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勇者「仲間TUEEEEEEEEEEEEEE!!」
Part9


250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/25(木) 20:21:35.59 ID:eovX9b8q0
闇死霊「はい……」
【死神の使い】(人型・霧状)
『体力 :134977
 攻撃翌力:  7198
 防御力: 16127
 魔翌力 : 23346
 素早さ: 17271』
焔鳥「SIGYAAAAAA!!!」
【不死鳥】(全長41メートル)
『体力 :271840
 攻撃翌力: 13319
 防御力:  5044
 魔翌力 :  9106
 素早さ: 17676』
クラーケン「URYYYYYYY!!!」
【烏賊の王族】(全長39メートル)
『体力 :131347
 攻撃翌力:  9930
 防御力: 22044
 魔翌力 : 11665
 素早さ:  7673』
琥珀蝶「…………」バッサ、バッサ
【神秘の幻蝶】(全長34メートル)
『体力 :128290
 攻撃翌力:  9625
 防御力:  7411
 魔翌力 : 23697
 素早さ: 15732』
雷獣「GAOOOOOOO!!!」
【破滅の魔獣】(全長52メートル)
『体力 :208724
 攻撃翌力: 18050
 防御力: 10437
 魔翌力 :  8502
 素早さ: 12140』
魔軍師「うむ」
【不敗の名将】(身長177センチ)
『体力 :129万
 攻撃翌力: 13万
 防御力: 27万
 魔翌力 : 45万
 素早さ: 18万』

251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/25(木) 20:28:46.40 ID:WWWGPtzqO
勇者よっわ!

252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/25(木) 20:28:50.47 ID:GGLORlUG0
伝説……?

253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/25(木) 20:32:26.23 ID:Sl/q9y9f0
勇者はこれでもそこそこ強いよな?少なくとも旅に出る前のパラメータと考えたら破格の強さだわ……ドラクエなら。
んで改めてやべぇな魔王軍……新米や参謀でこれなら側近や魔王とかどうなるんだ……魔王とか体力8桁くらいあるのか?

254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/25(木) 20:35:41.08 ID:3ddHPDW30
新米なら5人でかかれば勇者守りながらでも行けそうだけどどうなる事やら

255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/25(木) 21:02:54.56 ID:EqbZrLlRo
なんかずれてる
【名だたる剣士】
『体力 :9999
 攻撃力:7432
 防御力:8914
 魔力 :   0
 素早さ:3809』
【教会を破門された女】
『体力 :6254
 攻撃力:   1
 防御力:9999
 魔力 :8870
 素早さ:4209』
【天才格闘家】
『体力 :7703
 攻撃力:9999
 防御力:4056
 魔力 :  12
 素早さ:9999』
【大賢者】
『体力 :5254
 攻撃力:  12
 防御力:8296
 魔力 :9999
 素早さ:6238』
【世界一の大富豪(流通王・商業王・資産王・発明王)】
『体力 :5439
 攻撃力:2510
 防御力:2644
 魔力 :1073
 素早さ:2276』
『所持金:金貨9999万枚 (約50兆円)
 総資産:金貨   8億枚』(約400兆円)
【伝説の勇者】
『体力 :197
 攻撃力:112
 防御力:106
 魔力 : 73
 素早さ: 85』

256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/25(木) 21:27:03.92 ID:WM2PqcHK0
ぶっとんでんなぁ

257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/25(木) 21:28:40.30 ID:ClMLVDE0O
神殿騎士の精鋭と比べたら勇者の強さがわかるけど
まぁうん……

258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/25(木) 23:03:44.56 ID:a4jUOHtAO
冗長過ぎる

260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/26(金) 00:07:57.65 ID:NMFxrngBO
見えてないステータスがありそう

261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/26(金) 01:29:40.76 ID:f7WEu1e60
ゆ、勇者くんにはカリスマがあるから…

262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/26(金) 01:49:55.13 ID:XxrQyD9Jo
運に極フリしてるから…

263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/26(金) 02:21:24.17 ID:vuXZticKo
女神の加護受けてるし……

264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/26(金) 07:39:05.98 ID:Eg17NSE8O
勇者にはト○ネコよろしく馬車番の大役があるやろ!

275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/28(日) 17:38:02.09 ID:Lh9hCcAyo
ー 翌朝、早朝、門の前 ー
勇者「それでは、行ってきます。昼までには戻ってきますので」
町長「はい。申し訳ありませんが、お頼みします」
兵士A「勇者様、またお戻りになられるのですか?」
勇者「ああ、ちょっと用事が出来てしまったのでね。軽くこの辺りを偵察してまた戻ってくる」
兵士A「そうですか。勇者様なら大丈夫とは思いますが、御武運を」ビシッ (敬礼)
兵士B「門を開くぞー! 滑車を回せー!」
「はいっ!!」
ギギギィィィ……
勇者「では、また」ヒラリ (馬に飛び乗る)
勇者「行くぞ、相棒!」タンッ
馬「」ヒヒーン
パカラッ、パカラッ、パカラッ
町長「どうかこの町を宜しくお願いします、勇者様……」

276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/28(日) 17:38:57.87 ID:Lh9hCcAyo
ー 新しい採掘場、付近 ー
パカラッ、パカラッ、パカラッ
勇者「よし、着いたな。ここで間違いない」
勇者「どうどう」グイッ
馬「」キキィッ
勇者「話によると……向こうの森だな」スタッ (馬から降りる)
勇者「悪いが、こっからは別行動だ、相棒。繋いではおかないから、もしも強い魔物が来たら構わず逃げてくれ」
勇者「戻る場所はわかってるよな。またあの町だぞ」
馬「」ヒヒーン
勇者「よしよし、流石は相棒だ。それじゃあ、しばらく向こうの森の中に行ってるから」
勇者「気を付けるんだぞ、こんなとこで死ぬなよ」ナデナデ
馬「」ブルル
勇者「ああ。それじゃあな、相棒。危ないから、鳴き声はあまり出すなよ」タタッ

277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/28(日) 17:40:41.82 ID:Lh9hCcAyo
ー 森の中 ー
ガサッ、ガサッ
勇者(……結構、広い森だな。それに木が多い。歩いてると、どうしても音は出るか)
勇者(一応、風下から進んではいるが、それもあまり意味がないかもしれないな。キツネやウサギの姿さえ見つからない)
勇者(ただ、その代わりに……)
ガサッ、ガサササッ
巨大山猫「シギャァァ!!」ダッ (茂みから突然現れ、襲い掛かる)
勇者「ふっ!」ズバッ!! (一閃)
巨大山猫「グギャッッ!!」ドサッ
体力:42→0
勇者(魔物には頻繁に出会うな……。しかも、ここら辺ではあまり見ない強めの魔物が多い)
勇者(キメラがいるってのは、やはり本当かもしれない。キメラでなくとも、かなり強い魔物がいるのは確かだろう)
勇者(だが、はっきりと姿を見ないと、軍を要請するのは厳しい。どうにか見つけて確認をしな)
ザシュッ!! メキメキッ!! (木が根本から倒れる音)
勇者「!?」 (慌てて後ろを振り向く)
キメラ「グワオオオオオオオッッ!!!」ダダダダッ
勇者「キメラ!?」
勇者「くそっ! 先に向こうに見つけられてたのか!!」

278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/28(日) 17:41:58.41 ID:Lh9hCcAyo
キメラ「グルルルルッッ!!」ダダダダッ (全長4メートル)
【合成魔獣・獅子タイプ】
『体力 :451
 攻撃力:129
 防御力: 77
 魔力 : 74
 素早さ: 50』
勇者「くっ!! 迂闊だった! 俺のミスだ!!」
勇者「もう、やるしかない!!」チャキッ (剣を構える)
キメラ「ガルルルルッ!!」ダッ!! (飛び込んでくる)
勇者「はっっ!!」ダッ!! (斬りつける)

279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/28(日) 17:43:43.58 ID:Lh9hCcAyo
鮮血が空中に舞った。
飛び込みざま勇者が振り抜いた剣は、キメラの巨大な足を掠めた。
だが、一方で勇者も、肩口を爪で切り裂かれ、服を赤黒く染め上げていた。
その一回の攻防は、それだけで相手の力量を把握するにはお互い十分だった。
油断出来ない相手だ。それが、キメラが抱いた印象であり、
これは俺の手に余る。それが勇者が抱いた印象だった。
その印象の差が、即ち、両者の実力の差と言えた。
キメラは足の傷口を軽く舐め、再び突撃の構えを取る。
勇者は剣を鞘に納めると、代わりに魔法銃を取り出して構えていた。
弾に込められた魔法は閃光魔法。
主に灯りとして用いられる魔法だが、目眩ましとしてもよく使われる。
勇者はその魔法が使えないので、いざという時の為に王都で弾として何発か込めてもらっていた。逃げる為の用意だ。
強敵相手に無理をする必要などない。ここは素直に退いて軍に援軍要請をすればいい。
これまでかなりの月日を戦場で過ごしてきた勇者は冷静に今の状況を判断していた。
キメラの目に狙いを定め、手慣れた手つきで勇者は引き金を引く。

280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/28(日) 17:47:30.91 ID:Lh9hCcAyo
反動で銃が浮く。砲声! そして着弾!
眩いばかりの光が辺りを一瞬で包んだ。
勇者は即座に背中を向けて走り出す。
だがーー。
咆哮がすぐ背後から轟いた。背筋が凍りつく。
勇者は反射的に剣を抜いていた。考えるよりも先に体が動いていた。振り向きざま斬りつける。
鼓膜を破るかの様な悲鳴!
肉を裂く感触が手にずしりと伝わった。
巨大なキメラの前足が視界一杯に映り、血しぶきが顔にかかる。
だが、それと同時に体に強い衝撃が来た。斬られながらもキメラはその前足を振り切っていた。
勇者の体がゴムまりの様に勢いよく弾き飛ばされ、木に当たって地面へと崩れ落ちる。
倒れ込んだところに、呻く間も許さず、今度は巨大な蛇の顔。キメラの尾!
それが大口を開けて襲い掛かってきていた。
しゃにむに足で蹴り上げた。顎の部分に運良く当たり蛇が怯む。その隙に勇者は転がる様にして必死で飛び起きる。少しでも気付くのが遅かったら、今頃その牙が体に食い込んでいたはずだ。
だが、休む間など与えられず、キメラが口を開けて巨大な炎を吐き出す。勇者はすぐに氷魔法を唱えそれを相殺する。
キメラが血だらけの前足で飛び掛かって襲う。勇者が剣で逆に切り返して更なる傷を負わす。
キメラが突進する。避けきれず直撃。だが、吹き飛ばされながらも、勇者は魔法銃を撃ち体に火傷を負わせる。
両者の実力が拮抗しているが故に、逃走は最早不可能だった。閃光魔法もキメラには効果がなかった。再び背中を向ければ今度こそ無防備なその背に鋭い爪痕が刻まれるだろう。
両者の攻撃は途切れず、互いに一瞬の弛緩も許さず、そのまま死闘へと突入していった。
激しくも長い攻防が続く。だが、消耗戦の様相となってきた時、そこで両者に決定的な差が出た。
それは体力の差だ。それに関しては勇者の方が圧倒的に不利だった。
一対一の時点で、この勝敗は半ば最初から決まっていた様なものだった。

282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/02/28(日) 17:49:33.91 ID:Lh9hCcAyo
勇者「」ハァハァ、ハァハァ
残り体力:12 残り魔力:18
キメラ「グルルルッ……!」
残り体力:51 残り魔力:26
勇者(ヤバイ……。さっきから血が流れ過ぎてる……)ハァハァ、ゼェゼェ
勇者(もう体が思う様に動いてくれない……。あと、一撃でも喰らったら死ぬぞ……)ハァハァ、ゼェゼェ
勇者(体力回復アイテムも、ある分は使いきった……。俺は僧侶じゃないから回復魔法も使えない……)ハァハァ、ゼェゼェ
勇者(魔法銃は……元から回復魔法は使えない仕様だ……。魔力はまだ多少残ってるが、こいつの毛皮には炎魔法も氷魔法も効きづらい……。逆転の手にはならない……)ハァハァ、ゼェゼェ
勇者(詰んだな……。死ぬのか……俺……。こんなとこで……)ハァハァ、ゼェゼェ
勇者(まだ何もしてないのに……。まだ十五年前の約束すら果たしてないのに……)ハァハァ、ゼェゼェ
勇者(だけど、体がもう……もってくれな……)ガクッ (膝が崩れ落ちる)
キメラ「グルルルルッッ!!」ガキッ、ガキッ (威嚇の噛み付き)
勇者(くそっ……。流石に魔物だ。死の匂いには敏感だな……。向こうも……次で決着だってわかってやがる……)ハァハァ、ゼェゼェ
勇者(何だよ、これは……。こんな俺の……どこが勇者なんだ……。魔物一匹倒せない勇者のどこが……)ハァハァ、ゼェゼェ
勇者(こんなところで……死ぬ羽目になるのか……。まだ……本当に何もしてないってのに……)ハァハァ、ゼェゼェ
勇者(女神様……。もしも見ているなら……どうか俺を……)ハァハァ、ゼェゼェ
勇者(俺を救ってくれ……! 俺に加護を与えてくれ……! どうか……!)ハァハァ、ゼェゼェ