Part19
464 :
パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 15:57:30.71 ID:
1O2BZuYo
――牛車の中、鴨川のほとり
ぎぃぃ、ぎぃぃ。
男「何で牛車なんだ?」
黒髪娘「この世界での標準的な乗り物だ。
文句は無しにしてもらいたい」
男「うん。でもさ」
黒髪娘「なんだ?」
男「なんでこの位置な訳?」
黒髪娘「男殿と一緒にいる時は、
こうやって抱えてもらうのが一番良いと学んだ」
男「むぅ」
黒髪娘「不快なら考慮するが?」
男「いや、不快なんて云うことはないんだけどさ」
黒髪娘「なら良いではないか。
それに牛車というのはなかなかに不安定だ。
一緒に乗るのならば、くっついていた方が良い」
男「そうかもしれないけど……」
黒髪娘「私は嬉しいぞ」
男「へ?」
465 :
パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 15:58:54.94 ID:
1O2BZuYo
黒髪娘「男殿と、こうして触れあっているのは、嬉しい。
軽くもたれかかって、男殿の体温を感じているのは
信じ切れないくらいの贅沢だ」
ぎぃぃ、ぎぃぃ。
男「……黒髪さ」
黒髪娘「なんだ?」
男「このあいだからむちゃくちゃストレートじゃないか?」
黒髪娘「すとれいととは私の髪のことではなかったのか?」
男「いや、違くて。……率直とか素直とか言う意味」
黒髪娘「それならば、私は物心ついた頃から
すとれいとだ。腹芸など出来ないぞ」
男「それはそうなんだけどさ」
黒髪娘「うむ」 にこっ
男(……なんか、黒髪の破壊力増してるよな。
こうやって抱えていると、すごく可愛いぞ。
手を出してない俺を褒めて欲しい……)
黒髪娘「ん」 くてっ
男(考えてるそばから〜っ)
466 :
パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 16:01:32.80 ID:
1O2BZuYo
黒髪娘「なんだ。反応が薄いな」
男「まぁな。大人だからな」 だらだら
黒髪娘「そうか……」
男「うん」
黒髪娘 かぷっ
男「っ!」
――ドキドキドキドキドキ。
黒髪娘「……」ちらっ
男「な、何してるんだ? 黒髪」
――ドキドキドキドキドキ。
黒髪娘「囓ってみた」
男「……」
黒髪娘「わたしの方ばかりときめいて
どきどきしているようで、それはちょっと不服だ」
男(こっちは血流がオーバードライブする
命の危険が目前にあったっつーのっ!)
黒髪娘「男殿は冷静すぎるぞ」
男「そんなことないけどな」 ぷいっ
467 :
パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 16:03:41.86 ID:
1O2BZuYo
黒髪娘「もしかして、うっとうしいか?」
男「いいや、そんな事はない」
黒髪娘「嬉しいな」 もふっ
男(この、抱きかかえると
あごの下にすっぽり入るサイズが犯罪的だぁ)
黒髪娘「夜風は涼しいな」
男「そうだな」
ぎぃ、ぎぃ……。
黒髪娘「鴨川へりのあたりは、虫の音も美しいだろう?」
男「うん」
黒髪娘「今宵は雲もない。星が綺麗に見えると思うのだ」
男「デートか?」
黒髪娘「うむ。でえとだ」
男「やっぱり、素直になった気がするよ」
黒髪娘「それは……そのぉ。
ほら、この間の。
あれだ……。
両……想いなのだから。つまり、気持ちを。
告げあったわけだから……」
男「ああ。う、うん(ううう、すげぇ恥ずかしい)」
黒髪娘「……それに」
男「?」
468 :
パー速民がお送りします [] :2010/01/25(月) 16:04:24.39 ID:ULoQo.DO
はにゃあぁぁぁん!!黒髪可愛いすぎwwwwww
469 :
パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 16:05:39.74 ID:
1O2BZuYo
黒髪娘「じき、編纂も終わる……」ふわっ
男「……?」
黒髪娘「いまは編纂が忙しいから、
こうして男殿にあって元気を補給しているのだ」きゅっ
男「大変なのか」
黒髪娘「うむ。でも、楽しくもある。
和歌を、特に恋の歌を小馬鹿にしていた
わたしの愚かしさに気が付いた。
漢詩は高尚で、和歌が柔弱だなどと
偏見以外の何者でもない」
男「うん」
黒髪娘「みな、勇気がある。
切ない胸の内を必死に伝えようと振り絞る歌に
よくもまぁ理知がないなどと考えていたモノだ。
自分が恥ずかしい……」
男「そっか」 なでなで
黒髪娘「男殿の手は、優しくて……その」
男「ん?」
黒髪娘「好きだぞ」
男「お、おう」
470 :
パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 16:06:45.34 ID:
1O2BZuYo
ぎぃ、ぎぃ……きっ。
かたり。
黒髪娘「ほら、星だ」
男「うん」
黒髪娘「あれは、千年後も変わらぬのだろう?」
男「ああ、変わらない」
黒髪娘「あれが織女だ。残っているか?」
男「ああ。おりひめと、ひこぼしだろう?
小学校で観察させられたぞ」
黒髪娘「うむ。鼓星(つづみぼし)も見ゆるぞ」
男「あ、こら。そんなに乗り出すなよっ」
黒髪娘「抑えておいてくれねば、困る」
男「勝手なことを」
黒髪娘「良いのだ」にこっ
男「いいもんか」
黒髪娘「いまだけ」
男「――」
黒髪娘「いまだけは甘えさせてくれ」
471 :
パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 16:07:23.42 ID:mgAQpQgo
可愛すぎて地球がやばいwwww
472 :
パー速民がお送りします [] :2010/01/25(月) 16:10:47.57 ID:ZN10UsSO
黒髪の可愛さで宇宙がやばい
481 :
パー速民がお送りします [] :2010/01/25(月) 16:38:54.87 ID:WzS/3IDO
黒髪のかわいさで受験がやばい
482 :
パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 16:51:52.47 ID:2IMofMAO
アゴ下すっぽりとなると身長差20cmくらいか?
最強すぎる
何故この国のおなごは奥ゆかしさを無くしてしまったのか
496 :
パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 17:50:30.51 ID:
1O2BZuYo
――藤壺、編纂のための借り部屋
黒髪娘「やはり進行度順か……」
二の姫「しかし全体の構成を考えますと」
黒髪娘「それは、たしかに」
二の姫「はい……」
友女房「あのぉ、何のお話ですか?」
二の姫「歌集における歌の掲載順です」
黒髪娘「難題なのだ」
友女房「そうなんですか?
いままでの歌集に会わせるだけではダメなのですか?」
二の姫「いままでの代表的な歌集は、まず序文があり
その後、春、夏、秋、冬……と歌が続きます。
この四季の部分は季節の移り変わりを目処に
つまり、同じ夏でも初夏から始まるんです。
更に続くのは哀傷歌、羇旅歌、恋歌、雑歌。
なかでも量の多い恋歌は、恋の進展に応じた掲載順と
なるのですが……」
黒髪娘「今回は四季の歌やそのほかの歌を廃して
恋の歌のみに絞ってある。
だから四季の深まりという順は関係がない。
恋の進行過程順といっても、今回は歌が多すぎ
その順番で並べると印象がちぐはぐになってしまう」
友女房「ちぐはぐ?」
497 :
パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 17:52:05.96 ID:
1O2BZuYo
二の姫「例えば穏やかにはぐくむ筒井筒の恋もあれば
涙にかきくれる片思いの恋もありますよね。
ただ“会いたい”と云う気持ちで並べてみても
様々な恋の風景が入り交じってしまい、
順に読むと分裂した印象になるでしょう」
黒髪娘「で、あるからして、時代順や歌人の名前順。
いっそ歌い出し順……などと様々な様々な案を
出しているのだが……。どれも一長一短でな」
二の姫「ええ。やはり、歌人の名前順はいただけません。
そのようなことをしたら、どの歌人が何首載っているのか、
余りにもあからさますぎますもの……」
黒髪娘「やはり、帝からのお声掛かりである以上、
問題があるのだろうな。依怙贔屓に見えるのは、困る」
二の姫「ええ。かといって他の順序も……」
友女房「ええーっと」
二の姫「どうしたのです?」
黒髪娘「なにかあるのか? とも」
友女房「いっそのことですね」
二の姫「?」
498 :
パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 17:55:26.29 ID:
1O2BZuYo
友女房「男女交互なんていかがですか?」
二の姫「交互?」
友女房「ええ。男性の歌人も女性の歌人もいるわけですし。
こう、交互にですね。掲載すると。
……色っぽくて、素敵なのではないかと」
二の姫「……」
黒髪娘「……」
二の姫「良いかも知れませんね」
黒髪娘「うむ、嫌みもないし。
掲載順によって一首づつの、応答というか、
組み合わせの妙が楽しめる」
二の姫「相聞のような艶やかさが望めそうです」
黒髪娘「でかしたぞ、友!」
友女房「あ。え!? い、良いんですかっ!? こんなので」
二の姫「良いではありませんか。秀逸な提案です」
黒髪娘「古代の歌人と今様の歌人の饗宴というのも
見応えのあるものとなろう」
二の姫「そうですね。たしかに」にこりっ
黒髪娘「ああ、少しだけ見えてきた。
きっと私にも伝えたいことがあるのだ。
それが判るというのは、なんと幸いなことだろう」
500 :
パー速民がお送りします [] :2010/01/25(月) 18:12:05.35 ID:U/ifYUAO
ふわああああああああああん!
体の奥底から舞い上がってくるこの気持ちはなんなのだぁぁぁああああああ
504 :
パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 18:29:43.73 ID:mPWASkAP
――夜の都、二の姫の牛車
ぎぃっ。ぎぃっ。
二の姫(それにしても黒髪の姫……。
明るくはなられたけれど、その明るさがどんどんと
透明になられるのが気にかかります……)
雑色「姫、まもなく四条大路となります」
黒髪娘「ええ、このままよろしくお願いしますわ」
ぎぃっ。ぎぃっ。
二の姫(恋……ですか。ふふっ。
黒髪の姫は、何でもあんなにも判る聡明な方なのに。
それでも己の心だけは上手く量りかねるのですね。
しかたありません。私だってままなりませんから。
いえ、仕方の無きことかしら)
ぎぃっ。……ぎっ。
雑色「なっ! なんだお前はっ!?
この牛車を知らんわ……う、うわぁぁっ!!
ばっ! ばけものぉぉぉっ!!」
どだだだだだっ。
二の姫「何事ですっ! 何があったのです!!」
しーん。
506 :
パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 18:43:47.86 ID:5hK2.c.o
F5がヤバい
508 :
パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 18:44:28.00 ID:mPWASkAP
二の姫「ぞ、雑色? ど、どうしたのです?」
しーん。
二の姫「誰ぞいないのですかっ?」
かっかっかつん。
二の姫「誰ですっ」
男「怖がらせちゃって済みません」
二の姫「誰ですかっ。人を呼びますよっ」きっ
男「妖しいもの……では、あるんですが。
危害を加えるつもりもご迷惑をかけるつもりもありません。
えっと、中納言家の二の姫ですよね?」
二の姫「いかにもっ」 ぶるぶる
男「話は聞いているかと思いますが、
俺は黒髪の庵に身を寄せている男と云います」
二の姫「へ?」
男「ですから、男と云います」
510 :
パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 18:45:35.05 ID:mPWASkAP
二の姫「ほ、本当に男殿なのですか?」
男「ええ、本当です。お話を伺いたくて」
二の姫「だめです。牛車に触ってはなりませんっ!!」
男「うう。まいったなぁ。脅かしすぎたかなぁ」
二の姫「――うううっ」
男「黒髪のことで話が聞きたいだけですって」
二の姫「そのようなことを云う賊など
簡単に想像がつくではありませんか」
男「どうしたら信用してくれるんですか?」
二の姫「本当の男殿なら……。そうですね。
では、黒髪の姫の告白になんと答えたかをご存じのはずです。
さぁ。云ってご覧なさいっ!!」
男「おい、それどこの罰ゲームだよっ!?」
512 :
パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 18:48:32.86 ID:1zZI9VQo
ID変わった?
514 :
パー速民がお送りします [] :2010/01/25(月) 18:49:43.15 ID:FH8qLUQo
ばけものって男wwww何をしたwwwwww
515 :
パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 18:49:54.26 ID:mPWASkAP
>>512
Dion再規制はいったので、p2もどしました。
p2は最近調子が悪い(動作が非常に重い)ので
あんまし使いたくないのですが、ここは仕方あんめぇと云うことで。
516 :
パー速民がお送りします [] :2010/01/25(月) 18:52:50.70 ID:ZN10UsSO
いいじゃないか、うれしい罰ゲームじゃないか!
520 :
パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 19:01:25.98 ID:bxE1QUSO
誰か黒髪を書く絵師はいないのか・・・
521 :
パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 19:01:36.67 ID:mPWASkAP
――夜の都大路
二の姫「こほん。初めまして、二の姫です」
男「男です」
二の姫 じぃっ
男「な、なんですかっ」
二の姫「いえ、人間に見えるのだな、と」
男「はぁ……。人間です」
二の姫「狐狸か、神仙と聞いておりました」
男「ええ。それも正解です」
二の姫「悪びれませんのね」
男「説明は難しい上に長いんですよ」
二の姫「私の家の雑色はどうしたのです?」
男「懐中電灯とバイクのメットにびっくりして逃げました」
二の姫「逃げ……」
男「あ。いや、責めないで下さい。脅かした俺が悪かったので」
二の姫「人を脅かしておいて
それを謝る狐狸など聞いた事がありません」
男「面目ない」
522 :
パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 19:03:50.17 ID:mPWASkAP
二の姫「よろしいでしょう。聞きたいこととは何です?」
男「ああ、黒髪のことです」
二の姫「黒髪の姫の……?」
男「なぁんか隠して勝手に一人で決めて
思い込んでる雰囲気がするんですよ、あいつ。
一方的に勝手に頑張るやつだから」
二の姫「――」
男「この間から妙に素直で……あやしい」
二の姫「――」
男「だから、それを聞きに」
二の姫「何故私に?」
男「黒髪のやつが、友達が出来たと云ってたから」
二の姫「黒髪の姫……が」
男「和歌に関しては、自分よりも上かも知れない、と。
一緒に歌集を編纂しているのならば
気が付く気持ちもあるんじゃないかと思って。
まぁ、こうじゃないかなーってラインは
なきにしもあらずではあるんですが」
525 :
パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 19:13:14.97 ID:mPWASkAP
二の姫「友女房に聞かないのは何故ですか?」
男「それはそれで、卑怯くさくてさ。
あいつは黒髪の従者だから、云えないことも
沢山あるだろう? 云いたくても、さ」
二の姫「そうですね……」
男「……」
二の姫「……」
男「どう、かな」
二の姫「……七夕の物語をご存じですか?」
男「織姫と彦星だろう? 年に一度しか会えないっての」
二の姫「織女、です。……彼女は天帝の娘なのですよ」
男「それは知らなかった」
二の姫「これは元々唐の説話です。
牽牛……彦星は織女の羽衣を盗むのです。
そして二人はむずばれる。
羽衣は、真心のに通じ。――つまり恋に落ちたのですね。
でも、二人は天帝に引き裂かれ年に一度の逢瀬しか
許されないことになります。しかも、その逢瀬さえ
七夕の夜に雨が降っていれば妨げられる」
男「……?」
526 :
パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 19:15:04.74 ID:mPWASkAP
二の姫「とても悲しい話です。
幾歳、幾星霜、二人はおそらく年に一回の
逢瀬のみを願い、長い別離の時を過ごすのだと思います」
男「うん」
二の姫「でも、織女がもっともっと
愚かなまでに誠実であったとしたら?」
男「……」
二の姫「自らの羽衣を盗まれて
どうしようもないほどの恋に落ちても
それでも年に一度の逢瀬しか出来ない自分を……」
男「……」
二の姫「そんな自分を彦星に相応しくないと思ったのならば」
男「わかった」
二の姫「……」
男「わかった。すっげー判った。
すさまじい勢いで了解した」
527 :
パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 19:16:17.60 ID:mPWASkAP
二の姫「お解りいただけましたか」
男「ああ、判った。でも、それってずいぶんとさ
傲慢な話だよなっ」
二の姫「怒ってますか」
男「わりとなっ」
二の姫「でも黒髪の姫は、自分で出来る
精一杯をしたのだと思いますよ」
男「だから余計にだよっ」
二の姫「ふふふっ」
男「なんだよっ」
二の姫「いえ。黒髪の姫に、似ているな。と」
男「めちゃくちゃ信用無いよな、俺」
二の姫「歌集の編纂が終われば、黒髪の姫は尚侍として
本格的に参内、出仕しなければなりません。
あの御年にして撰者、そして尚侍ともなれば
その権力は両大臣をもしのぐかとおもいます。
そのような政争に男殿を巻き込むのも
よしと為されなかったのでしょう」
男「そんなのこっちが考えることだろうにさ」
529 :
パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 19:19:45.05 ID:mPWASkAP
二の姫「はい?」
男「こっちが考えりゃすむことだろうが」
二の姫「――それは」
男「違うのか?」
二の姫「そうですね」 こくり
男「こっちは物の怪なんだから
内裏の常識なんて関係ないのにさ」
二の姫「神仙というのは人の世に
関わりを持たぬのかと思ってました」
男「黒髪が特別なだけ。黒髪と、近しい人だけ」
二の姫「大事にされているのですね」
男「いや、おれだってさ。もういい加減
いっぱいいっぱいで、寄りかかられるたんびに
ぎゅーってしてぇとか思ったりするだろ
それが普通だろってなぁ……」
二の姫「?」
男「要するに、次は俺の番って事だ。違うか?」
二の姫「いいえ、まったく違いません。
どうぞあの頑迷な織女に、
甘え方というものを教えてやって下さいまし」
537 :
パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 19:24:50.49 ID:mJ9UNdQo
童貞物の怪がとうとう動くのか
538 :
パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 19:26:30.59 ID:lDF5WYDO
童貞が動くぞー!!
539 :
パー速民がお送りします [sage] :2010/01/25(月) 19:29:35.27 ID:TWFCUIDO
ククク…いよいよ童貞が動く時が来たか…