Part8
401 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/08(水) 23:35:57.01 ID:3M2q1UJ+0
「ありがとう、俺は酒でいいよ」
「……どうしようかと思ってる。早くてもいいかとは思うんだけどね」
「君もとっくに俺が来た意味はわかってるみたいだし」
「恋人、いるんだろ?」
「んー……悪いけど。これがバカとの約束だからね」
「……今すぐはしないでおくよ。でも、数日のうちにはするから」
「そこは覚悟しておいてほしい」
402 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/08(水) 23:38:36.56 ID:3M2q1UJ+0
2の月 中4日 火の曜日
私は今日、ずっと好きだったアイツにラブレターを送りました。
チョコと一緒に包んであげたから、彼がいつ読んでくれるか分かりません。
もしかしたら読まずに捨てられたり…それは、ヤだな。
明日も学校で会わないといけないのに。どんな顔をすればいいんだろ?
でも、他の可愛い子からもたくさんチョコ貰ってるから、私のなんて開けないかも。
彼からしたら私なんて、幼馴染なだけで特別お金も無いし、美人じゃない。
一緒に登下校するのも他の子が一緒になったりして…二人っきりって今じゃすごく少なくなってるもん。
403 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/08(水) 23:41:31.88 ID:3M2q1UJ+0
好きになったきっかけは、小学校の頃。
頭の角を引っ張られていじめられてるのを助けてくれたから。(←なんか陳腐?)
あれって純血の子には格好よく見えて、いじめっていうより『すげー!』っていう称賛だったみたいだけど。
そんなのわかんないし! 私はいじめられてたと思ってたんだけどなあ…
結局助けてくれたアイツに惚れちゃって、今もずーっと続いてる。バカみたい
あーあ…ちょっと後悔。純血の人間のアイツに混血の私が告白ってさ。
血で差別するような時代なんて千年以上前だけど、やっぱり気になるー……
アイツの周りの子は純魔族とかいるから、気にするだけ無駄なんだろうけど…
404 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/08(水) 23:43:57.21 ID:3M2q1UJ+0
そういえば学校で習ったけど、魔族と人間の融和は聖教の最高指導者が始めたみたい。
人間を侵略しだした魔族のトップをコルネギスって人が倒して、そこから手を取り合ったんだって。
そのおかげでアイツと一緒にいられるって考えると、ちょっと感謝とかしてみようかな。
…もーダメ。ラブレターが気になってそれどころじゃない。
今日は寝ます。明日の日記はいいことが書けますように!
2の月 中5日 水の曜日
キス、しました。
ーー千年の後、魔族の血を持つ少女の日記より抜粋ーー
405 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/08(水) 23:44:57.43 ID:3M2q1UJ+0
今日はここまでで。休憩回的な。
406 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/08(水) 23:47:31.68 ID:0/Zr5pHlO
乙
433 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/10(金) 21:12:00.76 ID:Whp8erVJ0
「え」
「今日恋人と別れる?」
「夜に会う約束がある、か。それなら俺はもう少ししたら帰ろうかな」
「別に純潔なんて気にしないから、たっぷり楽しんでくれていいんだけどね」
「……君がそうしたいなら、好きにしたらいいさ」
「確かに、一緒に寝た後に別れを切り出されたら男もツラいと思うし」
「じゃあ……今日はあと少しだけ話そうか」
434 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/10(金) 21:26:57.68 ID:Whp8erVJ0
「聖都を出たのは味噌漬け事件から2週間くらい経った頃だった」
「理由はまあ、お金なんだけど」
「聖都周辺って、大きい魔物は大概聖騎士がタダで討伐しちゃうから」
「冒険者としちゃ儲けが薄いんだよ。毎日こつこつ働けば別だけどさ」
「俺は4日に一回くらいのペースで仕事してたから、どんどん手持ちが目減りしてね」
「いや。大抵キメラとセックスしたり遊びに行ったり」
「報奨金……あぶく銭持つと人間ダメになる。それがよく分かったよ」
435 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/10(金) 21:40:36.41 ID:Whp8erVJ0
「かといって今更あくせく働くのも面倒くさい」
「どうしようか、って時にキメラを通してあのバカから伝言が来たんだ」
「なんでも王都に飽きたからエルフの集落に行くらしい」
「暇だったら来てくれ、ってことだったけどさ。タイミング良すぎ」
「まあキメラから話が行ってたのかもね」
「当然了承したよ。エルフ自体、見た事無かったし」
「ああ、エルフの隠れ里。どうやって見つけたのかって?」
「バカがどう見つけたのかは知らないけど」
「行くのは一瞬だった。キメラが指を鳴らして、次の瞬間には森の中だったからね」
436 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/10(金) 21:53:37.35 ID:Whp8erVJ0
「よう、ってヘラヘラ手を上げてるバカ。その隣になんか耳の長い子がいてさ」
「もちろんエルフだよ。エルフは見目麗しいってのはホントだった」
「その子は長い透き通るような水色の髪でね。穏やかな垂れ気味の目に、小さいパーツの顔」
「息を飲むような凄まじい美しさじゃなくて、庇護欲と愛情が掻きたてられる感じの美しさ」
「巨乳じゃないけど、しっかりある胸とほっそりした腰。手足まで真っ白な肌が綺麗だった」
「男の理想だよ。まさに」
「そんなエルフに首輪を付けて、無造作に抱きかかえながら首筋を舐めるバカ」
「男の敵だよ。あれは」
437 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/10(金) 22:00:57.56 ID:Whp8erVJ0
「よく見るとエルフの子は死んだような目をしててね」
「王都で学院の子達を手籠めにしたのとは全然違う感じ」
「それなのにバカの遠慮なさすぎる質問に、何の戸惑いも無く答えてるから不思議なもんだ」
「初体験は無し。キスは一度、幼馴染と。家族は両親と妹がいる。今年で83歳」
「ちょっと萎えたけど、エルフだからね。83なら思春期くらいだよ」
「集落は200人。戦える人員から詳細な防衛設備、秘宝の場所、神への通じ方」
「もしかして、言ったら駄目なやつだったのかね。エルフっ子は泣いてたし」
「ニヤつくバカを見れば、ロクでもないことを考えてるのが分かる」
438 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/10(金) 22:18:49.39 ID:JUGxxdDRo
昂ぶってキマシタワー
439 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/10(金) 22:21:55.33 ID:Whp8erVJ0
「色々聞き出した後、バカがキメラを手招きしてさ」
「なんか耳打ちしてるんだけど聞き取れない」
「まあ、耳打ちされてるキメラがどんどん笑顔になってくから、善良なことじゃないだろうなって」
「そう思いながら深呼吸してたよ。エルフの森って空気が滅茶苦茶美味しいんだ」
「聖泉ほどじゃなきけど、神の加護があって魔物や魔族は近づけないんだってさ」
「バカとキメラも『良い空気だ』って笑ってたからぶち壊しだけどね」
440 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/10(金) 22:33:52.67 ID:Whp8erVJ0
「で、話が終わってキメラが走り去ってったんだ」
「やけに楽しそうだった。ていうか、目がアレだったね」
「王都でレイプしてきた男達を潰して遊んでた時の顔だったよ」
「それからは手持無沙汰でバカと色々話してた。聖都での事件とかさ」
「……話してたんだけど、やっぱり気になるというか」
「バカがエルフの子の胸を揉みしだくだけで、トロットロの泣き声で喘ぐからチンコに悪い」
「先走っちゃうから」
441 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/10(金) 22:38:37.99 ID:Whp8erVJ0
「エルフといえばどんな性格か。君は知ってるかな」
「ああ、基本的にはね。でも一度仲良くなれば、とにかく穏やかでいい人達だよ」
「そんなエルフが思いっきり睨みつけるくらいなんだから、バカはよっぽど敵視されてるんだろうね」
「もうエルフっ子の顔は真っ青。今にも吐きそうな感じ」
「エルフは神族の系譜? ああなるほど! だからバカは睨まれてたのか……」
「ありがとう。勉強になったよ」
442 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/10(金) 22:44:35.75 ID:Whp8erVJ0
「ええと、それからだけど。バカがエルフっ子の胸やアソコをいじると体がガクガク震えてさ」
「いまいち魔法は分からないけど、神性を犯すとかよくわからんことを言ってたっけ」
「エルフっ子の顔ときたら。目は見開いて、口も大開きだからヨダレが垂れっ放しでさ」
「全身が汗だくで息も凄まじく切迫してた。過呼吸で死ぬんじゃないかってくらい」
「そう思った次の瞬間が凄まじかったね」
「真っ白な手の甲が、どんどん褐色になり始めたんだ」
「同時にまたこれが。エルフっ子の喉が千切れるような強烈な叫び声」
「耳が壊れるかと思った」
443 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/10(金) 22:50:25.55 ID:Whp8erVJ0
「褐色がどんどん広がってくほど、叫び声も悲痛というか苦痛に塗れてさ」
「右腕を包む頃には脂汗で水溜りができそうだった」
「ほら、普通倒れる時って、反射的に腕が出たりするだろ?」
「それすらもない。バカに突き倒されたら、そのまま土に倒れ込んでたよ」
「まあ、それどこじゃなかったんだろうけど」
「痙攣しながらジワジワ褐色が浸食してく。それを抑える様に腕を抱きかかえて震えてる」
「追いつめられると声も出ない。エルフっ子はまさにそんな状態だったんだろうね」
「バカ? 大笑い。ゲラゲラ笑って、商都で売ってる砂糖菓子頬張ってたな」
「知らない? じゃあ今度買ってこようか」
444 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/10(金) 22:56:32.49 ID:Whp8erVJ0
「浸食が肩まで来たくらいには、もう悲鳴どころか息遣いすら飛び飛び」
「死んじゃうかと思うと勿体なかった。可愛いのに」
「そう思ってバカを見たら、気付いたように砂糖菓子を渡してくれたよ」
「それじゃないし」
「この子どうすんだ、って聞いてやっと言いたいことが分かったらしい」
「ホントにバカなんだよアイツ」
「なにやら考え込んで、やっと出た言葉がまた」
「『あ、ヤる? オッケー、ちょい待ってろって』」
「ニヤついたまま、エルフっ子の頭を踏みにじって一言」
「『この人間のチンコしゃぶって精液飲んだら浸食止めてやるよ』」
「魔族の時と手口が一緒なんだよ。お前それしかないのか?」
「呆れたけど、チンコは正直だね」
445 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/10(金) 23:06:37.49 ID:Whp8erVJ0
「明らかに怪しい誘い火でも、それしかなければ一筋の光明って奴でさ」
「可愛かった顔を苦痛に歪めてエルフっ子が這いつくばって来る」
「凄まじいよ。鼻水も涎も凄いけど、何より形相が凄まじい。あそこまで目って開くんだ」
「若干怖い。でも不死者よりは全然マシ」
「使い物にならない右腕を引きずって、必死に地面を掴んで俺の所までやってきて」
「血反吐を吐きそうな声で『お願いします』って言うんだよ」
「可愛いね」
446 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/10(金) 23:09:05.36 ID:Whp8erVJ0
「まあビンビンだからさ。取り出した途端にチンコがエルフっ子の鼻先に」
「キスも1回で83年間処女。怯えるかな、って思ったけど命の危機って凄い」
「目に入った途端にむしゃぶりついて来て、じゅぱじゅぱ音立てて咥えこむんだ」
「難点といえば、鬼気迫った表情で必死にしゃぶってることかな」
「あとどうにも経験が無いからさ。刺激自体も結構単調で微妙」
「……今思えば、よく噛まれなかったなあ」
「それでもまあ、出せるかな。そう思ってエルフっ子の頭を掴んで引き寄せてみたんだけど」
「これが大失敗だった」
447 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/10(金) 23:12:41.25 ID:Whp8erVJ0
「今までキメラのフェラが多かったから、ついその勢いで喉奥までぶっ込んだんだよ」
「そりゃキツい。考えれば当たり前だ」
「喉奥を一気に突かれたらどうなるって、まあ決まってるね」
「エルフっ子から聞こえるえづきと、ビチャビチャ水っぽい物が落ちる音」
「チンコを包み込む生温かい感触」
「ああ……ゲロってたよ」
448 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/10(金) 23:20:20.30 ID:Whp8erVJ0
「ゲロとチンコで喉が塞がれて、エルフっ子も気絶したみたいでさ」
「口の端からゲロを垂らしながら後ろ向きにぶっ倒れた」
「それでもそこそこ見れるサマなんだから、エルフの美貌ってのは完成されてるよ」
「普通、ゲロまみれで白目剥いて失神してる子なんてドン引きなのにさ」
「でもそれじゃ終わらないのがツラい所だね」
「気絶した途端に浸食が広がって、首筋まで褐色に模様替えだ」
「そのまま気絶してれば楽だったんだろうけどね。そうはいかない」
「痛みで一気に目が覚めて、咳き込みながら絶叫してる」
「もう精液云々なんて忘れてる感じでさ」
「ひたすらのた打ち回って、首輪あたりをガリガリ掻きむしってるけど」
「なぜか肝心の首と指は触れ合わない。ちょっと隙間が空いてて、掻きむしれてないんだ」
「もちろんバカの仕業」
449 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/10(金) 23:24:09.12 ID:Whp8erVJ0
「俺は俺で困ってたというか」
「ゲロまみれの勃起したチンコがね。どうしたものかと」
「エルフっ子は手を出したら弾みで蹴り飛ばされそうだし。かと言ってキメラは居ない」
「仕方ないから自慰で抜いておくか」
「正直、あの時はちょっと達観してた気がする」
「そんな時にちょっと辺りを見回したら、居たんだよ」
「カマキリモドキ」
「……なんか俺も結構ワンパターンだなあ」
450 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/10(金) 23:28:40.96 ID:Whp8erVJ0
「あれはあんまり居ないからね。知らないのも無理ないよ」
「カマキリみたいに足は6本だけど、全部が刃物になってて、身体の部分が人型なんだ」
「いや。人間の身体じゃない。あくまでパッと見た瞬間がヒトっぽいだけだよ」
「頭はヒトを模してるけど、目の位置に目は無くて、代わりに頭の両側に複眼がある」
「身体は円筒形で、メス型だから胸っぽい部分はあるんだけどさ」
「あと体は全部緑色。魔獣だけあって体は人と同じくらいの大きさだ」
「何が丁度いいって、まあこれまでの話で見当はつくだろうけど」
「アソコのあたりに穴があるんだよ」
「総排泄腔って言うらしい。カマキリモドキは全部1つの穴で済ますんだって」
「便利というべきか、汚いと思うべきか。分からないね」
451 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/10(金) 23:31:57.34 ID:hljUamkSo
ホントレベル高いなこの勇者
452 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/10(金) 23:33:04.88 ID:Whp8erVJ0
「チンコを引っさげたまま、剣を掴んで即戦闘」
「一対一ならまあ、勝てるよ。大ぶりな攻撃だから」
「足と翅を切り飛ばして身体だけにしたら、もうほとんど抵抗できない」
「後はおきまりだね」
「混ぜ汁をチンコに塗りたくって、緑色のツヤツヤした腹の部分を掴んで穴の中へ」
「これも失敗だった」
「全然気持ちよくないんだよ」
453 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/10(金) 23:33:10.73 ID:aJfTheoIo
本物の勇者だよコイツは・・・
454 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/10(金) 23:37:07.48 ID:Whp8erVJ0
「穴はホントにタダの穴で、動かしても穴があるだけで凹凸も締め付けも特にない」
「せめて体温でもあればとは思うけど、それも無し」
「顔はね。頭の両側でギョロギョロしてる大きな複眼を見て興奮するは難しいよ」
「あれほど無意味なセックスは後にも先にも無かったな」
「虫の身体相手にむなしく腰を振る俺と、苦痛にのた打ち回るエルフっ子」
「そんな俺達を見て腹を抱えて笑うバカ」
「なんだったんだろう、あの時間は」
455 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/10(金) 23:41:41.22 ID:L0KTVs/Eo
凄いな
尊敬の念が芽生えてもおかしくはない
456 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/10(金) 23:42:40.88 ID:VkP8tx6io
尊敬ではなく畏怖の念を抱くわ
457 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/10(金) 23:42:47.15 ID:5BdXFQAIo
この勇者はこうでなくちゃな
458 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/10(金) 23:44:41.52 ID:Whp8erVJ0
「結局射精できなかったのには、ちょっと傷ついた。今まで魔物相手でも射精はできたのに」
「ため息交じりにエルフっ子の方を見たら、おや不思議」
「無茶苦茶可愛い。むしろ顔だけでも抜ける」
「ゲロも苦痛に歪む表情も気にならなかったよ。むしろエッセンスみたいな」
「カマキリモドキの後だと何もかも良く見える」
「あっというまに射精できた。ある意味カマキリモドキのおかげというか」
「ちなみにエルフっ子の顔にぶっかけた。まあ本人はそんな余裕なくて、目もくれてなかったんだけどね」
459 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/10(金) 23:46:41.53 ID:Whp8erVJ0
「いよいよ浸食が体中に回ったみたいで、左腕や顔も褐色に変わってさ」
「最後に血の涙を流しながら声にならない叫びをあげて」
「喉でも切ったのか血の泡まで吹いて、ゲロの海に顔面から再突入」
「白い肌も神秘的な美しさだったけど、褐色の肌も悪くない」
「抱き上げてみると柔らかいしね」
「まあ抜いたばっかりだから弄ったりはしなかった」
「手に伝わる感触を楽しみながら、キメラが戻って来るまでバカと雑談してたよ」
「もっぱらカマキリモドキの感想だったけどね」