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勇者「魔王は一体どこにいる?」
Part41



589 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/04/07(日) 21:13:45.97 ID:834oAEOv0
---数日後---
商人「・・・なんて事だ・・でたらめばかりじゃないか」
僧侶「なんて書いてあるの〜?」
商人「この予言の書には・・
勇者は人間を裏切り世界を滅ぼすと書いてある
他にはドワーフの滅亡や銀の生産
始まりの国の滅亡、中立の国の滅亡、終わりの国の滅亡、機械の国の滅亡
エルフの森での戦争、ドラゴンの襲撃、クラーケンの襲撃
新たな武器や病気の誕生・・・まことしやかに書いてあるけど・・
盗賊「見方によっては全部当たってるんじゃないか?」
商人「いや・・どれ一つ具体的な数字や方法は書いてない」
盗賊「それを予言と言うんじゃないか?」
商人「僕に言わせるとこんなの只の暗示だよ」
盗賊「暗示?」
商人「そうさ・・魔王が残した予言の書というだけで国王達は信じてしまっている・・ただの暗示さ」
魔女「人間は頼るものが無い時に暗示に従うものじゃ・・」
盗賊「その予言の書の地図にある○印は何だ?」
商人「ここに記述は無いけど後から書き足した物に見える」
騎士「・・僕は知っている」
商人「どういう事だい?」
騎士「そこは人間が最後に戦う場所・・最後に疫病で僕達は死ぬ」
商人「騎士がどうしてそんな事を?」
魔女「騎士は僧侶によって魔王の心から解放されたとき思い出したと言うておる」
騎士「人間がすべて滅んだ後・・気が付いたら又初めに戻っているんだ」
商人「この世界は幻?・・・また予定通りに事が進んでいく?」
僧侶「呪いは解けた筈なのにね〜」
商人「そうさ!僕達はもう呪いに縛られない・・ここから先は僕達の世界だ!」
盗賊「こういう考えが出来るのも呪いが解けたおかげかもな」
薬剤師「・・ねぇ・・最後に疫病で皆死ぬって言ったよね?」
騎士「僕が思い出した過去だとそうだよ」
薬剤師「あたし何となく分かる・・もしあたしのスライムが攻撃されたら吸い取った毒が散らばると思う」
商人「・・・・・」
薬剤師「スライムを増やせば毒が散らばっても又吸わせれば良いと思うんだけど」
商人「少し考えたい・・」

591 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/04/07(日) 23:15:34.19 ID:834oAEOv0
---1週間後---
盗賊「海賊船が来たぞぉ!!4隻来てる!!」
商人「女海賊は来てないかい?」
盗賊「こっち向かって飛んで来てる」
商人「付いたら伝令を頼みたいんだ・・呼んでくれるかな?」
盗賊「分かった!!」
フワフワ ドッスン
女海賊「はろはろ〜調子はどう〜?」
盗賊「・・お前・・飛行船改造したのか?」
女海賊「わかるぅ〜?あんた達と同じにしたの〜待ちきれなくって」
盗賊「さすが囚人が見込むだけあるな・・一人でやったのか?」
女海賊「アタシの奴隷どもにやらせたに決まってるじゃない」
盗賊「そ、そうか・・商人が呼んでるぞ」
女海賊「はいは〜い」フリフリ

592 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/04/07(日) 23:16:17.20 ID:834oAEOv0
---
商人「やぁ!女海賊!頼みがあるんだ」
女海賊「何?」
商人「衛兵100人程を辺境の村まで送るように海賊王に伝えて欲しいんだ」
女海賊「100人!?海賊船4隻じゃ足りないネ」
商人「乗ってる海賊達を降ろしても無理かな?」
女海賊「ん〜〜パパに聞いてみるね」
商人「あと君のパパとも少し話がしたい」
女海賊「りょうか〜い!!飛行船に乗せてくるネ」
商人「たのむよ」
女海賊「それとさぁ〜アタシの飛行船も見て!!改造したんだ」
商人「お!?見せてもらおうかな」ヨッコラ
女海賊「アタシの研究だとさ〜縦帆は2つで十分みたい」
商人「へぇ〜すごいじゃないか」
女海賊「スピードが出るから羽も少し小さくしたんだ!小型帆船並みに小回り利くよ」
商人「君はこの筋で大成しそうだね」
女海賊「もう海賊やめて空賊になるよ」
商人「ハハハ良いね」

593 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/04/07(日) 23:17:16.18 ID:834oAEOv0
---
海賊王「なんや商人!?困った事あるんか?」
商人「わざわざ呼んですまないね・・ちょっと海の様子が聞きたいんだ」
海賊王「その話か・・なんや機械の国の船がちょいとおかしいわ」
商人「この間はクラーケンの動きもおかしいって・・」
海賊王「そうや!多分・・機械の国の船は終わりの国を目指してる感じや」
商人「ここに!?」
海賊王「あの船はめちゃくちゃ遅いんだが来週辺りにはここまで来るで?」
商人「そうか・・衛兵100人は辺境の村まで送れそうかな?」
海賊王「あと2隻必要や・・娘に伝令させよか?」
商人「間に合うかな?」
海賊王「5日で来れると思うわ・・娘の飛行船がめちゃめちゃ速ようてなガハハ」
商人「じゃぁ頼むよ・・あと終わりの国の略奪は海賊に任せたよ」
海賊王「そら良えなぁ!!武器が欲しかった所や」
商人「自由に持って行って構わないよ」
海賊王「ガハハ〜野郎共も喜ぶわ!」
商人「あと死体の埋葬で人手を回して欲しい・・1000体くらいゾンビの死体が出る」
海賊王「穴は大砲で掘ったるわ!そこに埋めりゃえぇ」
商人「イイネ!それもお願い」

594 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/04/07(日) 23:17:48.93 ID:834oAEOv0
---
ドカン! ドカン! ドカン!
盗賊「うはぁ・・穴掘り早えぇな・・」
海賊達「死体埋めるぞぉ〜!!」
盗賊「埋めたら土もかぶせてやってくれぇ!!墓標も立てたい!!」
海賊達「わかってらぁ!!」エッサ ホイサ
ドカン! ドカン! ドカン!
カー カー バサバサ バサバサ
魔女「薬剤師や・・カラスは言う事聞くんか?」
薬剤師「カラスは賢いから中々聞かないけど・・ホラ・・一応リーダーの言う事は聞くみたい」
魔女「エサ次第かの?」
薬剤師「そうね・・全部のカラスから病気を吸い取るのはちょっと無理かな」
魔女「やはりカラスがゾンビにする病気を持っておるんか?」
薬剤師「そうだと思う・・これだけ広がってしまってはもう手遅れね」
魔女「カラスが渡り鳥では無いのが救いかのぅ」
薬剤師「時期に渡り鳥にも感染すると思う」
魔女「厄介じゃのぅ」
薬剤師「もう少し慣らして集めれるようになったら・・魔女に焼いてもらうしか・・」
魔女「仕方ないのぅ・・」

595 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/04/07(日) 23:18:31.91 ID:834oAEOv0
---2週間後---
パカラッタ パカラッタ ブシュ! ブシュ!
騎士「!!?あっちの方で音がする」
僧侶「どこ〜聞こえないよ〜?」
騎士「シッ!・・」
ゴーン バシュ ビシ
??「どうなってる!?」
??「気をつけろ!!こいつら死なないぞ」
??「・・・・・」
??「逃げるか?」
??「おい!待て!何する!?」
ダダダ ズン!!
??「た、倒した?」
??「・・・・・」
??「よし!僕らは援護しながら進もう」
??「回復は任せた!」

596 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/04/07(日) 23:19:10.80 ID:834oAEOv0
僧侶「ねぇねぇ魔女の愛しき人じゃない?」
騎士「多分そうだ」
僧侶「どうするの〜?」
騎士「行く・・精霊の加護を!」
パカラッタ パカラッタ
剣士「だ、誰か来た!!」
魔法剣士「・・・・・」
レンジャー「む!」ギリリ
戦士「気を付けろ!」
ブルル〜 ガフガフ
剣士「誰だ!!?」
騎士「ここは危ない」
レンジャー「魔王の使いか!?」ギリリ
戦士「く、黒騎士だな」
魔法剣士「・・・・・」
僧侶「違うの〜」
剣士「ハッ!!姫が捕われている!!」
僧侶「姫!?」にまーり
騎士「・・・・・」
剣士「姫をどうするつもりだ!?」
騎士「付いて来い・・ここは危ない」
ヴヴヴヴヴヴ ガァ
剣士「ゾンビが!!」ヒラリ
戦士「くそう!数が多い」
騎士「・・・」グイ パカラッタ パカラッタ
レンジャー「来たぞ!!」ギリリ シュン シュン
レンジャー「何ぃ!!はじき返した!!」
騎士「城へ向かえ!!」パカラッタ ブシュ!
剣士「逃げるのかぁ!!」ダダダ

597 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/04/07(日) 23:19:44.41 ID:834oAEOv0
---
剣士「戦士!馬車の馭者をお願い!僕達はゾンビを倒しながら城に向かう」
戦士「わかった・・すこし離れて追従する」
剣士「レンジャーは矢を温存して」
レンジャー「わかってるよ」
剣士「魔法剣士が先頭でお願い!僕は援護に回る」
魔法剣士「・・・・・」
剣士「やっぱり終わりの国は魔王軍に飲まれたというのは本当だったんだ・・」
レンジャー「それにしてもこのゾンビ達も魔王軍の仕業か?」
魔法剣士「・・・違う」
剣士「!?何か知ってるのか?」
魔法剣士「・・・感じただけ」ダダダ ズン!
剣士「急ごう・・姫が心配だ」

598 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/04/07(日) 23:20:28.85 ID:834oAEOv0
---終わりの国---
剣士「そんな・・ひどい・・ひどすぎる」
レンジャー「廃墟だね」
戦士「アレを!!カラスの大群が城に集まってる」
剣士「魔王が居るのか!?」
戦士「・・そんな筈は・・」
レンジャー「!!!人影だ!!城に向かってる」
剣士「あわてないで気をつけて行こう」
魔法剣士「・・・・・」
---城門---
剣士「門が開きっぱなしだ」
レンジャー「さっきの人影はどこに?」
戦士「ここにはゾンビが居ない」
レンジャー「嫌な予感がするな」
剣士「王国からの密書は誰に渡せば・・」
レンジャー「行ってみるしかないね」
剣士「ゴクリ・・」
戦士「衛兵が居ないという事は・・この国はもう・・」
剣士「入るよ!」

599 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/04/07(日) 23:21:11.01 ID:834oAEOv0
---城---
商人「待っていたよ」
剣士「お、お前は一体何者だ!?」
商人「ハハハ誰だと思う?」
レンジャー「魔王か!?それとも魔王の側近か!?」
商人「やっぱりそう思うよねハハハ・・・騎士!!門を閉めて!!」
ガラガラガラ ガシャーン
レンジャー「ハッ!!さっきの黒騎士・・・と姫?」
商人「君達は勘違いしてるんだよ」
剣士「なんだって!?終わりの国を滅ぼしたのはお前達じゃないのか!?」
商人「それはドラゴンがやったのさ」
レンジャー「ドラゴンだって!?」
商人「囚人!!魔女を呼んできてくれないか?」
囚人「わかった・・」スタスタ
剣士「何をするつもりだ!」
商人「君達に会わせたい人が居てね」
レンジャー「・・・どう見ても魔王と側近と黒騎士・・魔女にカラス使い・・魔王軍にしか見えない」
商人「話を聞いて欲しい」
レンジャー「剣士!これはまやかしだ!世界の半分をやるとか言うに決まってる!」
剣士「話ってなんだ!?」
レンジャー「だめだ剣士!!騙されるな!!」
商人「結論から言うよ・・同志になって欲しい」
レンジャー「そら見ろ!!俺達は騙されないぞ!!」
商人「ハハハじゃぁこう言えば良いのかな?『勇者よ我が物になれ!』」
魔法剣士「・・・」ピク
商人「魔法剣士!君は本物の勇者だね?」
魔法剣士「・・・」
商人「僕達はこの世界が幻だと知っているんだ・・そして呪いの解き方も知っている」
魔法剣士「・・僕は」
商人「僧侶!回復魔法を掛けてあげて」
僧侶「は〜い!!」
剣士「え!?君は姫では・・」
僧侶「回復魔法!回復魔法!回復魔法!回復魔法!」ボワー

600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/04/07(日) 23:36:46.10 ID:834oAEOv0
---
剣士「な、何を・・」
レンジャー「え!?」
戦士「ハッ・・」
勇者「・・やっと呪いが・・」
商人「武器を置いて欲しい」
囚人「魔女を連れて来たぞ」
魔女「おおおぉぉぉぉ・・わらわの愛しき人じゃ・・」ノソノソ
勇者「・・君は・・夢に出てくる人か?」
魔女「うわぁぁぁぁん会いたかった・・もう離さぬ」ガシッ
勇者「・・ちょ」
剣士「な、なんだぁ?」
レンジャー「え!?なんでこうなる?」
戦士「これは一体・・」
僧侶「魔女〜鎖で繋いであげるぅ〜〜」ガチャ ガチャ
魔女「うおぉぉぉぉんひっくひっく・・うえぇぇぇぇん」ポロポロ
勇者「ど、どうすれば」オロオロ
僧侶「だっこしてあげれば良いの〜ウフフ」
魔女「わらわを忘れたのか?200年待ったぞよ?もうわらわを離さないでおくれ」ポロポロ
レンジャー「なんか魔王との対面が台無しになってないか?」
商人「ハハハ良いじゃないかバーベキューでもしよう」
盗賊「おい!!上に上がって来い!準備できてるぜ!!」
僧侶「は〜い!」
戦士「・・何がなんだか・・」
剣士「拍子が抜けた」
レンジャー「これはまやかしに違いない!」
盗賊「良いから早く来いよ!!肉が焦げる!!」

601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/04/08(月) 00:12:35.39 ID:4gMUc05so
しかしバーベキュー大好きだなこいつら

602 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/04/08(月) 00:16:16.36 ID:6zYRppvqo
俺もステーキ屋でもやるかな

603 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/04/08(月) 05:35:29.79 ID:LLHKenvIo
レンジャーうるせえww