Part3
91 :
◆.s5ziYqd8k :2015/06/29(月) 21:39:14.52 ID:1X/05gI00
「ともかくお互い満足したわけだ。時々二匹の所に行ってはヤって、それ以外は金稼ぎと修行の毎日」
「大体二か月くらいか……これ美味いな。前から名物だったけど今の方が断然美味い」
「王都側にある迷宮は知ってるかな。そうそう、その大迷宮。まあ有名だからね」
「一緒に連れて行ってもらえることになったんだよ。死んでも自己責任だけど、それは当たり前だ」
「もう嬉しくて、娼館に使うはずだった金で装備を新調したもんだ」
「まさか! 安物じゃないとはいえ、そんなに良いもんじゃないさ」
「は? いやいや。その頃は聖剣なんて持ってない」
「というより俺は聖剣なんて持った事ないよ」
92 :
◆.s5ziYqd8k :2015/06/29(月) 21:53:56.27 ID:1X/05gI00
「ええと何だっけ…ああ迷宮の事なんだけど」
「なにせ王都は遠いから、都市から2週間かかったかな」
「まあ道中は大したこともないね。二組の喘ぎ声を何回も聞いたりしたけど、大したことじゃない」
「迷宮に着いた後は凄かったよ。これまで4人の事はあんまり話してなかったけどさ」
「もう凄いの何の。剣士は一振りで3匹殺すし、魔法使いは下級呪文が中級レベル」
「戦士も全然傷つかないし、神官の杖の一振りで傷も全快だ」
「俺? 荷物持ち」
93 :
◆.s5ziYqd8k :2015/06/29(月) 22:01:44.92 ID:1X/05gI00
「いや、さっきから凄いとしか言ってないけど、本当にすごいんだよ」
「俺が何をする間もなく道が切り開かれていくからね。手を出す暇も隙もありゃしない」
「事前に1日の平均速度は5階層って聞いてたけど、嘘だろって思ったから」
「いや、本当だけど、その時は嘘だと思ったんだ。なにせ初日で15階層だよ」
「10階層の大物も剣士の一振りでお仕舞い」
「露骨な大部屋が無かったら、あれが大物だとすら気づかなかったと思う」
「それで『今日は調子が悪かったね。ブランクかな』って笑いあってるんだから」
「もう釣られて笑うしかない」
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/06/29(月) 22:03:18.88 ID:XQ9I8Pr5o
当時の英雄レベルの実力者について行けたのかな
運が良いなんてレベルじゃないな
95 :
◆.s5ziYqd8k :2015/06/29(月) 22:09:43.80 ID:1X/05gI00
「そういえばあの迷宮、何階層まであるか知ってるかい?」
「はは、実は違うんだよ…一般的にはそう、100階層だけどね」
「100階層の大物をうまく倒せると、更に下に行く扉が出てくるんだ」
「言いふらしてもいいよ。でも条件の達成が無茶苦茶難しいから、多分行ける連中はみんな知ってることだけど」
「それで更に下層はね。実はこれ、天魔の陵墓に繋がってるんだよ」
「言葉も出ないだろ? あの場所の凶悪極まりない魔物が、迷宮の下をウヨウヨしてるなんて」
「俺も一人で行ったら一生縁の無い場所だったかもしれん」
「それが狩場らしいんだから、本当に強い連中ってのは怖いよ」
96 :
◆.s5ziYqd8k :2015/06/29(月) 22:19:40.77 ID:1X/05gI00
「でね。そこに何があったと思う?」
「なるほど…いやこれが、財宝でも強い武具でも無い…いや、それは迷宮の道中にあるから間違いじゃないんだけど」
「とにかく一番の収穫っていうのが、ベッドなんだ」
「いや? ベッドだよ。でも普通のベッドじゃなくて『女神の寝屋』って名前らしい」
「そこで寝ると体力回復、精力増強、腹は減らず魔物は近寄らず汚れもすぐに消えてしまう優れもの」
「何のために4人が来たかって、つまりそういうことだよ」
「4人の耐久大乱交の始まりだ」
「俺は追い出されたけどね。謝られながら、魔物避けと食糧と武器、寝袋を渡されて放り出されたよ」
「世のなか辛いね」
97 :
◆.s5ziYqd8k :2015/06/29(月) 22:33:04.99 ID:1X/05gI00
「せいぜい一晩。やっぱり君もそう思うだろ?」
「2日過ぎた時、俺は1週間を覚悟したね。あの人達尋常な体力じゃなかったから」
「けど一人ではとてもじゃないけど帰れない。となるとすることは一つだ」
「何かって、そりゃ修行だよ」
「幸いやたらと強い不死の魔物がうようよしてたからね。魔物避けで釣り出して、一匹ずつ渡された剣士の洗礼剣でザクリ」
「さすがあのレベルの剣士だと洗礼の強さも尋常じゃない。陵墓の魔物ですら一撃だ」
「で、話は変わるんだけど、例のベッドの部屋から四六時中嬌声が漏れてくるんだよ」
「そのせいでこっちもムラムラしてね……どうしたと思う?」
「自慰ね。確かにそうすればいいんだけどさ」
「その時思いついたんだよ。不死者……動く死体なんだけど」
「可愛い女の子の死体が居てね」
「引く気持ちは分かるから、とりあえず聞いてくれ」
99 :
◆.s5ziYqd8k :2015/06/29(月) 22:36:49.52 ID:1X/05gI00
「……そうだよ。その通り。死体である以上腐っていく」
「その子も多分に漏れず腐り始めててね。片足は腐ってるし、手はもげてた。顔も2割くらい溶けてたな」
「あと腹も真っ黒でね。押すと黒い汁がアソコから垂れるから、胎ごと腐ってたんだろう」
「あ、肉はもう止めにしようか。酒だけにしよう」
「その死体をうまく釣って、魔物避けで囲んで簡易結界作って準備万端だ」
「手足は根元を折った。動いたらこっちが死ぬから、仕方ない」
「寝かせて足を広げると、これが酷い臭いでね。見た目も真っ黒だし」
「じゃあなんでするかって?」
「そこに魔物の女の子がいたからさ」
100 :
◆.s5ziYqd8k :2015/06/29(月) 22:44:33.75 ID:1X/05gI00
「あの時ほど入念に混ざり汁を塗り込んだことは無い」
「虚ろな腐りかけの目を天井に向けたまま、端正な顔は氷みたいでね。腐ってない部分は可愛かったよ」
「胸はそこそこ…触ったら千切れそうだったから触ってないよ」
「で、とにかくシようかと思ってアソコに指を当てて広げてみたわけだ」
「ねちっ、ってね。真っ黒な粘液が糸を引いて、凄まじい腐臭が溢れてくる」
「死体共の闊歩する空間で鼻を慣らしておいてそれだから、普通の場所で嗅いだら鼻がもげただろうなあ」
「要らないならその肉、俺が食べておくよ。ありがとう。悪いね」
101 :
◆.s5ziYqd8k :2015/06/29(月) 22:51:29.53 ID:1X/05gI00
「チンコの先をあてがったらなんというか…生温いような、気色の悪い感覚で」
「川底に溜まった腐植物があるだろ? あれにチンコを突っ込んでる感じが近いかもしれない」
「したことない? そりゃそうだろうね。したことがあったらとんだ変態だ」
「勇気を出して腰を突き出したら、それはもう入る入る。にゅるんって勢いでスムーズに入ったよ」
「けどね、これがまた、緩い緩い!」
「初めは良かったんだけど、どうも腐った肉は簡単に形が戻らないみたいでね」
「突けば突く程緩んでいく。そのうち膣はガバガバに広がって、胎から出る黒い汁が溢れ出してきた」
「死体は全く無反応。もともと大して意思もなくうろついて生者を襲うだけだから当然か」
「というか、チンコが真っ黒な腐液でコーティングされてて凄まじく気持ち悪かったよ」
「ちなみに突くとその勢いで肺が押されるのか、あっ…て感じの声だけは漏れてたな」
102 :
◆.s5ziYqd8k :2015/06/29(月) 22:58:39.54 ID:1X/05gI00
「どうしようかと思ったよ。もう膣なんか拳より大きく広がってるんだから」
「諦めろ? いや全く同感。でもその時はなぜか意地になっちゃってさ」
「チンコが勃ってたのは奇跡だな、あれ」
「もう野となれ山となれって感じで腰を掴んで、胎の中に突っ込もうと思ったんだ」
「うん、普通の人間なら胎の入り口は閉じてて入らないけど、そこは死体」
「突けば抉じ開けられるから、無理矢理亀頭を捻じ込んでやったよ」
「いや、もう」
「黒い汁の溜まり袋だ。突き入れた瞬間、ヘソあたりの薄い皮を破って胎が飛び出て来て」
「辺り一面臭い臭い……とにかく早く終わらせたくて、内臓を掻き回す勢いで腰を振ってさ」
103 :
◆.s5ziYqd8k :2015/06/29(月) 23:06:38.43 ID:1X/05gI00
「無我夢中だったから、アソコの肉は潰れて俺の腰にへばりついてるし」
「射精したら腹の穴から精液が漏れて、抜いたらチンコには腐った内臓が絡んでる」
「あれはつい笑っちゃったな」
「何より出し終わった後、我に帰ったらこれまでで一番後悔したね。後片付けが地獄だった」
「身体は腐臭が取れないし、死体は燃やし尽くすまでずっと俺の方を見て来るし」
「まあ何事も経験は大事だけどさ」
「それから? 4人が大乱交から戻って来るまで素直に死体共を切り殺してた」
「戻ってきた二組の恋人の構成が変わってたのは面白かった。なんでも穴と棒の具合が良かったらしい」
「もう4人で結婚しろよって話だ」
104 :
◆.s5ziYqd8k :2015/06/29(月) 23:12:37.40 ID:1X/05gI00
「お、気分悪そうだね。さっきの肉が腐ってたかい?」
「はは、ごめんごめん。今日はこれくらいにしておくよ」
「それじゃあまた……俺? 腹が減ったからステーキでも食べてから帰ろうかな」
「君に女神の安らぎがあらんことを」
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/06/29(月) 23:15:15.53 ID:RlD+ABN/O
キツネはそのうち出てきて欲しい
乙
106 :
◆.s5ziYqd8k :2015/06/29(月) 23:24:29.77 ID:1X/05gI00
え、僕の先祖? 参ったな、あんまり言いふらす話でもないんだけど。
えと、レグナス・フォン・ザルツブルド……そうだよ、若きコルネギス様を導いた騎士だ。
その頃はまだザルツブルドの家に入って無かったらしいんだけど、あのパーティ、『獅子の聖牙』は結成してたみたいだ。
うん、コルネギス様が来て結成されたんじゃなくて、既にあったパーティにコルネギス様が加入したらしい。
僕も世間ではそっちの認識だって知ってちょっと驚いたな。
ええ? いや、僕もそんな詳しいわけじゃ……一応、家に伝わるご先祖の日記に記述はあるけど。
なんでも最初はあんまり剣も上手くない。一生かければそこそこになるとは思うけど、って結構辛辣に書かれてた。
い、いや! そう言われても僕には分からないよ! その時の印象だろうし……
とにかく最初はそんな風だったんだけど、彼が双頭狐を従えた、ってくだりから段々評価が変わってるんだ。
そうそう! 凄いよね。それと相当狐って今は聖獣みたいな扱いだけど当時は魔物だったらしい……っていうのは有名か。
107 :
◆.s5ziYqd8k :2015/06/29(月) 23:25:17.62 ID:1X/05gI00
獅子の聖牙関連ならやっぱり迷宮? まあね、その辺りの記述もあったよ。
あー……ごめん、ご期待に沿えないんだけど、当時の戦いぶりについては全然書いてないんだ。
元々、4人だった獅子の聖牙だけでも最下層まで潜れてたみたいで、書くまでも無かったんだろうね。
ただその後。4人が何か神聖な儀式を1週間続けていたらしいんだけど、そこであった事が書かれてた。
いや…なんの儀式かは分からない。なんでも最後には精根尽き果てるくらい大変な儀式だったらしいんだけどね。
4人が儀式を終えて、1人待っていたコルネギス様の所へ戻ると、儀式の部屋を、聖剣を携えて入り口を守護する姿があったんだって。
『詳しく書く事は叶わない。けれど、彼の行いは男として真に称賛されるべき行いだった』
そんな記述があるんだから、きっとコルネギス様はその頃には才能を開花していたんだと思う。
108 :
◆.s5ziYqd8k :2015/06/29(月) 23:27:35.19 ID:1X/05gI00
王都でコルネギス様と別れた後の日記にも、度々その時の事を回想してるんだ。
どれも詳しい内容は無いんだけど……コルネギス様の勇気と度胸、雄々しさに打ち震えるような記述なんだよね。
『獅子の聖牙』の高位試験に『陵墓』の中で強烈な媚薬を飲むっていうのがあるだろ? これも有名な話だね。
衝動を抑えながら敵を倒し、1週間の試練を乗り越える。ただ……今と昔では、少し違うらしいんだ。
何が違うかは分からない。ただ、当時はその試練を乗り越えた人は一人もいないらしい。
だからこそご先祖はコルネギス様に畏怖の感情を抱いていたんだと思う。僕もコルネギス様を尊敬してるよ。
じゃあ僕はこれで。また何かあったら呼んでよ。ここではお互い身分なんか気にしない。だろ?
ーーいつの日か、友人達との会話にて。ウィリアム・フォン・ザルツブルドーー
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/06/29(月) 23:29:06.18 ID:HSKXu5zao
みられていたのか・・・
そりゃそんなことしたら畏怖されもするわ・・・
110 :
◆.s5ziYqd8k :2015/06/29(月) 23:29:16.83 ID:1X/05gI00
今日はここまでで。ありがとうございました。
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/06/29(月) 23:31:35.78 ID:hH46SOkRO
乙です
ゾンビを相手にとか勇者すぐるww
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/06/29(月) 23:31:53.04 ID:98LP/8LB0
おつ
神聖な儀式ってうまいこと言ったな
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/06/29(月) 23:33:11.14 ID:dibDUTyM0
濃密過ぎて夢に出そうなんだがwww
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/06/29(月) 23:38:15.41 ID:GpFx+T47o
クッソ面白い
是非魔王まで書いて欲しい
147 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/01(水) 21:00:22.34 ID:nsG+ShFx0
「おはよう。朝から会うとは思ってなかったな」
「まあ飲みなよ、ここのコーヒーは泥みたいに不味くて目覚ましに丁度いいから」
「なんだ紅茶派か……あの紅茶狂いほどじゃないだろうけど」
「ああ、凄かった。あの頃一生分の紅茶を飲んだ気がする……」
「え? 昨日の続きかい。別にいいけど、食べ終わってからにしようか」
「公園あたりでゆっくり話そう。あそこの屋台はなかなか良い物が揃ってるからね」
148 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/01(水) 21:13:50.24 ID:nsG+ShFx0
「ビーストミートのサンドはどこで食べても美味しいからありがたい。炭酸水と食べるとまた格別でね」
「で、どこまで言ったっけか」
「迷宮で4人が出てきたところ? ああそうだった、思い出したよ」
「と言ってもその後は大したこともなくて、敵を蹴散らしながら迷宮を脱出したくらいかな」
「久しぶりの太陽とか、気持ちいい空気とか色々感動できたけど、一番はあれだ」
「神官がご褒美にレロチューとフェラしてくれたことかな。テクニックやばかったね」
「神官の名前? 君も絶対知ってるよ」
「今は聖女様だからね」
149 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/01(水) 21:23:02.75 ID:nsG+ShFx0
「王都に着いた後は4人とは一旦離れたよ。しばらくしてからまた一緒に仕事したけど」
「その間はまあ、都市の時と大して変わんないな。王都近辺の魔物退治とか、商人の護衛とか」
「さすがに王都は金払いも良いからね、たまに娼館に行ったり、路上の女を買って連れ込んだり」
「その頃には混ざり汁も楽に買えたから、多少汚い女でもイケるイケる」
「ゾンビに比べたら誰でも清潔だよ」
「……そういえばあの頃、10歳くらいの妙な子供を一晩買ったっけ」
「いや、可愛いんだけどなんていうか印象的な子供だった。数日飲まず食わずで死にかけてたのに、何にも言わないんだ」
「言う気力も無いとかそういうのじゃなくてね。じっと俺を見て、何か窺ってるんだよ」
「正直気味が悪かったけど、一度買った手前放り出すのも癪だろ?」
「いや、なんか負けた気になるし」
155 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/01(水) 21:36:55.78 ID:nsG+ShFx0
「丁度ビーストミートサンドと炭酸水が売ってたから、食わせてやったら不思議そうに見てる」
「ぼけっと見てるのがアホっぽくてね、つい悪戯心がむくむくと」
「サンドの代わりにチンコを口に入れてみたらさ」
「お、ちょっと笑った? いいよ、ギャグみたいなもんだ」
「その子、目を白黒させて咥えたままだよ。不思議そうにチンコと俺の目を交互に見るだけ」
「面倒くさいの買っちまったな、って思ったね。頭が弱い捨て子ってとこか」
156 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/01(水) 21:45:13.60 ID:nsG+ShFx0
「仕方ないから舌で舐めろって言ったら凄まじく単純運動。母親のおっぱい吸う乳児の方がまだ上手だろうな」
「もう面倒だから頭掴んでこう、ガツガツと」
「早めに終わらせようとしたけど、これまた不思議というか、全然苦しそうにしない」
「これまた不思議そうに俺を見上げるだけでさ、じゅぶじゅぶ口から唾液落ちてるのにね」
「喉は小さかったから締め付けはソコソコ良かった」
「出した分も言ったら全部飲みほしたし、その辺は合格点かな」
157 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/01(水) 21:55:30.27 ID:nsG+ShFx0
「で、その後も正直引いた。ていうか君、さんざん俺に引いてるけど何で話聞いてんのかな」
「まあいいさ。食べてなかったサンド、また口に入れてやったら全然咀嚼しないんだよ」
「噛めって言ってようやく噛んで、飲み込めって言ったらようやく飲み込んだよ」
「よくあの年まで生きてきたもんだ。誰かが世話でもしてたのかね」
「次の朝に元居た場所に置いて、昼に通ったらもう居なかった」
「それ以来見てないけど……どうなってるかは分かんないな」
「一応買った代金持たせてね。『これからは稼いで飯食えよ』ってなもんだ」
「我ながら優しかったと思うよ」
158 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/01(水) 22:00:12.82 ID:dKvB/o3Oo
ほぅ
159 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/01(水) 22:00:48.92 ID:nsG+ShFx0
「うん、やっぱビーストミートが一番だ」
「ちょっとゴミ捨ててくるから待っててくれるかい。ついでに飲み物でも買ってくるよ」
「君は何がいい? 花蜜の滴か。最近流行ってるやつだね」
「じゃあ、ちょっと待ってて」
160 :
◆.s5ziYqd8k :2015/07/01(水) 22:16:08.50 ID:nsG+ShFx0
『生体ゴーレムについて』
作成難度:特級(現代技術では困難である)
属性:水属性、土属性、闇属性、聖属性。
道具:スレイプニルの心臓、妖精の血液、緋炎結晶。(その他諸々必要ながら詳細不明)
概要:
古代アトレイズ文明の魔術技術の粋を集めたゴーレム。現在の物と異なり、4属性から魔術師気を構成するようだが反発する属性の融合の謎は未だ解明されていない。
使用される道具も現在では収集難度が極めて高く、加えて判明している道具の身では成立しようがない。
また構造の面では、生きた人を基にした違法実験においてすら、その精度には到らなかった。
研究所と思われる古代施設が王都近郊に発見されて久しいが、それ以外の研究施設は未だ見つかっていない。
文献の中では限られた数が作成されたという。しかし実際に確認されたのは一体のみである。
161 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/01(水) 22:19:02.22 ID:SOcPzPRy0
新しいタイプだな、こっちも好み
162 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/07/01(水) 22:30:23.07 ID:zgDcNkmyO
北欧神話の泥ゴーレムに似てるな。馬の心臓で動くやつ