2chまとめサイトモバイル
姫「私が姫になった理由は勇者のことが好きだからだ!文句あるのか!?」
Part14


247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/07(土) 02:19:19.30 ID:1KdbAw8Do
姫「戦うんだ……!! 私も……あいつらみたいに……!!」
王子「ふんっ!!!」ゲシッ!!
姫「ごっ……!?」
王子「その歯、全部抜いてやろうか?」
姫「ぎ……ぃ……」
王子「ほら、こっちこい」グイッ
姫「いた……!!?」
王子「いいか? 姫様は俺にお礼しなきゃいけない立場なんだぜ? 国を平和にした救世主になぁ」ギュゥゥ
姫「ぐっ……!?」
王子「魔女の娘が女王になれば国は終わる。そんなこと猿にだって分かることだ。なぁ、姫様?」
姫「ぐぅぅ……」
王子「ハハハハ。魔女と呼ばれた女共は皆美しい。そしてお前の母親も例外ではなかった」
姫「あ……ぃ……!!」
王子「首を絞められるのは苦しいか? でも、慣れないと大変だぞ? 俺、こうしないと興奮しないんだ。ハハハハハ」
姫(たた、かう……!! たたか、う……!!)

248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/07(土) 02:34:14.63 ID:1KdbAw8Do
王子「ご丁寧に手配書を配ってくれていたからな。お前の母親の顔はよぉーく知ってる。本当に美人だったぁ」
姫「ぐぁ……ぅ……!!」
王子「だから思った。もし魔女に娘なんていたら、さぞや可愛いだろうなぁって。ずっと探してたんだよ」
姫「さが……」
王子「そうだ。魔女の子どもを捜していた。そして隣国で起こったあの事件。そのすぐあとに隠し子がいるという噂まで流れてきた。まさに運命だろ?」
王子「その隠し子が女か男かを調べる必要はあったがな」
姫「ぃ……あ……」
王子「おっと。これ以上は死ぬか」
姫「ごっほ……!! えぼっ……!! おぇ……!!」
王子「大変だったんぜ。お前の存在を炙り出すために色々としてきた」
姫「ごほっ……!!」
王子「各地で計ったように問題が発生しただろ? いやぁ、治安の悪化は怖いよなぁ。お前のところの兵隊もいつも辛そうにしてたらしいぞ?」
姫「おま……ぇ……」
王子「そしてその問題を苦労して解決した兵士どもは陰口を叩くわけだ。姫様がしっかりしてくれたら、早く女王になってくれたら、魔女の娘さえいなければ……ってな」
姫「ぐっ……うぅぅ……!!! おま……えぇ……!!!」

249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/07(土) 02:45:03.87 ID:1KdbAw8Do
王子「捜し求めていた魔女の娘はいた。そして騎士団に指示を出した」
王子「隣国に魔女の娘がいるとの噂がある。見つければ説得し保護をしろとな。無論、お前の俺の教育係であった女も捜していたが、俺にとってみればついでだ」
姫「うぅ……おぉ……!!」
王子「俺の目的は最初から姫君だったんだよ」
姫「お……まえが……ぜんぶ……!!!」
王子「そう俺だ。どうだ? 悔しいかぁ? 悔しいだろう? ハハハハハ」
姫「がぁぁああ!!!」
王子「いいぞぉ。吠えろ、吠えろ。お前を育てた狼みたいになぁ」ギュゥゥ
姫「ごっ……ぁ……!!」
王子「もっと悔しそうに泣け。俺を恨め。苦痛に歪むその顔が1番興奮できる」
姫「ぐあぁぁぁ……!!!」
王子「お前が姫君の道を歩まなければこんな苦しい想いをすることもなかったのになぁ」
姫「ふ……ざ……けるなぁ……!!!」ググッ
王子「おぉ。やるじゃん。ここまでされると義憤にかられるか?」
姫「よく聞け……腐れ外道……!! 私はお前を殺す……絶対に殺す……!! それで戦争になろうが……どうでもいい……!!」

250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/07(土) 02:45:51.61 ID:1KdbAw8Do
>>249
王子「隣国に魔女の娘がいるとの噂がある。見つければ説得し保護をしろとな。無論、お前の俺の教育係であった女も捜していたが、俺にとってみればついでだ」

王子「隣国に魔女の娘がいるとの噂がある。見つければ説得し保護をしろとな。無論、お前の教育係でもあった女も捜していたが、俺にとってみればついでだ」

251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/07(土) 02:58:07.94 ID:1KdbAw8Do
王子「へぇ? 一国の主になろうとする人の台詞じゃないなぁ」
姫「貴様が私の国で略奪をしようが誘拐をしようが殺人をしようがどうでもいい……!! 勝手にやればいい……!!」
姫「城の兵士たちを傷つけたのも……この際、水にながしてやる……!!!」ググッ
王子「何を言ってるんだ?」
姫「友達を遊べなくしたことも……ゆるしてやっていい……!!!」
王子「いい加減黙れ……!!」グッ
姫「さわるなぁ!!!」バシッ
王子「どうせお前はこれから俺の玩具になるんだ。抵抗なんてするな」
姫「お前……お前の所為で……アイツがどれだけ働いたと思っているんだ……」
王子「アイツ?」
姫「文句を言いつつも遠くまで行って知らない奴を助けて……城に帰ってきたら休むことなく私の世話だ……!!!」
姫「なのに……いつもいつもいつも……私に元気かって……聞いてくる……。アイツのほうが……辛いはずなのに……!!」
王子「あの冴えない勇者のことか。勇者といえどただの兵士。所詮は国に飼われている奴隷だろ? お前はその1人の奴隷のために国を捨てるというのか?」
王子「王族として、姫君として、未来に女王陛下として欠陥品だな。俺に飼われたほうがよっぽど国のためになる」
姫「そんなの当たり前だ……。私が姫になった理由は勇者のことが好きだからだ! 文句あるのか!?」

252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/07(土) 03:05:04.13 ID:1KdbAw8Do
王子「は……?」
姫「アイツが姫様になってほしいって言ったから姫になった!!! アイツが大人しくしていろっていうから大人しくしてた!!!」
姫「アイツが勉強しろっていうから勉強もしたぁ!!! アイツが元気かってきくから……きくから……!!」
王子「もういい。煩いなぁ」
姫「ずっと元気でいたんだぁぁぁ!!!!」
王子「落ち着けよ」グイッ
姫「がぁあぁ……いぃぃ……!!!」
王子「いいねぇ。その表情、俺好みだ」
姫「ガァァァァァウ!!!!」
王子「こりゃ、楽しめそうだぁ。ハハハハハハハ」ギュゥゥ
姫「ご……ぉ……!?」
姫(こいつだけは殺す……!! 殺してやる……!! じゃないとアイツが……いつまでたっても……!!!)
王子「さぁ、楽しみましょうかぁ。姫ぇ?」
姫「い……ぁぁぁぁぁ……!!!!」
『王子!!! おられますか!!! 王子!!! 大変です!!!』

253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/07(土) 03:12:11.96 ID:1KdbAw8Do
王子「なんだ? あとにしろ!」
『いえ!! それがぁ……!?!』
姫「うぁ……?」
王子「どうした? おい」
勇者「姫様ぁー。帰りますよー」
姫「あ……ぇ……?」
王子「お、お前……どこから……!?」
勇者「玄関から」
王子「衛兵は何をしている!!! 賊だぞ!!!」
勇者「……」
衛兵「王子を守れ!!!」
勇者「邪魔だ、おらぁ!!!!」ドゴォッ!!!!
衛兵「ぐごぉ!?」
姫「あ……ぁぁ……」
勇者「よぉ、姫様。元気か?」

254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/07(土) 03:23:43.66 ID:1KdbAw8Do
姫「あ……ぁ……あいっ……」
勇者「そうか。そいつは良かった」
王子「貴様、こんなことをしてどうなるか分かっているのか?」
勇者「さぁ、俺は後先考えないタイプなんで」
王子「お前の国なんぞ、すぐに支配してくれる」
勇者「んで? 俺の国から可愛い少女とか幼女を誘拐してハーレム作ろうってか!? ふざけんなぁぁ!!!!」
王子「な……!?」
勇者「いいか?よく聞けよ、ド変態野郎。子どもは確かに可愛い。俺だってなぁ、童貞こじらせてるからよぉ、正直な話女の子と仲良くなれるなら年齢なんて気にしない」
勇者「下は7歳、上は50歳ぐらいまでヨユーでいけるね。美人なら」
勇者「だが、ただの憧れなのか異性として好きなのかもわからねえようなガキンチョと恋愛したって虚しいだけだろ?」
王子「ふん。恋愛だと? ガキなんて慰めものになればいいだけだ」
勇者「……なんだ。お前、ただ女としたいだけなんだ。へぇー。あ、そう」
王子「それの何がいけない?」
勇者「処女奪うなら、最後まで面倒みてやれやぁ!!! あぁぁ!? てめぇは本当に屑だなぁ!!! あぁ!!! 屑だ!!! 殺してやる!!」
王子「貴様も同類だろうが。説教をするなよ。腹が立つだろ?」シャキン

255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/07(土) 03:30:58.48 ID:3GDHj9KNo
遅いんだよ勇者

256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/07(土) 03:30:58.57 ID:1KdbAw8Do
勇者「奪ったあとの幸せを考えられねえで女を抱くんじゃねえよ!!!」
王子「だまれぇ!!!!」ブンッ!!!
勇者「……」ギィィン
王子「くっ……!?」
勇者「初めての相手っていうのはよぉ……。一生心に残り続けるんだって……」
勇者「そう。そのあとの男はみーんな二番手。そんな悲しいことあるか? ねえよ……前の男はどうなったのかなぁ、とか俺、考えちゃうもの……」
勇者「女の子も……前の男がよかったぁ……なんて考えるんだろうな……。そんな二人が幸せになれるの?」
王子(剣が動かない……!?)
勇者「なれねえよ……なれるわけねえよ……。だから……だから……!!!」
勇者「ーーお前みたいな屑はこの世から消えろぉぉぉ!!!!」ドゴォ!!!!
王子「ごっ……ぉ……!?」
勇者「女は奪うものじゃない。愛でるものなんだよ」
姫「にひぃ……それ……れんあい、まにゅあ、るに……書いてたな……」
勇者「大丈夫か? ほら、行くぞ。先輩も心配してる」
姫「だっこ……してくれ……」ギュッ

257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/07(土) 03:36:08.74 ID:1KdbAw8Do
勇者「仕方ないな」ギュッ
姫「きてくれたか……」
勇者「結婚もしてねえのにブーケ渡すな。バカ」
姫「ごめんな……。わたし……たたかおうって……」
勇者「なんだよ、元気ねえじゃん。俺に嘘ついたのか?」
姫「ちが……わないけど……」
勇者「帰るぞ。いいな?」
姫「あいっ」ギュッ
王子「ま、てぇ……!!」
勇者「なんだよ? 追ってくる気か? やめておいたほうがいいぞぉ」
王子「黙れ……!! ようやく見つけたんだ……最高の玩具を……!! 諦められるかぁ……!!」
勇者「こんなクソガキに欲情するやつの気が知れねえよ。なぁ?」
姫「お前はしても、いいぞ?」
勇者「するか」
王子「誰か!! 誰かいないかぁ!!! 賊だぞ!!! とらえろぉぉぉ!!!」

258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/07(土) 03:40:01.44 ID:1KdbAw8Do
勇者「逃げるか」タタタタッ
姫「ふふっ」
勇者「何笑ってんだ?」
姫「似たようなこと、あったな」
勇者「狼の群れに襲われているときか。あのときはホント死ぬかと思ったぜ」
「逃がさん!!!」
勇者「うるせぇ!」ドガッ!!!
「ぐほっ!?」
姫「あのときのお前、かっこよかったぞ」
勇者「過去形かよ。ふざけんな」
姫「今のお前は、チョーかっこいいぞ」
勇者「まぁ、当然なのことだけどな」
姫「えへへ……」
勇者「……歯とか折れてないか?」
姫「多分、大丈夫だ。ありがと」

259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/07(土) 03:41:09.04 ID:1KdbAw8Do
>>251
姫「友達を遊べなくしたことも……ゆるしてやっていい……!!!」

姫「友達と遊べなくしたことも……ゆるしてやっていい……!!!」
>>258
勇者「まぁ、当然なのことだけどな」

勇者「まぁ、当然のことだけどな」

260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/07(土) 03:45:03.08 ID:1KdbAw8Do
城門
衛兵「門を閉じろー!!!」
勇者「させるかぁぁ!!!」
姫「いけー!」
「賊を取り押さえろ!! いや、その場で処刑しても構わない!!」
勇者「やれるもんならーー」
騎士「……」
衛兵「団長殿!!」
勇者「なんのようですか?」
姫「うぅ……」ギュッ
騎士「私はこの国に仕える騎士。国を、陛下を裏切れない」
勇者「それは聞きました」
騎士「でも、勇者様。私は……貴方のことを愛してしまいました……」
勇者「……え?」
姫「なにぃ!?」

261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/07(土) 03:49:22.81 ID:1KdbAw8Do
騎士「貴方のことは斬りたくないんです!! どうか、どうか……このまま……姫様を置いて……」
勇者「い、や、だ」
騎士「え……」
勇者「どけ」
騎士「ま、まって!!」
勇者「なんだよぉ!?」
騎士「どうしてあの夜、急に逃げ出したのですか?」
勇者「……」
騎士「私、あのあとどうしていいか分からなくて……その……」
勇者「お前が男だからだ」
騎士「……!」
勇者「どけ」
姫「バイバイ」
騎士「お、男だから……? 貴方は私の内面が好きになったっていったじゃないですかぁ!!! 私の気持ちを弄んだのですかぁ!!!!」
勇者「お前が女みたいな顔しているから勘違いしただけだ!!! 俺にはそっちの趣味ないから!!! お前を抱くぐらいなら、姫様抱いたほうがまだ興奮できるぁ!!!」

262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/07(土) 03:50:50.40 ID:nAKoKUNBO
これは勇者が悪い
全面的に悪い
九割九部どころか十割悪い

263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/07(土) 03:53:53.12 ID:1KdbAw8Do
姫「今、大興奮か!?」
勇者「黙ってろ。鼻血拭け」
姫「あいっ」ゴシゴシ
騎士「あんなにも情熱的な告白は初めてだったのに……!! 同性同士でも愛し合えるんだって……気がつかせてくれたのに……!!!」
勇者「とにかく俺は行く。どけ」
騎士「……抜け」
勇者「なにぃ?」
騎士「騎士として、貴様に決闘を申し込む!!!」
勇者「ちぃ……」
姫「怖いなぁ、あいつ」
騎士「そしてこの未練を断ち切ってみせる!!!!」
姫「ああいうやつしつこいんじゃないか? どうする?」
勇者「……」
騎士「……」
勇者「ーー逃げるに決まってるだろ!! まずは姫様の治療が先だぁ!!!」ダダダッ

264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/07(土) 03:54:15.83 ID:GFy2IXEDO
戦士二人目なりそうだな…

265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/07(土) 03:57:35.51 ID:1KdbAw8Do
騎士「逃がすかぁ!!!」
勇者「お!! 外に馬があるぞ!! 乗れるな!?」
姫「あい!」
騎士「捕らえろぉ!!!」
「「おぉぉぉ!!!」」
勇者「よっと。しっかり、捕まっとけ」
姫「わかってるぅ」ギュッ
勇者「いけっ!!」パシンッ
馬「ヒヒーン!!!」ドドドドッ
衛兵「し、しまった……!!」
騎士「……すぐに後を追う!! 馬の準備をしろ!!」
王子「俺も行くぞ……」
騎士「王子。やめておいたほうが」
王子「黙れ!! 奴を殺し……玩具を取り返す……!! あと陛下に伝えろ!! 隣国との戦争が始まったとなぁ!!!」
騎士「了解」

266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/06/07(土) 04:03:50.03 ID:1KdbAw8Do
姫「ついてきてるぞ!?」
勇者「いいんだよ。これで」
姫「どういうことだ?」
勇者「いくら俺でも城を簡単に突破できるわけないだろ?」
姫「え……?」
勇者「それにお前の居場所だって分かるわけねえし」
姫「それじゃあ……」
勇者「もうすぐ全部決着がつく。俺を利用しようとした先生も俺の活躍の場を奪った騎士団も……全部ぶっつぶしてやるよ……ヒッヒッヒッヒ」
姫「お前……恐ろしいな……」
勇者「ああ、それと……。お前の顔を傷つけたあの下種は時間をかけてぶっ壊してやるよ」
姫「……うんっ。たのむ」ギュッ
勇者「お前、顔だけは可愛いからなぁ。それを傷つけるなんてもってのほかだ。唯一の長所が無くなったらお前生きてる価値ないもんな」
姫「……パーンチ!!!」ドガッ!!!
勇者「いってぇなぁ!? なにすんだよ!!」
姫「私だってもっと可愛いところあるだろ!!」