Part4
180 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 11:06:58.30 ID:
oMUn57MG0
男「こ、こ、これは! ま、まさか。
あの都内ではもはや絶滅して久しい、三次元では
根絶してしまい、今ではイデアしか残存しないといわれるっ」
ブルマ
男「ではないのかっ!?」
男(って、一人で盛り上がるのもあれだが、
なんでこんな物があるんだ!? この地区にある全て?
まさかこの地区にブルマを用いる高校がまだ残っているのか!?
いやそれはありえない。100%ありえない。
なぜならそんな高校が残っていれば友がチェックしない
はずがないからだ。ふふふ、見事な推理だ!!)
男(はっ!? まてよ。そ、そうか!)
男(この巨大文具デパートには地区の全て、と云っていた。
ちまり、高校以外ではどうだ? 中学はあやしいが、
小学校ではいまだにブルマの着用を義務付けているところも
あるのではないか? そういった偶然によってここに生き延びた、
そう、シーラカンスのように現代までその命の命脈を
保ったひとつの奇跡が存在するのではないか!?)
男「ならばこれは恩寵なのではないか!?」
先輩「……」じぃぃぃっ
181 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 11:08:14.78 ID:fHZTHBpD0
あぁぁ見られたwwww
184 :
VIPがお送りします: [sage] 2008/10/07(火) 11:09:57.20 ID:TL1cSC8q0
\(^o^)/オワタ
185 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 11:11:18.19 ID:
oMUn57MG0
男(終った! オレの大冒険、ただいま駅前にて終了っ!
今までご声援有難うございました。
オレ先生の次回策にご期待ください!!)
先輩「……っち」ぷいっ
男「あ、先輩っ」
先輩「……」
すたすたすた
男「えーっと」
先輩「……」
男(『はんっ!? あーいやだいやだ。この便所蟋蟀がっ!
肉体労働用の下僕だと思って我慢して付き合ってくれば
店頭でブルマを見つめるようなペドフェリアだとは
ついぞ思わなかったよ。タルタロスですら生ぬるいっ!』
やーめーてー。いーのーちーだーけーはー。
『はんっ! 微塵の容赦も出来ないねっ。このロリコンめ!』
いや、そこだけは訂正させてください。
むしろ想像領域であのブルマの着用モデルだったのは
ろりなどではなく先輩であって! そこは断じて否定したく。
『余計に悪いわっ! 団子虫め! 石の下に行けっ!』)
186 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 11:16:05.38 ID:
oMUn57MG0
先輩「品物。受け取りました」
男「あ、あ。はいっ」
先輩「……」
男「結構ありますね、紙袋で四つか」
先輩「半分こしましょう」
男「いや、持ちます。持たせてください」
先輩「……はい」
店員「毎度有難うございましたーっ」
てとてと。てとてと。
男「……」
先輩「……」
てとてと。てとてと。
先輩「……」
男(空気が重い。重いというか、痛い。
なんてんですか。針のむしろ。ニードルマットレスっ。
どこの拷問器具だよっ。うわぁ、泣きたい)
てとてと。てとてと。
先輩「ああゆうのが」
187 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 11:20:49.50 ID:Ynu4Gm3QO
好きなんです
188 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 11:22:41.66 ID:OTgqXcJI0
でもスク水のほうがもーっと好きです
189 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 11:22:51.39 ID:
oMUn57MG0
てとてと。てとてと。
男「うー」
先輩「ああゆうのが良いわけですか」
男「うっ」
てとてと。てとてと。
先輩「……」
男「……それは」
てとてと。てとてと。
先輩「……」
男「そのぅ」
てとてと。
男「ごめんなさい」
先輩「別に謝るようなことでは。関係ありませんし」ぷいっ
男(だってすごい不機嫌そうな表情なんですがっ。
なんというか、不機嫌通り越してなくの我慢している
子供みたいな顔に見えちゃうほどだって)
190 :
VIPがお送りします: [sage] 2008/10/07(火) 11:23:06.61 ID:7L8i46jlO
どっくん・・・どっくん・・・
191 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 11:24:48.04 ID:iP7qxfNNO
いい展開
泣けてきた
194 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 11:27:08.43 ID:fHZTHBpD0
がんばれ男
195 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 11:28:24.68 ID:
oMUn57MG0
先輩「……」
てとてと。てとてと。
男「えーっと。ご質問の件ですが、当方としても
思春期の健常なる男子としまして、そのような興味は
断ちがたく存在するわけでして」
先輩「……」
男「反省してます。ごめんなさい」
先輩「小さい娘がすきなのですか」
男「いえとんでもない」
先輩「ではブルマが?」
男「Don't滅相」
先輩「……」
男「いや、男子としてはやっぱり。半ば本能的に」
先輩「もう」
男「はい」
先輩「女の子と一緒にいるときは、その辺に気を使わないと
彼女さんが出来ませんよ?」
男「面目ないです」
196 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 11:30:39.56 ID:gbWQdquH0
まったくだ
197 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 11:32:43.23 ID:iP7qxfNNO
先輩にブルマ履かせてずらしていれたいです、くらい言えんのか
198 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 11:33:45.18 ID:Ynu4Gm3QO
まったくだ
199 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 11:34:15.30 ID:
oMUn57MG0
先輩「反省しているようなので不問に付します」
男「ありがたき幸せ」
先輩「調子が良いです」
男「はっ」
てとてと。てとてと。
先輩「……」
男「……」
てとてと。てとてと。
先輩「……」
男(ってか……。『彼女さんが出来ませんよ』か。
それっていうのは、やっぱな)
男(先輩は、そういうつもりはないってことなんだろうな。
いや、甘い見通しだったわけじゃないんだけどな。
うん、そうそう甘くはないのは承知の上だけどな)
男(やっぱ、へこむな)
男(そりゃへこみますともさ)
201 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 11:35:26.61 ID:MSlTlZ9oO
再度追い付いた、冷えた紅茶の伏線は、まだ拾わないのか?
ま、なんにしてもwktk
202 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 11:38:22.90 ID:
oMUn57MG0
――学校。図書準備室。
先輩「えっと、こちらへ」
男「はい。んしょっと」
先輩「数を確認したいです。そちらの袋のも数えてください」
男「了解」
先輩「……1,2,3,4」
男「……4,5,6,7」
先輩「納品書どおりのようですね」
男「はい、ばっちっすね」
先輩「重かったでしょう?」
男「いえいえ。こんなのは得意ですから」
先輩「……」じっ
男「?」
先輩「……」じぃっ
男「なんです?」
203 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 11:44:45.01 ID:
oMUn57MG0
先輩「いえ、ちょっとここに座ってください」
男「はぁ」
先輩「……こほん」
男「?」
先輩「今日は重い荷物を持ってくれて助かりました」
男「いえいえ。お安い御用で」
先輩「助かったのは事実です」
男「――まぁ」
先輩「有難うございました」なでなで
男(あたま、撫でっ、撫でられてっ)
先輩「よくがんばりました」なで
男「せ、先輩っ」
先輩「?」
男「頭は、その。さすがに、子ども扱い、というか……」
先輩「……」
男「その」
先輩「すみません。親戚の子供とでは歳が違いますね」
男(っていうか。な、な、なんでこんなに嬉しいんだよっ。
し、心臓ばくばくうっせーっ!! だ、だまれーっ!)
先輩「でも、がんばってくれたから。嬉しかったです」なで
206 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 11:49:03.06 ID:
oMUn57MG0
よし、丁度良い切りまできたなっ。
時間になったので、度肝を抜くような
ゴージャスな昼食にいってくるぜー。
(例:卵かけご飯)
皆の分はママレードサンド置いておくぜー。
もし残ってたらまたあとでー。
飽きたら落としてクレイ2。
216 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 12:07:09.74 ID:DEk28qSW0
バイト中に>>1が帰っていいよって言われたっていうスレかと思った
220 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 12:28:06.90 ID:A2z2UmvAO
全面的に絵がカレーで再生されてんのは俺だけ?
221 :
VIPがお送りします: [sage] 2008/10/07(火) 12:37:35.16 ID:FN6BKWh6O
なんだろう
面白いんだけどふっと現実に帰って死にたくなるの繰り返しなんだが?
222 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 12:38:02.95 ID:KplQjH0n0
お前らがマーマレードサンド食べないなら俺がもらうぞ
223 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 12:39:02.03 ID:O8/sIvJg0
一個くれ
224 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 12:49:05.07 ID:MSlTlZ9oO
>>1はどんだけおかわりしてんだよ
225 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 12:49:45.03 ID:YKNk13sn0
不意打ちなでなでの破壊力はすさまじい。
あれに何度騙されたことか・・・。
228 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 12:52:57.89 ID:vy1u7ovuO
先輩「家ではペンチもち歩いてます」
243 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 13:40:27.53 ID:/fJJjn5r0
戻りました。
先輩「昨日はどうも」
俺「いえいえ」なで
先輩「?」
俺「嬉しかったのでつい」なでなで
先輩「??」
俺「にこっ」なでなでなで
先輩「あの、そこお尻です」
244 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 13:43:12.74 ID:LooL9vjTO
おかえりー
はやくしてくれ
246 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 13:44:50.97 ID:S2OKQvGQO
>>243
騙されねー
248 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 13:47:10.42 ID:LooL9vjTO
騙された
死ぬべきか
254 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 14:32:00.41 ID:
oMUn57MG0
おす。ただいま。
余りのご馳走に遅くなった
(シーチキンライス+味噌汁)
さて、書くか。書かれるか。
257 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 14:43:34.18 ID:
oMUn57MG0
――放課後、図書室
男「こんにちはー」
しーん
男「めずらしいな。オレのほうが早いのか?
いや、鍵開いてたしな……。何か雑用で出たかな」
男「ま、いっか。待ってりゃ」
男「……」
――でも、がんばってくれたから。嬉しかったです。
男「そんなさ」
男「つか、下心あるんだっての。好きなんだっての。
好きな女の子の荷物ぐらい、持つっての。
見え見えだろ。告白済みだぞ。
……ちょっとさ気がついてくれよっての」
男(いや、本当に。へこむっての。
へこんで当然の状況で、オレ相手されてないのが
ほぼ確実なのにさ)
――よくがんばりました。
先輩「それでも嬉しいなんて、おれはアホの子かって」
258 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 14:46:02.22 ID:xI+qhU4UO
誤植なんぞ気にせんわい
お帰りなさい、頼むぜ!
261 :
VIPがお送りします: [sage] 2008/10/07(火) 14:48:46.98 ID:v5OfAXDR0
>>258
誤植と気づかずびっくるしてもうた
262 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 14:49:13.98 ID:
oMUn57MG0
男(『はんっ! アホの子? その柔らかい物言いは
いかがかとおもうねぇ団子虫。アホなアホであり
それ以上でもそれ以下でもないんじゃないか?
いや、アホかどうかはともかく、お前は言ってみれば
ただの下級生以外の何者でもないんじゃないかね?』
うーわー。そういう冷たいのだけは勘弁してくださいっ。
考えないようにしてたのにっ)
男「はぁ……」
男「あーあぁ」
男「ままならんねぇ。実際」
男「おろ、先輩だ。あんなとこに」
てとてと。
男「焼却炉に行く途中か。ゴミ出しだな。
そんなもん俺にやらせればいいのに」
先輩「?。……」
男「あ、気がついた」ぱたぱた
先輩「っ!」じぃっ
男「うわ。手ふっただけで慌ててこっち来る」
264 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 14:53:19.57 ID:
oMUn57MG0
男「こんにちは」
先輩「こんにちは。すみません」
男「え? どうして」
先輩「いえ。席を外していました」
男「またまた。そんなことくらい」
先輩「委員が一人はいないと業務が」
男「ああ、そっか」
先輩「わたし一人ですし」
男「ゴミだしくらい俺にさせればよかったのに」
先輩「そんなに甘えるわけには行きません」
男「そういうものかな」
先輩「はい」
男「……」
先輩「……」
とさっ。
男「……」
先輩「これで準備できました。本はご自由にどうぞ」
男「……うん」
男(なんか、これはこれで。距離を感じちまうな)
266 :
VIPがお送りします: [sage] 2008/10/07(火) 14:57:52.05 ID:7L8i46jlO
甘酸っぱいもっとやれ
267 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 14:58:22.43 ID:
oMUn57MG0
男「……」
先輩「……」
ぺらっ。ぱらっ。
男「……」
先輩「……」
ぺらりっ。
男「……むぅ」
先輩「……」ちらっ
ぱらっ。……ぺらっ。
男(『ハムスターの飼い方』、読み始めると奥が深い。
そうか、イメージで飼うと色々やっちゃいけないことを
しちまうというトラップか)
先輩「……」ちらっ
ぺらっ。ぱらっ。
男(く、くそうっ。ハムスターがこんなに可愛いとはッ)
269 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 15:05:12.70 ID:
oMUn57MG0
先輩「あの」
男「うかつだったぜ。水はボトルで……はい?」
先輩「おなかがすきませんか?」
男「はぁ」
先輩「今日の調理実習で二色クッキーを作りました。
余っているのでよければどうぞ」
男「お。ありがたいです!」
先輩「はい、今。……あ、お茶があった方が良いですか?
わたし買ってきます」
男「いや、いいすよ。委員、一人なんでしょ?
俺かって来ますよ」
先輩「はい」
男「自販機の缶紅茶でいっすよね?」
先輩「はい」
てとてと。
男「んっしょっと。二本で、Hotと」
ガチャコン。ガチャコン。
男「うっわ。やっぱさ調理実習とか言って醍醐味じゃね?
なんか先輩はさ。よく判らんんが……。いつも不機嫌だし
本当によく判らないんだけどさ」
270 :
VIPがお送りします: [] 2008/10/07(火) 15:06:22.88 ID:/fJJjn5r0
男「先輩、お弁当作ってきました」
先輩「…ありがとうございます、唐揚げ弁当ですか」
ぱくっ。
先輩「変わった味…、でもおいしいです」
俺「はい、ハムスターです」
げろっ。
272 :
VIPがお送りします: [sage] 2008/10/07(火) 15:08:47.47 ID:k+bKN/pD0
>>270
てめえ俺のリプトン返せwwwwwwwwwwwwwwww