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勇者「魔王は一体どこにいる?」
Part4



20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/02(土) 20:26:55.94 ID:3lewGuBR0
勇者「ド・ドラゴン!魔王の使いか?!」タジ
聖戦士「勇者下がって〜〜」
ドラゴン「ギャオーース」ドシ
勇者はドラゴンの前足で踏みつけられた
勇者は身動きが取れない
聖戦士「あ!ダメ〜〜」
勇者「ぐああああ」バキバキ ボキ メリ グチャ
勇者(ダメだ潰される)
聖戦士「このぉ〜やめ・・」ゴン ゴン
ドラゴンは聖戦士からダメージを受けた
勇者「ぐうぅ」コロン
勇者は囚人の指輪を落とした
ドラゴン(・・・そういう事か・・人間よ)バサッ
勇者(力が抜けた?[ピーーー]つもりは無いのか?・・気が遠くなる・・)
囚人「ヴヴヴヴヴウヴォォォー」
ギャオーース バクッ ゴクリ
ドラゴン「ギャオース」グワシ
ドラゴンは聖戦士を鷲づかみにした
ブンブン バサッ バサッ
戦士「!!囚人が食われた・・」
戦士「聖戦士も捕まえられてる」
僧侶「回復魔法!回復魔法!回復魔法!回復魔法!回復魔法!追いつかないよ〜〜」
闘士「見ろ!ドラゴンが飛んだ」
闘士「勇者は!?倒れてる・・・死んだか」
闘士「聖戦士もやられたか・・」
ドタドタドタドタ
闘士「おお着たか援軍!!負傷者の治療を頼む!」
戦士「ドラゴンが町の方へ飛んでいく・・」
闘士「まずい!動ける物は町へ!!いそげぇ」スタ ドスドス
衛兵「ハイー」
精鋭兵「闘士!お前が指揮るなたわけええええええ」
精鋭兵「状況は!?」
衛兵「ハイ!小型ドラゴン6匹が町を襲撃している様です。隊長は町の防衛に行っています」
僧侶「勇者〜」タッタッタ
僧侶「まだ死んでないみたい〜回復魔法!」ボワ
僧侶「ん?何か持ってる・・・指輪と豆?・・なんだろ〜」

21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/02(土) 20:27:36.71 ID:3lewGuBR0
---始まりの国 町---
レンジャー「矢が足りない!」ギリ ブンブン ドスドス
小ドラゴン「ギャース」ボシュ ボーンメラメラ
隊長「水をもっと持ってこーい!!消せー」
野郎「わっせわっせ」ジャバー
魔法戦士「硬化魔法!軟化魔法!」
レンジャーの攻撃翌力が上がった
小ドラゴンの守備力が下がった
魔法戦士「重力魔法!快足魔法!」
小ドラゴンの動きが遅くなった
野郎の足が速くなった
剣士「コイ!」シュビ ザク
小ドラゴンはダメージを受けた
小ドラゴン「ギャース」ボシュ ボーン
剣士は盾でブレスを受け止めた
ギリブンブンダッ ドスドス ザク
小ドラゴンはダメージを受けた
小ドラゴン「ギャース」バサッ バサッ
剣士「逃げる!」
レンジャー「もう矢が無い!!」
魔法戦士「雷魔法」ビビビビ
小ドラゴンは魔法をかわした
隊長(あの魔法戦士・・高位の魔法使ってる割に魔翌力が良く持つ)
野郎「わっせわっせ」ジャバー
隊長「もう矢は無いのか!?」
店主「さっきので全部です〜」
剣士「あ!!でかいドラゴンがこっちに来る・・・あれ?人を掴んでる?」
隊長「なにぃ!!」---勇者達はやられたか---
剣士「闘士が走って追いかけてる・・・援軍が見える!助かったぁ」
ドラゴン「ギャオーーース」バッサバッサ
レンジャー「ドラゴン降りて来ないな旋回してる」
隊長(目的達成して引き上げるか?)
隊長「あっちの小ドラゴンがまだ暴れてる!行くぞ」タッタッタ
隊長「タアアア」ザク
小ドラゴンはダメージを受けた
小ドラゴン「ギャース」ブーン ヒラリ
隊長「やっぱり普通には鱗が抜けない・・」グン ザク
小ドラゴンはダメージを受けた
剣士「はぁ」ブン ザク
小ドラゴン「ギャース」バサッ バサッ
スン スンスン シュン ススン スンスン スン フォンスススススン
ズバズババババ ズバズバ
闘士「ってええええ」
スン スン スンスン シュン ススン スンスン スン
ドス ドス ドド チン
レンジャー「援軍間に合ったみたいだ」ギリブンブン
ドラゴン「ギャオーーース」バッサバッサ
小ドラゴン1「ギャース」バッサバッサ
小ドラゴン2「ギャース」バッサバッサ
小ドラゴン3「ギャース」バッサバッサ
小ドラゴン4「ギャース」バッサバッサ
小ドラゴン5「ギャース」バッサバッサ
小ドラゴン6「ギャース」バッサバッサ
闘士「ってええええ」
スン スンスン シュン ススン スンスン スン フォンスススススン
スン スンスン フォンスススススンスン シュン ススン スンスン スン
隊長「撃ち方やめえ!!」
レンジャー「ドラゴンが引き上げて行く・・」
隊長「衛兵!!怪我人の救護に掛かれー」
隊長「回復手段の無いものは火の消化にあたれー」
隊長「戦闘に当たった義勇兵は後に兵舎に来い!恩給を配る」
隊長「後の指揮は精鋭兵に任命する」
隊長「私は城へ戻り国王様の指示を頂く」
隊長「全員、日が暮れる前に終了させよ!!散開!!」

22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/02(土) 20:28:33.17 ID:3lewGuBR0
---ドラゴンによる襲撃はあっという間の出来事だった---
---しかし幸運にも死者は少数で済んだ---
---衛兵宿舎隊長の部屋---
僧侶「回復魔法!あ〜もう飽きた〜〜」ボワ
勇者「・・・う」
僧侶「あ!目が覚めそうウフフ」グイット
勇者「うぅぅ・・・」
僧侶「・・・」ジロ
勇者「・・・強制的に目を開けるのは止めてくれないかい?」
僧侶「起きた〜〜〜ウフフ」
勇者「生きてるな・・」
僧侶「私のおかげかも〜ギッタギタのボッコボコだったよ〜かっこわる〜い」
勇者「その言い回しも止めてくれないかい?」ヨッコラセ
僧侶「ほら勇者ならさ〜チョイチョイってさウフフ」
勇者「いたたた」
僧侶「あれれ〜回復魔法足りなかったかな〜まいっか〜」
勇者「あの後どうなったのかな?」
僧侶「え〜その話なんか退屈〜ちょっと隊長呼んでくるね〜」
勇者「あ、うん」---どうも会話にならない---
僧侶「じゃね〜」ガチャ バタン
勇者(ここに居るって事は何とかなったって事か・・・)
勇者(ゆっくりもして居れなさそうかな)ガサ ゴソ

23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/02(土) 20:28:59.40 ID:3lewGuBR0
カツカツカツ ガチャ
隊長「おはよう勇者!もう大丈夫なようだな。立てるか?」
勇者「大丈夫」スク グイグイ
隊長「大した回復力ね。あれほど重傷でも半日で回復するとは・・・僧侶の甲斐があったかな?」
勇者「そんなに重傷だったかな?」
隊長「肋骨は全部骨折、内臓破裂、普通なら手遅れだ。フフ相当頑丈に出来てるらしい」
僧侶「隊長〜私横になっても良いですか〜?ふぁ〜あ」
隊長「寝ずの介抱ご苦労だった。ゆっくり休め」
僧侶「ふぁ〜い失礼しまむにゃ・・」トコトコ
ガチャ ガチン
勇者「・・・なぜ鍵を?」---マサカ---
ツカツカツカ ソソソ
勇者「・・・」ゴクリ
隊長「シッ」
隊長「まぁ座れ」サワワ 
勇者「んむぐぐ」ストン
隊長(大きな声は出すな・・・昨日の事を少し聞きたい)
勇者(あ、あぁ・・)
隊長(私はドラゴン襲撃で町の守備に出たから闘技場で起きた事を見ていない)
隊長(囚人がドラゴンに食われたのは本当か?詳しく話せ)
勇者(え・・僕の目の前で一飲みにされたよ)
隊長(何かやり取りは無かったか?)
勇者(やり取り・・か・・僕は囚人が何を言ってたのかはさっぱり分からなかった)
隊長(他には何か無いか?)
勇者(そうだ・・途中で聖戦士が僕を助けに来た・・その後どうなったのかは分からない)
隊長(聖戦士はドラゴンに生け捕りにされたそうだ)
勇者(聖戦士は「勇者下がって」ってしきりに言ってたかな)
隊長(それだけか?)
勇者(僕がドラゴンに踏みつけられたとき助けようとしてくれた?・・かな)
隊長(その聖戦士について少し調べたんだが・・出身はこの国らしいがその記録が全然無い)
隊長(あれほど実力があれば少しは名が残る筈・・しかも女だ)
勇者(ん〜聖戦士とは何もやり取りは無かったよ)
隊長(それから・・終わりの国が3日で飲まれたと言ったな?ドラゴンが関わっていれば無理な話では無い)
隊長(魔王軍だけで終わりの国はそう簡単に落ちる訳が無い)
勇者(それと聖戦士とどんな関わりが?)
隊長(ドラゴンを導く内通者の可能性がある)
勇者(へぇ〜そんな風には見えなかったけどね)
勇者(そうだ・・囚人の話に戻るけど・・囚人は僕と戦う気が無かった様に思う)
隊長(・・・それは無い・・囚人本人が勇者と戦うのを望んでいた・・それが無ければとっくに処刑されて・・)
勇者(ん?何か言葉に詰まっているね)
隊長(・・・いらない詮索はするな)
勇者(それともう一つ・・囚人から一つだけ聞き取れた言葉がある・・)
隊長(言ってみろ)
勇者(マオウハイナイ・・これはどういう意味かな?)
隊長(・・・・・)
勇者(どうして黙る?あの囚人はいったい誰だ?)
隊長(・・・・・)
勇者(何か都合が悪いのかい?)
隊長(・・・・・)
隊長(今日お前はこの国を出ろ。北に5日程行けば森の町がある。ひとまずそこに行って後を考えろ)
隊長(お前に馬と従士を一人付けてやる・・・そうだな僧侶が良い。助けになる筈だ)
隊長(準備が出来たら人目に付かないように国を出ろ。・・それから勇者である事は隠せ)
勇者(話が一方的だよ・・ちゃんと説明してく・・・)
隊長(言うことを聞け・・・・・最後に一つ・・・教えてやろう・・絶対に他言はするな)
隊長(・・あの囚人は・・・3年前に無くなったとされる”先代の勇者”だ)
勇者(!!!!!!!!!)
隊長(これ以上は聞くな)
隊長(シッ!!)

24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/02(土) 20:29:46.34 ID:3lewGuBR0
カツカツカツ コンコン
??「隊長!居られますか?」
隊長「あ、あぁ・・どうした?」
??「国王様がお呼びです」
隊長「あぁ分かった・・着替えたら行く」
??「では失礼します」
隊長「ちょっと待て・・お前は誰だ?」
??「精鋭兵ですが何か?」
隊長「僧侶を呼んで来い・・勇者の具合が悪い」
隊長「それから馬を2頭城門外に用意してくれないか・・後で町の様子を見に行きたい」
隊長「衛兵に預けてくれ」
??「かしこまりました」
隊長「よろしく頼む」
タッタッタ
隊長(勇者!国を出る準備をしろ!荷物はあそこにまとめて置いてある)
勇者(あ、あぁ分かった)ゴソゴソ
隊長(この兜をかぶれ・・これで衛兵にしか見えない)ポイ
隊長(書状を書いてやる)カキカキ スラスラ
隊長(僧侶が来たらこれを渡せ・・・)
勇者「・・・・・」
隊長(では!又会う日まで)ノシ
ガチン ガチャ カツカツカツ ---勇者よ捕まるなよ---
--------------------------
トコトコ トントン
僧侶「隊長〜入りま〜ふぁ〜あ」
ガチャリ
勇者(早く入って!!)グイ
僧侶「え?なに?だめ!・・あん・ちょっと・・へんた〜〜〜むぐぐ」ガブ
勇者(いだ!!静かに)
僧侶「なによ!勇者元気じゃない!もう〜変な事すると大声だすよ?」
勇者(ちょっと落ち着いて)グイ
僧侶「へんた〜〜〜〜むぐぐ」ンムムンンン
勇者(落ち着いて聞いてくれ!隊長から書状を預かってる・・まずはソレを呼んで)
僧侶(ンムムわかったから離して〜もう)
勇者(そこのテーブルの上にある)
僧侶(これ?・・・どうして小声なの??なんかワクワクする〜)
勇者(良いから早くソレを)
僧侶(どれどれ・・・・・)ヨミヨミ

25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/02(土) 20:30:23.68 ID:3lewGuBR0
---数分後---
勇者(・・・何か読むの遅くないか?)
僧侶(なんか難しい事いっぱい書いてある〜〜でも大体分かった〜)
僧侶(でも困ったな〜私何も準備してな〜い・・でもいっか〜勇者に後で買ってもらお〜ウフフ」
勇者(大丈夫かい?)
僧侶(任せて〜わたしこういうの得意〜そしてワクワクする〜)
勇者(よし!じゃぁ行こう)
僧侶(オッケー私の言うこと聞いてね〜ウフフ)
勇者(わかった)

僧侶(指令1:勇者を偽装する・・・偽装って何のことかな〜?)
勇者(・・コレかな・・変装するって事だよ)ガブリ
僧侶(お?準備良いね〜ウフフなんかスゴクたのし〜い)
勇者(良いから早く行こう!)

僧侶(指令2:衛兵に見つからないように城門まで行く)
ガチャリ
僧侶(ちょっとまってね〜ウフフ)トコトコ
僧侶(オッケー付いて来てね)ヌキアシ サシアシ
勇者(・・・すごい怪しく見えるんだけど・・普通に歩いた方が良いじゃないか?)
僧侶(大丈夫〜ウフフ)
僧侶(あ!衛兵が来た・・どうしよう)アタフタ アタフタ
カツカツカツ
衛兵「おい!何してる!!」
僧侶(は・はい!)アタフタ アタフタ
衛兵「どうした?何で小声なんだ?」
僧侶(いえコッソリしてる所です)
勇者(・・・)---それはまずいだろ---
衛兵(そ・そうか隊長の機嫌が悪いのか)タラ
僧侶(静かにしておいた方が良いかも〜)
衛兵(わ・わかった。後ろの奴もコッソリ歩けよ。隊長の機嫌を損ねたら)ブルブル
勇者(・・・)ホッ---何とかなりそうだな---
衛兵(では!)ヌキアシ サシアシ
僧侶(じゃ・・いこ〜)コソーリ
勇者(普通に歩かないか?遅すぎる気が・・)コソーリ
僧侶(だって〜見つかっちゃうよ?)
勇者(ぃあ・・すごく目立つと思う)
僧侶(もうすぐもうすぐ〜ウフフ)
---城門付近物陰---
僧侶(よし!ここなら大丈夫〜楽しかったね〜)
勇者(こっちは冷や汗かいたよ)
僧侶(あ!見て見て〜昨日の剣士さんと魔法剣士さんとレンジャーさんが居る〜)
勇者(本当だ)---彼等も無事だったんだ---
僧侶(ちょっと隠れて見てよっか〜ウフフ)

26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/02(土) 20:30:55.97 ID:3lewGuBR0
---城門---
門番「止まれ!ここは始まりの国王様の城である」
門番「身分の無い物を通す事は出来ん」
門番「何か身分を示す物はあるか?」
剣士「国王様の伝令から書状を預かりました」
レンジャー「国王様からの招待状です・・これを」パサ
門番「ふむ・・しばし待たれよ」
門番「衛兵!見張っておけ」
衛兵「ハッ」ジロリ
剣士「あれ?衛兵さんは・・闘士?」
衛兵「・・よくぞ見破った・・あの時の事は忘れんぞ」
剣士「あぁ・・すまないわき腹はもう大丈夫ですか?」
衛兵「んむちょっと痛むがな」
剣士「昨日は散々でしたね・・衛兵は休み無しかぁ・・大変だ」
衛兵「昨日の戦い・・剣士も魔法剣士もレンジャーも見事な戦いだった」
レンジャー「衛兵も良く弓隊を指揮してたじゃないか」
剣士「衛兵にしておくのは勿体無いですね」
衛兵「ヌハハそうだろうそうだろう!お前は見る目がある」
タッタッタ
門番「衛兵〜い!!その3名を通せ!急ぎで国王様が会いたいそうだ」
衛兵「ハッ」ニヤ
衛兵「通って良いぞ。昨日の戦いを国王様へ存分に報告して来い!」
レンジャー「ありがとう。そうさせてもらうよ」
剣士「では!」ビシ
衛兵「ハッ!」ビシ
魔法剣士「・・・・」ビシ
レンジャー「じゃ!」ビシ
スタスタ
門番「では剣士殿一行付いて参られよ」スタスタ
---城門付近物陰---
僧侶(みんな王様に呼ばれたみたいだね〜なんだろ〜関係ないか〜ウフフ)
勇者(次の指令は?)

僧侶(指令3:衛兵(闘士)に昇格の内示)
僧侶(闘士は精鋭兵に昇格するみた〜いウフフ私もうれし〜い)
勇者(ハハ良かったじゃないか)
僧侶(ここで待ってて〜合図したら来てねウフフ・・じゃ行ってくる〜)