Part2
74 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/03(日) 14:17:43.69 ID:
r5RlTl8BP
秘書妹「私、秘書妹として、これからも骨身を惜しまず
兄さんのために影になり黒子となって誠心誠意
お仕えする所存です」
兄「いや、いいから。放置で良いから」
秘書妹「秘書と主は一心同体。これからも私、
若輩ゆえ何かと至らぬ事があるかと思いますが
そこは主と兄の器量の大きさで笑って許していただければ
これに勝る喜びはありません」
兄「なんでこうなる」
秘書妹「兄さん」
かたり
兄「はいっ」
秘書妹「申し訳ありませんでした」ふかぶかっ
兄「え、えっと」
秘書妹「心から謝罪させていただきます」ふかぶかっ
75 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/03(日) 14:20:08.42 ID:Y6bcqZPqO
よかった、昨日保守り続けて本当によかった
76 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/03(日) 14:24:04.24 ID:
r5RlTl8BP
兄「え、ん。……判ったよ。反省しているなら良いよ」
秘書妹「ありがとうございます」
兄「うー」
秘書妹「では設営の撤収をさせていただきます」
がさごそ
兄「どこにそんなテーブルとかあったんだよ」
秘書妹「手配いたしました」
がさごそ
兄「ほんと手回し良いのな」
秘書妹「恐れ入ります」
兄「……」
がさごそ
秘書妹「では、本日は失礼させていただきます」
兄「う、うん」
79 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/03(日) 14:31:15.46 ID:
r5RlTl8BP
――兄の自室、就寝
兄「なんであんなのに、なっちゃったんだかなぁ」
ごろん
兄「もうさ、ほんと。普通で良いのになぁ……。
おれがいくらVipperだからって、
自分の妹にそこまで萌とか求めねぇし。
ってか、あのキャラの立ち具合。
俺が添え物にしかなってねーじゃんね。
はぁ……」
兄「昔は良かったなぁ……」
(秘書妹10歳「兄さん、兄さん。これが担当教諭へ対する
付け届けの奈良漬けですよ。旅行のお土産ですよ。
お届けしてください」)
兄「いや、もうちょい昔」
(秘書妹8歳「兄さん、兄さん。今度一緒の学校ですよ。
兄さんのライバルのランドセルにカエル
入れてやりましょうよ」)
81 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/03(日) 14:37:33.78 ID:
r5RlTl8BP
兄「もうちょい昔かな」
(秘書妹6歳「にーさん、にーさん。おとなりのゆーちゃんの
わるいうわさをながして、しっきゃくさせたよ。ほめて!」)
兄「うわぁ、もっともっと!」
(秘書妹4歳「にーちゃ、にーちゃ。ぷりきゅあをかうよー
せっとくこーさくしてくらさい」)
兄「……」
ぐてっ
兄「今のまんまでいいや」
くてん
兄「なんかもう。ほんと。
俺、救われないすわ。誰かね、妹交換してください。
ほんとまじで」
秘書妹「それは聞き捨てなりませんね」
兄「うわっ!?」
82 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/03(日) 14:44:00.60 ID:
r5RlTl8BP
秘書妹「看過できない発言だと認識します」
兄「なんでいるんだよっ!」
秘書妹「いえ、本当に許してもらえたのか経過観察を」
兄「全然信用してないな」
秘書妹「絶え間ない猜疑こそ政治家秘書の武器です」
兄「疲れた」くてっ
秘書妹「ご就寝ですか?」
兄「うん。出てけ」
秘書妹「……」
兄「……」
秘書妹「兄さん。私考えたんですが」
兄「なにー?」
秘書妹「やはり秘書として一心同体とは言え、
年頃の異性であるところの私に、二次元の淫猥画像を
集めたり、自慰の快感を増すために特殊な修練を積む
日常を喝破されたことが精神的苦痛を与えたんですよね」
兄「いや、それはもういいから。離れろっ」
85 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/03(日) 15:00:29.36 ID:
r5RlTl8BP
ごそごそっ
秘書妹「かてて加えて、兄さんは未経験の男子特有の
現実を直視しないたぐいの憧れの精神でもって
女性に幻想を抱いているために、その痛みが余計に
増幅されていると」
兄「なんかもう、反論する気力もない」
秘書妹「その状況でオナホールを勧められても
何ら救われないと云うことは理解できました」
兄「はいはい」
ぴとっ
秘書妹「……兄さんの男性としてのプライドは
正直、些末な問題だと思うのですが。
兄さんと私は主と秘書として共生関係にある訳ですから、
兄さんがもしそのようなご希望をもっているのでしたら、
健康管理業務の一環として兄さんの、その――。
お世話することも考慮に入れた対応を
前向きに関係各位と考慮したいと考えております」
兄「え、あ……」かぁっ
秘書妹「……うぅ」
兄「そ、それって」
秘書妹「は、発言には十分なご配慮をお願いします」ぴとっ
86 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/03(日) 15:01:39.50 ID:cVT0JuWPO
は、離れろ…?
もしやくっついているとでも云うのか!
87 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/03(日) 15:03:33.71 ID:cVT0JuWPO
あばばばばばばばばばば
88 :
VIPがお送りします [sage] :2009/05/03(日) 15:04:35.49 ID:LxQhGNSIO
いきなりデレてきやがった……この秘書妹はできる……。
89 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/03(日) 15:06:45.10 ID:
r5RlTl8BP
兄「あ、あぅあぅ」
秘書妹「うかつな発言をしそうな場合には
沈黙することも勇気かと思いますっ」
兄「……」ばっくんばっくん
秘書妹「……」
兄「あぅ……えーっと……」
秘書妹「その無言は受諾と判断してよろしいでしょうか。
はい、では……その。こっ、これでしょうか。
私こう言ったことは不調法でして、何か遺漏がありましたら
まことに申し訳ありません。――あ、あれ」 かちゃかちゃ
秘書妹「こ、こうかな?」 かちゃ
兄「ちょっとたんま」
秘書妹「いえいえ。兄さんはリラックスしていてください。
実行用のレジュメはちゃんと用意してきてあります」
ぽかっ!
秘書妹「う。実力行使ではありませんかっ」
兄「あのさ、どうしていきなりそうなるかなっ」
90 :
VIPがお送りします [sage] :2009/05/03(日) 15:08:45.02 ID:hjPh4g8e0
やっときたぁああああああああ・・・・いや本当に来るのか?
91 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/03(日) 15:14:57.43 ID:btzoqpizO
パンツ脱いだ
wktk
92 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/03(日) 15:16:44.67 ID:
r5RlTl8BP
秘書妹「兄さんは、相手が女性であればだいたい誰でも
問題なしで出すだけ出せば賢者モードには入れると
云うことが判明しましたので、
この際、秘書である私が、毎日新聞の苛烈な報道攻撃に
さらされるような事件を兄さん起こす前に
一発二発とは言わずにガトリングガンのように
報われることのない空砲を搾り取ろうかと」
ぼかっ!!
秘書妹「痛っ!!」
兄「あのな。お前なっ。いい加減温厚な俺でも切れるぞっ」
秘書妹「す、すみません。配慮不足でしたか?
やはりローションとニーソックスを用意した方が」
兄「それはそれでベストな布陣だけど――じゃなくてっ!」
ぼかっ!!
秘書妹「痛っ!! な、何故ですかっ」
兄「『誰でも良い』の対象に自分入れるなよ、脳たりんっ!」
93 :
VIPがお送りします [sage] :2009/05/03(日) 15:25:35.83 ID:8B4J+Aze0
『誰でも良い』、ってところは否定しないんだなwww
94 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/03(日) 15:27:04.39 ID:
r5RlTl8BP
秘書妹「私以外なら犯罪者ですよっ」
兄「お前相手はまさに犯罪だっ」
秘書妹「ふっ。料亭の内部のことなど、表に出なければ
何も存在していないと同じ事です」すちゃっ
兄「ほんっとに無駄に格好良いけど、パジャマでも
眼鏡外さないのかよ」
秘書妹「トレードマークですから。無いとキャラを
認識してもらえません」
兄「いや、お前濃いよ。俺の10倍は濃いよっ」
秘書妹「過分なお褒めの言葉、恐縮です」
兄「そうじゃなくて、なんでお前そういう捨て鉢なんだよ」
秘書妹「我が身を捨てて主を守る。それが秘書の道。
『その件は秘書が勝手にやったことなので私は知らない』
この言葉こそ日本の政治の中枢であり核心です」
兄「うわぁぁっ。もう死にたい〜!!
一瞬とは言え、こんな妹にドキドキしちゃった自分を
むしろ殺したいっ!!」
秘書妹「恐縮です」
96 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/03(日) 15:39:07.56 ID:
r5RlTl8BP
兄「はぁ……。あのさ」
秘書妹「はい」
兄「兄妹でこんなこというのも、こっ恥ずかしいから
絶対に云いたくないけど、お前があんまりにも馬鹿野郎だから
最初で最後に説教してやるから聞きやがれ」
秘書妹「はい」
兄「俺は頭の悪くて甘ちゃんの童貞だから
えろい事はもちろんしたい。ああ、したいですよ。
そりゃしたいです。正直したいです。
でもその何十倍もきゃっきゃうふふでらぶらぶな事を
したいのっ。それも自分が惚れた相手としたいのっ。
それ以外は全部ニセモノなのっ。
俺のニセモノライフと
思春期の男性特有の幻想は放置しておけっ。
その幻想の分だけもし彼女出来たら優しくできるんだからっ」
秘書妹「ただいまのご要望に対しては、私の一存では
責任あるご返答が出来かね」
兄「能書きは良いからっ」
秘書妹「――」
97 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/03(日) 15:44:51.72 ID:
r5RlTl8BP
兄「寝る」ぷいっ
秘書妹「その……」
兄「……」
秘書妹「謝罪会見を」
兄「黙れ。俺は寝るのっ」
秘書妹「兄さん、あの」
兄「……むぅ」
秘書妹「妙案があります」
兄「なんだよ」
秘書妹「兄さんは自分が好きになった人と
いちゃいちゃらぶらぶしながら、なおかつえっちなことも
実行したいと、そういう状況下でならTENGAにも
忌避感はない。というかそれらを越えるどんなプレイでも
欣喜雀躍参加してみせる、とそう言うことでよろしいですね?」
兄「何が悲しくてその状況でオナホなんだよっ!!
でも、まぁ……。んー。
なんか言い方はむかつくけれど、まぁ、そうかな」
秘書妹「兄さんが私に恋をすれば全て解決ではないですか」
98 :
VIPがお送りします [sage] :2009/05/03(日) 15:55:27.16 ID:
r5RlTl8BP
だ、だめだっ。
この妹、難易度が高すぎるっww
萌えるようにも萌え無いようにも出来ない
絶妙なダメ距離感だ。うわぁぁん、ごろごろ。
敗北の歴史を胸に闇に沈むよパトラッシュ。
99 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/03(日) 15:57:08.86 ID:l3u4h3+7O
>>98
諦めるなよ
100 :
VIPがお送りします [sage] :2009/05/03(日) 15:58:06.93 ID:qhpmDofv0
パンツ下ろして待ってるんだけど
101 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/03(日) 16:01:51.41 ID:btzoqpizO
がんがれ
全裸で支援するから
102 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/03(日) 16:06:24.14 ID:D0fFIRerO
>>98
萌えた俺はどうするの?死ぬの?
105 :
VIPがお送りします [sage] :2009/05/03(日) 16:32:42.88 ID:ISURJYB/O
>>98
お前はSSを書くとき、難易度が高いか低いかを考えるのか?
漢ならば!
妹SSのキャラ立てが終わったら、あとは頂点(さいご)まで書き続けるだけだ!!
…書いて下さい。お願いします。
106 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/03(日) 16:35:02.55 ID:4fam1yhl0
萌えを捨てよう
107 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/03(日) 17:01:11.80 ID:cVT0JuWPO
1.このまま秘書妹が侵入女の路線
2.ここでM&A女が登場、男に敵対的買収(奴隷化)を仕掛けて秘書妹と対決
3.男が振り向かない中、別男社長が現れ秘書妹をスカウト、少し揺れる秘書妹
こんなんじゃ創作意欲湧かないか…?
3とかどうよ?
109 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/03(日) 17:56:30.75 ID:r0z9Q1SLO
2も捨てがたい
112 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/03(日) 18:15:44.66 ID:Y6bcqZPqO
そーれそれそれ
113 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/03(日) 18:26:41.69 ID:Y6bcqZPqO
そいやっそいやっ
114 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/03(日) 18:46:01.14 ID:Y6bcqZPqO
わっしょいわっしょい
115 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/03(日) 19:09:52.38 ID:Y6bcqZPqO
ふんっふんっ
130 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/03(日) 21:50:50.36 ID:reLzvElYO
兄「パーフェクトだ、妹」
秘書妹「感謝の極み」
131 :
VIPがお送りします [sage] :2009/05/03(日) 21:52:04.99 ID:F3eOkeXN0
湊で再生されたのは俺だけじゃないはず
133 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/03(日) 21:56:34.33 ID:9cJphKjXP
栄光は…お前に…ある…ぞ…妹
…オレは…お前を…見守って…いるぜ…
140 :
VIPがお送りします [sage] :2009/05/03(日) 22:55:54.13 ID:bN1X9pO+O
書けないのに保守されたりすると書き手にとってはただの迷惑
141 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/03(日) 23:07:30.82 ID:aJPMiR4sO
諦めるな
俺はこの妹こそ萌える
エロ待つ
142 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/03(日) 23:09:19.05 ID:Y6bcqZPqO
俺にも意地ってやつがあるのでID変わるまでは続ける
143 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/03(日) 23:17:36.59 ID:Y6bcqZPqO
もうこうなったら>>1以外でも誰か書いてくれねぇもんかな
146 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/03(日) 23:58:10.58 ID:r0z9Q1SLO
何かに集中しすぎて、いくら呼ばれても全然気付かないでいる兄に
思わず袖をクイクイしてしまう秘書妹なんていいなぁと、思う保守
151 :
VIPがお送りします [sage] :2009/05/04(月) 00:38:35.52 ID:
bZZ8rgflP
なんでこんなに保守してるんですか(T∇T)
152 :
VIPがお送りします [sage] :2009/05/04(月) 00:48:25.97 ID:t+MvVP6c0
>>151
観念しろ、続きをはやく
190 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/04(月) 19:06:15.98 ID:gEO2Mc/XO
平野綾で再生された
194 :
VIPがお送りします [sage] :2009/05/04(月) 20:17:13.13 ID:LbjcnZEzO
>>190
それはねーよ、普通なら松来未祐だ
195 :
VIPがお送りします [sage] :2009/05/04(月) 20:37:08.40 ID:3r1h4xjzO
妹の声が塚本八雲で再生されるのは俺だけでいい…
能登かわいいよ能登
196 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/04(月) 20:44:24.52 ID:
vdTfNbneO
>>1ではないが、健気な保守に感動したので。
男「おーい、妹」
秘書妹「はい、何でしょうか」すちゃっ
男「相変わらず、その眼鏡を直す仕草が妙に決まっているな…」
秘書妹「恐縮でございます。して、ご用件は?」
男「ちょっと俺の携帯に電話をかけてくれ」
秘書妹「それは…何がしかのアリバイ工作を行うという事でしょうか」
男「…アリバイ?」
秘書妹「僭越ながら、そのような危険な橋を渡る際には、この秘書にも内実を教えて頂きたく存じ上げます」
「私の把握しない話が増えますと、いざという時に私が身代わりとなって責任を負う事が難しくなってしまいます」
男「いやいやいや、ただ携帯が見つからないから探したいだけなんだけど」
秘書妹「おや、兄さんの携帯は私が管理しておりますが」
男「え?」
秘書妹「はい、こちらです」
男「…なんで妹が持ってるんだぁぁぁぁっ!」
秘書妹「兄さんの身辺、特に電話・メールの管理は秘書の重要な仕事ですから」
197 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/04(月) 20:55:00.63 ID:
vdTfNbneO
男「って事は、メールの中身も見たって事か?」
秘書妹「当然です。兄さんの対外的な発言内容については、常にチェックを怠りません」
男「俺にプライバシーってものは無いのかよ」
秘書妹「秘書と主は一心同体の存在です。兄さんの交友関係について知らない事があれば、秘書としては失格です」
男「なんという…」
秘書妹「なお、昨日の18:24に送信したメールへの返信はありませんでした。ご安心ください」
男「18:24…あぁ、うちのクラスのむぐっ」
秘書妹「お気をつけ下さい、どこで誰が聞いているかわかりませんよ。大きな声で個人名を言わない事です」
198 :
VIPがお送りします [sage] :2009/05/04(月) 21:05:58.41 ID:3r1h4xjzO
>>196
神ktkr!!
我ら一日保守したのだ!
199 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/04(月) 21:11:05.87 ID:
vdTfNbneO
秘書妹「なお、老婆心ながらご忠告差し上げたいのですが…」
男「何だよ?」
秘書妹「絵文字を無理に多用する事は、控えた方がよいかと思われます」
男「メールの内容もバッチリ見てる訳ね…」
秘書妹「おそらくアドレスを交換したばかりの女性に送るために、必要以上に絵文字を使ったのでしょうが、逆効果です」
「相手に媚びを売っていると受け取られた場合、兄さんがその方との関係において主導権を握る事が難しくなります。政治家としては致命傷になりかねません」
男「結構グサグサ来る指摘だな…。俺がいつ政治家になったのか知らないが」
秘書妹「現にその女性から返信が無いのは、兄さんがナメられてしまった証拠です。あぁ、何たる屈辱っ!」
男「うるせぇぇぇぇっ!」
200 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/04(月) 21:24:42.40 ID:
vdTfNbneO
チロリロ〜♪
男「ん、メールの着信だ」
秘書妹「その着信音は、残念ながらクラスのご学友ではありませんね」
男「フォルダごとの着信音まで把握してるのかよ…」
「んで、誰だこれ?」
送信: ターゲットB-01
件名: Re:はじめまして
本文: こんにちは、男クンって面白いね(^O^)
あたしもバンプ好き!ギター弾いてるとこ見てみたいなぁ☆
男「…何だ、これ?」
秘書妹「これは私が出会い系サイトで釣った女性からの返信です」
男「ちょっと待て、俺の携帯で何してんだよ!」
秘書妹「過ぎた真似を致しました。しかしこの一件について、兄さんは何も知らない、すべて秘書の仕業、そう答弁すればよいのです」
男「ていうか本当に全部お前の仕業だろうが」
201 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/04(月) 21:26:02.65 ID:zBwWmS7lO
ああ、これでこそ昨日から保守し続けた甲斐があったってもんだ
202 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/04(月) 21:36:30.07 ID:
vdTfNbneO
男「色々と突っ込みたいところがあるんだが、一つずついくぞ?」
秘書妹「懸念材料をすべて確認しておく事は重要です、どうぞ」
男「まず俺はバンプも好きじゃないしギターも弾けない」
秘書妹「ターゲットのプロフィールから察するに、最も効果的なアプローチをしたまでです。数回会って話をする程度では、そんな嘘がバレる心配などありません」
男「次に、このターゲットB-01って名前は…」
秘書妹「複数のターゲットに対する同時並行的なアプローチを効率化するため、便宜上の番号によって管理しています」
「アルファベットは登録したサイトの種類を表し、数字はそのサイト内で何番目にコンタクトを取ったかを示します」
「現在、4つの出会い系サイトにて合計14人の女性にアプローチを仕掛けています」
男「14人!?」
秘書妹「また言うまでもなく、ターゲットの名前をメモリに登録する事はセキュリティ上の問題があるため、そこも考慮してあります」
203 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/04(月) 21:44:01.98 ID:
vdTfNbneO
男「…じゃあ一番聞きたい事にいくが」
秘書妹「軽いジャブの後に本題を持ってくるなんて、兄さんの会話術も政治家らしくなりましたね」
男「なんで出会い系サイトに登録したんだ?」
秘書妹「兄さんに女性を調達するためです」
男「調達って…」
秘書妹「兄さんは女性ときゃっきゃうふふする事をご所望ですが、そこに至るまでのプロセスは極めて煩雑です」
「最も手軽な方法は出会い系サイトを利用する事ですが、そのメールのやり取りも膨大な手間を要する作業になります」
「そこで私が秘書として、率先してその業務をこなし、あとは兄さんがターゲットと会うだけ、というところまでお膳立てしようという訳です」
204 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/04(月) 21:55:06.29 ID:
vdTfNbneO
男「はぁ…、なんか怒る気力も湧かない…」
秘書妹「今回の件は私の独断で動いてしまいましたが、すべては兄さんのためです。ご理解ください」すちゃっ
男「だから眼鏡直しが無駄に決まってるな、本当に!」
秘書妹「お褒め頂き、ありがとうございます」
男「…とりあえず、サイトの登録を全部解除しといてくれよ」
秘書妹「しかし、あと数回のステップで会う約束を取り付けられそうな女性もいるのですが…」
男「やめてくれ、見知らぬ相手とデートなんてしたくない」
秘書妹「意外に保守的なのですね、やはり保守本流の政治家として兄さんは素質があります」
205 :
VIPがお送りします: [] 2009/05/04(月) 22:02:46.71 ID:
vdTfNbneO
秘書妹「しかし兄さんは、女性ときゃっきゃうふふしたい、女性なら誰でもいい、そう言っていたではありませんか」
男「そんな言い方は絶対にしてないぞ、そんな言い方は絶対にしてないぞ」
秘書妹「大事な事だから二回言ったのですね」
男「まぁそういう訳だ。確かにそういう願望が無いと言えば嘘になるが、だからって出会い系で知り合った相手はノーサンキューだ」
秘書妹「そうですか。どうしても見知らぬ相手は嫌だ、と…」
男「わかったら登録解除してくれよ、俺はもっと身近なところにいる女の子といちゃいちゃしたいんだ」
秘書妹「身近なところ、ですか…」