Part26
329 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/23(土) 20:02:17.18 ID:
vwvcKDb80
---魔女の塔---
ヒョーゥ ギシ
商人「す、すごいな・・噂には聞くけど一面の花・・」
僧侶「このお花はね〜魔女が200年間毎日植え続けたんだって〜」
商人「魔女の塔もすばらしいね」
盗賊「これを破壊するなんて頭がどうかしてるぜ」
僧侶「わたし泣いちゃうかも〜」
盗賊「塔の天辺に降りるぜ?」
商人「そうだね・・降りるのに丁度良さそうだ」
フワフワ ドッスン
商人「しばらくはこの塔を拠点に情報を集めよう」
僧侶「森の町が歩いて30分くらいのところにあるよ〜ハチミツ酒がすごく美味しいの〜」
盗賊「俺が買出しと情報収集に行って来る」
僧侶「えええええ私も行きたい〜〜」
盗賊「顔はフードで隠してもらうぞ?」
商人「ハハ良いじゃないか・・男女2人の方が怪しまれにくい」
僧侶「わ〜いウフフ」
商人「盗賊!頼みがある・・僕は歴史の事が知りたい・・古文書の様な物があったら買ってきて」
盗賊「歴史かヌハハ・・本気で200年前の伝説を調べるつもりだな?」
商人「僕は本気だよ・・僕の勘は結構当たる」
330 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/23(土) 20:02:48.70 ID:
vwvcKDb80
---
僧侶「♪ラ--ララ--♪ラー」
商人「その歌は?」
僧侶「魔女に教えて貰ったの〜『愛の歌』だって〜♪ラ--ララ--♪ラー」
商人「・・この古文書にその歌詞と同じフレーズが載ってる・・見て」
僧侶「アレ〜本当だ〜・・魔女ってすごいね〜ウフフ」
商人「その歌のルーツはエルフにあるらしい・・エルフと人間の愛を歌った曲だってさ」
僧侶「へ〜・・・そういえばエルフの長老も聞かせてくれって言ってたなぁ・・」
盗賊「ロマンチックな話だな」
商人「いや・・もしもの話だ・・魔女は牢屋でその歌を歌ったとしよう」
僧侶「???」
商人「キマイラがその歌を聞いて目覚めた・・話が出来すぎかな?」
囚人「その可能性は否定できんな・・キマイラはエルフの血から造られている」
商人「まぁ・・考えすぎかな・・それにしても歴史は色々と面白い」
僧侶「商人辞めて学者になるぅ〜?ウフフ」
331 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/23(土) 20:04:32.02 ID:
vwvcKDb80
---一週間後---
僧侶「魔女来ないなぁ・・シュン」
盗賊「そう簡単にはいかない様だな」
商人「・・たぶん魔女は来ないよ」
僧侶「どういう事〜?」
僧侶・・君が経験して来た事だ
魔女はこの塔が時期に壊される事を知っている
数年後君達がここに指輪を持ってくる事も知っている
魔女はそれを止め様が無い事も分かってる筈さ
僕なら思い出の地が壊される所は見たくない
僧侶「・・全部私が知ってる過去の事の通りに進んでる?」
商人「そうだよ・・たぶん始まりの国で気球が禁止されるのも・・僕達が関係している」
僧侶「え!?」
商人「幽霊船の時、墓地から逃げる時、それから魔女の塔が壊される時も・・僕達は気球で逃げる」
僧侶「・・そんな・・」
商人「もっとある・・君の時代では始まりの国とエルフの森で争いが活発になってると言ったね?」
僧侶「うん」
商人「僕がエルフの密売をやらなくなったから始まりの国は自分で狩りに行くしか無いんだ」
僧侶「・・・」
商人「まだある・・魔王軍が活発になってるとも言ったね?」
僧侶「うん」
商人「王国から見たら不振な行動をする僕達は魔王軍にしか見えないんだよ・・全部が予定通りだ」
僧侶「今居る世界は・・まだ過去?」
商人「そう・・信じられないけど今はもう過去なんだ・・物事が動くのはまだ先さ」
盗賊「おい!!変える事は出来ないのか?」
商人「きっと無理だ・・僕達がキマイラを防いだとしても他の誰かが塔を壊す」
僧侶「じゃぁわたし達がこの塔に居る理由って何?」
商人「すまない・・分からないんだ・・ただ導かれている様に思う」
盗賊「何か方法は無いのかぁ!!」
332 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/23(土) 22:48:50.06 ID:
vwvcKDb80
---数日後---
盗賊「おう!買出しから戻ったぞ」
商人「何か変わった情報は無かったかい?」
盗賊「・・・選ばれた勇者が行方不明になったという噂が出始めた」
僧侶「・・・・・」
商人「僧侶・・心配しなくて良い・・騎士は必ず生きている」
盗賊「それと・・始まりの国の衛兵達が森の町で集まり出した」
商人「そうか・・やっぱり予定通りだね」
盗賊「どうする?」
商人「すこし考えたんだけど・・衛兵隊長と取引がしたい」
僧侶「隊長と!?」
商人「そうさ・・こっちにはコレがある」シャキーン
盗賊「海賊のバッチ!!」
商人「洗いざらい隊長に打ち明けるとどうなると思う?」
囚人「衛兵隊長自ら正体不明の我らの前に出てくるとは思えんがな」
333 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/23(土) 22:49:23.33 ID:
vwvcKDb80
---
盗賊「おい!見ろ!!衛兵隊が来るぞ・・すげぇ数だ」
囚人「クックックたかが4人に随分な数を集めたな」
商人「いや・・これはパフォーマンスだ・・人の目が必要なんだと思う」
盗賊「パフォーマンスだと?」
商人「キマイラの入った戦車の圧倒的火力を他の国へ知らしめる為さ」
盗賊「・・そんな事の為に?」
商人「キマイラが不良品だというのは知れてはマズイんだよ」
囚人「なるほど」
商人「それと同時に魔女騒動を収束させたい狙いかな」
僧侶「魔女はこれをどこかで見てないかなぁ?」
商人「・・・そうだね・・見てるかも知れないね」
ガラガラガラガラガラガラガラガラ
盗賊「戦車だ!!砲身がこっち向いてるぞ・・やばくないか!?」
商人「気球は何分で動く?」
盗賊「1分は掛かる!」
商人「盗賊は気球の準備をしておいて」
盗賊「わかった!!」ダダダ
商人「僧侶は僕と囚人から離れないでお祈りをお願い」
僧侶「は〜い」
334 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/23(土) 22:50:06.35 ID:
vwvcKDb80
---
隊長「魔女の塔で待つ者!!そこに数人居る事は分かっている!!」
僧侶(どうして知ってるのかなぁ?)ヒソ
商人(さぁね?パフォーマンスかもね)
隊長「出てこないとこの塔を破壊するぞ!!」
僧侶(どうするの〜?)
商人「ハハハ見つかってしまっては仕方が無い」
隊長「!!!!!?な」
商人「始まりの国衛兵隊長と少し話がしたい」
隊長「お前は何者だ!?」
商人「僕は魔女を率いる魔王軍の側近さ」
隊長「何ぃ!!そんな筈は・・・何が望みだ!?」
ドヨドヨ ザワザワ
商人「君と少し話がしたいだけさ」
隊長「姿を見せろぉ!」
商人「これで良いかい?高い所から済まないね」
隊長「ここで何を待っている!!?」
商人「あまり大きな声で話したくないなぁ・・・これを持って上がってきてくれないか」ポイ
隊長「・・・・」パス
商人「一人で来ないなら取引は中止だよ」
隊長「!!!?これは・・これを何処で?」
衛兵「隊長!!これは罠です!!一人で行ってはいけません!!」
隊長「だまれ・・相手は数人しか居ない・・10分で戻らなければ全員で突撃しろ!」
衛兵「し、しかし・・」
隊長「全員戦闘態勢で待て!!」ツカツカツカ
335 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/23(土) 22:50:57.33 ID:
vwvcKDb80
---
囚人「クックック隊長一人で来るとは・・」
商人「やぁ・・」
隊長「お前達・・海賊のバッチをなぜ?」
商人「君のお父様とは仲間なんだよ」
隊長「こんな所に居てもらっては困る!!この塔は今から破壊する」
商人「それを待って欲しい・・いや・・塔を破壊すると歴史を変えられない」
隊長「言っている事が分からない」
商人「魔女と僕達は仲間だ・・海賊達、エルフも仲間だ・・信じて欲しい・・キマイラを止めて戦争を無くしたい」
隊長「キマイラは戦争を無くす為の兵器だ」
商人「そうやってキマイラ、ドラゴンの大砲、機械のゴーレムが造られている・・いずれ破綻する」
隊長「・・・・」
商人「キマイラは暴走したでしょう?」
♪ラ--ララ--♪ラー
衛兵「??何の音だ?」
??「♪ラ--ララ--♪ラー」
衛兵「魔女だ!魔女が現れた!」
僧侶「この声は魔女!!魔女が来た!!」
商人「え!?そんな・・囚人!!魔女を助けに!!」
囚人「分かっている」ダダダッ
隊長「待てぇ!!どうするつもりだ!?」
336 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/23(土) 22:51:40.38 ID:
vwvcKDb80
ヴオォォォォォォ
衛兵「!!!!!戦車が唸ってる!!!!!」
隊長「まずい!!キマイラが目覚めた・・なぜ急に・・」
商人「どうやら思い通りに事が進まないようだね」
隊長「塔から非難しろ!!砲身は塔に向いている!!衛兵は私が何とかする!!」ダダダッ
商人「囚人と魔女は何処に?」
僧侶「・・あそこ!!囚人が衛兵と戦ってる」
カ−ン カーン キーン
囚人「邪魔をするなぁ!!」ゴスン
魔女「おぉ囚人・・わらわを迎えにきたのかえ?」
囚人「魔女!付いて来い!キマイラが目覚めた・・塔は破壊される」
隊長「衛兵!!!!!!全員非難しろおぉぉぉ!!爆発するぞぉぉぉ」
衛兵「ハッ・・隊長・・ひ、非難?」
囚人「魔女いそげ!」
魔女「わらわは少し年を取ってしまってのぉ・・走るのはしんどいのじゃ」
囚人「・・・背中に乗れぇ」ヨッコラ
337 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/23(土) 22:52:20.01 ID:
vwvcKDb80
ピカー チュドーーーーーン
衛兵「はう・・塔を貫通して森が吹き飛んだ・・とんでもねぇ」
囚人「魔女!しっかり捕まっておけよ?」ダダダ
僧侶「囚人〜早くぅぅぅ塔が崩れるぅぅぅ」
商人「僧侶・・僕達も急ごう・・すまない僕の手を引っ張ってくれないか?」
僧侶「え?また心臓が?」
商人「いや階段がきついんだ・・僕は走れない」
盗賊「お前ら急げぇぇぇぇ!!」
ピカー チュドーーーーーン ゴゴゴゴゴゴゴ
隊長「衛兵!!森の火事が拡大しないように木を切り倒せ!!」---不良品のキマイラでこの火力か---
隊長「他の物は近くの川から水を運んで来い!!」---もし完全なキマイラが暴走したら世界を滅ぼすな---
隊長「森の町からも助けを呼んで来い!!」
衛兵「隊長!!塔の天辺から気球が上がって行きます!!」
隊長「アレはもう良い!魔女はもう戻って来ない・・忘れろ!」
衛兵「しかし・・あんな形の気球は見たことありません・・早い」
ピカー チュドーーーーーン ゴゴゴゴゴゴゴ
338 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/23(土) 22:53:07.06 ID:
vwvcKDb80
---気球---
盗賊「危機一髪だな・・」
魔女「わらわの塔が・・・」
商人「魔女・・どうして戻って来たんだい?塔が破壊されるのは分かっていたよね?」
魔女「あの塔の地下には愛しき人の墓が有るのじゃ・・」
商人「墓・・なるほど」
僧侶「塔は崩れても地下は無事そうだね〜」
盗賊「ところでキマイラの火力はとんでもねぇな・・どうやって沈めるんだ?」
商人「たしか不良品で数分しか動かないとか・・」
囚人「完全なキマイラが造られれば世界は破滅する」
盗賊「こりゃなんとしても阻止せんといかんな」
商人「キマイラのブレスが収まった様だ・・塔が崩れて行く・・」
僧侶「ふぇ〜ん・・魔女ぉだっこしても良い?」
339 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/23(土) 23:34:37.71 ID:
vwvcKDb80
---
魔女「・・・それでわらわは魔王島で愛しき人を見送ったのじゃ」
商人「そうか・・やっぱり指輪は騎士が持っているのか」
魔女「指輪が無いとわらわは普通よりも早く年を取る・・このままじゃと2年程で朽ちるのぅ」
僧侶「魔女に指輪は帰ってくるよ〜ウフフ返す約束とか言ってたもん」
魔女「返しておくれ・・まだわらわは愛しき人に会っておらん」
僧侶「わたしに言われてもなぁ・・」
商人「いや大丈夫・・約束しても問題ない」
魔女「この後どこに向かうつもりじゃ?」
商人「砂漠の町を経由して中立の国に行こうかと・・」
魔女「わらわをエルフの森に下ろして行ってもらえんか?」
商人「良いけどどうして?」
魔女「エルフの長老にエルフの娘を守れなんだ事を伝えねばならん」
商人「そうか・・大事なことだね」
魔女「エルフの森は安全じゃ・・指輪が帰るまでは森でゆっくり待つとするよ」
商人「その方が良いね」
僧侶「ねぇ魔女?あの歌の事なんだけど・・エルフと人間との愛の歌って本当〜?」
魔女「あの歌はエルフの長老がわらわの為に作った歌じゃよ・・エルフの長老はわらわを愛しておった」
僧侶「!!!?」ニヤ
商人「ちょっと待って・・エルフの長老は何歳になるのかな?」
魔女「わらわと同じ位かのぅ・・」
商人「魔女の指輪で命を吸う時はどうすれば良いの?」
魔女「数年前を思い出すだけじゃ・・」
商人「200年分命を吸うとしたら200年前を思い出す必要がある?」
魔女「そういう事になるのぅ・・なぜそんな事を聞くんじゃ?」
商人「・・い、いや・・聞いてみただけだよ」
341 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/24(日) 17:14:37.88 ID:
v0qjMC980
---
僧侶「魔女?一人で大丈夫?危なくない〜?」
魔女「わらわの事は心配せんでも良い。時期にエルフが迎えに来るじゃろぅ」
商人「それじゃぁ魔女・・体に気をつけて・・必ず迎えに来るよ」
魔女「愛しき人の事が分かったら迎えに来ておくれや・・エルフの長老の所におるでのぅ」
商人「うん約束するよ」
魔女「そなたらの方こそ無茶をするでないぞ?」
商人「ハハハ僕は少し無茶をするかもね」
魔女「考えがあるのじゃな?」
商人「そうだよ・・必ず世界を元に戻す・・いや僕の過ちを正す」
魔女「良い心意気じゃのぅ」
盗賊「さぁ行くぞ!みんな乗れぇ!」
僧侶「じゃぁ〜またね〜」ノシノシ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ フワフワ
342 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/24(日) 17:15:10.65 ID:
v0qjMC980
---
ヒョーーゥ ギシ
盗賊「ひとまず砂漠の町で身を落ち着ける・・でいいのか?」
商人「・・うん」
僧侶「商人なんか元気ない?」
商人「いや・・僧侶・・回復魔法をかけてもらえないかい?」
僧侶「良いよ〜どこか痛いの〜?」
商人「ちょっとね・・確かめたい事があるんだ」
僧侶「行くよ〜回復魔法!」ボワ
商人「・・・・やっぱりそうか・・」
僧侶「???どうしたの???」
商人「僧侶・・君はまだ自分の凄さに気が付いていないね」
僧侶「え!??なに?わたし凄いの?」
商人「君の回復魔法は体の傷を癒すだけじゃないんだ・・心も癒す力を持っている」
僧侶「え?え?え?どういう事?」
商人「思い出してごらん・・僕や盗賊や囚人・・エルフの娘も君の回復魔法で変わってるんだよ」
僧侶「わたしの?」
商人「罪や復讐の意識を改める方向に君の回復魔法が変えてるんだ」
僧侶「ウフフ〜ほめられるってうれしいなぁ〜うふふのふ〜♪」
商人「僕は人間だからちょっとした事で諦めたり疑ったり良くない方向へ感情が流れる」
僧侶「それはみんな同じじゃないの〜?」
商人「君の回復魔法はそういう良くない方向を正す力がある」
盗賊「200年前の魔王が掛けた呪いはその感情の事かもな」
商人「盗賊・・するどいね・・きっとそうに違いない・・僕達の心に魔王が住んでいる」
盗賊「ぬはは・・ってことはこの世はすでに魔王に支配されてるな」
商人「そう言い換える事が出来るね・・魔王の心に支配されて滅亡の道を歩んでる」
盗賊「まぁでも考えすぎな気もするがな」
囚人「いや・・あながち外しては居ない・・監獄に居る間は復習の心が芽生えてきた」
商人「そういう心こそ魔王の正体かもね・・ともあれ僕はもっと歴史の勉強が必要かなハハ」
343 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/24(日) 17:15:37.12 ID:
v0qjMC980
---砂漠の町---
盗賊「さぁ!久しぶりの砂漠の町だ」
僧侶「わたしね〜騎士と過ごした宿屋に泊まりたいなぁ〜」
商人「かまわないよ・・この町は危険に見えるけど本当は安全さ」
僧侶「はぁぁぁ〜あの頃はわたし幸せだったなぁ〜」
盗賊「騎士も大変だったろうな・・」
僧侶「・・ん?そんな事ないと思う〜ウフフだってわたし達夫婦だもん」
盗賊「・・・・・」
商人「さて!仕事が待ってる・・僕は商人ギルドに行ってくるよ」
盗賊「囚人!荷物を下ろすのを手伝ってくれ・・少し教えたいこともある」
囚人「かまわんが雑用はやらんぞ」
盗賊「雑用じゃねぇ大事な事だ」
僧侶「・・じゃあ後で商人ギルドに行くね〜」ノシノシ
344 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/24(日) 17:16:07.71 ID:
v0qjMC980
---宿屋---
ガチャリ バタン
僧侶「・・・」
---この部屋で騎士と一緒に過ごした---
---あの時と変わらないお部屋---
---魔女もこうやって愛しき人の香りを探したのかな---
---騎士が掛けてた椅子---
---騎士と一緒に寝たベット---
---だっこしたい---
---わたし騎士を愛してる---