Part3
50 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/02/29(月) 21:07:48 ID:
6tdnyeYU
…………
少女(私、この街が好き)
少女(この街の人達の笑顔が好き。この街を守りたい。……この街の幸せを守りたい)
少女(世界はちょっと荷が重すぎるけれど、この街くらいならさ……夢見ても、いいんじゃないかな)
少女(だから、さ。ツルギさん……)
ギュッ
少女「んー!んー!」
剣「ふわーっはっはっは、まだだ、まだ抜けんよ」
少女「ぬーー!けーー!なーー!いーー!!!」
少女(やっぱりこの街だけじゃだめかーー!!!!)
51 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/03/01(火) 03:34:27 ID:eRvZj92c
とても微笑ましくて大好きだ
苦労性な感じの少年だけど、さすがに>>47でメイド服を着てるのは少女ちゃんだよな…?
52 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/03/01(火) 08:27:45 ID:gEtzyrWQ
一旦、女装メイドかあと流しかけたけど発言者が少年本人だから、少女だろうな
ほのぼのしてて、みんな可愛い
乙
53 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/03/01(火) 09:47:35 ID:2FoRkNT.
すごく良い
54 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/03/01(火) 11:19:51 ID:
c08EA3Aw
う、うおー。すみません。ご指摘ありがとうございます。その通りです。誤字です。メイドは少女です。その他誤字脱字もありそうですけどなんかこう、勢いで書いてるので……。申し訳ない……。
55 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/03/01(火) 11:34:22 ID:
c08EA3Aw
【第7話】
兎「ブーブー」
少女「うさぎかぁ。にんじんは持ってないなぁ。……いちご食べるかな?」
兎「ブーブー」
剣「またいちごを貰ったのか?……このウサギ、昨日の夜からここに居着いて仕方がないのだ。どこかに連れていってやってはくれないか?」
兎「ブーブー」
少女「うさぎさんはブーイングしてるよ。あっツルギさんもいちご食べる?」
剣「そういう鳴き声なのだろう。それに食えん。さっさと連れてってくれ」
少女「仕方がないなぁ。……うんとこしょっ」
兎「ブゥゥゥウウウ!!!ブゥゥゥウウウ!!!」
少女「激しくなったけど。ツルギさんにしがみついてるけど」
剣「本当にブーイングなのか……」
56 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/03/01(火) 11:46:19 ID:
c08EA3Aw
…………
ワイワイガヤガヤ
少女「なんだか街が騒がしいね」
少年「ほんとだね。なんだろう」
商人「そこの城に怪盗?ってのが入ったってよ。なんでもお宝ばかり狙ってるやつらしいからうちの店は心配なさそうだ……と思ってたんだがな。……ところで少女ちゃん、その兎なんだ?」
少女「昨日の夜からツルギさんに引っついてばかりみたいで……とりあえずツルギさんは迷惑がっていたので連れてきたんです」
商人「なるほどねぇ。……眼鏡。こいつ調べてくれ」
眼鏡「……確かに。これは変身魔法」
少女「え?え?どういうこと?」
商人「はっはっは。その鑑定の名前が"怪盗黒兎"って言うらしいんでな」
少女「えっ?ってことは?」
眼鏡「……その兎が、怪盗」
少女「えーーーー!!!!」
57 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/03/01(火) 11:51:24 ID:
c08EA3Aw
眼鏡「……だめ、かなり高等な変身魔法
。私の使える変身解除魔法じゃ通用しない」
少年「なんにせよそのウサギは泥棒なんでしょ?それなら……ええ
「泥棒とは失礼だなぁ、ボクは怪盗だよ怪盗」
ボワンッ
((((!?!?))))
怪盗「はぁい。どうも、怪盗黒兎でーす」
商人「めちゃくちゃどうでもいい弁解で解除しやがったぞ」コソコソ
眼鏡「……魔法使いには変人が多い」コソコソ
商人「確かに」コソコソ
眼鏡「……私を見て納得しないで」コソコソ
58 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/03/01(火) 12:01:47 ID:
c08EA3Aw
怪盗「そこのお坊ちゃん。泥棒と怪盗じゃあ大違いだ、ボクを泥棒扱いは、心外だなぁ」
少年(どうしよう。めちゃくちゃめんどくさい)
怪盗「いやぁしかし"怪盗黒兎"ってのはネーミングを間違えたね。知ってるかい?兎ってのは声帯を持たないんだ。ぶーぶー言ってるの、鼻を鳴らしてる音なんだよ。……つまりね、喋れない!もどかしい!魔法変身状態でも喋られる黒猫とかにするべきだった!かわいさを優先したのがダメだった!」
少年「なんで変身解除したんですか」
怪盗「ボクのことを泥棒とのたまうキミに説教をするためだよ!泥棒なんて野蛮なものじゃない!ボクは夜と夜を掛け、お宝あらば月明かり照らす闇夜の街を駆け巡る。明かりをくれる月に敬意を示して、ボクの名前は怪盗黒兎なんだ。月といえば兎だからね」
少女「…………かっこいい!!!!」
商人「おいおい」
少年(ぼくには泥棒と怪盗の違いがわからない……)
59 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/03/01(火) 12:10:59 ID:
c08EA3Aw
怪盗「なーんてね、いやね。本当はこの城のこのティアラもボクにはどうでもいいんだ」キランッ
少女「わぁ……これが……綺麗……」
商人「この店もあまり閉鎖的とは言えないからな、そう見せびらかしていると捕まるぞ」
怪盗「そうそう簡単に捕まるボクじゃないさ。……それはどうでもいいんだ。ボクが聞きたいのはあの剣のことだ。アレは勇者の剣だよね」
少女「盗っちゃダメですよ!ツルギさんは、私が盗るんですから!」
商人「張り合うのかよ」
少年「今思えばツルギさん、勇者さんのものだから少女ちゃんがやろうとしてることも対して違わないんだね……」
怪盗「ふむ。まぁ盗りはしないさ。そもそもボクにはアレは盗れそうにない。今までのボクの人生ではあの剣を含めて5つだけだね。盗れそうにないものはさ」
眼鏡「……確かに。剣そのものに意思があり、魔力も込められているから反射的に防御魔法などが展開される」
怪盗「そうそう。"モノに意思がある"ってことの意味を思い知らされるよ」
少女「あれ?……ということはツルギさんも魔法を使えるの?」
怪盗「勿論。抜けないのだって魔法の一種さ」
60 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/03/01(火) 12:19:56 ID:
c08EA3Aw
…………
怪盗「なるほど、転移魔法。転移魔法ねぇ。……しかし魔界大戦に関しての情報は特にないんだね」
眼鏡「……そっちは?何か情報は特に持ってない?」
怪盗「そうだなぁ。……面白い話なら。魔王の方も行方不明らしい」
商人「勇者も魔王も転移魔法をかけあったんじゃねぇのか?」
怪盗「勇者はともかく魔王の方はどこに飛ばされても目立つよ。だから面白い話なんだ」
眼鏡「……変身魔法」
…………
少年「ねぇ、僕達これ場違いじゃ」ヒソヒソ
少女「少年くん、こういうときはとりあえず頷いておくんだよ。わかる気がするから!」ヒソヒソウンウン
少年「意味ないよ……」ヒソヒソウンウン
61 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/03/01(火) 12:26:12 ID:
c08EA3Aw
…………
怪盗「さぁて、面白い話を聞かせて貰ったよ。ありがとう」
商人「こちらこそ、だな」
少女「……」ウンウンウンウン
少年「少女ちゃん、もういいよ」
怪盗「ボクは等価交換を大事にしてるんだ。だから、商人さんと眼鏡ちゃんとやらのお話しにはボクの話で等価交換。そしてここまで連れてきてくれた少女ちゃん。キミには……」
少女「……?」カポッ
怪盗「これで等価交換だ。……うん。よく似合ってるよ」
眼鏡「……ティアラ」
少女「……!?!?えっ!?えっ!?落ちないかな!?落ちないかな!?」
少年「あわわわわ!暴れると落ちそうだよ!落ち着いて少女ちゃん!深呼吸!深呼吸!」
少女「……!わかった!……すぅー」
少年「ダメーー!!!!吸うときに背中を反らさないでーー!!!!」
商人「ありゃ、いつの間にやら」
眼鏡「……怪盗が、いない」
62 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/03/01(火) 12:31:15 ID:
c08EA3Aw
…………
少女「なんだか最近、怪盗からティアラを取り返した女の子だ!……ってみんな褒めてくれます………」
少年「八百屋さんのいちごも心なしか増えたね」
商人「しかし怪盗が等価交換とはねぇ」
眼鏡「……いちごおいしい」
少女「ツルギさんのところに行くとツルギさんにはお花の王冠がかけられてありました」
商人「怪盗ねぇ。気まぐれなやつなのかもな」
少年「あれからパッタリ会いませんけどね」
怪盗「そうかい?」
少年「そうです……ってうわっ」
怪盗「怪盗というのはいつだって神出鬼没なのさ」
63 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/03/01(火) 15:13:30 ID:IRc6KuN6
乙乙
64 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/03/01(火) 18:40:52 ID:
c08EA3Aw
【第8話】
ワイワイガヤガヤ
…………
少女「なんか騒がしいね」
少年「また泥棒騒ぎらしいよ」
眼鏡「……今度は民間まで被害が及んでいるらしい」
少女「くろうさぎさんの仕業かな?」
兎「いやぁ違うんだなぁこれが」
眼鏡「……今日は人間の姿じゃないのね」
兎「気分だよ、気分。というかもう驚かないんだね、少年くん」
少年「びっくりはしてますけど。というかまだこの街にいたんですね」
兎「まるでここにいてほしくないような言い草だなぁ。別に危害を加えたりしないからもうちょっとフレンドリーに接してほしいな」
商人「最近はうちの店に集まるのがブームなのか……?」
65 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/03/01(火) 18:46:33 ID:
c08EA3Aw
少女「だって……最近暑いんだもん……」
少年「そろそろ春も終わるもんねぇ」
商人「おいおい、少女ちゃんとツルギさんとやらの友情は夏の暑さに負ける程度だったのか」
少女「暑い中でもツルギさんを抜くために修行してるよ!!!!大丈夫!!!!セーフ!!!!」
兎「そもそもあの剣は暑くないのかな。刺さってる場所、割と日当たりよくなかったかい?」
少女「水とかかけてあげた方がいいのかな?」
少年「なんだか扱いがいよいよ墓石めいてきてるよ……」
眼鏡「……ツルギさんのとこに行くなら気を付けた方がいい」
少年「?どうして?」
眼鏡「……さっきから噂の泥棒、その方角に逃げたらしい」
66 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/03/01(火) 19:00:02 ID:
c08EA3Aw
兎「じゃあボクが護衛についていってあげよう」
少女「泥棒ってほんとにくろうさぎさんじゃないんだよね?」
兎「あぁ、ボクはお宝にしか興味がない。民家なんて漁んないよ」
少女「んー……じゃあ行こっか!いってきまーす!」
商人「あいさー」
…………
商人「あの兎、お前なんかしたろ」
眼鏡「……魔力から音を作る魔法を教えた」
商人「あの泥棒は等価交換がモットーらしいが、代わりはその指輪か?」
眼鏡「……彼、かなりの魔装具使いだったから」
商人「魔法と魔装具はセンスがまた別なんだっけか?魔法の技術と魔装具の技術を交換したってことか。で、なんだ、その指輪。どういう魔装具なんだ?」
眼鏡「……召喚魔法。召喚魔法は魔装具か魔方陣が必須」
商人「ここじゃあまり役に立たなさそうだな。現状で安定してるんだから魔族の類いは呼び出さない方がいい」
眼鏡「……わかってる。召喚魔法は、ロマン」
67 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/03/01(火) 19:06:36 ID:
c08EA3Aw
…………
少女「ツルギさん、なんでそんなに樹に囲まれてるの?」
剣「暑いのでな、日陰を作った」
少女「前まで何もツルギさんの周りには生えてなかったよね」
剣「暑いのでな。少しばかり樹を生やした」
少女「私がせっかくそこの湖から水を汲んで!重いのにここまで持ってきたんだよ!ツルギさんのために!かけてあげようかなって!」
剣「そうか、それはありがとう。かけてくれるか?」
少女「うぉーーー!!えーい!!」バッシャーーンッ
剣「涼しい」
…………
エーイ!!!エーイ!!!
兎「なんか、シュールだな」
少年「シュールですね」
68 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/03/01(火) 19:16:48 ID:
c08EA3Aw
兎「しかし、数日で樹を生やす魔力量は尋常じゃないね」
少年「そんなにすごいんですか?」
兎「少女ちゃんの魔法は少ししか見たことないけれど、初級魔法がいくつか使える程度だろう?それらの三百倍は魔力を消費するんじゃないかな」
少年「さ、さんびゃっ」
剣「そういえばそこの兎よ。喋られるようになったのだな」バシャーンッバシャーンッ
兎「うんうん、この街のマスコットキャラクターになるために教えて貰ったのさ。兎の姿、かわいいだろう?」
少年「何狙ってるんですか……」
兎「それはそうと、勇者の剣……ツルギさんと呼んだ方がいいのかな。キミはどの程度自然などに干渉できるんだい?」
剣「さぁな。私も何度か地面に刺さったことはあるが、刺さる場所によって私の影響力は範囲も形も様々だ。やってみないとわからん。この樹だってやってみたらできた、というのが正しいだろう」
兎「なるほどねぇ……持ち主がいなくとも勇者の剣は勇者の剣というわけか」
69 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/03/01(火) 19:24:11 ID:
c08EA3Aw
少女「えっ……だったらこの森の中を逃げてる泥棒さんがどこにいるのか調べたりもできるのかな?」
剣「ふむ。まぁできるかもしれんな」
兎「おいおい、まさか捕まえるつもりかい?」
少女「だって、街の人を困らせてるんでしょ?」
少年「でもボクら今日はそれらしい武器も持ってないよ……危なくない?」
少女「木刀ならある!」
少年「少女ちゃん、木刀じゃ厳しいと思うよ……」
眼鏡「……強盗ではないらしいから、位置さえわかればなんとかなるかも」
少年「眼鏡ちゃんいつからいたの……」
眼鏡「……さっき、追いついた」
少年「追いかけてたんだ……」
70 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/03/01(火) 19:45:21 ID:
c08EA3Aw
兎「うーん。よし。面白そうだし、ボクも参加するよ。勇者の剣の能力、一度見てみたかったんだ。ボクなら武器も持ってるし。何より強盗じゃないってんならそんなに危険ではなさそうだしね」
眼鏡「……」ムッ
兎「そんなに怖い目で見ないでほしいなぁ」
眼鏡「……捕まえるのには、賛成」
少年「…………仕方ないなぁ」
少女「じゃあ決まりってことで!」
剣「とりあえず調べてみればよいのだな」
少女「お願い!」
71 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/03/01(火) 19:51:26 ID:
c08EA3Aw
(…………)
少女(木々が揺れて……)
少女(心地よい風が吹き抜けていきます)
少女(葉っぱが風に揺れてゆらゆら、ゆらゆらと波を描く………)
ポワァァァアアアア
少女「ほわぁ………」
少年「へぇ……」
眼鏡「…………」
兎「ふむ」
少女(森の木々の葉っぱが緑に輝いて、ゆらゆらと揺れます。まるでツルギさんの魔力に反応するように。いえ……ツルギさんの歓迎会を森が開いているような、そんな光景です。その景色は昔どこかの町で見た、冬の日のお祭りのようでした)
72 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/03/01(火) 19:56:15 ID:
c08EA3Aw
剣「確かに、ここから南に向かった方角にある洞窟に何者かがひそんでいるな。確かに、清き心の持ち主とは言えんが、あまり大きな悪意も感じとれん」
兎「ふむふむ。そんなことまでわかるのか。勇者の剣って便利だね。つい欲しくなっちゃうな」
少女「ダメですよ!」
兎「わかってるわかってる、冗談だよ」
眼鏡「……行こう」
少年「今度は崖とかないかなぁ……」
73 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/03/01(火) 20:15:55 ID:
c08EA3Aw
…………
盗賊「いまんとこ城の警備隊が少しは増えた程度でまだまだ余裕でさぁ」
親分「犯行のうち裕福そうな家庭を狙ったもんは怪盗黒兎ってやつを装って予告状も送ってるからな。俺たち盗賊の仕業だとバレちまってる件数が少ないのも効いてんのさ」
盗賊「うぇへへ、流石でさぁ」
兎「……ブーッブーッ」
盗賊「おっ親分。話をしたらなんとやら。兎でさぁ」
親分「ふむ。丁度いいなぁおい。焼いて食うか。捕ってしまえ」
盗賊「へい!」
カキィンッ
親分「……どうした?」
盗賊「……親分、出れません。結界が張られているようでさぁ」
兎「随分と好き勝手なマネをしてくれてるみたいだね」
「「……あぁん?」」
74 :
以下、名無しが深夜にお送りします:2016/03/01(火) 20:25:41 ID:
c08EA3Aw
ボワンッ
怪盗「はぁい、どうも。怪盗黒兎でーす」
盗賊「親分、こいつ、怪盗でさぁ!」
親分「……あんたの名前を騙ったのが気に触れたか?」
怪盗「うん、許せないなぁ」カチャッ
盗賊「お、親分……あれ……銃ですぜ……」
怪盗「あはは、実弾は撃たないよ。撃てないわけじゃないけどね。ボクは基本的に召喚魔法専門なんだ。その洞窟の中で一晩一緒に過ごすなら何がいいかな?ドラゴン?ミノタウロス?ユニコーンなんてのもあるけど。あぁ、どれを選んでも翌朝を迎えられるかは保証しないよ」
…………
少年「あれ、絶対自分の名前使われたことにしか怒ってないよね」コソコソ
眼鏡「……多分、そのために私達を利用した。わかっていたけれど、こうするのが一番安全だから」コソコソ
少年「あぁ、だからさっき睨んでたのか」コソコソ
少女「ドラゴン?ミノタウロス?……かっこいい!!!!全部見たい!!!!」
少年「少女ちゃんは……元気だね……」