Part6
152 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/19(日) 05:01:28.07 ID:NoWEuIG20
ヤバい、面白いけど読むのがつらい
乙
153 :
>>1:2014/01/19(日) 08:30:02.46 ID:
cr8oA8kt0
おはようございます。
本編投下はもうしばらくお待ちくださいませ。
>>152
どこか文章で読みにくい等
ありましたか?
可能な限り改善いたしますので
ご指摘お願いします。
154 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/19(日) 09:55:26.50 ID:pHpiULIAO
>>153
お前も天然かwwww
内容が重くて辛いって意味だろwwww
155 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/19(日) 13:09:37.11 ID:vP44+iR2o
先が気になる乙
156 :
>>1:2014/01/19(日) 19:15:05.11 ID:
cr8oA8kt0
>>154
そうでしたか。
ならば問題なく進行できますね。
続きが気になるように
製作できているみたいで
安心いたしました。
今は重いかもしれませんが
ちゃんと救いがあるように
展開されていくと思います。
と、書きつつも
まだ投下は出来ません。
今日は思うように筆が進まなかったので
本編投下は明日中になるかと思います。
ゆっくりとお待ちくださいませ。
157 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/19(日) 20:01:35.37 ID:UrvUZPVYo
救いというかまおたんハスハスな展開があればそれはで
158 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/20(月) 00:35:58.24 ID:mwCOJMkfo
魔法使いちゃんが無事ならそれでいい
勇者と少しでもいちゃついてくれたらもっといい
159 :
>>1:2014/01/20(月) 17:54:20.70 ID:
ymTuWueF0
数レス投下します。
魔王は勇者といちゃこらハスハスできるでしょうか?
160 :
>>1:2014/01/20(月) 17:55:02.10 ID:
ymTuWueF0
>>103 魔法使い視点
??「あぁ……やっぱり……」ナデナデ
僧侶「あ、あの……?」ナデラレ
??「え、あ……ごめんね。びっくりしちゃったね」
僧侶「はぁ……それで、その、どちらさまでしょうか?」
??「私ね、あなたと生き別れた姉の僧侶姉……なの」
僧侶「ふぇ!?」
魔法使い (何……この気配……気持ち、悪い……)モゾ
僧侶姉「ごめ、ごめんね……ずっと一人にしちゃって……」ギュゥゥ
僧侶「えぇぇぇ!? わ、私の姉妹ってどういうことですか!?」
僧侶姉「会いたかった……ずっと、ずっとあなたを探して……」ポロポロ
魔法使い「…………」
僧侶「あ、の……私にも何のことだか……」オロオロ
僧侶姉「そうだね、いきなりお姉ちゃんなんて言っても信じれないよね……」
僧侶姉「でもね、覚えてないかしら? 小さな村の片隅で私たちと、両親と過ごした日々を」
魔法使い「…………」
僧侶「……神父さまが仰っていたのは聞きました」
魔法使い「……?」
僧侶「その当時、乳飲み子の私は記憶にありませんが、確かに神父さまは焼け落ちた村で唯一生き残りの私を拾ってくださったと……そう、仰られました」
魔法使い「……」ギュッ
僧侶「協会のシスターや僧侶の多くは過激化する王国軍と魔王軍による戦争孤児なのです。その私も例外ではありません」
僧侶姉「あなたには苦労ばかりかけて……本当にごめんなさい……こんなんじゃお姉ちゃんなんて言えないよね……」ポロポロ
僧侶「……聞かせてください」
僧侶「私の記憶にない両親のこと、生まれ育った村のこと」
僧侶「そして……姉さまのことを」ニコ
僧侶姉「……えぇ!!」ニコ
161 :
>>1:2014/01/20(月) 17:55:46.68 ID:
ymTuWueF0
僧侶姉「特別な変化はないものの、平凡で幸せな日々……」
僧侶姉「私は、母が優しい笑顔であなたを抱く姿を見るのが好きだった」
僧侶姉「父は村一番の猟師で、大物が獲れた時は村のみんなを集めて一緒に食べるのが好きだった」
僧侶姉「激化する戦に怯えながらも、慎ましく平穏無事を過ごしていた……」
僧侶姉「そんなある日」
僧侶姉「魔王軍が村の近くに拠点を張り、その討伐として進軍してきた王国軍が村を駐在所として占拠したの」
僧侶姉「村の蓄えは王国軍に搾り取られ、働き手の衆は王国軍の変わりに魔王軍討伐隊に抱え込まれた」
僧侶姉「勇敢だった父は、魔王軍に……人の形すら残らないほど痛め付けられ、村の衆も次々に惨殺されていく」ウルウル
僧侶姉「残った女子供は働き手を失い、他の土地へと散り散りに村を去っていった」グス
僧侶姉「その戦禍に巻き込まれ、あなたを見失い……私も母とはぐれ……他の町の教会に拾われた」ポロポロ
僧侶姉「私は必ずまた家族で過ごそうと、旅に出たの」
僧侶姉「そんな旅の中で、母が病死したことは風の噂で耳にした」
僧侶姉「絶望しかけたけど……今日まで生きてこれたのは、僧侶……あなたの存在があったから」
僧侶「ね、姉さま……」グスグス
魔法使い「…………」
僧侶姉「生きていてくれて、ありがとう……今まで一人にして……ごめんなさ、い……!!」
僧侶「姉さまぁぁ……ああぁぁ……っ!!」
162 :
>>1:2014/01/20(月) 17:56:33.30 ID:
ymTuWueF0
………
……
勇者「生き別れた姉……か」
魔法使い「それすらも……ホントか、わかんない……」
魔法使い「……あたしが感じた、あの……ヤな気配が……今も渦巻いている……」
魔法使い (それは、あたしの身体に絡み付く……気持ちの悪いモノ……)
勇者「じゃあ、僧侶はせっかく会えた肉親と離れたくなくて、旅が嫌になったのか?」
魔法使い「……違う、と思う」
勇者「違う?」
魔法使い「……う、ん」
……
………
163 :
>>1:2014/01/20(月) 17:57:30.03 ID:
ymTuWueF0
僧侶姉「会えたのは嬉しいんだけど、僧侶はなぜこんな村に? それと……その子は?」
僧侶「こちらの方は魔法使いさまと仰っていまして、私たちは勇者さまの旅に同行させてもらっているんです」
僧侶姉「勇者……さまの?」ピク
僧侶「はいっ! 魔王討伐の旅の途中なのです!!」
僧侶姉「……へェー♪」チラ
魔法使い「…………」ビクッ
僧侶姉「ウフフ」ニコォ
魔法使い「……っ……」ゾワッ
僧侶「……姉さま? どうかされました?」キョトン
僧侶姉「いえ……この子、身体の調子が悪いのかしら?」
魔法使い「…………」
僧侶「はい……実は、この山を越える際に魔物から毒を受けてしまいまして。その治療に養生しているのです」
僧侶姉「そう……私に診せてもらえるかしら?」
僧侶「え? でも……」
僧侶姉「私に任せて。これでも神官職だから」
僧侶姉「ウフフ……♪」
魔法使い「……っ」ゾワゾワ
魔法使い「……や……この人……何かイヤな気配が、する……の」
僧侶「魔法使いさま、もしかしたら姉さまがあなたを治せるかもしれないんです」
魔法使い「…………」チラ
僧侶姉「……」ニコ
僧侶「お願いします……!!」ペコッ
魔法使い「……僧、侶……」
僧侶「お願いします!!」ペコッ
魔法使い「……そ……僧侶が、そこまで……言うなら……」モゾ
僧侶「! ありがとうございますっ!!」パァァ
僧侶姉「じゃ、診せてもらうわね」ギシッ
ニヤァ
164 :
>>1:2014/01/20(月) 17:58:40.38 ID:
ymTuWueF0
シュルル…パサ…
魔法使い「……っ」ビクッ ビクッ
僧侶姉「傷があったのは、ここ……ね」ツゥー
魔法使い「ひ……ぅっ……んぁ……」ビクッ
僧侶姉「傷跡も残さないなんて、僧侶としても優秀なのね……お姉ちゃん嬉しいわ」
僧侶「いや……でも、そのせいで悪化させてしまったようなものですし……」
僧侶姉「身体の傷を治してなかったらもっと危なかったわ。それくらいこの毒は特別なのよ」サワサワ
魔法使い「……んっ……///?!」ピクッ
僧侶姉「そう……特別、なのよ♪」ウフ
ズッ ギチュ…トプ…
魔法使い (またっ……んぁ……この、気持ち悪い……気配……っ) ビクッ ビクッ
僧侶「どう、ですか……魔法使いさまの容態は……?」
ズグンッ
魔法使い「っ!……あっ……うぐ……な、にこれ……ぇ?!」ビクッ
魔法使い (こ……い、つ……!?) ビクッ
魔法使い「んあぁぁぁっ!」ビクビクビクッ
僧侶「ま、魔法使いさまぁぁぁ!?」
僧侶姉「……ごめんね、僧侶……これは私にも手が負えないかも……」
僧侶「そん、な……」ガタガタ
165 :
>>1:2014/01/20(月) 18:10:26.39 ID:
ymTuWueF0
僧侶「あぁぁ……あぁ……」ガタガタ
僧侶姉「僧侶、落ち着いて……大丈夫だから」ギュッ
僧侶姉「大丈夫……大丈夫よ、あの子はきっと良くなるから……」チラ
魔法使い「んぁっ……あっ、あん……ひぎっ…!」ビクッビクッ
僧侶「魔法使い、さま……ごめ……な、さい……ごめんなさいごめんなさい」ガタガタ
僧侶姉「僧侶も疲れてるのよ……他の部屋で休みましょう」
僧侶「……あぅ……あぁぁ……」ガタガタ
魔法使い「……んひっ……そ、りょ……ぉ……!」ブルブル
僧侶姉「北の森にね、万病に効くと言われる薬草があるの。それを勇者さまに取ってきてもらいましょう?」チラ
魔法使い (ダメ……行かないで……ぇ!!)
僧侶姉「ウフフ♪」
ギィィィィ……バタン
166 :
>>1:2014/01/20(月) 18:11:13.07 ID:
ymTuWueF0
………
……
魔法使い「これが……あたしの、知っている……最後の姿……」
魔法使い「……その時に、僧侶の……姉を名乗る人物が……言っていた北の森……それを頼りに、いつまでも……帰らないみんな、を……探しに出た……」
勇者「……魔法使いのために、と先走って……挙げ句その魔法使いに助けられてばかり……どっちが勇者かわからんな」ハハ
魔法使い「そんなこと……ない……」
魔法使い「…………ゆー、しゃ………あたしがいる、よ? 一緒、に悩むから……一人で、抱え込まない……で」ギュウ
勇者「……いい子だなぁ」ナデナデ
魔法使い (いい子……!? 子供、扱い……っ!?) ガーン
魔法使い「……勇者……これから……どうする、の?」ムス
勇者「……………」
勇者「そう言えば魔法使い、身体の調子は……悪化したんじゃ?」ハテ
魔法使い「そ、それ……は……」アセアセ
勇者「大丈夫なのか? 無理してないだろうな!?」ズイ
魔法使い「だだ大丈夫、なの……! 今はへーき、だから……っ///」カァァ
勇者「……そうか」
勇者「魔法使い……ありがとう……」
勇者「俺はもう、戦士のように仲間を失いたくない」
勇者「僧侶のことだって、まだ分からないままだ。だけど……まだ死んでいる訳じゃない」
勇者「だから、俺はー」
167 :
>>1:2014/01/20(月) 18:12:02.19 ID:
ymTuWueF0
………
……
…
魔王「それでそれで?! どうするの?」グイグイ
勇者「ちょ、待って! さすがに話通しで疲れたから、休憩させて!」
魔王「気になる気になるぅー! ね、ね! 休憩30秒あれば足りる? 足りるよね? ハイ、スタート!!」カチッ
勇者「足りるかァァァァァ!!」ザンッ
魔王「あー……すとっぷうぉっちが……」マップタツ
勇者「本当に魔王か、お前……タダの生意気でワガママなガキにしか見えn」
魔王「えーい」キィィン
魔王「いぇーい! すとっぷうぉっち直ったー♪ んじゃ、再スタートぉ」カチッ
勇者「」
…
……
………
168 :
>>1:2014/01/20(月) 18:16:10.92 ID:
ymTuWueF0
はい、というわけで悲しいかな
本当にスコンと投下が終わりました……
また次の投下までお待ちを。
169 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします :2014/01/20(月) 19:05:15.95 ID:fVywBxZpo
おつ
生き別れの姉と言われたらこんなに簡単に信じるもんなのかな
魔物なら変身くらい出来そうなのにな
170 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/20(月) 19:22:52.00 ID:kgWl262DO
僧侶って馬鹿だな。始末しておけよ
171 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/20(月) 19:50:33.94 ID:EhqVYxxAO
まあ、幻惑魔法かなにかの影響かもしれないしさ
172 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/20(月) 20:32:04.71 ID:sOBIcrU7o
僧侶なんだから、純粋で他人を疑うことはよくないって思ってるとか想像つくだろ
173 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/20(月) 21:41:16.00 ID:z6aez52Ao
僧侶が無垢なばっかりに、、、
174 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/20(月) 23:13:25.89 ID:o8m0aKLEo
これは純粋とか無垢とか素直とかでは片付けられない程の愚者っぷり
175 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/21(火) 00:30:11.13 ID:wGJ/ekfMo
素直とバカは違うからな
魔法使いだけでも生きててくれ!
176 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/21(火) 07:15:22.99 ID:fSZ0Dn1to
魔法使いと魔王のどちらを応援すればいいのだ…
乙!
177 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/21(火) 08:08:53.95 ID:RtVKR0D+o
誰が一夫一妻でないといけないと言った
178 :
>>1:2014/01/21(火) 17:36:08.09 ID:
kmRyePtO0
こんばんは、みなさま。
>>1でございます。
先に申し上げておきますと、
本日、投下は出来ませんすみません。
ちょっと他の妹SSに張り付いて
ほっこりしてましたら自分のが進まず……
明日水曜中には本編投下いたします。
魔法使いを気に入ってくださり
ありがとうございます。
嬉しく思います。
では、今しばらくお待ちくださいませ。
179 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/21(火) 23:02:31.08 ID:KAOpVbyaO
ほっこりしてたなら仕方ない
180 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/22(水) 00:22:59.72 ID:YNllt4Sg0
うむ。
もっこりしていたなら許さんが
ほっこりしていたなら仕方が無い
181 :
以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/22(水) 08:28:16.24 ID:pPDBKsW6o
ほっこりはいたしかたない
寒い季節だしね