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勇者「魔王は一体どこにいる?」
Part8



48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/02(土) 20:42:27.25 ID:3lewGuBR0
---町道---
テクテク トコトコ
僧侶「ルンルン♪あ!?人が集まってる〜なんだろ〜」
騎士「本当だ・・行ってみよう」タッタッタ
ドヤドヤ ドヤドヤ
女「どなたかウチの娘を知りませんか?」ぽろぽろ
男「肌が白くて髪の長い娘です!どこかで見ませんでしたか?」オロオロ
女「もう2日も家に帰って来てないんです・・どなたか・・どなたか」
僧侶「あれ?あのおばさん宿屋のおばさんじゃない?」
騎士「本当だ!どういう訳か聞いてくる」
ドヤドヤ ドヤドヤ
町民(また神隠しか?)
町民(今回は子供だってさ)
町民(2人居なくなったらしいよ)
町民(もう1人の子供は?)
町民(あの悪がきだってよ)
町民(もう十分大人じゃねぇか)
騎士「すいません・・ちょっと通して下さい」
女「!!旅人様・・肌が白くて髪の長い娘を見ませんでしたか?」
騎士「あ、いや・・」---馬の事聞ける雰囲気じゃないな---
男「旅人様・・どうかお助け下さい・・1人娘なんです・・うぅ」
騎士「す、すいません・・見て・・無いです」ショボン
青年「俺が見つけてくる!!あの塔の魔女がさらったに決まってる!!」
ドヤドヤ ドヤドヤ
町民(塔の魔女は何か悪い事したことあるか?)
町民(いや聞いた事が無い)
町民(花の世話をしている良い魔女だぞ)
町民(でも魔女なら何か知ってるかも)
町民(どうせただの家出だろ)
ドヤドヤ ドヤドヤ
---宿屋前「閉店」---
騎士「・・・・・」
僧侶「どうしたの〜?なんか考え事〜?」
騎士「・・・もしかして」ブツブツ
僧侶「う〜ん多分ね〜私と同じ考えかも〜」
騎士「・・・言ってみて」
僧侶「ここはね〜・・・多分4〜5年前だと思うの〜ウフフ」
騎士「僕も同じ考えだ」
騎士「・・・・・もういっかい遺跡の森に行こう!!」
僧侶「うん!」

49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/02(土) 20:42:56.91 ID:3lewGuBR0
---遺跡の森---
テクテク トコトコ
騎士「あ!!誰か居る!!」
僧侶「どこ〜?あ!!・・・さっきの青年じゃない?ウフフ」
青年「ブツブツ・・・!!」ビク
騎士「君も宿屋の娘を探しに来たのかい?」
青年「か、関係無いだろ!」
僧侶「私たち、お花畑に行くんだ〜一緒に来る?」
騎士「どうせ行く方向は同じだし一緒に行こう」
青年「・・・・・」
テクテク トコトコ スタスタ
--------------------
チュン チュン ピヨ
騎士「!!?これは・・・」
僧侶「わお〜大きいぃ〜〜」
青年「・・・・・」
騎士「・・魔女の・・塔だ」
僧侶「まだ壊れてないね〜おっかしいな〜」
騎士「僧侶・・これでハッキリした」---過去に戻っている---
僧侶「うん」
騎士「魔女を探そう!!」
青年「・・・・・」
騎士「多分あそこの塔だ!行こう」タッタッタ
青年「・・・おい!待て」
僧侶「ん?」
青年「魔女に・・消されるぞ」
騎士「青年・・・君は何か知ってるな?」
青年「俺と宿屋の娘と悪がきの3人は昔から仲良しで、よくここで遊んだんだ」
青年「ある日兵隊がやってきて魔女に何か頼みごとをしてた」
青年「物陰に隠れて見てたら・・・見たんだ・・・魔女に消される所を・・」
青年「ただ姿を消したんじゃない・・その後魔女が若返ったんだ」
青年「だから森の町の神隠しの犯人は魔女に間違いない・・若返る為に・・」
青年「でも大人は誰も信じなかった」
騎士「そうか・・分かった僕が魔女を止めに行くよ」
僧侶「私たちは魔女の知り合いなの〜ウフフ」
青年「!!なんだって!?お前達は魔女の仲間なのか?」
騎士「心配しなくて大丈夫だよ・・塔に行くけど君も来るかい?」
青年「・・信じて良いんだな?」
僧侶「よし!いこ〜」

50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/02(土) 20:43:24.71 ID:3lewGuBR0
---魔女の塔---
♪ラ--ララ--♪ラー
騎士「シッ・・・」
僧侶(ヌキアシ サシアシね)そろ〜り
そろ〜り そろ〜り
青年「・・・・・」
♪ラ--ララ--♪ラー
娘の声「魔女さんお願いします!」
男の声「お願いだ!僕は罪を犯してしまった・・・ここから逃げ出したい」
女の声「わらわは愛しき人をまって居るだけじゃ・・・何の魔法も使えんよ」
男の声「このまま逃げてもきっと捕まってしまう」
女の声「捕まって罪を償えばよかろう・・」
男の声「でも僕達は見たんだ!魔女が人を消す所を!・・・姿を消すだけで良いんだ」
女の声「何度言ってもムダじゃ・・・わらわは人を消すことなぞ出来ん」
男の声「消すのがダメなら・・・他に・・何か助かる方法はないのか?」
娘の声「私は彼を愛しているの!このままだと一緒に居られなくなる・・」
青年「!!!!!」
騎士「・・・・・」
僧侶「・・・・・」にまーり
女の声「♪ラ--ララ--♪ラー」
男の声「僕達は愛し合っているんだ!2人で逃げる方法を教えてくれ・・お願いだ」
女の声「自ら犯した罪からは逃れらんぞ?・・・償えば未来は来る」
ガタン!!
青年「・・・・・」だだだっ
宿屋の娘「青年・・・」
悪がき「青年・・・」
魔女「ほぅ・・・・・これは見ものじゃのぅ」
青年「宿屋の娘!・・悪がき!・・」
青年「皆・・・心配してるぞ」
悪がき「僕を心配する奴なんか1人も居ない!!」
青年「ど、どんな事があっても・・・俺は」
青年「俺はお前を裏切ったりしない!!俺が心配している!」
宿屋の娘「・・・」
悪がき「・・・」
青年「帰ろう!帰って罪を償おう」
悪がき「だめなんだ・・・僕は・・人を殺してしまった」
青年「ばかやろう!!」だだだ ボカッ
宿屋の娘「悪がき!!」
青年「悪がき!お前は自分のやったことから逃げるのか!?」
悪がき「・・・」
青年「俺は逃げない!本当は・・俺は・・宿屋の娘の事が好きだ!」
宿屋の娘「!!?」
青年「でも宿屋の娘はお前の事を愛している・・・だから!!」
青年「悪がき・・お前の事を絶対守ってやる!!」
魔女「♪ラ--ララ--♪ラー」
魔女「・・・・・さぁ子供達・・お家にお帰り」
魔女「わらわが一つだけおまじないを掛けてあげよう・・・」キラリン
魔女「愛を知るおまじないだよ・・」
魔女「皆が心配しているから早く帰っておやり」
宿屋の娘「・・・」
悪がき「・・・」
青年「さぁ・・帰ろう」

51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/02(土) 20:43:59.29 ID:3lewGuBR0
-----------------
こそ〜り
僧侶(出番なかったね)ヒソヒソ
騎士(まぁ良かったじゃないか)
僧侶(そうだね・・でも何か魔女に会いにくくなっちゃったね)
騎士(んんん〜少し待とう)
♪ラ--ララ--♪ラー
そこに居るのは分かっているよ・・
騎士「!!?」
僧侶(バレてた?)
魔女「わらわに何の様じゃ?」
スタスタ トコトコ
騎士「お、おどかすつもりは無かったんだ」---魔女?若い---
僧侶「コッソリしててごめんなさ〜い・・アレ〜魔女さんはどこ〜?」
魔女「わらわは愛しき人を待っておる・・・用が無いなら帰っておくれ」
僧侶「魔女さん?なの?」---綺麗---
騎士「・・・えーとその・・僕達2人は未来から来た」
魔女「・・・・・」
騎士「帰る方法を知りたいんだ・・」
魔女「何のことかね?・・・わらわは愛しき人を待って居るだけじゃ・・」
騎士「指輪の秘密を知っていると言ったらどうする?」
魔女「・・・・・」
僧侶「魔女さん。私たちは未来の魔女さんに会ったの〜お婆ちゃんだったけど・・」
魔女「・・・未来ではわらわはまだ愛しき人には会っておらんのか?」
騎士「まだ会えていなかった・・・」
魔女「いつの時代から来たのじゃ?」
騎士「5年ほど未来・・かな」
魔女「・・・・・」
魔女「こっちへ来て・・詳しく話を聞かせておくれ」
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52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/02(土) 20:44:33.29 ID:3lewGuBR0
魔女「・・・そうかい・・そなたらの言っている事に偽りは無さそうじゃ・・」
騎士「帰る方法は?」
魔女「それは簡単じゃ・・・5年経てば帰れる・・じゃが他に方法は無い」
騎士「いやそれは・・」---帰れない---
僧侶「・・・・・・・」
魔女「・・・未来のわらわに若さを吸われたのじゃ」
魔女「わらわはそうやって時の彼方より命を繋いでおる・・・愛しき人に会うために・・」
騎士「・・・・・」
僧侶「どのくらい昔なんだろ〜?」
魔女「わらわは200年ほど待っておる・・・あぁ待ち遠しい・・愛しき人よ」
騎士「・・その愛しき人というのは・・・一体?」
魔女「・・・今この世に生まれておる筈じゃ・・必ず会えると約束をした・・」
魔女「じゃが・・そなたらの話では・・この指輪は囚人の手にあったのじゃろう?」
魔女「なぜじゃ?なぜ囚人の手に指輪が渡ったのじゃ?」
魔女「指輪が無ければわらわは生きては行けぬ・・」
魔女「5年後そなたらに会った時にもまだ・・愛しき人には会って居らぬのじゃろう?」
騎士「さぁ・・・そこらへんは分からない・・ただ」
騎士「未来の魔女は僕が指輪を返しに来ることを待っていた・・なぜだと思う?」
魔女「わらわは愛しき人の為意外に指輪は手放さない・・」
騎士「そうか・・・多分・・愛しき人に何か起ころうとしている」
魔女「うぉぉぉぉおぉぉぉおおっぉ・・・・・行かねば・・」ポロ
魔女「わらわの愛しき人がすぐ近くに・・・でなければ指輪を預かっている筈がない」ポロポロ
魔女「愛しき人よぅぅう・・助けに・・助けに行かねば・・」ボロボロ
魔女「わらわを・・わらわを連れて行っておくれぇぇぇ」ボロボロボロ
騎士「ちょちょっと待ってくれ・・・それはまだ5年程未来の話だ」
騎士「・・・これから何かが起きる」
騎士「僕は今、魔王を倒すために旅をしている・・・それでも付いてくるか?」
魔女「魔王じゃと?・・魔王はもう居らん」ポロポロ
魔女「わらわの愛しき人が200年前に魔王を滅ぼした・・」ポロポロ
騎士「なっ・・・どういう事かな?」
その時世界は魔王によって滅ぼされようとしておった
ある日異世界より勇者達が舞い降りた
わらわと勇者は恋に落ち永遠を誓った・・・そして
わらわと勇者達は共に戦い魔王を滅ぼした
世界に平和が訪れわらわと勇者は幸せに暮らす筈じゃった
しかし時の王は勇者を退けわらわは塔に幽閉された
必ず又会えると約束したが・・
わらわは勇者から聞いていた・・200年未来から来たと
じゃから待ち続けておる・・また会う時まで
魔女「また会えると信じ毎日花を植えた・・愛しき人を想いながら・・」ポロポロ
魔女「200年は長い・・・ただ又会いたい・・その想い一心で待っておった」ボロボロ
魔女「愛しき人に何か起こるならば・・・助けに行かねばならぬ・・愛しているのじゃ」ポロポロ
魔女「わらわは愛しき人を探さねばならん・・・これは導き」
僧侶「うぇっ・・うぇっ・・ヒーン」ポロポロ
騎士「あの花は魔女が1人で・・・」
僧侶「騎士ぃ・・・一緒に探しに行ってあげようよ〜ひっく」ポロポロ
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魔女「話がなごうなったのぅ・・もうすぐ日が暮れる」
騎士「じゃぁ行こうか」
僧侶「いこ〜〜ウフフ」
騎士「ここにはしばらく戻れないけど・・大丈夫かい?」
魔女「愛しき人との思い出の場所じゃ・・・名残は惜しい」
僧侶「ねぇ魔女〜あの歌聞かせて〜?」
魔女「♪ラ--ララ--♪ラー」
♪ラ--ララ--♪ラー
すごく良い歌だね
愛の歌じゃよ
夕日とお花畑がとてもきれ〜い
♪ラ--ララ--♪ラー

53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/02(土) 20:45:09.82 ID:3lewGuBR0
---森の町---
テクテク トコトコ ノソノソ
僧侶「日が暮れちゃったね〜ウフフ」
騎士「あぁ又あの宿屋にお世話にならないとね」
僧侶「お店開いてるみた〜い」
魔女「わらわはどこでも良いぞ」
---森の町宿屋---
カランコロン
店主「いらっしゃいませ旅の御方・・ハッもしや!」
騎士「???」
店主「家出娘を迎えに行ってくれた方ですか?・・・青年から話は聞いています」
騎士「はぁ・・」
店主「大変ご迷惑をおかけいたしました・・お代は要りませんので今日は泊まって行って下さい」
僧侶「わ〜い♪ごちそうごちそ〜う」
店主「こちらのご夫人・・あら魔女様でしたか?」
騎士「い、いやいや違うよ・・」
店主「オホホ失礼しました・・・魔女様にしては御2方共若すぎますものねオホホ」
魔女「・・・」
騎士「・・それで娘さんは大丈夫でしたか?」
店主「はい。娘と青年と悪がきの3人で教会の方に行ったようですわ」
騎士「それは良かった」
店主「何でも喧嘩した相手が死んだフリしてたのが教会でバレタとか何とか・・」
騎士「・・・」チラリ
魔女「・・・」
騎士「そうですか・・何事も無くて良かったですね」
店主「いえいえ大変お世話になりました」
僧侶「早く〜〜〜はらぺこぺこぺこぺこ〜〜」グイグイ
騎士「あぁ今日は2人部屋を2つお願いします。ベットはシングルで」
店主「わかりました。お部屋の準備が出来るまで広間の方で先にお食事をお済ませ下さい」
僧侶「は〜い」
---広間---
パクパク モグモグ
僧侶「ぷはぁおいしかった〜〜マンプク」
騎士「この宿屋の料理は本当に美味しいね・・ハチミツのおかげかもね」
魔女「・・それはわらわのおかげでもあるぞ」
騎士「魔女は森の町がハチミツの産地になってる事知ってるんだ」
魔女「ミツバチは色々な噂を運んでくるもんでな」
僧侶「魔女はミツバチと話せるんだ〜すご〜い」
魔女「ミツバチは愛を運ぶとも言われておるんじゃ」
僧侶「愛・・かぁ」
カツカツカツ
店主「お食事はお済みでしょうか?お部屋の準備が出来ましたのでご案内いたします」
騎士「あぁ頼むよ」
テクテク トコトコ ノソノソ
店主「こちらの2部屋になります。今日はごゆっくりとお休み下さい。では失礼します」カツカツカツ
騎士「じゃぁ・・僕はこっちの部屋で」ガチャリ
僧侶「じゃまた明日ね〜」ノシ
魔女「ではの〜」
ガチャリ バタン

54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/02(土) 20:45:41.33 ID:3lewGuBR0
---部屋---
騎士「・・・・・」
僧侶「うふふ〜」
騎士「・・でなんでこっちの部屋な・・の?」
僧侶「どうして?」
騎士「いあ・・だって部屋2つ用意したんだけど・・」
僧侶「だから?」
騎士「え、あ・・まぁ良いんだけどさ」
僧侶「今日は不思議な1日だったね〜ウフフ〜」
騎士「そうだね・・・でももう後戻りできない事も分かった」
僧侶「本当にこの世界は4〜5年前なのか良くわからないね〜ウフフ」
騎士「うん・・実感が無い・・・これからどうしたら良いのか・・」
僧侶「・・・」
騎士「・・・」
僧侶「ねぇ・・昨日の事なんだけど・・」モジモジ
騎士「ん?なに?」
僧侶「・・・・・」
騎士「なんだっけ?」
僧侶「わたし昨日の夜の事ぜんぜん覚えて無くって・・」
騎士「・・無くって?」
僧侶「・・その・・記憶に残るようにもう一回・・してほしいの」カァ
騎士「へ?」
僧侶「だっこ」
騎士「だっこ??いや・・まぁ良いけど」
僧侶「ちょっと恥ずかしいけど・・」スルリ ストン
騎士「!!?え・・ちょ」
僧侶「だっこして寝るの〜!」
騎士「いや、あ、う、うん・・・いいのかい?」
僧侶「今日はがんばるもん」ギュゥ チュ
騎士「いやがんばるって・・むぐ」
僧侶「んむ・・んん」チューゥ
騎士「んむん・・ぷは・・ほ、ほんとにいいのかい?」
僧侶「うん・・・ぁぁん・・・はぁはぁ・・・もっと・・」
---ギシアン---