Part30
22 :
◆bXfZj5FIu6 :2016/04/01(金) 22:36:33.64 ID:7F9FnNVvo
ー 妖魔の森、東部、竜王のねぐら ー
(鳴き声省略。聖女による通訳の省略)
竜王『なるほどの……。【次元の扉】の封印か……』
勇者「はい。魔軍師の話によると、そこから魔王軍は攻めいったとの事でしたので、これを封印すべきではないかと思いまして」
竜王『ふむ……。確かあれは元々、この世界が三つに分断された時の名残じゃったな……』
竜王『聖と魔、そしてそのどちらでもなくどちらも併せ持つ我等……』
竜王『その三者が遥かな大昔、覇権をかけて世界大戦を行ったと聞いておる……。だが、その戦争により三者とも絶滅の危機に追いやられ、仕方なく世界を三つに分けて住み分けを行ったとか……』
竜王『その時、お互いの世界の行き来が出来ないと支障をきたす恐れがあるのではと、あの扉は創られたそうじゃが……』
竜王『しかし、今回の事を思えばその必要はないかもしれぬな……。あの扉は今となっては不要なものかもしれぬ……』
勇者「では、竜王様もあの扉を封印する事に賛成をして頂けますか?」
竜王『他の世界に行く必要など、最早、今の世にはあるまい……』
竜王『構わぬ……。あの扉を封印せよ、勇者よ』
勇者「ありがとうございます。では、魔王軍の撤退が終わり次第、聖女と真魔王の二人にそれを行ってもらうようにします」
聖女「うん。わたしたちに任せて。二人で聖魔最強の封印結界をかけておくから。誰も通れない様にしておくよ」
竜王『うむ……。頼んだぞ、勇者。そして聖女よ』
勇者「はい」
聖女「うん!」
23 :
◆bXfZj5FIu6 :2016/04/01(金) 22:38:30.97 ID:7F9FnNVvo
勇者「それと、竜王様」
竜王『なんじゃ』
勇者「魔王軍の代表と皆で協議した結果、魔王軍にはこれまでの賠償金として、こちらへと持ち込んだ軍事物資・魔結晶・金銀財宝・秘宝の類いを全て差し出してもらう事が決定しました」
竜王『そうか……』
勇者「ですので、その事も竜王様に御報告を。今のところ、得た物は全て竜族と人とで折半にしようかと考えております。その事で何か御不満や御要望があれば仰って下さい」
竜王『律儀な事を……。じゃが、我等は金銀財宝に価値を見出ださぬ。また、それを得たところで既に失われた命は決して戻っては来ぬ……』
勇者「はい……。確かにその通りなのですが、その報復として魔物を皆殺しにしたところで結果は変わりません……」
勇者「償いではなく、傷痕を埋める為に、あなた方もお受け取り下さい」
竜王『不要だ……。我等の仲間への絆は、どの種族よりも強く重い。仲間を多く失った此度の侵略を我等は未来永劫忘れぬし、不倶戴天の敵として今後も永久に魔物を憎み続ける……。故に、償いは受けぬ』
竜王『魔物の無傷での撤退を赦したのも、勇者よ、そち達の顔に免じての事だ。でなければ、竜族総出で生き残った魔物どもを八つ裂きにしておるところだ』
勇者「……申し訳ない」
竜王『いや、お主はそれで良いじゃろう……。魔物は憎めど、此度の件で勇者を憎む竜は一匹もおらぬ……』
竜王『お主はそのまま真っ直ぐでい続けよ……。それは暗闇を照らす一筋の光となる……』
勇者「はい……」
竜王『得た物はお前たちで全て分けると良い……。我等は欠片たりとも受け取らぬ。それが我等の、勇者と魔物達に対する心情と返事だ』
勇者「……わかりました。魔王軍にもそう伝えておきます」
勇者「それと……。私達に対するお心遣い、感謝致します、竜王様」
竜王『うむ……。お主は皆の希望であり続けよ。それを皆も望んでおるじゃろうからな』
24 :
◆bXfZj5FIu6 :2016/04/01(金) 22:39:15.10 ID:7F9FnNVvo
失われし時間や命はもう戻らない。
だが、それでも、全てのものは前へと歩み続ける。
過去を嘆くより、未来を見つめよう。
それが、この時代、この時、この瞬間に生きる多数の人々の心情だった。
災厄が降り注いだ後に、最後に残ったのは『希望』だった。
『勇者』という揺るぎない希望がある限り、人々は前向きに生き続けるだろう……。
25 :
◆bXfZj5FIu6 :2016/04/01(金) 22:40:18.98 ID:7F9FnNVvo
ー 数日後、次元の扉近く ー
剣聖「これで最後か……」
聖女「うん。この第八大隊が魔界へ戻るのに使ったらそれで終わり。封印するから」
女闘神「短かったな。思い返せば、あっという間だった気がするよ」
真魔王「うん。……早かったね」
女大富豪「少し複雑な気分ね……。これだけ早く、あっさりと片付いてしまったものだから……」
魔軍師「……それでは、我等はこれで魔界へと戻ります。短い間でしたが、勇者殿達の寛容さと御尽力に感謝致します」
勇者「いえ……。おかげでこちらも無用な犠牲を出さずに済みました。本音を言えば、わだかまりがなくはないですが……。あなた方とは別の形でお会いしたかったです」
魔軍師「申し訳ない……。御容赦を」
勇者「魔軍師殿はこれからどうするつもりなのですか?」
魔軍師「魔王様がいなくなってしまったので……。これから魔界はまた群雄割拠の時代へと逆戻りするでしょう。その戦乱の中、新しい主君を探すつもりです。向こうが敗軍の将である私を必要としてくれるなら、ですが」
勇者「あれだけの事があったのに、争いは止めないのですね……」
魔軍師「そういう種族なのです。好戦的で争いを好む血が私達には流れている。一時とはいえ、魔王様が君臨していた頃の魔界が一番平和でした。しかし、誰も平和を求めてなどいないのです」
勇者「そうですか……。残念です」
26 :
◆bXfZj5FIu6 :2016/04/01(金) 22:41:52.82 ID:7F9FnNVvo
魔軍師「ですが、これでそれも魔界内部のみで留まるでしょう。別世界へと遠征をしに行くのは不可能になるとの事ですから」
勇者「ええ。私達は争いではなく平和を望むので。二度とこの様な事態が起きないようにしていきたい」
魔軍師「あなたなら、それをこの世界で作れるでしょうね……。敵ではありますが、その強さには敬意を払っています。魔界では強さこそが正義ですから」
勇者「嫌な正義です。強ければ全て認められるというのは、弱者を踏みにじる行為だ」
魔軍師「魔界ではそれが常識です。だからこそ、皆、強さに憧れる。魔王様もその一人でした」
勇者「…………」
魔軍師「失礼……。無用な話をしてしまいましたね。では、これで本当にお別れです。軍を離反した者や脱走した者の事については、申し訳ないが、あなた方にお任せします」
勇者「ええ、共存を望むのであれば、出来る限り手を尽くします。ただ、争いを望むのであれば、こちらもそれなりの対応をします」
魔軍師「はい。お願いします。それでは……」
魔導師A「魔軍師様。準備、整いました。外部盤は魔界へと繋がってる事を示しています。しばらくは安定しているはずです」
魔軍師「よし。始めよ。第八大隊全て魔界へと帰還する」
魔導師B「はっ! では、『次元の扉』、開けます!」
魔導師C「魔力を注ぎ込め!」サッ
魔導師D「」サッ
魔導師E「」サッ
魔導師F「」サッ
ヒュイーーーーーーーンンンンン……
魔軍師「最後にあなた方にこの言葉を……」
「武運長久を。強き勇者とその仲間達よ」
フインッ (まとめて次元移動)
シーン……
27 :
◆bXfZj5FIu6 :2016/04/01(金) 22:43:17.91 ID:7F9FnNVvo
勇者「……去っていったね」
勇者「聖女、それに真魔王。次元の扉の封印を頼む」
聖女「うん」サッ
真魔王「わかった」サッ
「時間と空間を越えし力を持つものよ……。その働きを休め永久の眠りへとつきなさい……。またこの地を禁断の土地とし、如何なる者からもその侵入を阻みたまえ……」パァァッ……
「我が真魔王の名において命ず。幾星霜の長きに渡り、その虚無の力を封じよ。闇は闇に、光は光に、そして虚無は虚無へとあるべき場所に戻れ」ピカッ
次元の扉『』ゴゴゴゴゴッ……
パリッ、ピキッ、ガギッ (封印&結界&無力化)
勇者「これで……本当に終わりだね……」
勇者「魔王を倒す旅が、これで……」
剣聖「ああ……」
聖女「うん……」
女闘神「そうだな……」
真魔王「終わったね……」
女大富豪「うん……」
28 :
◆bXfZj5FIu6 :2016/04/01(金) 22:44:40.93 ID:7F9FnNVvo
勇者「それじゃあ……みんな」
剣聖「ああ」
聖女「戻ろう、わたしたちの生まれ故郷に」
女闘神「派手に騒がないとな!」
真魔王「だね。みんなで最後の一戦をして」
女大富豪「締めだね! 頑張らないと!」
勇者「!?」
剣聖「それからだな! 勇者の凱旋パーティーは!」
聖女「そうだね。勝って気持ちよく終わりたいし」
女闘神「久々だからな、腕が鳴るぜ!」
真魔王「みんなで戦うのこれが初めてだからね、何か楽しみだな」
女大富豪「だよね! じゃあ、行こっか!」
勇者「え、え!?」オロオロ
「俺たちの戦いはまだ終わってないからな!」
勇者「ちょ、あ、あの!!」
真魔王「じゃあ行くよ! 天馬とか魔導機神も巻き込むからね! 全体移動魔法!!」
「ま、待っ」
ヒュインッ!!!
29 :
◆bXfZj5FIu6 :2016/04/01(金) 22:45:13.54 ID:7F9FnNVvo
ここまで
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/01(金) 22:47:19.77 ID:TLCEauG/0
乙
31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/01(金) 22:50:37.47 ID:YV3ieQDr0
世界の危機
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/01(金) 22:53:04.61 ID:FoU3FYOl0
世界が終わるかも知れないはやく勇者を探し出さなきゃ!
ん?もういるって…?
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/01(金) 23:19:58.64 ID:8uGNcy160
結局勇者はカリスマ全振りでリーダーとしては天才だったんだな
女神の選択は間違ってなかった
しかし許さない
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/01(金) 23:48:22.68 ID:x03LYAwvo
真勇者の登場はまだか?
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/01(金) 23:52:19.25 ID:choxF7240
(地球)最後の一戦
53 :
◆bXfZj5FIu6 :2016/04/05(火) 16:27:22.31 ID:2Rv1NszTo
ー 山奥の村外、訓練場 ー
ヒュインッ……
真魔王「到着っと」スタッ
女大富豪「それじゃあ行こうか。天馬や鳳凰達はきっとここに置いていった方がいいね」スタッ
女闘神「ああ、危険だしな。お前達は適当にそこらで遊んでてくれ」
天馬「」ヒヒーン
鳳凰「」コクッ
天海竜『グルルッ』
剣聖「じゃあ、少し歩くか。牧場はもう少し先だしな」
聖女「そうだね。あと、それまでに勇者に軽く説明しておく?」
女大富豪「そうね。秘密にして欲しいって言われてるけど、魔王はもう倒したし、ある程度は私達で話してもいいでしょ」
真魔王「うん。いいと思う。いきなりだと話がややこしくなるだろうし、きっと勇者が困惑するだろうから」
勇者「え、え??」オロオロ
54 :
◆bXfZj5FIu6 :2016/04/05(火) 16:28:01.13 ID:2Rv1NszTo
剣聖「とりあえず、勇者。歩きながら聞いてくれ」テクテク
女大富豪「簡単に説明するから」テクテク
勇者「ど、どういう事??」
真魔王「今から行くのは村の外にある牧場なんだ。って行っても普通の牧場じゃないけどね」テクテク
勇者「牧場? 何でそこにいくの?? まさか、そこで戦うの??」
聖女「うん。そうだよ」
勇者「何でわざわざ? 仲間同士なのに……。訓練って事……?」
女大富豪「ん? ああ、違う違う。訓練ってのは合ってるけど」
聖女「えっと、勇者。初めからきちんと説明するから、ちょっとそれを聞いてて」
勇者「あ、うん……。わかった……」
女大富豪「大元を辿ると、今から十年ぐらい前の話になっちゃうんだけど……」
55 :
◆bXfZj5FIu6 :2016/04/05(火) 16:28:54.81 ID:2Rv1NszTo
ー 十一年前
山奥の村外、訓練場 ー
少年B「さーて、今日こそ師匠に片足を使わせてやる。見てろよ」ブンッ、ブンッ (素振り)
魔老師「ふぉっふぉっふぉっ。そうじゃのう。今のお前ならそれぐらいは出来るかものう」
少女A「がんばってねー、少年B」
少女C「どうせまた最後にはやられちゃうだろうけど、応援してるぞー」
少年D「素直に応援してあげればいいじゃない」
少女E「だよね。昨日は惜しいところまでいったし、今日は本当に出来るかもしれないから」
少年B「当ったり前だ! 今日の俺は気合いが違ーー」ピクッ
魔老師「ふむ……」ピクッ
少女A「?」
少年D「どうしたの?」
少女C「今、この山に結構強めの魔物が来た……。その気配がしてる」
少女E「え、それ大丈夫なの?」
少年B「師匠、俺たちで見てきます。全員なら勝てない感じはしないですし」
魔老師「いや……必要ない。殺気や闘気は感じられんしのう。それに、この感じ……。ひょっとしたらワシの昔の知り合いかもしれぬ……」
少女A「え、お爺ちゃんの?」
魔老師「うむ……。しかし、何故あやつが竜界に……? おかしいのう……。何かあったのじゃろうか……」
56 :
◆bXfZj5FIu6 :2016/04/05(火) 16:29:54.36 ID:2Rv1NszTo
ー 再会 ー
魔学者「ああ、ようやく見つけましたよ、魔老師さん。風の噂を頼りにここ何年かずっと探してましたから。会えて良かった」ニコッ
魔老師「やはりお前じゃったか……。久しぶりじゃのう。しかし、どうした? 確かアスタロトの下で気ままに研究をしておったのではなかったか?」
魔学者「ええ。ですが、魔老師さんも恐らく御存知でしょうが、アスタロト様も魔王様へと忠誠を誓う事になりましたので……」
魔学者「部下の私も出向という形で魔王軍に軍事研究要員として徴兵されまして……」
魔老師「そうか……。それはそうじゃろうな……。お前ほどの偉才をあの魔王が埋もれさせる訳がない」
魔学者「偉才かどうかは知りませんが、それで魔王軍の元に強制的に所属する事になってしまいましてね。ろくでもない扱いでしたよ」
魔学者「今まで趣味で好き勝手に好きな研究をやらせてもらえていたのが、一転して仕事に代わり、更には軍事研究所の所長として責任まで負わされる始末でしたから」
魔老師「今までがむしろ特別じゃったんだろうがな……。アスタロトみたいな物好きぐらいじゃぞ、お前のよくわからん研究に金をはたくような奴はな」
魔学者「千年先の研究は常に周りから理解されないもので」
魔老師「お前が言うと冗談に聞こえんからやめい」
57 :
◆bXfZj5FIu6 :2016/04/05(火) 16:31:29.22 ID:2Rv1NszTo
魔老師「まったくのう……。ワシもあまり人の事は言えんが、お前は魔界の中でも相当な変わり者じゃったからな……。異端児と言ってもええ」
魔老師「魔導の研究に没頭するあまり、攻撃衝動を忘れてしまったような奴じゃ。おまけに、天才であるが故に誰からも理解されぬ。あの魔王ですら、さぞ扱いにくかったじゃろうて……」
魔学者「確かに魔王様からはあまり良い顔はされませんでしたね。それはこちらもでしたけど。資金を気にせず使えたのだけが救いでしたが、どうにも窮屈でして」
魔老師「それで、宮仕えに嫌気がさして逃げてきたというところか?」
魔学者「そんなとこですね。私が興味を持って取り組んでいた研究が途中で中断させられましたし。もういい加減、嫌になってきてたので」
魔学者「なので、次元の扉の解析が終わったところで、もう役目は果たしただろうと、ついでにこちらに逃げて来ました」
魔老師「……まあ、魔王から逃げる場所と言えば竜界ぐらいしかありはしないからのう」
魔学者「ええ。それに、噂で魔老師さんも竜界に行ったというのは聞いていましたからね。また秘術やら気功やらについて教わりたいという欲求が出てきてしまいまして、こうして探し回りましたよ」
魔老師「よくもまあ諦めずに見つけたもんじゃ……。しかも、たったそれだけの理由でのう……」
魔学者「私の理解出来ないものがこの世にあると知ったのは衝撃でしたからね。学者の好奇心や知的探求心は生存本能より強いですから、それぐらいの苦労はしますよ」
魔老師「それはお前ぐらいじゃ……。特に魔族の中ではな……」
58 :
◆bXfZj5FIu6 :2016/04/05(火) 16:32:31.26 ID:2Rv1NszTo
少年B「なあ、師匠……。このおっさん、じゃなくて……この人は師匠の友達なのか?」
魔老師「友達……ではないのう。知り合い以上の関係ではあるが……」
魔学者「そこの少年らは? 人間にしては有り得ない程の強さを持っているようですが……」
魔老師「ワシの弟子達じゃ。全員筋がええぞ。将来が楽しみな逸材揃いじゃて」
魔学者「ほう……。魔老師さんがそう言うからにはそうなんでしょうね。なるほど……」
少女A「あの……。おじさんは、お爺ちゃんとはどういう関係なの?」
魔学者「んー、そうだな……。持ちつ持たれつの関係ってのが一番しっくりくるかな。魔老師さんが私に気功だとかのよくわからないものを教える代わりに、私は魔老師さんに色々な学問を教える感じで」
魔老師「ワシの弟子であり、同時に師匠じゃな……。今、女大富豪に教えとる事のほとんどはこやつから教わったものじゃ。知力だけで言えば、こやつを越える奴はどこにもおるまいて」
少女E「そうなんだ! 先生の先生なんだね! スゴい!」
魔学者「ありがとう。だけど、私より魔老師さんの方が凄いからね。私は生憎、武術の才能はあまりなかったから、そっちはからっきしだし」
【一万年先を生きる孤高の天才学者】
『体力 : 4万
攻撃力: 25万
防御力: 73万
魔力 :319万
素早さ: 47万』
知力 :9999兆