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勇者「魔王は一体どこにいる?」
Part25



314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/21(木) 22:54:38.45 ID:n77lBLsf0
---部屋---
ガチャリ バタン
商人「・・・面白い話を聞いてしまったね」
盗賊「そうだな」
囚人「キマイラが暴れだした隙に魔女が逃げたと考えるのが正解だな」
商人「一連の騒動を魔女のせいにして隠蔽してるね」
盗賊「・・・だとすると魔女の塔を破壊するのは・・」
商人「もしキマイラが数匹居るとしたら?」
盗賊「なるほど・・」
商人「でも王国が魔女を追う理由が良くわからないね」
僧侶「魔女がキマちゃんを暴れさせたのかもね〜ウフフ」
商人「魔女はそんな事できるのかい?」
僧侶「ほら〜エルフの娘ってさぁ〜魔女には懐いていたじゃない?」
商人「!!ハッ・・エルフの血か・・なるほどツジツマが合う」
盗賊「まぁこれで魔女が大量に兵隊を殺した訳じゃないって線が強いな」
商人「囚人!明日城の内部の調査をよろしく頼むよ」
囚人「わかっている」

315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/21(木) 22:55:12.72 ID:n77lBLsf0
---翌日城門---
門番「止まれ!ここは始まりの国王様の城である」
囚人「終わりの国衛兵隊長が来たと伝えろ」
門番「身分の無い物を通す事は出来・・・ハッ・・もしや」ジロジロ
囚人「早くしろ」
門番「衛兵!!み、見張っておけぇ!!」タッタッタ
衛兵「ハッ!!・・・お、終わりの国衛兵隊長がなぜ直々に・・」
囚人「お前は俺を知っているのか?」
衛兵「い、いえ・・噂でしか」
衛兵「ほう・・どんな噂だ?」
衛兵「一騎当千の・・」ボソボソ
門番「衛兵!!門を開けろおぉぉ!!」
衛兵「ハ、ハイ!!」
ガラリゴロリガラリゴロリ

316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/21(木) 22:55:50.42 ID:n77lBLsf0
ドヤドヤ
精鋭兵「始まりの国の衛兵隊長は魔女捜索に出ている故私が城内を案内する」
囚人「ほう・・隊長が不在か」
精鋭兵「変な真似はゆるさん!!」
囚人「クックックたかが一人に衛兵20人付けるとは用心深い」
精鋭兵「衛兵!!周囲を囲め!!」
衛兵「ハッ!!」
囚人「右手にあるのが衛兵宿舎か?」
精鋭兵「そうだ!!何かあったら宿舎から300人は出てくる!!」
囚人「クックック手負いが300人出てきて役に立つのか?」
精鋭兵「!!!!?お、お前・・・なぜそれを・・」
囚人「奥にあるのが武器庫だな?」
精鋭兵「・・・待て!!止まれ!!終わりの国衛兵体長がこの国に何の用事だ!?」
囚人「別にどうという事は無い」
精鋭兵「怪しい!!衛兵!!取り押さえろ!!」
囚人「気が早いな・・もう少し落ち着かんと偉くはなれんぞ?」スラーン チャキリ
精鋭兵「ぬ、抜いた・・構わ〜ん切れえぇぇぇぇ!!」
カーン キーン ゴスン!
---
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---
衛兵「つ、強い・・」バタッ
精鋭兵「ななななんと・・切られても物ともせんとは・・」
囚人「武器庫へ行かせてもらう!!」
精鋭兵「だめだぁ!!!!衛兵〜〜出会え出会ええええぇぇ」
な、なんだなんだ?ゾロゾロ

317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/21(木) 22:56:39.87 ID:n77lBLsf0
---武器庫---
ギギギー ガターン
囚人「雑魚がうるさい・・放せ!!」ゴスン!!
精鋭兵「あいつを止めろおぉぉぉ!!」
衛兵「うおぉぉぉぉぉ」ドタドタ
タッタッタ
---武器庫の中に血の臭い---
---間違いない---
---ここで戦闘している---
---広いな---
---あそこの角か?---
---有った!!戦車1基---
精鋭兵「待てえぇぇぇ!!それに触るなぁぁ」
囚人「お前はこれが何か知っているのか?」
精鋭兵「・・・」
囚人「この戦車・・いやキマイラは何匹居る!!?答えろ!!」
精鋭兵「だまれ!!衛兵!!取り押さえろ!!殺しても構わん!!」
---仕方が無い---
---捕まっておくか---
ザクッ グサッ ゴスン!
---
---
---

318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/21(木) 22:57:16.19 ID:n77lBLsf0
---牢屋---
ピチョン ピチョン
---クックック---
---死んだフリするのもなかなかに苦痛だ---
---見た感じ囚人は10名程か---
男の声「例の囚人もキマイラの事を知っていた様です」
女の声「そうか・・」
男の声「ですが・・おそらくもう死んでいます」
女の声「まぁ良い・・仕方がない・・墓地へ運んでおけ」
男の声「それにしてもこの新入り・・ひどいですな」
女の声「舌を噛み切らん様にくつわをはめておけ」
男の声「はぁ・・しかし」
女の声「食事はしっかり与えろ・・重要な参考人だ・・手当ても怠るな」
男の声「ハッ」
ガチャリ ギー
看守「やはり死んでいます・・」
隊長「引きずり出せ・・新入りと交代だ」
看守「ハッ・・」ズルズル
---もう少し丁寧に扱って貰いたいものだ---
隊長「私はもう少しここに居る。お前はその死体を早く外へ出せ。ヘドが出そうだ」
看守「ハッ!!10分で戻ります!くれぐれも囚人には近づかないで下さい」
隊長「なぜだ?」
看守「隊長にもしもの事があったら他の衛兵に袋叩きに合います」
隊長「フフ馬鹿にするな!そこらの男には負けん」
---こいつが海賊王の娘か---
---なかなかに勝気な娘だ---

319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/21(木) 22:57:58.79 ID:n77lBLsf0
---墓地---
僧侶「毎日人が亡くなってるんだね〜」
盗賊「ん〜む遺体が少し古いな・・」
商人「たぶん一気に遺体を出せないから分けて持ってきてるんじゃないかな?」
盗賊「それにしても穴掘り忙しい・・」わっせ わっせ
僧侶「埋葬も教会のお仕事〜そして私はお祈りがお仕事〜」
女盗賊「おい!新しい遺体が来たぞ!」
看守「囚人の遺体を持ってきた!埋めておいてくれ!墓標は要らん!」
僧侶「は〜い」
看守「ほ〜フードで顔は見えんが良い返事だねぇ」
盗賊「おい〜早くしろよ!こっちは疲れてるんだよ!!」
女盗賊「あぁ手伝うわ」
盗賊「看守!!後は俺達でやっておくから戻っていいぞ」
看守「おぅ!すまんな〜司祭には良く言っておく」
盗賊「僧侶!この遺体は傷だらけだ・・埋葬する前に回復魔法掛けてやってくれ」
僧侶「回復魔法!回復魔法!回復魔法!」ボワー
盗賊「・・・・・看守は・・・・行ったか?」
商人「・・もう少し・・」
僧侶「・・・・・」グイット
囚人「・・・」ギロ
僧侶「ウフフ〜目が動いてる〜」
商人「よし!もう良いよ!」
盗賊「立てるか?囚人」
囚人「問題ない・・」ムクリ
??「あわわわわわ・・死体が蘇った・・あわわわわわ」
商人「まずい!誰かに見られた・・」
??「ままま魔女達が死体を操っている・・あわわわ
僧侶「え!?え!?違うの〜〜!!」
??「たたたた助けてくれぇぇぇぇ」ダダダダ
商人「まずいな・・気球で逃げよう!」
盗賊「そうだな・・面倒が起きそうだ」
商人「早く!」

321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/22(金) 22:18:13.05 ID:rrHhGDlQ0
---気球---
ゴゴゴゴゴゴー
盗賊「早く乗れぇ!!」
僧侶「オッケーみんな乗ったよぉ〜ウフフ」
盗賊「人に見られる前にここを離れよう・・北に行くのが目に付きにくいか?」
女盗賊「そうね!城を迂回して北に向かえば大丈夫だと思う」
ヒョーーゥ ギシ
盗賊「ここまで来ればもう安心だ」
商人「さて囚人・・城での3日間・・何があったか教えて」
囚人「・・やはり俺達の読み通りキマイラが暴れた様だ・・」
キマイラは恐らくもう一体居る
武器庫の奥で戦車を一基見た・・たぶんその中だ
暴れた原因は分からないが武器庫の中は相当破壊されていた
衛兵の被害も相当な物だろう半数は火傷を負っている
特に気になったのは牢屋には鍵が掛かっていない
出るためには衛兵宿舎の中を通る必要があるからだろう
囚人は衛兵宿舎の地下を自由に動くことが出来るが
足かせを付けてる一部の囚人は恐らく階段を上がることが出来ない
俺が思うに・・魔女は足かせ無しで捕まっていて
キマイラが暴れた隙に簡単に脱出が出来たと考える
商人「ハハ鍵無しの牢屋か」
盗賊「そりゃ牢屋とは言わんな」
僧侶「鍵無しにしたのは隊長だって聞いたことあるよ〜ウフフ」
囚人「ほぅ・・その理由は知っているか?」
僧侶「囚人をわざと泳がせる?・・だっけなぁ・・良くわかんな〜い」
商人「泳がせる・・ね・・・どうやら僕達は泳がされてる様だ」
盗賊「・・誘いに乗るか?」
商人「・・・考えさせて欲しい」ブツブツ
僧侶「ブツブツた〜いむ!ウフフ」

322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/22(金) 22:52:05.02 ID:rrHhGDlQ0
---林の中の洞窟---
盗賊「・・よしここなら見つかるまい」
僧侶「ここの林の雰囲気懐かしいなぁ・・あの時は騎士と一緒に・・」
盗賊「そうか・・この辺りは騎士と一緒に来たことがあるのか」
僧侶「騎士は今頃何してるかなぁ〜?心配だなぁ・・」
商人「そうか!!」ピーン!!
盗賊「ん!!?どうした?」
商人「僧侶!!もう一度君と騎士との事を話して欲しい」
僧侶「えっとぉ〜武闘会の時にドラゴンに襲われて・・」
カクカクシカジカ
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商人「ちょ、ちょっと待って・・魔女に初めて会った時はお婆さんだったんだね?」
僧侶「そうだよ〜・・・指輪を使って命を吸うって言ってた〜」
商人「・・という事は魔女はその時まで死なないで生きている・・・つまり」
僧侶「つまり?」
商人「今慌てて探さなくても魔女は無事って事だ」
僧侶「そうだね〜・・でもどうしてお婆ちゃんだったのかなぁ?」
商人「指輪が無いと若さを保てないんだっけ?・・・・あ!!!!」ブツブツ
僧侶「なになになになに?」
商人「女盗賊!!魔女の目撃証言は?」
女盗賊「情報がバラバラで少女から中年女で瞳の色が共通して赤色・・」
商人「・・魔女は1人だ・・年を取っている・・だから証言がバラバラだ」
盗賊「なるほど」
商人「じゃぁ指輪は何処に行った?」
僧侶「愛しの人の為じゃないと絶対外さないって言ってたよ〜」
商人「・・・そこが分からない・・・魔王城で一体何があったんだ?」

323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/22(金) 23:27:51.10 ID:rrHhGDlQ0
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女盗賊「ねぇ僧侶?もう寝た?」
僧侶「むにゃ〜まだかろうじて起きてるょ」
女盗賊「・・あなた達って一体何者なの?闇商人一味?」
僧侶「ん〜闇商人一味っていうのは半分正解〜」
女盗賊「半分?」
僧侶「本当は魔王を倒すための勇者一味が正解なんだけど・・魔王が居ないの〜」
女盗賊「からかってる?」
僧侶「からかってなんかないよ〜ウフフそれとね〜本物の勇者もまだ見つけてないの〜」
女盗賊「・・・・」
僧侶「勇者も魔王も居ないのに・・わたしたち何やってるんだろうね〜」

324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/23(土) 15:38:15.55 ID:6xdt1giDO
乙乙

325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/23(土) 20:00:01.89 ID:vwvcKDb80
ガバッ!!
商人「ソレだ!!」
僧侶「びびびびびっくりしたぁ〜」
商人「今の世界に魔王は居ない・・でも200年前には確かに居る」
僧侶「え?え?」
商人「本物の勇者は魔女の指輪で200年前に戻って魔王を倒す・・そういうシナリオだ」
僧侶「へ?」
商人「魔女はこれから必ず本物の勇者と出逢う・・勇者が探し求めて居るのは魔女が持つ指輪だ」
僧侶「ねぇ騎士の事忘れてない〜?」
商人「魔女は君達に始めて会うまで本物の勇者には会って居ないよね?」
僧侶「うん・・そう言ってた」
商人「魔王城で何かあって魔女は指輪を騎士に預けた・・それならつじつまが合う」
僧侶「・・・」
商人「・・今指輪を持っているのは多分・・騎士だ・・そして」
僧侶「そして?」
商人「君が言う武闘会でドラゴンに食われる囚人は多分・・騎士だ・・指輪を持っている」
僧侶「イヤ・・」
商人「僕達はドラゴンと一緒に騎士を救うんだよ」
僧侶「・・そんなのいや・・それまで待てない〜騎士がかわいそう」
商人「囚人を起こしてくれ!!」

326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/23(土) 20:00:30.65 ID:vwvcKDb80
---
囚人「・・・俺が見たかぎり牢屋の中に騎士らしき人物は見ていない」
商人「・・そうか・・結局行方不明か・・」
囚人「一人・・ひどい火傷を負った囚人は居たがな」
商人「火傷?・・もしかするとその人かも知れないな」
僧侶「ふぇ〜ん・・騎士がかわいそう〜」
商人「まだ決まった訳じゃないよ・・・」
僧侶「ねぇ囚人!もう一回お城に入れないの〜?」
囚人「俺は顔が割れてしまっている・・いくら死なんとはいえ一人で数百人の衛兵を振り切るのは無理だ」
商人「囚人の言う通りだよ・・もう死んだ振りも通用しないね」
僧侶「あああぁぁおなかがムズムズして来たぁ〜」
商人「居ても立っても居られないのは分かるよ・・でもここは慎重に行こう」
囚人「その火傷を負った囚人が騎士だと分かっていれば無茶のし甲斐もあるが・・」
商人「そうだね・・情報が足りない」
僧侶「どうすれば良いかなぁ〜?」
商人「僕に考えがある!女盗賊に協力してもらいたい!」

327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/23(土) 20:01:05.67 ID:vwvcKDb80
---
女盗賊「!!?え・・わたしに何が・・」
商人「まだ付き合って短いけど君はもう僕達の仲間だ・・君なら出来る事がある」
女盗賊「私に?」
商人「君の情報収集能力は非常に高い・・」
女盗賊「・・・」
商人「始まりの国の町で武器屋か防具屋に成りすまして情報を集めて欲しい」
女盗賊「武器屋か防具屋?・・・それは出来るけど・・どうして?」
商人「武器や防具の交換の為に月に何回か城内に入れると思う」
女盗賊「!!その手が・・でも資金が無いわ」
商人「それは僕に任せて・・質の良い物を送るようにする」
女盗賊「フフフ面白そうね」
商人「仲間であるからには全力で支援するのを約束するよ」
女盗賊「連絡はどうやって?」
商人「配達人に手紙を渡してくれれば良い」
女盗賊「あなた達はこれからどうするの?」
商人「・・・まず北の魔女の塔が壊されるのを見届ける・・その後は中立の国で情報を集める」
女盗賊「ねぇ・・一つ質問して良いかしら?」
商人「なんだい?」
女盗賊「本物の闇商人はあたなね?」
商人「ハハハそうさ・・でも今は違う・・勇者を捜し求める魔王一味?ハハ」
女盗賊「ぷっ・・見えないわねフフフ・・わかったわ協力してあげる」
商人「君はこれから僕達と別れて武器屋か防具屋に成りすまして・・必ず物資を送ってあげる」

328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/03/23(土) 20:01:37.74 ID:vwvcKDb80
---翌日---
盗賊「・・そうか歩いて戻るか・・寂しくなるな」
女盗賊「私は歩きの方が性に合ってる・・あなた達の無事を祈ってるよ」
商人「じゃぁ女盗賊・・よろしく頼むよ・・これ資金の足しにして」ドサ
女盗賊「こんなにくれるのかい?金貨一袋・・十分すぎるわね」
盗賊「無駄遣いすんじゃねぇぞ?」
女盗賊「わかってるわよ」
盗賊「じゃぁまたな!しくじるなよ?」
僧侶「女盗賊さんまたね〜」ノシノシ
ゴゴゴゴゴゴゴゴ フワフワ
盗賊「よし!!魔女の塔へ向かうぞ!」
商人「2日くらいかな?」
盗賊「そんなもんだ」