Part1
勇者「この扉の先に魔王がいるのか」
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1 :
名無しさん@おーぷん :2014/05/30(金)00:48:59 ID:
Y0qexk5pr
勇者「奴以外全ての魔物は殲滅した! 残すは中の魔王だけ……長くも短くも感じられた僕たちの旅も」
賢者「そうだな、ここが終着点だろう。ようやく辿り着けたのだな!」
僧侶「あの頃と比べて僧侶たち心も体も成長しまくりです〜」
勇者「きっと今の僕たちなら魔王だって魔神にも負けやしないさ!」
勇者「みんな準備はいいか? 扉を開けるぞッ!」
武闘家「待ってくれ」
勇者「……どうしたの? まだ不安なのか。安心しろって、僕たちは」
武闘家「不安とかじゃなくて、気になる事がある」
僧侶「気になることですー?」
武闘家「この扉を開けたとしよう。恐らく玉座に魔王が鎮座しているとお前らは予想しているだろう?」
武闘家「だが、もし中に潜む魔王が普通じゃなかったら……だぜ」
賢者「なぁ、お前は何が言いたい?」
武闘家「魔王が美少女って可能性があるかもしれんって事よ」
武闘家「だって今まで魔王の姿を見た奴はいなかったんだぜ? 奴とは今日初対面になる」
武闘家「……いいか、想像を膨らませてみろ。美少女魔王……どうする?」
4 :
名無しさん@おーぷん :2014/05/30(金)01:01:36 ID:
Y0qexk5pr
賢者「何を言い出すかと思えば阿呆かお前は? 魔王といったら魔王だ! 美少女なわけがない!」
僧侶「そうです、そうですぅー! 美少女は僧侶一人で間に合ってるんです!」
勇者「ああ、確かに僕たちの美少女は僧侶ちゃんで十分だ。武闘家、変に惑わさせるな!」
武闘家「お前たちは美少女相手に殺すつもりで戦えるのか?」
「…………」
武闘家「魔王は美少女……よし、金髪ツインテ青目としよう……俺にはできないね、無理だよ」
賢者「お前の妄想で語るんじゃない! 付き合っていられるか、行くぞ勇者!」
勇者「待って!! 待ってくれ……確かに可愛い女の子を相手に剣を向けられる気はしない……」
武闘家「だろう? 賢者も想像してみろ、お前は僧侶ちゃんに魔法を撃てるか? 撃てるわけがないッ」
賢者「ふざけるな! たとえ女だろうと敵であれば迷いなく私は!」
僧侶「賢者くん……僧侶に酷いことするです……?」ウルウル
賢者「ち、違う! おい、紛らわしいから彼女で例えるな!」
武闘家「俺たちは美少女とは戦えない。絶対躊躇する……その隙にやられたらマズい」
勇者「……待てよ、美少女美少女話してるけど そうでない場合もあるんじゃないか?」
武闘家「ふむ、というと?」
勇者「ああ、もしかしたらこの先で待っているのは魔王ではないかもしれない」
僧侶「魔王じゃないですか!? それじゃあ魔王はどこにいるです!?」
武闘家「くっ……!」
僧侶「あ、頭は平気か。お前たち……」
5 :
名無しさん@おーぷん :2014/05/30(金)01:13:39 ID:
Y0qexk5pr
賢者「ここは魔王城だ! 魔王以外の魔物は私たちが滅ぼしただろう! では、その中に何がいる! 魔王だ!」
武闘家「本当にそう言い切れるのかよ。魔王が魔王だって証拠はあるのかってんだよ!?」
賢者「そ、それは……だが、どの道魔物であれば倒す必要があるだろう! 私たちは魔族を滅ぼす命も受けている!」
武闘家「だから美少女でも首取るのかって言ってんだが!?」
賢者「その美少女を前提に考えるのを止めろ!!」
勇者「……武闘家の言う通り、魔王の姿を見た者は今までに誰も存在しない。魔王は人前へ姿を現すことがなかったからな」
勇者「そう思うとこの扉を開ける前に期待が沸いてきた。魔王は一体どんな奴なんだ?」
賢者「ならばさっさと中へ突入すれば良いではないか! さぁ行け! 魔王を仕留めて終わらせるぞ!」
武闘家「待ちな!」
賢者「何だ!? 次ふざけた事をぬかしたら置いて行くぞ!?」
武闘家「……もしだ、俺たち以上に魔王が強力だったら……敵わなければ……どうする?」
僧侶「魔王が超強いってことですか! 僧侶は怖いですぅ!」
武闘家「俺たちはもう世界最強と言っても過言ではない。だが、そんな俺たちを軽く凌駕する力を持っていたとすれば」
勇者「死ぬのは僕たちの方かもしれないと……だ、大丈夫。絶対正義は負けない!」
武闘家「その考えは身を滅ぼすぜ! 勇者よ!」
7 :
名無しさん@おーぷん :2014/05/30(金)01:27:24 ID:
Y0qexk5pr
僧侶「でもでも、お城の中にいた魔物は軽く捻れるくらい楽勝だったです!」
勇者「……魔王城にいる魔物が弱いからといって、魔王もそうであるとは限らない」
勇者「魔王を名乗るくらいだ! 人類が想像もできない未知の力を持っている可能性がある! そうなんだろう、武闘家!?」
武闘家「そうだぜ!!」
賢者「お前が惑わすせいで勇者がいつまで経っても進めんだろうが!?」
賢者「……いいかお前たち。魔王が強いからどうした? 我々は今までどれほどの困難を乗り越えた?」
賢者「強大な魔物が待ち構えていようと、世界を救うべく、彼奴を倒さねばならん。迷いなど始めから必要ないだろう?」
僧侶「で、でも僧侶はまだ死にたくないですぅ……やり残したことがいっぱいありますぅ……」
勇者「僕もだよ、僧侶ちゃん……この旅で好きな人ができたんだ。まだ気持ちも伝えてない……」
武闘家「奇遇だな……俺も同じだぜ…………なぁ、どうせなら思い残しなんてないように告白を済ませてから扉を開けるのはどうだ」
武闘家「それぐらいなら賢者も許してくれるだろ? 最後の戦いになるんだぞ」
賢者「まぁ……なるべく早くして貰えると助かる」
勇者「ありがとう、賢者! ……僧侶ちゃん!」ガシッ
僧侶「はひっ!?」
勇者「好きです……ぶ、無事魔王を倒すことができたら僕とお付き合いしてください!!」
武闘家「ゆ、勇者てめぇ……僧侶ちゃん! 俺も君を愛している! 付き合いなんて面倒は省いて、結婚しよう!」
僧侶「おふたりとも!! その気持ちは僧侶感激です……でも、僧侶は」
僧侶「賢者くんとお付き合いしてたんですぅ!!」
勇者・武闘家「あぁ!?」
賢者「……な、何かね……問題でも?」
8 :
名無しさん@おーぷん :2014/05/30(金)01:29:03 ID:FfUUZItI6
こいつらの旅の道中きっと楽しかっただろうな
9 :
名無しさん@おーぷん :2014/05/30(金)01:46:28 ID:
Y0qexk5pr
武闘家「てめぇ賢者ァ!! 僧侶ちゃんをよくも!!」
勇者「僧侶ちゃんどうしてそんなキザ男なんかと! 僕の方がカッコいいよ!?」
僧侶「ある日賢者くんとお話してたら、キュンと来ちゃったんですぅ……それで」
賢者「そういうわけだ。お前たちは黙って私たちを祝福しろ。この旅が終わったら結婚もするつもりだからな」
武闘家「前職が盗賊なだけあって手が早かったというわけか……だが許せねぇ、何よりも今まで黙っていたのが気に食わん!」
賢者「良いタイミングが無かったのだ、許せ。私はいつか話すつもりでいた! 隠していたわけじゃない!」
勇者「嘘だって言えよぉぉぉ……ショックだよ僕は……」
武闘家「全くだぜ……魔王のことなど頭の中から抜け落ちちまうぐらいの衝撃だ……」
賢者「魔王を目の前にして意気消沈しないでくれ!? あぁ、やっぱり言わせるべきではなかった!!」
武闘家「こうなったらよ、勇者。俺たちは美少女魔王に期待するしかないんじゃないか?」
勇者「でも相手は魔族だぞ? 美少女でも敵は敵なんだ。そんな子を好きになっていいものだろうか?」
賢者「いいわけねぇよ……! 目を覚ませ、魔王はただの魔物だ! 美少女はここにはいない!」
僧侶「……いない、ですか」
賢者「……いや、私としたことが言葉を誤っていたな。僧侶ちゃん、きみは美しい……」
僧侶「きゃっ♪」
武闘家「おい、魔王を前にしてイチャついてんじゃねぇよ!!」
賢者「ふざけていたのはお前たちもだろう? おいおい、あまりくっ付くなよ……はは」
勇者「武闘家、実は身内に黒幕がいたというパターンじゃないか? あの二人は僕たちを惑わすための罠その物」
武闘家「ならば問答無用で叩きのめせる。ああ、良い案だぜ」
賢者「やめろ。真の敵は扉の先にある! ……やめろッ!?」
11 :
名無しさん@おーぷん :2014/05/30(金)02:02:57 ID:
Y0qexk5pr
賢者「……ようやく落ち着いたところで話を戻そう。私たちは今最後の敵を前にしている」
賢者「かれこれ1時間以上はここで時間を無駄にしているぞ。そろそろ進もう。覚悟はいいな?」
勇者「リーダーは勇者の僕ですー。下っ端が調子こいてんじゃねぇですー」
賢者「お前が動こうとしないからだろう!! いい加減にしろよ!?」
勇者「チッ……じゃあもう覚悟決まってるし、みんな中に入るぞ。魔王いるから」
僧侶「待ってくださーい! 本当に中に魔王がいるんですかー?」
武闘家「はぁ? そりゃあいるだろう。だってそこは魔王の間だぜ?」
僧侶「魔王のお部屋だから魔王がいるとは限らないのです……こんなに騒いでも出てこないなら」
僧侶「留守にしてる可能性があるです!!」
勇者「……しまった」
武闘家「……ああ、それは考えてなかったよ」
賢者「頼むからもう中に入らないか? 入るだけでもいいぞ……」
勇者「でもさ、あんなに最後の敵を前に熱い決意表明染みたことをしたのにいませんでしたって」
僧侶「めちゃめちゃ白けますよねー」
賢者「肩を落とすのは魔王を確認してからでいいだろう!? なぜ見る前から余計な事を考える!?」
武闘家「いや、こういうのは大切だぞ、賢者。例えるなら『これは重い荷物』って言われた箱を持ったら、かなり軽い荷物だったみたいな」
僧侶「魔王いなきゃそれだけで士気が下がっちゃいますよぅ!」
勇者「しかし、そこに気付くとは流石美少女僧侶ちゃん……僕たちはあらためて君に惚れた」
武闘家「もっと色んなケースを考えておこうぜ。この扉の先は未知に溢れている……」
賢者「あぁ、お前たちの頭の中身が一番未知だよ……」
12 :
名無しさん@おーぷん :2014/05/30(金)02:09:20 ID:2PyjHjKMK
何気に面白いなw
13 :
名無しさん@おーぷん :2014/05/30(金)02:11:40 ID:zKdNrr11E
確かに面白い
16 :
名無しさん@おーぷん :2014/05/30(金)03:22:13 ID:
Y0qexk5pr
勇者「よーし、ここまでのみんなが想定した事をまとめてみよう!」
勇者「部屋の中に魔王がいるか、いないか。いた場合、魔王は美少女、あるいは僕たち人類の王様」
僧侶「王様が実は魔王で、僧侶たちを騙してたっておかしくありません! あの人、4人で魔王倒せなんて無茶言う人です!」
賢者「なぜ回りくどいと思わないんだ……!」
武闘家「そして魔王は何者をも先へ行かせない頂点にして最強の魔物、か……他にも思いつくな」
賢者「思いつかんでいい!! 黙って聞いていれば結局お前たちの妄想で埋め尽くされるばかりだ。魔王も聞いて呆れるぞ!?」
勇者「だから魔王はいるかそこにいるか分かんないって話したでしょ? 賢者は偉ぶってばっかで人の話聞かないなぁ」
勇者「そんなバカより僕みたいな勇者がオススメだよ、僧侶ちゃん! 欲しがってたイヤリング買ってあげるからさー!」
武闘家「へっ、物で釣るなんてガキにする事だぜ? ……僧侶ちゃん、俺なら朝昼晩きみをどんな形だろうと満足させてやれる」
武闘家「どうよ? 試しに村戻って宿で一晩……なぁ、悪くねぇよなぁ!?」
賢者「うおおおッ!! 人の女に手を出そうとするどころか、私の目の前でとはな!! しまいにゃ殺すぞ!?」
僧侶「み、みんなが僧侶を好きすぎて奪い合ってますぅー! 僧侶はなんていけない子! 罪な子!」
勇者「全くだよ、僧侶ちゃん!! きみの可愛さは天井知らず、僕はきみと出会わなければこんなに苦しまなかった!!」
17 :
名無しさん@おーぷん :2014/05/30(金)03:26:43 ID:J6R0H7Uoz
魔王「はよ」
18 :
名無しさん@おーぷん :2014/05/30(金)03:29:17 ID:
Y0qexk5pr
武闘家「……つまり僧侶ちゃんが真の魔王、いや、魔性の女王」
賢者「もう私は止めんぞ。酷過ぎて頭痛がしてきた。こんな連中と死線を越えてきたのか……」
勇者「……そうだよ。僕たちこんなパーティだったけど、これまで一緒に頑張ってこれたんだ」
武闘家「ああ……思い返せば色んなこともあったもんだよ。辛いことや悲しい時もあった。だがお前らといると何もかもが楽しくてな」
武闘家「最高の仲間だぜ、みんな……愛している……!」
僧侶「そそそ、僧侶もみんなが大好きですぅ〜! ラブラブですぅ〜!」
賢者「ああお前たち…………なぁ、お前たち」
賢者「何処へ行こうとしている!! なぜ扉に背を向けた!?」
武闘家「わかんねぇのか、賢者! ……俺たちは」
勇者「うん、扉を開けないという選択があることに気付いたのさ」
賢者「くそがっ、待てバカどもッ!?」
武闘家「あれ? もう止めないんじゃなかったの? 賢者くん? あれあれ?」
賢者「うわあああぁぁぁ!! くそっ、何だこいつ!! 限界だ、殴っていいだろう勇者!?」
勇者「仲間を殴るなんてとんでもない! 僕が知ってる賢者はもっとクールだったぞ!」
賢者「さっき私へ憎悪の念を向けて殴る蹴るを繰り返した男の台詞ではないなっ……!」
賢者「お前たちもっとよく考えろ! ここまで来て魔王の顔も見ずに引き返すのか? 冗談だろう?」
武闘家「ここで冗談をかますほど俺たちに余裕はないッ! ふざけるんじゃねぇッ!」
賢者「私はお前の鏡ではないのだがなぁー!?」
19 :
名無しさん@おーぷん :2014/05/30(金)03:51:47 ID:
Y0qexk5pr
僧侶「賢者くん少し頭を冷やして話を聞いてほしいです。僧侶たちはもっともーっと」
僧侶「この4人で旅を続けたいんですぅ!」
賢者「だから全ての元凶である魔王を放置して帰ろうと!? 私たちの目的は何だ、言ってみろ!!」
勇者「魔王を倒す、だろ?」フッ
賢者「そのしたり顔をやめろ……分かっていてなぜ逃げる? 目的を達成しなければこれまでの旅は無駄なんだ」
賢者「たとえ魔物を滅ぼしても、残された魔王が何をしでかすか分かったものではない。摘める芽はすぐに摘むべきだろう!」
武闘家「やれやれ、賢者に変わってただの堅物くんになっちまったかい? いいか、俺たちは確かに魔王を討つように言われてきたぜ」
武闘家「だが、いつまでに頼むとか、ただちにとか話されたか?」
賢者「……魔王は世界を人類滅亡を企む。ならば退治は早ければ早いほど良いに決まっているだろうが」
武闘家「お前はさっさと俺たちと別れて僧侶ちゃんと結婚したいから真面目ぶってるんだろう!? 知ってるぜ!?」
賢者「ああ、そうだよ! さっさと魔王倒して平和になれば、次は私と僧侶ちゃんの幸せだ!! 血生臭い戦いには懲り懲りしているんだ!!」
賢者「だから……僧侶ちゃん、きみも考え直せ。魔王を倒して結婚しよう。それが一番なんだ」
僧侶「賢者くんのことは好きです。結婚もしたいですぅ……でも! そ、僧侶はもっと旅をしたいですぅー!」
僧侶「だから魔王を倒すなんていつでもできる事は先伸ばしにして、あと1年ぐらい世界をみんなで周るです!」
賢者「まだバカを……!」
僧侶「ちょっと気が早いけれど……新婚旅行の気分も味わえちゃうですぅ」
賢者「…………」
勇者「賢者。この扉を開かなければ僕たちの旅はまだ終わらない。魔王に会わなければまだ続けられる」
勇者「魔王はどうせ一人ぼっちだ……一人で何ができる? もしかしたら部下に戦わせるだけの物凄く弱い魔王かもしれないんだぞ?」
賢者「し、しかし」
武闘家「なぁ賢者? 俺たちは魔王が待つ部屋を見つけられなかった。だからこれから何処かに隠れているだろう魔王を探す旅に出るんだ……この4人でな!」
僧侶「そうですそうですぅ! 扉なんて見えません! きっと魔王はここ以外のどこかですよー!」
賢者「……そうだな。魔王はいなかった。ああ……旅はまだ終わらないな、僧侶ちゃんよ!」
僧侶「ですです〜♪」
武闘家「よし、そうと決まればさっさとこんな汚ねェ城出て温泉街行こうぜ」
21 :
名無しさん@おーぷん :2014/05/30(金)04:19:22 ID:J6R0H7Uoz
魔王今頃扉に耳くっつけてビクビクしながら話し聞いてるだろうよ
22 :
名無しさん@おーぷん :2014/05/30(金)04:25:50 ID:
Y0qexk5pr
勇者「丁度城の宝物庫からどこかで強奪した金貨や高価な道具も見つけたし、これでしばらくはお金に困らない!」
僧侶「贅沢し放題です!? じゃあ僧侶は美味しいご飯や欲しかったアクセ買いまくるんですぅ!」
魔王「おい」
賢者「待てまて、その金をもっと増やすというのはどうだ? カジノが良い。一発大きく当てれば生涯遊んでくらせる」
武闘家「おまけにいつか魔王倒せば国からたんまり報酬貰えそうだしよぉ、こいつは夢のような生活も叶うってもんさ! 魔王いつ倒す?」
僧侶「一年ぐらい放って置いてからで平気ですよぉ」
魔王「おい」
勇者「じゃあ一年後にもう一度ここに来て扉を開けるって感じにしようか!」
賢者「ふっ、魔王はここにいるか分からないのだろう? さっきの話を忘れてしまったか?」
勇者「あぁ、そうだった。僕もうっかりしてるなぁー! ね、僧侶ちゃん!」
僧侶「ですね〜♪」
一同「キャハハハハハハハハハ」