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勇者「魔王……?」魔王「いかにも」フフン
Part2


22 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/11(土) 12:32:41.90 ID:EqliFfCh0
ー始まりの町ー
王「勇者よ、よく来てくれた」
王「再び魔王がこの世に目覚め、我が軍は進行してくる魔王軍に押されつつある」
王「だが、もはや恐れるものではない! 我々の元には勇者が表れた!!」
勇者「はっ」
王「頼む……人びとの平和を守ってくれ……」
勇者「お任せください王よ。必ずや魔王を討ち取ってみせます」
王「長く苦しい旅になるやもしれん……頼んだぞ」
勇者「はい!」
大臣「少ないがこれを旅の資金の足しにしてくれ」チャリ
勇者「……ありがとうございます」
勇者 (500Gって……ほとんど無いに等しいな)
大臣「勇者の出立だ!!」
ワァァァ!

23 :>>1:2014/01/11(土) 12:50:32.63 ID:EqliFfCh0
勇者「ロックがかかったから連投してみればコレだよ……」
魔王「まぁ、しかたないよ」
側近「そういうコトもあるんです。せっかく見てくださっている皆様にゴメンナサイして続きと行こうじゃありませんか」
勇者「くっ……これから気を付けるが、また同じようなことがあってもどうか見逃してくれ……」
側近「そこで土下座でしょう? 見てくださる皆様に悪いと思わないのですか?」ハァ
勇者「……………」
魔王「だ、大丈夫じゃないかな? にやにやしてくれてる人もいるんだし」
側近「甘やかしてはいけませんよ、魔王さま。ここは厳しく……」
魔王「でも……」
勇者「どうもすみませんでしたァァァァァ!!!」ドゲザァ
側近「うわぁ……本気でしましたよ、あの人」
魔王「こら、側近!?」
勇者「どうか暖かく見守ってくださいィィィ!!!」ドゲザァ
>>1「本当、すみません」ドゲザァ

24 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/11(土) 13:09:55.19 ID:EqliFfCh0
勇者「宿なんかに泊まれないから、開始直後から野宿の日々……だったな……」シミジミ
魔王「……」
側近 (うわ……思ってたより悲惨)
四天王 (……すでに泣けてきた)
勇者「そして旅立つために仲間を募った酒場……」

25 :>>1:2014/01/11(土) 13:18:33.00 ID:EqliFfCh0
勇者「ここなら共に苦楽を歩める仲間ができるだろうか」
カラコロカラン ザワザワ ザワ…
勇者 (活気のある店だ。これなら……)
店主「いらっしゃい。何を飲む?」
勇者「いや、今日は飲みに来たんじゃないんだ」
店主「へぇ……じゃあ何しにきたんだい?」
勇者「魔王討伐のために、仲間がほしいんだ」
店主「へぇ! んじゃあんたが勇者かい?」
勇者「あぁ。それで良さそうな奴はいるか?」
店主「フフ、そう言うのは自分の口で口説かなきゃね」
勇者「それもそうだな」キョロキョロ
戦士「オラオラ! 腕に自信がある奴はいないのか?! 俺が相手をするぜ!!」
勇者「良さそうな男だ。よし……」ツカツカツカ

26 :>>1:2014/01/11(土) 13:19:50.15 ID:EqliFfCh0
戦士「ん? なんだい兄ちゃん、お前が挑戦するってか?」
勇者「あぁ、俺が勝ったら魔王討伐のために仲間になってくれ」
戦士「魔王討伐だぁー?」
勇者「そうだ」
戦士「ガァーッハッハッハ!! こいつぁおもしろい! 魔王を倒すか!!」
戦士「だがな、俺は俺より弱い奴の下につくなんざごめんだ。わかってるんだろうな?」
勇者「もちろんだ。そんな生半可な覚悟と力量じゃ魔王討伐なんて夢のまた夢」
戦士「よく言った! さぁかかって来い!!」
勇者「はぁぁぁぁ!!」

27 :>>1:2014/01/11(土) 13:21:28.96 ID:EqliFfCh0
魔王「それで、それで?」ドキドキワクワク
勇者「戦士とは互角だった。強く豪快で、誰よりも優しく……」
魔王「うんうん♪」
側近「魔王さまがはしゃいでおられる」ジーン
水王「立場上、おいそれとお出掛けもできませんからね………」ホロリ

28 :>>1:2014/01/11(土) 13:23:18.69 ID:EqliFfCh0
勇者「くっ……なんと言う怪力……!!」ハァハァ
戦士「俺の豪腕を受けて尚、立っている奴はお前が初めてだぜ……」ハァハァ
勇者「ぐっ……! こうなったら!!」ググッ
戦士「気に入った! お前の仲間になってやろう!!」
勇者「うぇ?」ガクッ
戦士「なんだ呆けた面しやがって?」
勇者「い、いいのか?」
戦士「おうよ! これからよろしく頼むぜ兄弟ィ!!」バンバン
勇者「痛っ! 痛い! そ、そうか頼むよ。戦士がいるなら前衛は心強い」ヒリヒリ
戦士「ガッハッハ!」

29 :>>1:2014/01/11(土) 13:24:26.23 ID:EqliFfCh0
勇者「戦士を仲間にした俺は、次に後衛の要、魔法使いと僧侶を探した」
魔王「ほうほう」ドキドキワクワク
側近「無邪気な魔王さまかわいい」ハァハァ
火王「そんな空気じゃないだろ、さすがに」

30 :>>1:2014/01/11(土) 13:27:23.22 ID:EqliFfCh0
勇者「他に必要な人材は……魔法使いに僧侶だな」
戦士「勇者、俺も旅の支度をしてくるから町の入口で落ち合おう」
勇者「わかった。また後でな」
勇者「……さて、じゃあまずは魔法使いから」キョロキョロ
魔法使いヘ「そこでよぉ、俺の魔法で一掃! 大将を取られた敵は逃げる逃げるw」ギャハハハ
魔法使いタ「マジかよ」
魔法使いレ「スゲー!」
勇者「ほう……」ツカツカツカ
魔法使いヘ「まぁ俺って天才魔導師?ってやつだから」ギャハハハ
勇者「それなら申し分ないな」
魔法使いヘ「は? なんだお前」
勇者「俺は勇者だ。お前、天才なんだってな?」
魔法使いヘ「(ゆ、勇者!?)そ、そんな大層なお人が何の用だ?」ビクビク
勇者「魔王討伐に一緒に来てくれないか?」
魔法使いヘ「ままま魔王ゥゥゥ?!」
勇者「お前のその力が必要なんだ」
魔法使いヘ「(やべぇよ! そんなもんに連れていかれたら……)いててっ! ぐぁぁ痛ぇ! クソッ、この間の傷が開いちまった?! 」
勇者「ん、大丈夫か?」
魔法使いヘ「ス、スススマネェな勇者様よ! これじゃ足手まといだ! 他をあたってくれ!」スタコラサッサ
勇者「………」
魔法使いタレ「………」
勇者「………」チラ
魔法使いタレ「!」ビクッ
勇者「なぁキミら」
魔法使いタレ「だだ大丈夫か魔法使いヘ!」ダダダダダ
勇者「………」ハァ

31 :>>1:2014/01/11(土) 13:32:22.33 ID:EqliFfCh0
魔王「なっさけなぁい! 何そいつら!」
勇者「まぁ、魔王討伐の旅はそれだけ厳しいってことだよな」
魔王「でもでも!」
勇者「いいんだ。人は臆病にもなる。だから俺のような勇者というモノに頼るんだから」
魔王「むぅー………」プクゥッ
側近「見なさい! 魔王さまが素に戻ってらっしゃるわ!」
火王「レアじゃね?!」
水王「かあいい!! あぁ魔王さまぁ……!」
土王「ぐうかわ…」
風王「ちょ、どけお前ら! お願い俺にも見せてぇ!!」

32 :>>1:2014/01/11(土) 13:32:57.08 ID:EqliFfCh0
魔法使い「……」
勇者 (あそこだけ雰囲気が違う……気になる……)ツカツカツカ
魔法使い「……?」
勇者「君は魔法使い、だね?」
魔法使い「……」コク
勇者「………」
魔法使い「………」
勇者「……もしかして俺と話すのイヤ?」
魔法使い「……」フルフル
勇者「そ、そうか」
魔法使い「……」
勇者「単刀直入に聞くよ。俺と一緒に魔王討伐に来てほしい」
魔法使い「……」
勇者「………………」
魔法使い「……」
勇者 (ダメか)

33 :>>1:2014/01/11(土) 13:33:43.02 ID:EqliFfCh0
魔法使い「………」
勇者「………」
勇者 (仕方ない…魔法使いは後回しにして、先に僧侶を…)キョロ
魔法使い「………」
勇者「僧侶は教会、だな」テクテク
魔法使い「………」テトテト
店主「おや、いいのは見つかったかい?」
勇者「あぁ、いや、事が事だからな。なかなか……」
魔法使い「………」
店主「…ふぅん?」
勇者「ま、とりあえず僧侶の仲間を募るために教会に、と思ってな」
店主「そうかい」チラ
魔法使い「………」
勇者「騒がしくしてすまなかった。また魔法使いを探しに来るかも知るないから、その時はよろしく」
魔法使い「………」バイバイ
店主「ん」バイバイ
カランカラン
店主「魔法使いを連れて、魔法使いを探しに来る? ギャグのつもりかねぇ…」スパー

34 :>>1:2014/01/11(土) 13:34:23.07 ID:EqliFfCh0
勇者「デカい教会、だな」
魔法使い「………」
ガチャ ギィィィ
僧侶「天に召します……我らが神よ…」
勇者 (祈りの最中か……少し待つか)
魔法使い「………」
僧侶「……勇者さまですね?」
勇者「っ……と。悪い、邪魔したか」
僧侶「いいえ、大丈夫です」テトテト
僧侶「お初にお目見えいたします勇者さま。この教会にてお世話になっている僧侶と申します」
勇者「あぁ、こちらこそ。それで……」
僧侶「はい、魔王討伐のお誘いですね」
勇者「驚いた……もう知れ渡っているのか?」
僧侶「神より神託を授かりました」
僧侶「未熟な身なれど、勇者さまのご慧眼に叶いますればお供にお加えくださいませ」ペコリ
勇者「ああ、こちらからぜひ頼むよ」
僧侶「ふふ……ではよろしくお願いいたしますね、勇者さまと魔法使いさま」
勇者「え!?」クルッ
魔法使い「……?」キョトン
勇者「いつの間に!?」ガビーン

35 :>>1:2014/01/11(土) 13:46:38.59 ID:EqliFfCh0
勇者「レスにすると、ものすごく少ないんだな………」
魔王「結構大量に書いてたはずなのにね」
側近「そんなことはどうでもいいんです。私たちの出番がものすごく減りましたよ!?」
勇者「お前たちのかわいい魔王が聞きたがってんだから、ガマンしろ」
魔王「///」カワイイッテ…ウレシイナ
側近「魔王さま?! 勇者さまは敵です! 仇敵です!!」
魔王「///」プシュー
勇者「?」
側近「とりあえずここまでです」

36 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/11(土) 14:02:29.77 ID:xzupU3Fi0


37 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/11(土) 14:29:48.60 ID:b5sR6mFE0
魔王かわいい


38 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/11(土) 15:14:39.38 ID:VPKlQc1d0


39 :以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします:2014/01/11(土) 15:26:11.81 ID:kU+OwRumo
ぐうかわ

53 :>>1:2014/01/12(日) 01:57:15.69 ID:dcf7qJ8y0
魔王「お待たせしてます、魔王です」ペコリ
側近「お気に召されてご覧になられていらっしゃる皆さま、>>1に変わりまして深く感謝いたしております」
>>1 orz ゲザァ
勇者 orz ゲザァ
魔王「もうちょっと時間が欲しい>>1が、要らないかもしれない各キャラスペックを用意したよ」
勇者:
イメージとしてはDQ1のような感じ。
決して弱くはないが、今のところ良いとこ無し。
真の力を垣間見ることはあるのか(震え声)
魔王:
角が生えただけの黒髪ロングの美少女。
見た目に反し、かなり強い。
魔王軍に溺愛され、慈悲も深い。
側近:
時には執事のように、時には待女のように。
魔王の身の回りの世話を生き甲斐としている。
四天王:
四大元素をそのまま起用した。
火王・マッチョな熱血漢。
水王・すらりとした艶やかなお姉様。
土王・幼げな容姿をしたはにかみ娘。
風王・軽そうな雰囲気のやんちゃ坊主。

61 :>>1:2014/01/12(日) 02:42:04.96 ID:VSJdwJ5B0
町の入り口
戦士「おーい、勇者ぁ!!」
勇者「すまない戦士。遅くなってしまった」タタタタ
戦士「かまわん。こっちも今来たところだ」
魔法使い「………」トテテテ
僧侶「あの、勇者さま。こちらの方は?」トタタタ
勇者「あ、彼の名は戦士。君たちと同じこの旅の仲間だ」
戦士「よろしくな、お嬢ちゃんたち!!」
魔法使い「………」コク
僧侶「は、はい。こちらこそよろしくお願いします」

62 :>>1:2014/01/12(日) 02:44:29.27 ID:VSJdwJ5B0
勇者「そうして始まった、俺たちの旅……」
魔王「アレ? でも魔王城に来たのは勇者だけ?」
勇者「………」グサッ
魔王「他の人たちは?」
勇者「………」グサグサッ
魔王「あ、そーいえばさっき言ってたっけ? 裏切りとかなんとか」
勇者「………」グサグサグサグサッ
魔王「ねーねー勇者、教えt」側近「魔王さま」
魔王「?」キョト
側近「無邪気も度を過ぎれば凶器かと」
水王「もうやめたげて! 勇者のHPは0よ!!」
勇者「………っ」ブワッ
土王「………」ソッ
つ薬草
勇者「これで何の傷を癒せと言うんだ!?」チクショー
火王「………」ポン
風王「………」ポン
勇者「なんだテメーら、この手は……オイ、何とか言えよ」
魔王「勇者、続き続きー!」
勇者「くそがァァァァ!!」

65 :>>1:2014/01/12(日) 03:08:19.72 ID:tcFq4cwB0
勇者「ハァァッ!」ズバッ
戦士「どおりゃっ!!」グシャッ
僧侶「はー……勇者さまも戦士さまもお強いですね」
魔法使い「………」パチパチパチ
勇者「ふぅ、こんなところかな?」パチン
僧侶「お二方、さすがです」
魔法使い「………」コクコク
戦士「まだまだこの辺の魔物は、下級な個体ばかりだからな」ガシャッ
僧侶「すみません、彼のモノたちに祈りを……」テテテテ
勇者「魔物とはいえ、生きるひとつの命だから……か」
戦士「まぁ、人それぞれって奴さ」

66 :>>1:2014/01/12(日) 03:09:52.41 ID:tcFq4cwB0
魔法使い「………」
勇者「……ん? どうした魔法使い」
魔法使い「…あたし……は、役立たず………?」
勇者「そんなことないよ、危ないところを何度も助けてくれているじゃないか」ニコ
魔法使い「………///」ポッ
戦士「そうだぞぉ! 休める時にはしっかり休む! そういうのも大事なことだぞ!! わはは!」ガシガシ
魔法使い「……(# ゜n゜)…」グシャグシャ
戦士「大体、魔法使いは少し元気がないな? 子供っていうのはな、うるさいくらいがちょうどいい。はしゃげはしゃげ!」ワハハ
魔法使い「(# ゜Д゜)」ピキ
魔法使い「……火焔…」ゴバァ
戦士「おぉっ!? わははは! そうだ、それでいい!」ボオッ
<アチィー!
<センシィー!?