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勇者「幼女大好き」
Part1

勇者「幼女大好き」
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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/08/23(木) 22:28:07.11 ID:yFS2HW8R0
初ssです。
緊張してます。
良い話を書きます。
全部嘘です。

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/08/23(木) 22:31:09.93 ID:yFS2HW8R0
ーーーー初の国・王城ーーーー
勇者「何の用?」
初王「魔王を征伐してこい。あとメモに書いてある用件をこなしてこい」
勇者「魔王を?」
初王「ああ。いい加減、人間以外の知的生物が憚っているのが我慢できない。魔王を倒せば畜生共も殊勝になるだろ」
勇者「適当だな」
初王「ぶっちゃけると諸外国へのアピール目的だ。初の国が世界の主権を握る為にも、お前には頑張ってもらいたい」
勇者「条件が一つ」
初王「なんだ? 援助は可能な限り行うが」
勇者「姫を嫁にちょうだい」
初王「あん?」

3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/08/23(木) 22:33:01.79 ID:yFS2HW8R0
勇者「姫を嫁にちょうだい」
初王「……何を言ってるんだ。姫は十歳だぞ」
勇者「最高。美幼女は世界の宝。所有物にするけど」
初王「……曲者だとは知っていたが、ド変態だったとはな」
勇者「それで。くれるのか?」
初王「……ふん、勅命を果たせばくれてやる。国の為なら娘の一人痛くもない。だが、王座は渡さないからな」
勇者「ありがとう、屑親」
初王「うるさい。さっさと行け」
勇者「あーい」

4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/08/23(木) 22:35:14.75 ID:yFS2HW8R0
ーーーー初の国と壱の国の国境付近ーーーー
魔物A「ニャー、ニャー」
魔物B「キャン、キャン」
勇者「魔物だ」
魔物C「モー、モー」
魔物D「ヒヒーン」
勇者「出会った魔物は全部殺せとメモに書いてあった」
魔物E「メー」
魔物F「パオーン」
勇者「無害なのばかりだけど殺すか。美幼女と結婚するためだ」ズルッ

5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/08/23(木) 22:36:42.88 ID:yFS2HW8R0
魔物G「チュー、チュー」
魔物H「コン、コン」
勇者「ていっ」ブンッ
魔物「ーーーー」ブシャッ
勇者「ふふん」ズブッ
勇者「どんどん行こう」

7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/08/23(木) 22:37:41.54 ID:yFS2HW8R0
ーーーー壱の国・王城ーーーー
壱女王「其方が勇者か」
勇者「そうだ」
壱女王「其方の勇名は我が国でも轟いておるぞ。聖剣を振るって数多の悪を滅ぼす光だとな」
勇者「照れる」
壱女王「しかし、肝心の聖剣が見当たらぬが」
勇者「それより困ってる事ない?」
壱女王「む。困ってる事とな」
勇者「初王の用事」

8 :>>6勇者「勘弁して」 :2012/08/23(木) 22:42:13.85 ID:yFS2HW8R0
壱女王「……なるほど。翳りつつある友好関係の修復を図ろうという魂胆か」
勇者「そうかも」
壱女王「ふん、国境線付近にある初の国の軍隊が厄介事だな。早々と撤退させてもらいたいところだ。
名目上は同じく隣接している肆の国との戦争に備えてと言っているが、真偽はどうだか」
勇者「撤退は無理。初の国が不利益になる事は禁止だとメモにあった」
壱女王「……意外に従順なのだな。偏屈な気性の人物だと噂には聞いていたが」
勇者「そうか」
壱女王「……ふむ。北西の町で大型の魔物が民を襲っているらしい。犠牲者も相当の数だそうだ。
民兵では歯が立たないらしく、常備兵を遣わそうと検討していたところだ」
勇者「代わりに倒してくる」
壱女王「それは助かる。頼んだぞ」
勇者「あーい」

9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/08/23(木) 22:43:33.34 ID:yFS2HW8R0
ーーーー壱の国・北西の町ーーーー
勇者「ふう」
町民「……」フラフラ
勇者「魔物は?」
町民「……今は外れの森にいるはずです」
勇者「そうか」
町民「今日も、あのバケモノに何十人も殺されました……。骨を、噛み砕く音が、耳に残って……」ポロポロ
勇者「そうか。じゃあ」
町民「あ……」グスッ
町民「き、消えた……?」

10 : ◆I9IhvvVdPo :2012/08/23(木) 22:43:58.67 ID:mTmeBDeA0
いい感じのSSだな。
がんばれ

11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/08/23(木) 22:44:55.70 ID:yFS2HW8R0
ーーーー外れの森ーーーー
巨人「ごおおおおおおぉぉぉぉぉぉおおおおおおおお!!」ブオンッ
勇者「いきなりバレた」サッ
巨人「ぐおおぉぉぉぉおおおおおおおおおおおお!!」ドゴッ!
勇者「当たらない」サッ
巨人「っ!? があああぁぁぁああああああああああ!!」
勇者「当たらないって」ズルッ
巨人「おおおぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!」グオオッ
勇者「ていっ」ブンッ
巨人「ーーーー」プシャッ!コロン
勇者「ふふん」ズブッ
勇者「帰ろう」ガシッ

12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/08/23(木) 22:46:25.78 ID:yFS2HW8R0
ーーーー北西の町ーーーー
勇者「どうも」
町民「あ、ど、どうも」
勇者「これ」ポイッ
町民「え……? ひっ!ば、バケモノの首……!?」
勇者「うん。じゃあ」
町民「あ……」

13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/08/23(木) 22:48:13.06 ID:yFS2HW8R0
ーーーー壱の国・王城ーーーー
勇者「ただいま」
壱女王「む……。忽然と消えたと思えば」
勇者「倒してきた」
壱女王「……魔物を?」
勇者「そうだ」
壱女王「……この短時間にか?」
勇者「そうだ」
壱女王「……俄かには信じられないが、嘘を吐いているようにも見えないな」
勇者「そうか」
壱女王「……私の国で力を振るわぬか? 初の国よりも厚くもてなすぞ」
勇者「無理」

14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/08/23(木) 22:50:44.00 ID:yFS2HW8R0
壱女王「む……。私の夫として迎えても良いぞ。中々気に入ったしな」
壱大臣「陛下!?」
勇者「何歳?」
壱女王「む。あまり女性に年齢を訊くものではないぞ。……二十二だ」
勇者「ババアには興味ない」
壱女王「……何だと」
勇者「十五以上は熟女だ。二十歳以上は生ける屍だ」
壱女王「き、貴様……!!」ガタッ

15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/08/23(木) 22:51:51.99 ID:yFS2HW8R0
壱女王「……!?」
壱女王(いつ私の前に移動した!?)
壱大臣「陛下!!」ダッ
勇者「動いたらリビングデッドを殺す」
壱女王「ひっ……」ビクッ
壱大臣「くっ……!」ピタッ
勇者「そっくりの美しい娘を産め。そっちを貰う」
壱女王「っ……」
勇者「じゃあ」

16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/08/23(木) 22:53:41.27 ID:yFS2HW8R0
壱女王「あ……」トサッ
壱大臣「陛下! ご無事ですか!?」
壱女王「あ、ああ」ガタガタ
壱大臣「すぐさま兵にあの賊を追わせます!」
壱女王「や、やめろ」ガタガタ
壱大臣「何故ですか!?」
壱女王「わ、分からないのか?」ガタガタ
壱女王「あれは……魔物以上のバケモノだ」

17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/08/23(木) 22:57:07.03 ID:yFS2HW8R0
ーーーー壱の国と弐の国の国境付近ーーー
魔物の群れ「ーーーー」
勇者「ふふん」ズブッ
ヒュッ
勇者「……危ないよ」ヒョイッ
ローブ「……」
勇者「暑そうな格好」
ローブ「……不意打ちを避けられた。身体から剣も出し入れするし、相当のバケモノ」
勇者「腕が刃の異形にバケモノ呼ばわりされたくない」ズルッ
ローブ「……なら槍にする」ミキミキ
勇者「すごい。でもバケモノであることには変わらない」
ビュウッ
勇者「おっと。風邪が強い」
ローブ「あ、フードが……」ファサッ

18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/08/23(木) 22:59:46.44 ID:yFS2HW8R0
勇者「…………」
ローブ「あ、名乗るのを忘れてた。わたしは四天王『黒』。
魔王様より、あなたを始末する命令を受けた」
勇者「…………か」
黒「ナノマシンの群体であるわたしに狙われたのが、あなたの運の尽き」
勇者「……か、か、か」
黒「……?」
勇者「褐色美幼女きた……!!」ツー
黒(……無表情で泣いてる)ヒキッ
勇者「生きてて良かった。今まで生きてて良かった。
今までの全てに感謝したい。褐色美幼女に出会うまでの全てに感謝したい」ポロポロ

19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/08/23(木) 23:01:09.17 ID:yFS2HW8R0
黒「……身の危険を感じる」
勇者「大丈夫。ちょっと穴という穴を犯すだけ。ふひひ」
黒「……先手必勝」タッ
勇者「悪くない動き」ヒョイッ
黒「く……」
勇者「褐色美幼女のお腹にパーンチ」ゴッ
黒「う……」
勇者「ごめん。本当にごめん」
黒「……まだ」ブンッ
勇者「おお。びっくり」ヒョイッ
黒「っ」ヨロッ
勇者「パーンチ」ゴスッ
黒「っ……」フラッ
勇者「中々の耐久力」ダキッ

20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2012/08/23(木) 23:02:41.98 ID:oNM1lBfc0
いいぞもっとやれ

21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/08/23(木) 23:03:38.60 ID:yFS2HW8R0
勇者「ふむふむ」サワサワ
勇者「全身がプニプニだ」
勇者「ほっぺた」ツンツンプニプニ
黒「むにゅ……」
勇者「……」ツンツンプニプニ
黒「にゅぅ……」
勇者「しあわせ」ポカポカ
勇者「おっと。先ずは身体検査」サワサワ

22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/08/23(木) 23:07:38.51 ID:yFS2HW8R0
勇者「この褐色美幼女、魔物じゃないな」
勇者「……うなじに魔蟲が寄生している。これで操られているのか」
勇者「なのましん。群体。……何かの塊? 極小の粒?」
勇者「……粒が集まっていて、それを極細の糸が繋げている。そして、魔蟲がその糸に命令を伝える信号を伝えている?」
勇者「……どうでも良いか」
勇者「命令を書き換えられるか?」
勇者「……無理か。蟲は殺そう。ていっ」ブンッ
プシャッ
ポロ
勇者「一から褐色美幼女を手懐けるのも悪くない。ふひひ」ズブッ

27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/08/24(金) 00:14:29.82 ID:k4C3m7QPo
これは期待

28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/08/24(金) 01:25:37.14 ID:dJha7lYD0
見直してみると日本語酷すぎワロタ。
誤字を訂正。
>>8
勇者「……初の国“にとって”不利益……」
>>22
勇者「……魔蟲がその糸に“命令を信号として伝えている”?」

30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/08/24(金) 23:52:12.66 ID:dJha7lYD0
ーーーーーー
ーーーー
ーー
黒「……」ムクッ
黒「……ここは?」
勇者「弐の国の宿屋」
黒「っ!?」ビクッ
勇者「おはよう。外暗いけど」
黒「……」ジトー
勇者「睨まないで。仲良くしよう」
黒「イヤ」プイッ
勇者「ぐすん」

31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/08/24(金) 23:52:56.53 ID:dJha7lYD0
黒「……わたしに何かした?」
勇者「うん。気持ち良かった」
黒「……うそ」
勇者「嘘」
黒「……」ヒュンッ
勇者「刃は危ない」ヒョイッ
黒「……何をしたの?」
勇者「ちょっと蟲が付いていたから払った」
黒「むし?」

32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/08/24(金) 23:54:38.15 ID:dJha7lYD0
勇者「魔蟲が首筋に付着してた」
黒「……側近のしわざ」
勇者「側近?」
黒「心配性の腹黒男」
勇者「なるほど」
黒「殺意が薄まってるわけが分かった。もともと上乗せされてたみたい」
勇者「消えては無いのか」
黒「お腹をなぐられた。悪い冗談を言われた」ジトー
勇者「ごめん」