかし3人も殺されたのか・・・残り3人のうち2人は俺とお前・・・」
召喚士「残りの1人はどこに居るんでしょうか」
バトマス「さあな。俺にもわからない」
415 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:40:31
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召喚士「あ!そういえばさっき、能力者同士は効かないとか言ってましたけど」
バトマス「ああ・・・そのことか」
バトマス「俺の勝手な見解だがな。その昔、ファイターと喧嘩をしたときのことだった」
____________________________________
バトマス「てめえ・・・!」
ファイター「ハッハッハ。この私に勝てるアルかな?」
〜〜〜 親戚同士の付き合いもあってかよく会う仲でな。喧嘩もしょっちゅうだった
俺は巨体で顔が怖いだろ。逆にアイツは男のくせに小さく可愛い顔をしていてな
416 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:42:00
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バトマス「【固まれ!】」
ファイター「!」
〜〜〜 俺はカッとなってやつの体内の血をかたませようとした
しかし効果はなかった
ファイター「私に能力を使うとはひどいアル・・・」ウルッ
バトマス「す、すまん」
417 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:43:04
gucS4GNc
____________________________________
バトマス「俺はあいつの体内のあらゆるものに命令したが効かなかった」
バトマス「また決闘を申し込んだが____」
バトマス「クッ!」ガンッ!
バトマス「勝手に殺されやがって・・・!」
_____ 悲しみにひたるアイマスさん。きっと二人はいい恋人になれたであろう
勇者「・・・召喚士さん。いま最後おかしくなかった?」
召喚士「ん、なんのこと?」
418 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:44:28
gucS4GNc
勇者「ともかく貴方も気をつけて・・・犯人は金色幼女、瞳はグリーン」
召喚士「! そ、それって」
バトマス「ああ・・・わかった。襲ってきたら迷わず殺す」グッ...
_____ そうして私達は店を後にして宿に戻ることに
召喚士「ちょっと!さっきのって!」タッタッタ
勇者「新聞に書いてあったことよ」スタスタ
勇者「別にまだ・・・・・まかおって決まったわけじゃないし」スタスタ
召喚士「いや、まおうだけど」
419 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:45:52
gucS4GNc
勇者(それより気になったのは能力者同士は効かないということ)
勇者(しょーかは邪念で気付かなかったみたいだけれど・・・もし超能力者同士が効かないのなら・・・)
勇者(私のサブミッシブが効かなかった3人はどうなる?)
騎士 魔王 召喚士
勇者(考えられるのは1人、私の親戚であり・・・残りの2人は・・・人間では無いか何かの能力者・・・)
勇者「・・・・・わからない」ボソッ
召喚士「?」
420 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:48:32
gucS4GNc
= 宿 =
召喚士「たっただいまー」ガチャッ
勇者「ただいま」
騎士・魔王「あーるぷーすいちまんじゃーくこーやぎのうーえで♪」パチンッパチンッパチンッグッグッ
騎士「あ。お帰り二人共」ニコーッ
魔王「おかえりーっ!」ニコーッ
召喚士「やっぱり二人共兄妹だよ・・・絶対・・・」
勇者「事案」
421 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:49:36
gucS4GNc
= その日の夜 =
召喚士「うう・・・」
『お前のせいで俺は死んだ!』 『悲鳴が聞こえなかったのか!?』 『ひどいよー・・・』
召喚士「うあ・・あ・・」
『おかげで蜂の巣だ!見ろよこの無残な姿よお!』 『1人で逃げて・・・なんで・・・』 『最低だよ・・・最低・・・』
召喚士「ごめんな・・・さ・・・」
召喚士「うう・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」
騎士「うなされてる・・・・・やっぱりまだ・・・」
422 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:50:50
gucS4GNc
騎士「それにしても驚きました。勇者さんがしょーかを励まそうだなんて」
勇者「どういう意味?」ギロッ
騎士「い、意外だった・・・というか・・・」
勇者「ふん。私はうじうじされるのが嫌いなだけ」
勇者「この女はまだ謎がある・・・勝手にどっかに逃げられても困るもん・・・」チラリ
騎士「・・・」
_____ 彼女のその言葉がツンデレなのか、それとも本意なのか
俺にはわからない
423 :
以下、名無しが深夜にお送りします :2014/08/31(日) 02:51:38
gucS4GNc
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
召喚士「はあっ!・・・はあ・・・はあっ・・・」ダラダラ...
____ まだ夜.....さっきのは夢.....
召喚士「うわっ、パジャマがびっちょびちょ・・・」
召喚士「・・・」チ、チラ
騎士「zzZ」
召喚士「・・・」ホッ...
____ こんな姿、異性に見せられる訳にはいかない。着替えてロビーで涼もう