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勇者「魔王は一体どこにいる?」
Part3



13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/02(土) 20:23:28.28 ID:3lewGuBR0
---控え室---
勇者(Cブロックは割と早く決着が付いたらしい・・ああ眠い)
勇者(Aブロックは剣士と僧侶が互角?いや僧侶が一方的に攻撃してるな)
勇者(剣士は良く耐えている?・・いやあれはこん棒がだめかな)
勇者(Bブロックは派手な戦闘だな。魔法剣士があの手この手か・・)
勇者(聖戦士は耐える一方・・にしてもあの魔法剣士上手いな)
勇者(Dブロックは・・あれ?そうかCブロックより先に終わったのか)
勇者(盗賊はどこに行ったんだろう)ギャオース
勇者(ん?なんだ今の音は?気のせいかな)
レンジャー「やぁ勇者。眠気は覚めたかな?」
勇者「まぁね・・そっちこそ傷は大丈夫かい?」
レンジャー「回復魔法があるからもう全快だよ」
レンジャー「それにしても勇者の斬撃は痛かったよ。さすが前衛って所かな」
勇者「弓の2連撃ちは凄いね。どうやるのかな?」
レンジャー「弓使いはあれ位みんな練習するもんだよ」
レンジャー「エルフは4連撃ちとか普通にやるそうだ」
勇者「そうなんだ・・どちらにしても僕には合わないかなハハ」
レンジャー「ところでさっきのアサルトスタイル・・・勇者らしく無いじゃないか」
勇者「師匠に教わった技だよ。僕には正統派よりも亜流が合ってるらしい」
レンジャー「師匠はどこ出身になるのかな?」
勇者「終わりの国出身だと聞いてる」
レンジャー「終わりの国か・・・良い噂は聞かないね。なんでも戦争中だとか」
勇者(・・まだ知らないのか。時間の問題か・・)
レンジャー「どうした?黙りこくって?あ〜そうか矢の傷が痛むのかな?フフ」
勇者「いや矢の傷はもう大丈夫だよ」
レンジャー「でも直撃しただろ?見せてみろ」グイ
勇者「・・・」
レンジャー「あれ?もう傷が塞がりかけてるじゃないか。そうか回復魔法を持ってるんだな」
勇者「いや魔法は使えない」
レンジャー「なんだって!?勇者じゃないのか?勇者は魔王に対抗出来るだけの魔法を・・」
勇者「本当に使えないんだ・・でも傷の治りは驚くほど早い」
レンジャー「回復魔法が常時掛かってるみたいなもんかね?にしても魔法を使えない勇者で魔王を倒せるのかな・・」
勇者「・・さぁね・・・あ!!Aブロックの試合が終わった」
レンジャー「剣士の勝ちか・・順当かな」
勇者「そういえばDブロックの盗賊は何処に行ったかな?」
レンジャー「そういえばそうだね・・・勝ってればここに居る筈だけど」
勇者「次の僕の相手は・・・謎の囚人・・かな?」
レンジャー「囚人は・・・檻の中に居るな。様子は変わって無い」
剣士「・・・ぃあだから触ってません」
僧侶「さわりました〜!!へんた〜い」
剣士「試合中の事ですから仕方が無い時も・・」
僧侶「ほら!さわったの認めてるし」
剣士「や、やりにくいなぁ・・」
僧侶「あれ?闘士は何処いったんだろう〜?隊長も居ないなぁ・・ま〜いっか〜」
レンジャー「なんか剣士はボコボコな割りに僧侶は無傷な感じが・・」
剣士「え・えぇ・・こんなにやりにくい試合は始めてでした」
勇者「僧侶お疲れ様。残念だったね」
僧侶「この剣士小さいクセに私にまたがって来るんだよ〜!ちょ〜へんた〜い」
剣士「ぃあだからアレは仕方がなく・・」
僧侶「それからこのこん棒弱〜い。鉄鎧に全然効かないの」
勇者「・・・ハハ」
剣士「触るな近寄るなったらうるさいの何の・・そのクセこん棒で叩いてくるわで・・」
剣士「僕が押さえつけなかったら勝負が付きませんでした」
レンジャー「ぶっ・・寝技で勝ったのかハハ」

14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/02(土) 20:24:08.62 ID:3lewGuBR0
ガチャリ ドン
僧侶「あ!隊長だー」
審判「僧侶!盗賊に回復魔法を掛け続けろ!応急処置はしてある」
審判「遅いぞ!闘士!」
闘士「よっこら・・せと」ズサリ
盗賊「ガガガ・・ギギ」ブルブル
僧侶「あーぁボッコボコのギッタギタにされたみた〜い」
審判「僧侶!黙って回復魔法に専念しろ!死ぬぞ」
僧侶「回復魔法!回復魔法!回復魔法!回復魔法!回復魔法!」ボワー
闘士「おい勇者!次の相手は狂ってるぞ」ブルル
勇者「え?」
闘士「盗賊は囚人の鉄槌をしっかり防御したんだ。でも意味が無かった1発で終わった」
闘士「審判が止めに入っても攻撃を止めずこの有様だ」
闘士「勇者達が試合している間、総動員で囚人を抑えたんだ」
闘士「何十人も怪我をした・・まったくあんな魔物を武闘会に出すなんてどうにかしてる!!隊長」
審判「国王様の謀らいだ。武闘会が面白くなっただろう?」フフ
勇者「・・・・・」
ゴーンゴーンボン ブシャー
ワーワーワーワーワーワー
勇者「魔法の炸裂音が凄い・・」
審判「Bブロック・・勝負が付いた様だな」
レンジャー「聖戦士・・防御したまま動かない・・立ったままだ」
剣士「魔法剣士が戻ってくる!」
勇者(立ったまま気絶しているのか?・・さすが聖戦士)ボエーーー
闘士「ん?何か言ったか?・・空耳か」
僧侶「何か天気が悪くなってきたね〜」ポツリポツリ ボエーーー
闘士「また・・遠くで何か聞こえる」
僧侶「何も聞こえなかったよ〜気のせいと思う〜」
審判「僧侶!回復魔法を休めるな!」ヒャー
僧侶「回復魔法!回復魔法!回復魔法!回復魔法!回復魔法!」ボワー
---闘技場---
司会「準決勝の組み合わせを発表します
司会「正統派剣士vs怒涛の魔法剣士」
司会「期待の勇者vs謎の囚人」ボエーーー
司会「・・・」
司会「少し小雨がパラついて来ましたが問題ないでしょう!!」
司会「次の試合は試合終了の早かった勇者vs囚人から行います」ボエーーー
司会「・・・」
ドヨドヨザワザワ
何か聞こえなかったか?
ドヨドヨザワザワ
気のせいだろ
ドヨドヨザワザワ
さっきの囚人すごかったな
ドヨドヨザワザワ
これは面白い試合になるぞ
ドヨドヨザワザワ
---さて・・・事実上の決勝戦・・・見物だのう---
---勇者と魔王を思わせますな---
---ここで負けてもらっては困るがな---

15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/02(土) 20:24:40.58 ID:3lewGuBR0
---闘技場中央---
ポツポツ
勇者(なんだこの胸騒ぎは・・・)
審判「勇者は対戦相手が来るまでここで待て」
勇者「その声は隊長!?」
審判(間近で見させて貰う。勇者を見せてみろフフ)
ガラガラガラガラガラガラ ガシャン
司会「いよいよ暴れん坊の囚人が出てきました」
囚人「ガガガ グァ・・・・プシャー」ズル ズル
勇者(あれは・・・魔物?・・・じゃない人間だ!)
勇者(全身焼かれている・・・なんとむごい)
勇者(喉が切られて声が出せないのか?)
勇者(足かせの付いてる足が腐ってる・・あれじゃ動けない)
勇者(背丈は僕と同じくらいか・・・恰幅は良い)
ズルズル チャラン ズルズル チャラン
囚人「・・・ユ・ウ・・・・・シャ・・・・・?・・・ガ・・・レ」ズル ズル
勇者「何!?」---何か言ってる---
審判「それではこれより準決勝を始める」
囚人「ガガガ・・・・シ・・・ヌ・・・?」
審判「黙れ囚人!!両者位置に付いて・・・」
囚人「ギ・・・ギク・・・?・・・・ナ」
勇者「い・いくぞ!!」スラン チャキリ
審判「3・・・2・・・1・・・始め!!!」
---シーン---
司会「両者にらみ合ったまま動き無し・・・互いの動きを見ているのでしょうか?」ボエーーー
司会「・・・」キョロキョロ
勇者「来ないならこっちから行くぞ!」ダッ シュビ ギーン
囚人は勇者の攻撃をパリーした
勇者「っつぅ!!」タジ---あんな大きな鉄槌を片手で持つのか?---
勇者(いや片腕も腐ってる)
囚人「ヤ・・・・・?・・・ロ」グイ ブン ガギーン
勇者は囚人の攻撃をパリーし損ねて吹っ飛んだ
勇者はロングソードを落とした
勇者「ぐあ」---危なかった・・パリーでは受け止められない---
囚人「ガガガ・・・?・・ガレ」
勇者(あいつは足かせで動けない。武器を!)ダダダ チャキン
審判「何をしているバケモノ!!お前の望みを忘れたのか!」
勇者「え?!」---どういう事だ?望み?これが?---
審判「勇者!!何を躊躇している!早くこのバケモノを倒せ!」
勇者「くっ」タジ
勇者(何だ?どうなってる?えーい)ダダダ シュバ ザクン ---手応えあり---
囚人はダメージを受けた
囚人「ヴヴヴヴヴヴヴォォォ・・・マオウ・・ハ・・・イナ・イ」グイ ブン ガッサー
勇者は囚人の攻撃をヒラリとかわした
勇者「何?なんだって?」---魔王は居ない?---
囚人「?・・?・・エバ・・・コ・・・ロサ・・レル」ズル ヒュン
勇者(速い!こいつは今までと全然違う)ユラリ ブシュ
勇者は囚人の攻撃をかわしカウンター攻撃を与えた
囚人はダメージを受けた
勇者「やったか!?」---!!傷口が塞がって行く?---
勇者「回復が早い!」
囚人「ヴヴヴヴヴウヴォォォー」ヒュン ヒュン ブン
勇者(かわし切れない!)ドシャーー
勇者「ドゥアアア」メキメキ
勇者はダメージを受けた
勇者「ぐあ・・」---あばらが逝ったか・・まずい!---
囚人「ガガガ・・シュー・・・サ・・・・・・ガレ」グイ ブン
勇者(下がれ?だと?)ドサー
勇者は囚人の攻撃をヒラリかわした ギャース???

16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/02(土) 20:25:09.18 ID:3lewGuBR0
---ギャオーース---
!!!!!!
何だアレは!
上を見ろ!!
ド、ドラゴン?
魔物がーーー
魔物が出たぞーーー
アタフタアタフタアタフタ
に、逃げろ〜〜
アタフタアタフタアタフタ
ぎゃあああああ
アタフタアタフタアタフタ
キャーーーー
アタフタアタフタアタフタ
たすけて〜〜
アタフタアタフタアタフタ
!!!!!!
司会「ままままま魔物が現れた・・のでししし試合は中止しまーーーー」アタフタ
審判「慌てるな!!精鋭兵!!国王様をお守りしろ」バサッ
隊長「衛兵!!中央に集合しろ!」---ドラゴンがなぜ---
闘士「隊長〜はぁはぁ」ドタドタ
僧侶「まって〜〜」
隊長「闘士!衛兵数人集って市民を避難させろ」---王を優先するか市民を優先するか---
闘士「ハッ」ドスドス
隊長「僧侶!雲の上を良く見ておけ!ドラゴンが何匹いるか数えろ」---何を狙っている---
僧侶「は〜い」
ギャオオオオオス
隊長「ドラゴンはまだ上を旋回しているな!衛兵まだかー!!」---探している?---
戦士「ハァハァ遅くなりました」
隊長「よし戦士!弓をありったけ持って来い」---狙いは国では無いな---
戦士「ハッ」
衛兵「はぁはぁ負傷者多数で数が集まりません!」
隊長「よし!お前は城に戻って援軍を呼んで来い!全部出せ」---王はまだ避難してない---
衛兵「ハッ」
隊長「闘える物は中央に集まれ!!」---勇者が狙いか---

17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/02(土) 20:25:40.76 ID:3lewGuBR0
---ギャオーース---
勇者「試合どころじゃなくなったな」
囚人「ガギ・・・ム・・カエ・ニ・・キタ」
勇者「何?どういう事だ」
囚人「ヴォォエー」ゲロゲロ コロン
勇者「指輪?」
囚人「グハ・・・・マ・ジョ・・ニ・・?エセ」ポイ
勇者「マジョ?おい!どういう事だ」パス
囚人「・・モリ・・ヘ・・・ユケ」
勇者「モリ?・・・モリって何だ?おい!」
囚人「ヴヴヴヴヴウヴォォォー」
---ギャオーース---
僧侶「隊長〜!!ドラゴンが降りてくる〜・・です」
隊長「来たか・・」---王が狙いか?---
僧侶「他には123・・6匹小さいのが雲の中で回ってる〜・・ます」---ハナシニクイナー---
隊長「勇者がまだあんな所に・・・」---勇者どうする?---
戦士「ハァハァ弓持って来ました」
隊長「弓を使える物は装備しろ!」---弓で誘き出せるか?いや無理だ---
隊長「誰か魔法でドラゴンを誘き出せないか?!」---ドラゴンに魔法は禁じ手だが---
魔法剣士「爆裂魔法!」ゴウ パーン
隊長「ドラゴンを誘え」---魔法剣士のクセに高位魔法か---
魔法剣士「火炎魔法!雷撃魔法!炸裂魔法!」ゴー ビシャー ゴウ パパン
ドラゴン「ギャオーース」バッサ バッサ
隊長「よし!気付いた」
隊長「以後魔法を使えるものは支援魔法に徹底!」
隊長「ドラゴンに魔法は絶対撃つな!ブレスが来るぞ!」
僧侶「大変!!小さいの6匹は町の方に降りて行くみたい〜・・です」
隊長「チッ・・・・まずい」---ドラゴンどもなかなかにやる---
隊長「衛兵!!良く聞け!私と義勇兵達は町の防衛に向かう」---誘いに乗ってやろう---
隊長「あのドラゴンは衛兵達で何とかしろ!!」---ここは勇者達に任せる---
隊長「恐らく城からの援軍はここに向かっている筈だ」
隊長「援軍が着いてドラゴンの様子を見ながら後に町の援護に来い」
隊長「指揮は闘士にやらせろ・・・」
隊長「闘士!!戻って来い!!」
闘士 !? ドスドス
隊長「しっかり稼げよ衛兵ども!!」
隊長「よし!猛者どもー町を守るぞ付いて来い!!」
多数「おー」

18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/02(土) 20:26:17.00 ID:3lewGuBR0
---ギャオーース---
僧侶「きたああああああ」
バサッ バサッ ゴウゥ
闘士「ブレーース!!よけろおおお」
ドガーーーン メラメラ
聖戦士は盾でドラゴンのブレスを防御した
聖戦士「私がおとりになる〜」
闘士「何処に行く?!」
聖戦士「勇者の所まで〜援護してね〜」タッタッタ
ドラゴン「ギャオーース」バッサ バッサ
衛兵「うわわわわわ」
闘士「ここは隠れる物が無い!!散開しろおおおお」
聖戦士「ドラゴンさんこっちこっち〜」
バサッ バサッ ドッスーン
衛兵「で、でかいいい」
闘士「弓を構えええええ」ギリギリ
闘士「ってええ」スン スンスン シュン ススン スンスン スン
ドス ドス ドド チン
ギャオーース ゴウゥ
闘士「ぶれえええええす」
ゴーーーーン メラメラ
衛兵「ぎゃああああ」
僧侶「まって〜〜〜回復魔法!回復魔法!」ボワー
聖戦士「助けに来たよ」
ドラゴン「ギャオーース」ドス ドス
勇者「ゴクリ」---これは勝てない--- チャキ
囚人「ヴヴヴヴヴウヴォォォー・・・ド・・?ゴン・・・?ウリ?」ズルズル
聖戦士「回復魔法!」ボワ
聖戦士「勇者下がって〜」
ドラゴン(・・愚かな人間よ)ウルル ポツリ
---ドラゴンの目から涙が一粒落ちた---
勇者(誰に話している?僕か?囚人か?)
闘士「構ええええええ」ギリギリ
闘士「ってええ」スン スンスン シュン ススン スンスン スン
ドス ドス ┣¨┣¨┣¨┣¨ ドス
ギャオーース ボボボボボボボボボボ
闘士「ブレス!!下がれええ」
衛兵1「ぐあああああ」
衛兵2「ぎゃああああ」
衛兵3「ああああああ」
衛兵4「しぬうううう」
衛兵5「あづいいいい」
僧侶「きゃーーーー」
闘士「・・・圧倒的じゃないか・・一端引けええええ」