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魔法使い「え、えろ魔道士です…」
Part5


106 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/08/24(水) 02:40:55.49 ID:BrGA9n1y0
針鼠「なんだい魔法使いちゃんがオイラに止めを刺してくれんのかい?」
魔法使い「……」
『魔法使いちゃん。あんた悪い男に騙されてるだけだよ』
魔法使い(それでも…私は…)
『じゃあお前のアホみたいな寝づらをじっくりと拝んでやるから安心して寝ろ』
『まさか泣き虫クソ魔道士に助けられることになるとはな…礼を言うぞ』
魔法使い(気がつけば勇者様の隣に居たくなってしまってたから…)
魔法使い「ごめんなさいっ!テンタツィオルネ!」

107 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/08/24(水) 02:41:27.82 ID:BrGA9n1y0
夜の闇の中に桃色の巨大な魔法陣が展開される。
そこから放たれる魔法陣と同じ色をした無数の魔力の糸。
その一つ一つが対象の理性を粉々にする恐ろしき毒。
勇者(っ…)
魔法が放たれる様子を見た俺の身体はまた無意識の内に震えだしていた。
おそらく俺は心の奥底で魔法使いのことを酷く恐れている。
以前よりもさらに彼女に強く当たって見栄を張らなければ彼女とまともに会話もできない程に。

108 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/08/24(水) 02:42:09.01 ID:BrGA9n1y0
針鼠「くぅっ!なんだなんだ!?」
糸は逃げようとする針鼠を追って絡みつき、やがて針鼠の身体中に吸い込まれていった。
針鼠「くっ…うぐぁ…なんなんだ…?」
ねこ「にゃ、にゃにが起こったのにゃ!?」
勇者(さぁ、その狂った眼差しをクソ魔道士に向けろ)
魔法使い(自分で使っといてなんですけどこれ本当にただじゃすみませんよぉ…)
針鼠「はぁ…はぁ…」
勇者(さぁ!)

109 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/08/24(水) 02:42:50.04 ID:BrGA9n1y0
針鼠「ん?なんだ…?何ともないぞ?」
魔法使い「え!?」
勇者「なんだと!?」
ねこ「にゃ?」
勇者「そ、そんなはずは…奴の理性は完膚なきまで砕かれるはず…」
勇者「おい手抜き魔道士!攫われて奴に情が移ったか!?」
予想外の事態に平静を保てずに取り乱す。

110 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/08/24(水) 02:43:34.22 ID:BrGA9n1y0
針鼠「ま、マジか!?オイラ嬉しいぜ!」
魔法使い「えぇ!?手なんか抜いてませんよぉ〜!」
勇者「くそっ、なぜこいつの誘惑魔法が」
勇者(奴の対魔法耐性が高いようには見えんが)
針鼠「はっ、何かと思えば誘惑魔法だと?そんな物が今のオイラに効くわけないだろうが!」
針鼠「今のオイラはもう既に心から魔法使いちゃんに惚れてるんだ!これ以上ないってくらいにな!」
勇者(奴の恋愛感情が魔法による魅了を遥かに超越しているということか!?一体奴の目に魔法使いはどう映っているんだ…)
ねこ「何かよく分からにゃいけどとりあえず普通に闘うしかないってことにゃすね!」
勇者「仕方あるまい。役立たず魔道士、もうお前は用済みだ。下がっていろ」

111 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/08/24(水) 02:44:19.76 ID:BrGA9n1y0
魔法使い「え…そんな…」
針鼠「2対1になるのか?楽になるし魔法使いちゃんも傷つけずに済むしラッキーだぜ」
針鼠「来いよ!仕切り直しといこうぜ!」
勇者「うおおおお!」
ねこ「にゃー!!!」
俺とねこで二人同時に攻め立てる。
それに対して二方向同時に針を投げる針鼠。
針鼠「よっ!」
勇者「甘い!」
ねこ「何回投げても当たらないにゃす!」
俺は剣で針を叩き落としねこはかわしながら走る。
針鼠「やっぱ簡単にはやられてくれねぇか」
針鼠は跳躍し、隣の壁を蹴るとその勢いでまた目の前の壁を蹴りそれを繰り返してどんどん上へと上がっていく。

112 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/08/24(水) 02:44:53.84 ID:BrGA9n1y0
勇者「とんでもない身体能力だな」
ねこ「ずるいにゃす!」
針鼠「これで建物の屋上まで行けたら上に逃げることもできたのにな…流石にこの高さはキツイな…」
針鼠「魔王様の力の一部!とくと味わいな!」
針鼠は上に上がるのをやめると宙を舞い、上から大量の針をばら撒いた。
勇者「奴も魔王の残党だったのか…!?」
ねこ「にゃにゃにゃ!危ないにゃすぅ!」
雨のように降り注ぐ針に俺たちはそれぞれかわすことに集中するしかない。

113 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/08/24(水) 02:45:37.65 ID:BrGA9n1y0
ねこ「やっと落ち着いたにゃす。あいつは…いたにゃす!くらえにゃ!」
ねこは思いっきり力を入れた拳を振るった。
勇者「ぐあっ!」
…俺に。

114 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/08/24(水) 02:46:18.49 ID:BrGA9n1y0
ねこ「あれ!?勇者様だったにゃ!」
勇者「ぐっ…はっ…ね、ねこ…どうしたんだ…」
ねこ「ご、ごめんにゃ!にゃーには針鼠に見えたんだにゃ!」
勇者(幻覚魔法か!やられた!)
針鼠「仲間割れなんかしてる暇あんのか?」
ねこ「にゃっ!?」
針鼠がねこの背後から彼女の首めがけて針を刺そうとしていた。

115 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/08/24(水) 02:47:37.38 ID:BrGA9n1y0
勇者「ねこ!」
まだ痛む身体を無理やり立たせてねこに飛び込む。
ねこ「勇者様!」
勇者「ぐあああ!!」
ねこを抱き寄せ庇った俺の背に何本もの針が突き刺さる。
針鼠「ちっ、もうちょいで一人消せると思ったけど…やるな」
魔法使い「勇者様ぁ!」
勇者「くるな!今お前が攫われたら何もかも水の泡だ!」
こちらへ走って来ようとする魔法使いを怒鳴って止めた。

116 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/08/24(水) 02:48:12.53 ID:BrGA9n1y0
魔法使い「うぅ…」
ねこ「そ、そんにゃ…にゃーを庇って…」
勇者「ねこ…これは俺たちが引き受けたお前からの依頼だが、奴はどうやら魔王の残党だ。本来ならば俺たちだけで解決しなければならない」
勇者「俺たちはお前を巻き込んで傷つける訳にはいかないんだ」
勇者(まだギリギリ闘れそうか…いや、闘らなくてはな)
身体を奮いたたせ立ち上がり針鼠に向けて剣を構える。
勇者「ねこ、俺たちがお前を守る」
ねこ「ゆうしゃ…さま…」
勇者「そこで見ていてくれ」

117 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/08/24(水) 02:48:55.41 ID:BrGA9n1y0
魔法使い(私…何もできてないや…)
魔法使い(こんなんじゃ…勇者様の隣に居られない!)
針鼠「その傷でタイマンを挑むってか?真っ向から戦っても勝てそうだぜ。まずアンタから仕留めてやるよ勇者様!」
勇者「負けるつもりはない」
互いに向き合い同時に動き出す。
両手に二本の針を持って俺に刺そうとする針鼠、剣を振り上げ針鼠を斬ろうとする俺。
いち早く一撃を入れた方が勝つ。
そんな勝負だったのだが…
勇者(くそっ…)
残ってたダメージが響き足元がぐらつく。

118 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/08/24(水) 02:49:29.39 ID:BrGA9n1y0
針鼠「もらったぁぁぁぁぁ!!!」
魔法使い「勇者様は殺させませんっ!」
針鼠(魔法使いちゃん!?)
勇者(クソ魔道士!?)
俺と針鼠の間に魔法使いが両手を広げて割って入った。
魔法使いに向かって針鼠の針が鋭く光る。
ねこ「あぶないにゃーーーー!!!!」

119 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/08/24(水) 02:50:48.90 ID:BrGA9n1y0
針鼠「くっそぉ!」
針鼠がギリギリのところで手を止めた。
勇者「…すまんな」
その針鼠の一瞬の動揺を見逃すことなく針鼠を剣で貫いた。

120 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/08/24(水) 02:51:32.51 ID:BrGA9n1y0
針鼠「がはっ…なん…で…」
魔法使い「…ごめんなさい。でもあなたのおかげで気づくことができました。私は…」
魔法使い(勇者様のことが…)
針鼠「はは…もう、いい。それだけ聞けりゃあ…十分、だ」
針鼠「このオイラでも…手に入れられないもんがあったなんて…な…」
針鼠はそう言い残すと息絶えた。

121 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/08/24(水) 02:52:10.57 ID:BrGA9n1y0
勇者「……」
俺は普段から真剣な命のやり取りに正当なやり方もクソもないと思っているが、今回ばかりはあまりにも卑怯な勝ち方をしてしまったと針鼠に心の中でもう一度謝罪をした。
だが彼の亡骸を見るとなぜだろうか。
少し満足気に笑ってるようにも見えた。
俺の中の卑怯な心が少しでもこの闘いの結末を正当化するためにそう見せてるだけかもしれんが…。

122 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/08/24(水) 02:53:14.92 ID:BrGA9n1y0
勇者「はぁ…またお前に…助けられたな…」
俺も限界を迎え地面に膝を着く。
魔法使い「勇者様ぁ!」
ねこ「勇者様!」
前に倒れこむ俺を魔法使いが胸に抱きかかえた。
勇者(普段は荷物と囮にしかならんような奴だが…なかなかどうして、いざとなったときは憎めん奴だ…)
何故か少しだけ頭痛が晴れたような気がした。
勇者(本当に、恐ろしい奴め…)
そこで意識が途絶えた。

124 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/08/24(水) 02:54:18.71 ID:BrGA9n1y0
…………
勇者「ここは…ねこの家か?」
魔法使い「勇者様!」
ベッドの上で目が覚めるといきなり魔法使いに抱きつかれた。
勇者「離れろ。傷口が開く」
勇者(っ!また頭痛か…やはり治ったわけではなかったか…)
魔法使い「だってぇ…」
ねこ「あっ!目が覚めたにゃす!?」
勇者「ねこが応急処置をしてくれたのか…助かった。あとは俺の回復魔法でなんとかなりそうだ。世話になった。明日には出発する」

125 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/08/24(水) 02:54:48.65 ID:BrGA9n1y0
ねこ「また魔王とその残党って奴らを倒しにいくにゃ?」
勇者「ああ…魔王は四年前に各地で目撃されている。そのときに一部の素質ある奴らに力を分けて回ったそうだ。何が目的かは知らんが…」
勇者「針鼠もその一人だったということはここにも訪れたことがあるということだな」
ねこ「その話だけどにゃーもしかしたら四年前にその魔王に会ってるかもしれないにゃ」
魔法使い「えぇ!?」
勇者「それは本当か!?」

126 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/08/24(水) 02:55:59.50 ID:BrGA9n1y0
ねこ「なんか寝ぼけててよく覚えてにゃいんだけどにゃーが寝てるときにいきなり窓から黒い人影が来て魔王って言ってたような気がするにゃす」
ねこ「そのときは変な夢を見たにゃって思ったんだけどもしかしたら夢じゃなかったかもしれないにゃす」
勇者「そのときは大丈夫だったのか?」
魔法使い「魔王に何もされなかったんですか!?」
ねこ「うーん。何かされたようにゃされなかったようにゃ…」
勇者「何もかもが曖昧だな」
ねこ「だからそれが知りたいからにゃーも旅に同行させて欲しいにゃす!」

127 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/08/24(水) 02:56:49.74 ID:BrGA9n1y0
魔法使い「え!?」
勇者「なるほどそういうことならいいだろう。お前の実力は昨晩しっかりと目にしたしな」
勇者「ちょうど対魔法耐性の高い相手や俺たちの戦術が効かない相手に対してこれからどう戦おうか悩んでたところだ。俺自身が強くなることも大切だが仲間が増えるならもっと心強い」
ねこ「決まりにゃーね!これからよろしくにゃ!魔法使いちゃん!勇者様!」
何を思ったのかねこまで俺に抱きついてきた。

128 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/08/24(水) 02:57:31.04 ID:BrGA9n1y0
勇者「…どうした」
ねこ「にゅふふふ。仲間の間のスキンシップは大切にゃす」
魔法使い「あぅ…」
魔法使い「私の必要性が…」
勇者「お前はさっさと呪いを解く方法を見つけろ」
魔法使い「はぃ…」
勇者(まぁ神父が方法を知らなかっただけで俺自身の力でなんとかする方法が見つかれば一番楽なのだが…こいつの無駄に高い魔力を超える程の対魔法耐性を今から身につけるのは難しい)

129 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/08/24(水) 03:02:00.77 ID:O+XgQlxq0
人外娘がライバルか…
魔法使いちゃんには頑張って欲しい

130 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/08/24(水) 03:03:05.76 ID:BrGA9n1y0
勇者(針鼠はこいつに心から惚れこんだことによって誘惑を無効化したが…)
魔法使い「勇者様…?」
勇者(俺もそうしたらこの呪いが解けたりするのか?)
魔法使い「あの…しょ、しょんな…じっと見られたら…」
勇者(はっ、馬鹿馬鹿しい。…まさかな)
勇者「帽子が変な位置になってたから気になっただけだ」
魔法使いの目が隠れるくらい上から深く彼女に帽子をかぶせた。
魔法使い「あうっ、もっと変な位置にしてるじゃないですかぁ〜」
勇者「お前にはそれくらいが似合っている。ずっとそうしていてもいいぞ」
ねこ「あー!にゃー抜きのスキンシップはずるいにゃす!ずるいにゃすぅ!」
勇者「お前はさっきから何をいってるんだ」

131 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/08/24(水) 03:06:17.74 ID:BrGA9n1y0
なんかけっこう間でレスついてて嬉しいです
今回はここまで
(-ω-)

132 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/08/24(水) 03:08:16.75 ID:O+XgQlxq0

次も期待してる

133 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/08/24(水) 03:13:05.01 ID:6AqyqpsKO
乙です

142 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/08/28(日) 04:36:48.65 ID:IWdDFovF0
俺たちはねこの家を出て次の村を目指す。
次の村は俺に剣術を教えてくれた師匠がいる場所でもあった。
勇者「ふっ!」
ねこ「とにゃー!!!」
ファング1「ギャインッ!」
ファング「クォン…」
ねこ「どーんなもんだにゃん!」
新しく仲間に加わったねこはとても頼りになっている。
雑魚との戦闘もより迅速に終わるようになった。
勇者(それに比例して…)
魔法使い「え、えへへ…お、お疲れ様です…」
勇者(奴の出番は殆どなくなったが…)

143 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/08/28(日) 04:37:45.50 ID:IWdDFovF0
勇者「行くか」
ねこ「ゴーゴーにゃす!」
魔法使い「はぁ…」
魔法使い(もう本当に私に出来ることは魔法を解く方法は探すことだけなのかな)
魔法使い(でも勇者様にかけた魔法を解けば攻撃魔法を使えない私は勇者様と一緒にいられなくなってしまう…)
魔法使い「うぅ…」
勇者「のろのろ歩くな薄鈍魔道士。置いて行くぞ」
魔法使い「は、はい!」
奴自身も最近コンディションがあまりよくないのかため息ばかりだ。
勇者(こんな奴のどこをどう好きになれと?)
勇者(針鼠も所詮は他の男共同様に毒に当てられてただけか。奴には少々毒が馴染みすぎたと考えるのが妥当な気がしてきたな)

144 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/08/28(日) 04:38:16.15 ID:IWdDFovF0
ねこ「ゆーっしゃさまっ!何か考え事にゃす?にゃーが相談にのるにゃすよ」
勇者「気にするな。何でもない」
ねこ「そーにゃす?にゃーはいつでも勇者様の味方にゃ!気が向いたらいつでも相談して欲しいにゃす」
勇者「それは助かる。礼を言うぞねこ」
ねこ「にゅふふ〜。どーいたしましてにゃす〜」
魔法使い(ねこちゃん、すごいな〜)

145 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2016/08/28(日) 04:38:52.46 ID:IWdDFovF0
勇者「懐かしいな。何も変わっていない」
そこは、かつて俺が師匠と寝食を共にした村。
勇者「宿を取ったら少し師匠に挨拶をしに行っても構わんか?」
魔法使い「え?ここに勇者様のお師匠様がいるんですか?」
勇者「言ってなかったな。ここは俺が昔この身を置いて修行した場所だ」
ねこ「ぜんぜんいいにゃすよ。にゃーも勇者様のお師匠様見てみたいにゃす」
宿を取った俺たちは師匠のいる家へ向かった。